真・恋姫無双〜凡人外史へ行く〜 5
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ご注意

 

 

 

 

 

 

 

この小説は、恋姫の世界での自分の妄想を形にしたものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なので、キャラ崩壊、原作の世界観逸脱、等々あります。あと、ジャンプ漫画の設定がチョロチョロ出てきますので、不快に思われる方はダッシュで逃げてください。できれば、大海のような心と春の日差しのような目で見守っていただけると幸いです。

 

 

 

 

 

 

それではヨロシクお願いします。

 

 

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「「おはようございます。」」

 

二人がテントから出て、朝の挨拶をする。

 

「おお、おはよう。よく眠れた?」

 

一刀もそれに応える。

 

「ええ、とても快適でした。」

 

「普段は草の上なので、すごく気持ちよかったのですよ〜。」

 

「そりゃ、よかった。」

 

「あなたは…あまり眠れなかったみたいですね。」

 

「…ああ、やっぱりちょっと不安でね。」

 

いやいやお前、何、憂いを帯びた感じにしてんの?

ゲスいメモ書いてただけじゃねえか。

 

「まあ、直に慣れると思いますよ〜。」

「そうだぜ。元気出しやがれ。この包茎野郎。」

「これこれ宝ャ、ホントの事を言っては失礼ですよ〜。」

 

「何これ?」

『一応、聞いておくか?っていうか結構かわいいな。ホウケイ。芸術が爆発してるぜ。』

 

「オレはホウケイ。こいつの相棒だ。よろしくな。包茎野郎。」

 

「…おう、よろしく。」

『こいつ、何回、ホウケイっていうんだ?言われる度に傷つくぞ。』

 

「まあ、いいや。とりあえず顔、洗ってきなよ。」

 

「そうですね〜。」

「では、失礼します。」

 

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『じゃ、オレは朝飯でも作るか。』

 

一刀は朝飯の準備を始めた。

(ちなみの鼻歌はZA○Dの「息もできない」である。)

まず、昨日採ってきた山菜やキノコの下ごしらえをする。

次に飯盒を用意し、米と少し多めの水を入れる。

そこに、山菜、キノコを入れ、少しの塩と砂糖さらに醤油とかつおぶしを入れ、火にかける。

 

そうこうしている内に、二人が戻ってきた。

 

「おう、朝ご飯ですか〜。」

 

「まあ、大したものは作れないけど、まずくはないと思うよ。」

『今のオレは、特級厨師並みだぜ。大豆で挽肉作れるぜ。』

 

「いえいえ、昨日もおいしかったですし、楽しみです。」

 

『てめぇ、昨日はなんか入れたんじゃねえかって疑ってたくせに。』

 

「まあ、出来上がるまでにまだ時間があるし、ちょっと聞いていいかな?」

 

「なんでしょうか?」

 

「まあ、大したことじゃないんだけど、

この世界ってなかなか風呂にも入れないし、旅してたら、洗濯もできないだろ?

なのに二人とも全然臭くないし、というかむしろいいにおいするし、なんか秘密でもあるの?」

『二人ともなんか柑橘系の匂いがするんだよなあ〜。』

 

いきなり、いいにおいするとか…オマエってやつは。

 

「いきなりなんですか!!その質問は?」

 

「いやー、昨日結構、歩いて風呂も入らなかったからな。

ちょい汗臭いんだよな、オレ。でも二人は全くそんなことないし、不思議だなってね。」

 

「…そうですね。あなたの居た世界では、毎日お風呂に入れるかもしれませんが、

この世界ではそうもいきません。特に旅を行っている場合はなかなか難しいです。

まあ、川などがあれば水浴びをしますが。それでも、やはり不衛生になってしまいます。」

 

「だろうね。」

『正直、オレ匂いフェチじゃねえから、可愛くても臭いヤツとか勘弁だぞ。

納豆レベルくらいまでなら全然ありだけど。』

 

…いや、十分でしょ。

 

「しかし、最近その悩みを解決するものが巷で売られているのですよ〜。」

と言いながら、風はスプレー型のビンを取り出した。

 

「なにそれ?」

 

「これは、『八×四』(エイ○フォー)と呼ばれるもので最近、女子の間で爆破的な人気なのですよ。

これを、ひと吹きすれば、汚れも匂いも一瞬でなくなってしまうのです。」

 

「へえー」

と言いながら、一刀はそれを、手に取る。

 

『八×四って、諸葛亮とかが喰いつきそうな名前だな。

というよりなんでこんなもんがあるんだ?…ん?』

 

一刀はビン側面の文字に目をやる。

 

「ああ、そこに何か書いてあるのですが、我々にはハッキリとは読めなくて。」

 

『ヘンタイホウケイヤローへ。

さすがに臭い娘とはいくらドエロのあんたでもキツイでしょ?

