ヤンデレ無双 弐
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「あ、あなた!!わたしの(愛の)奴隷になりなさい!!」

 

 

そう言われてから、一ヶ月たつ。

この国の「奴隷」の生活はきつ過ぎた。

 

 

「一刀!!あなたは何回言えばわかるの!!」

「も、もうしわけありません、曹操様」

 

「なんなのこの点数は!!私があんなにつききりで教えてあげたじゃない」

 

 

そういいながら、曹操は竹巻を突き出す。

中身は、北郷を立派な奴隷にするために作られたテストだ。

 

 

「で、ですが、俺はまだ、文字もわからないんですよ。げ、限界があります」

「黙りなさい、言い訳なんて見苦しい・・。そもそも、限界なんて越える為にあるの!!」

 

「そ、そんな無茶苦茶な・・」

「無茶をしなければ、私に相応しい奴隷になれないわ(そう、唯一わたしの傍に「寄り添える」愛の奴隷(存在)に)・・」

 

「あの〜曹操様?どうしたのですか・・いきなり黙って」

 

 

煩悩世界に旅たちかけていた、曹操はその言葉で我にかえる・・。

ちなみにかえらなかったら、北郷との愛のラビリンス物語(妄想)に突き進んでいただろう。

 

 

「な、なんでもないわ!それよりも、今日も付きっ切りで、一刀に勉強を教えてあげるわ」

「き、今日もですか・・(また、色々と我慢しないと)」

 

 

ここ数日、曹操に激しい愛の鞭とお触り(逆セクハラ)ありの指導を受け。

痛みと、煩悩を極限まで我慢している北郷が嫌そうな声を上げる。

 

 

「私が納得する点数を出すまでは続けるわよ(まあ・・折角、二人っきりで「色々」できる時間、早々、納得する気はないけど)」

 

 

そう曹操が、自らの悪巧みに内心でほくそ笑んでいると。

部屋の外からコツコツと足音がきこえてきた。

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「華琳様、失礼します」

「ちっ・・なにかしら春蘭」

 

 

北郷との愛のアバンチュール(華琳だけそう思っている)を邪魔された曹操は、苛立ちながら訪問者=春蘭に話しかける。

 

 

「鍛錬の時間ですので、・・その男(北郷)を迎えに来ました」

 

 

自分の愛する者を奪う相手に憎しみを込めた目を向けながら、春蘭は用件を伝える。

春蘭は、華琳の奴隷(愛の)教育の一部(武)の面を、華琳の命で担っているのである。

 

 

「そんなの後でいいわ、春蘭さがっていいわよ」

「・・この男の鍛錬の時間ですので」

 

「だから、後にしなさい」

「この男の鍛錬の時間ですので!!」

 

「つっ!」

 

 

突然の怒声に、一瞬驚いた曹操だが、すぐさま気を取り戻す。

 

 

「・・春蘭、主の私の命に従えないの」

 

 

静かだが、それでいて寒気がするほどの「威」を持つ声を響かせ、曹操は春蘭を見詰める。

だが、春蘭も先ほどと同じ様に・・。そう、敬愛しているはずの曹操を、奪われた憎しみを込めた瞳で睨み返す。

 

 

「「・・」」

 

 

数秒、お互い無言で睨み合っていたが。

先に動いたのは春蘭だった。

 

 

「ごめん!!」

「わっ!!」

 

春蘭は、そういい放ち。

北郷を抱きかかえて、遁走する。

 

 

「ちょ、春蘭!!」

 

 

もちろん、曹操の制止は届かなかった。

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数分後、北郷は何も無い野原に連れてこられ。

・・そして、その目の前に木刀が放り投げられた

 

 

「北郷!!剣をとれ!!今日はいつもの倍するぞ!!」

「ひっ!ば、倍ですか、な、なんで」

 

「お前のせいで、華琳様の命に違えてしまったではないか!!」

「そ、そんなー、それは夏侯惇様が勝手にした事じゃ・・。それに曹操さまがいうとおり、鍛錬ならいつでもできるんじゃ・・」

 