しょうがないから噂と一緒にこれを流行らせといてあげたわ、感謝しなさい。

それから、あんたも使ったらいいわよ。正直最初に会ったとき、ちょっと匂ったから。

臭い男はサイテーだからね。

それじゃ、がんばって。アディオス・アミーゴ!!

若くて美しい占い師 かん☆らく』

 

『あいつまでホウケイって呼ぶのか〜、ってそれより最初に会った時、臭かったって。

そこは言わなくてもいいだろが、言葉の刃で人は死ぬんだぞ、あの野郎。

でもまあ、これに関しては感謝します。グラシアス・ロリババア。』

 

「そっか、便利なもんがあるんだな。…それはそうとオレって匂う?」

 

「「…」」

 

『NOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!』

 

「イヤイヤ、キニナリマセンヨー。」

「アセハダレデモカキマスカラネ。」

 

一刀は『八×四』を借りた。

なんかここオレンジ臭いんだけど。

 

「じゃあ、気を取り直して、朝飯を食べようか。」

 

「そうですね。」

 

「今日は何ですか?」

 

「『山菜ごはん』と『お吸い物』かな」

そう言って、椀にとろろ昆布にちょいと醤油をたらしたものを配り、そこに熱いお湯をかけた。

簡易的なお吸い物の出来上がりである。

そして、ちょうど炊きあがった山菜ごはんをよそった。

 

「じゃあ、いただきまーす!」

 

「「?」」

 

「ん?ああ、オレのいたところではごはん食べる前に、色々な感謝をこめてこう言うんだ。」

 

「なるほどー。」

 

「興味深いですね。」

 

「では改めて…」

 

「「「いただきまーす!!!」」」

 

 

結構仲いいな。お前ら。

 

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「じゃ、いきますか。」

 

「そうですね。」

「とりあえずは、稟ちゃんの想い人のところへ向かいましょう〜。」

 

「戯志才の想いび「私のことは郭嘉と呼んで下さい。」」

 

「かくか?」

『ようやくか、少しは警戒を解いてくれたのかな?』

 

「ええ、女だけの旅は色々と物騒なので、偽名を名乗っていました。

確かにあなたは変態かもしれませんが、

短い間とはいえ一緒に旅をするのですから、本当の名前をお教えしておきます。」

 

「そっか、ありがとうな。郭嘉。」(ニコッ)

 

「いえいえ、そのわざとらしい笑みは止めてください。気色悪いです。」

 

「……ゴメン。」

『あれー、一刀サンならこれでイチコロなのに。ナゼッ?』

 

「それは心にヤマシイところがあるからですよ〜。」

 

「程立!?」

『なぜわかる?』

 

「風の事は風でいいですよ〜。

これから一緒に旅をするのですから、真名をおあずけするのです。

ちなみに風はお兄さんと呼ぶので、よろしくです。変態お兄さん。」

 

「おお、ありがとう。」

『感無量です。ですが、変態はとっていただけないでしょうか?』

 

「考えておきますよ〜。」

 

「心の中は読まないで、頼むから。」

 

「それも考えておきますよ〜。」

 

意外とあっさり、真名教えてもらえたな。

おもしろくねーぞ。そこは、いきなり呼んで衝撃の出会いを演出すべきだろ。

 

「で、話を戻すけど、郭嘉の想い人って…」

 

「曹操様です!!」

 

「曹操ねぇ〜。」

 

「ご存知ですか?」

 

「まあ、一応ね。オレのいた世界でも有名だったからね。」

『つーかゲームやってるし、ケツの穴まで全て知ってますよ。』

 

「ああ、曹操様。あの方は素晴らしい。全てにおいて私の求める理想の主です、」

 

「ふーん。」

 

「何ですか、その興味のなさそうな声は。」

 

「まあ、オレにはあんまり関係ないからな。」

『オレ的ゲットランキングF、スルーすべし!!だからな。』

 

「しかし、お兄さんが、この世界を平和にすることになるなら、どこかで必ずぶつかる英傑ですよ〜。」

 

「ぶつかるかどうかわからないじゃないか。」

『関わりたくないし。』

 

「今の王朝の状態を考えた場合、おそらく今後、各地はさらに乱れていきます。

何かを成し遂げようとする場合、必ず力を示さなければなりません。

つまり仮にお兄さんが諸侯がぶつからずにこの世界を平和にする素晴らしい策を持っていたとしても、

それを行うには曹操や他の諸候達にお兄さんの力を示す必要があるのです。

曹操さんが噂通りの人物であれば、この期に必ず覇権を採りにくるでしょう。

おそらくそこに、共存という考え方はあり得ません。

つまり、武力にしろ何にしろ必ず相対する場面があると思われるのですよ〜。」

 

「話を聞いてもらうのも大変ってことだな。」

『覇道(笑)とか言っちゃってるからな〜。』

 

「まあそういうことですね。曹操さんの配下になるっていう道もありますが〜。」

 

「いやいや、それは無い。と言っても、俺じゃ配下にすらなれないだろう。」

『あんな、百合畑に行けるか!』

 

「まあ一兵士ってとこでしょね〜。」

 

「私は、何とか力を認めていただいて、お傍に置いてもらおうと思っています。」

 

「まあ、郭嘉なら大丈夫だよ。」

 

「あなたにそう言われても、安心できませんね。」

 

「そう言うなよ。これは自信あるぞ。

ただ、曹操といやらしいことしたいと思ってんだったら、まずは鼻血吹くのをどうにかした方がいいぞ。」

『その為に、一刀サンと特訓したんだしな。つーかオレがいなかったら誰と特訓すんだろ?』

 

「なっ!?なんてことを言うのですか。いかがわしい!!」

 

「でも曹操のお傍ってそういうことだよな、風?」

 

「その通りなのですよ〜。頑張ってくださいね〜、稟ちゃん。」

 

「うぐっ。…はい。」

郭嘉の鼻から少し血が垂れていた。

 

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移動を開始して、早々に三人は森を抜け、開けた荒野に出た。

そこから、先に曹操が治める街があるという。

 

「こっからどれ位かかるかな?」

『ここは、こないだオレが出遅れた場所だ。アレ一体誰だったんだろ?

会えなかったってことは大した奴じゃないよな、運命的に。

う〜ん、曹操の街の近くで悲鳴あげそうなモブじゃないヤツとなると、猫耳野郎ってとこかな。

まあ、なんにしても現状を考えれば、結果オーライだな。』

 

おお〜大正解。

珍しく冴えてるな。

というか、お前最初、明命だと思ってただろ。

 

「そうですね。馬で半日ほどでしょうか。」

 

「馬で半日ってことは、人の足だと、普通に歩いたら、数日かかるってことかな。」

『正直、俺一人だったらスグ着くけどね。』

 

「そうですね〜。まあ、ゆっくり行きましょう。」

 

「ここらへんって盗賊とかでるの?」

 

「この辺に限らず、この国の各地で出ますよ。それこそ害虫のように。」

 

「そっか。で、二人は強いの?」

 

「風達は軍師ですからね〜。全く駄目というわけではありませんが、得意な方ではありませんね。」

 

「あなたはどうなのですか?まあ、見るからに弱そうですが…。」

 

「まあ、その通りだな。」

『チートだってことは黙ってた方がいいよな。そっちの方があとあとドラマチックだし。

オレのホントの力が覚醒する、離れてろ!!理性が吹き飛びそうだってな感じで。』

 

はいはい厨二、厨二。

 

「その武器は飾りなんですか〜。」

風が一刀の腰に差してある刀を見ながら言う。

 

「いや、一応使えるけど、

昨日も言ったみたいにオレの居たところではそんなに簡単に人に襲われるとか、人を殺すとかは無いんだよ。

だから、正直そんなことが起こったら、まあ何もできないと思うよ。」

『よくよく考えたら結構ヤバいかも。正直怖いぞ。

とにかく、ダッシュで逃げるか、千本桜で瞬殺か。

でも、殺すってのはな〜、血ぃみたくないもんな〜。こないだも献血で気い失いそうになったし。とにかく、パニックになったら終わりだな。とにかく、アニメじゃなく、ホントの事なんだからな。』

 

「まっ、とにかく盗賊に襲われないよう気を付けて行こう。」

 

「そうですね〜。」

 

「そううまくいきますかな?」

 

「「「!!!」」」

 

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不意に三人の後ろから声が掛けられた。

恐る恐る振り返るとそこに立っていたのは、水色の髪をした少女…

 

「星!!」

 

いきなり、真名を呼ぶ一刀。

そうそれでこそ、ドラマがあるよ。

となれば当然。

 

「キサマ…。」

 

となるわな。

 

 

でもそれでこそ、君だよ。

気を抜いてるところが、君らしい。

負けるな凡人!!! 君の明日は血みどろだ!!

 

 

説明
一刀はなんだかんだでかなりハイスペック。
ということでただの凡人が外史へ行ってみました。
主人公の中身が凡人だとどうなってしまうのか?
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コメント
まぁこんな人間のクズがモテモテだったら世界から補正でもかかってるとしか思えないしね(PON)
お〜い・・・駄目だなこりゃ・・・恋姫キャラはあきらめて普通に・・・あ普通と言えば一人いたな(スターダスト)
凡人君、いきなり真名で呼んじまうとは・・・是非、他の武将に会ったら今回のように真名を言っていただきたいです。(COMBAT02)
・・・・・・・・女のコメントじゃねえーな、まるっきりオヤジだよ俺、サーセン(ギミック・パペット ヒトヤ・ドッグ)
臭いフェチには悲しい話だね〜旅で何日も履きっぱなしのムレムレの足!後生だから幼女の汗でヌルヌルした足裏や指の間を嗅いだり舐めたりしたいね〜病院とかで見て興奮するわけよフヒーヒW(ギミック・パペット ヒトヤ・ドッグ)
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