「鍛錬なら・・いつでも・・だと」

 

 

普段は、五月蝿いぐらい大声の夏侯惇が、ぽつぽつと小さな声を出す。

 

 

「そ、そんな事を言われながら・・。私が、何度鍛錬の日を伸ばされた事か」

 

 

次の瞬間、目の前には鬼がいた。

 

 

「そう、なんどあの女(曹操)に奪われた(お前を)ことか!!!」

「ひいい・・!!」

 

「北郷!!今日は、奪われた分を取り返すため・・2倍・・いや1000倍の鍛錬だ!!!」

「ぎゃあああ!!!」

 

 

数時間後・・。

 

北郷は、傷だらけで城に戻ってきた。

しかし、その後、曹操に散々しかられた挙句、朝まで勉強もさせられる事となった。

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「やっぱり・・この国の「奴隷」の生活はきつ過ぎるよ」

 

 

昨日の事を思い出しながら、北郷は一つの決断にいたる。

・・翌朝。

 

 

「「か、一刀(ほ、北郷)」」

そういいながら北郷の部屋に入ってきた少女たちは一揉めした後、部屋に備え付けられた机の上にある手紙を見つけ、中をのぞく。

 

『大変お世話になりました。でも、俺には耐え切れません・・ごめんなさい。 北郷より』

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「「一刀(北郷)!!」」

 

 

2人の少女の叫びが木魂す・・。

まるで獲物を逃した虎のような叫びを。

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北郷が、流浪生活になってから数日後。

 

 

「ぐぎゅーーるるるるる」

 

 

餓死しかねないほど・・腹がすいていた。

 

「やっぱ乱世なんだな〜皆、他人を助ける余裕なんて。ああ・・なんだか体が重い、俺、このまま死ぬかも」

 

 

路上に寝転びながらつぶやく。

 

 

「お、お兄ちゃん・・おなかすいてるの!!」

「えっ?」

 

 

そんな北郷に・・。

逆おさげの女の娘が話しかけてきた・・でも、なんか顔が真っ赤だな。

 

 

「な、なら!わたしが一生ごはん作ってあげる!!」

「へっ?」

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400越え記念・・中途半端な数ですが。

一応、閲覧数が多かった『ヤンデレ無双』を続けてみました。

 

白状すると・・。

他のssサイトみてたら、1000カウント記念とか・・記念ssがあったので。

真似にしたくなって・・こじつけがちに記念ssを作りました。

 

なので記念ssという割には質が悪いです。

 

11、10、23 修正

説明
恋姫がソフトヤンデレ化したssです。
思いつきssなので期待は無しで。

※お気に入り400越え記念ssです。
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
16917 14180 49
コメント
他の恋姫でこれなのだから雛理は大魔王にでもなっていそうですね。(BX2)
非常に面白いです。続きが楽しみです。(toki)
乙ですwwwしゅーらんは〜?www(zero)
待っていました!!そして続きを待ちます。お願いします。(kabuto)
是非とも続きをお願い致します。(ポチ)
私と同志達はこんな小説を待っていました・・・w。 続き待ってますww(無双)
これは是非にも続けて貰いたいです。(レスキューポリス)
恋姫たちの質が悪いだけですよ・・・・・たぶん。続きを期待してます(VVV計画の被験者)
これで質が悪かったら、私は一体(T T)     続きを希望します。(rin)
質が悪い?冗談だろw是非続けてください!!!!!連載を希望!!!(リンドウ)
ずっと続きを待っていました!出来れば続けてください!(ta-ka)
質(しつ)が悪い?ああ、少し違って質(たち)が悪いんですね恋姫達の………(皇撫)
お願いします。続けて下さい。(huyu)
質が悪い……? いいえまったくそんなことはありません! 続きを期待します!(蒼)
タグ
嫉妬 ヤンデレ 修羅場 恋姫 華琳 春蘭 

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