天・恋姫†無双 〜御使い再臨〜
[全12ページ]
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本作品の一刀君は、「貴様こそ真の三國無双よ!!」の様な力を持っています。

また、原作と少々性格が変わっています。

その辺、御了承下さい。

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序章 二幕 終わる戦い・始まる戦い【中編】

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総司「セイッ!ハッ!!」

 

一刀「シッ!ゼアッ!!」

 

 

 

 

   ―キンッ―

 

 

 

 

一刀と沖田の刃が交差し鍔迫り合いになる。

 

総司「でやっ!!」

 

一刀「くっ?!」

沖田に押し切られ一刀は体勢を崩した。

 

総司「天然理心流【白閃】!!」

その隙に鋭い切り上げを放つ。

 

一刀「ーーーーっ!!」

しかし、一刀はこれを紙一重でかわす。

 

一刀「江戸新派剣術【威風】!」

さらに避けられたことで隙の出来た沖田に切り下げを放つ。

 

総司「くっ!!」

 

 

 

 

 

   ―キンッ―

 

 

 

 

そして、沖田は攻撃を防いでまた鍔迫り合いになる。

この攻防がもう四半刻(30分)近く繰り広げられていた。

 

総司「例の不思議な力は使わないんですか?」

 

一刀「今この状態で詠唱なんてやったら君に大きな隙を与えるみたいなものだよ。」

 

総司「おや?

   報告ではもう一つ別の力が有ると聞きましたが?」

 

一刀「あれは結構負担が大きくてね簡単に使える代物ではないんだよ。

   まだまだ修行中の身なんでね・・・・・・。

   それに・・・・・・・・。」

 

一刀は沖田を押し返し距離をとる。

一刀「この戦いをそんな不粋なもので穢す気はない。

   これは、俺の意地だ。」

 

総司「(´▽`*)アハハ、変な意地ですね。」

 

一刀「自覚はしてるさ。」

 

総司「さて、そろそろ土方さんが痺れを切らしそうなんで次で終わらせますか。」

そう言って沖田は構え直した。

 

総司「それに僕も貴方には訊きたい事が出来ました。」

 

一刀「答えられる範囲なら今答えるが?」

 

総司「そうですか、じゃあ訊きますね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

沖田は尋ね始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

総司「最初は柄も鍔も変わってて気付きませんでした。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一刀は油断していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

総司「次に抜かれた刀身を見て違和感を感じました。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気付く筈がないと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

総司「そして、斬り合っていくうちに確信に変わりました。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

          ―そして―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

総司「どうして・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

         ―言い放った―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

総司「貴方が【近藤局長の虎徹】を持っているんですか?」

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一刀「・・・・・・・。」

 

総司「何故ですか?」

 

一刀「この刀は俺の上官だった人の物だよ。」

 

総司「つまり、それは虎徹ではないと?」

 

一刀「さぁあ?どうだろうね?」

 

総司「なるほど、答える気はないと。」

 

そう言うと沖田は・・・・・

 

総司「だったら、力尽くでも吐いてもらいます。」

平正眼の構えをとった。

 

 

 

 

 

         ―ゾクッ―

 

 

 

 

 

一刀(この感覚は?!)

 

歳三「総司の奴、アレを使う気か!?」

 

沖田の殺気は次第に鋭さを増す。

総司「これで・・・・終わりです。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

         ―トッ―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たった一回の突きの動作。

しかし次の瞬間。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

         ―ガッ!!―

         

         ―ガッ!!!―

 

         ―ガッ!!!!―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三発の突きが一刀を襲った。

【三段突き】・・・沖田 総司の得意技にして最強の技。

         平正眼の構えから踏み込みの足音が一度しか鳴らないのに、

         その間に三発の突きを繰り出す。

         即ち目にも止まらぬ速さで、相手は一突きもらったと思った瞬間、

         既に三度突かれている。

         初見で見切るのはまず不可能と言われている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

総司「なっ?!」

 

歳三「馬鹿な!!?」

 

一刀「惜しかったな。

   無力化ではなく殺す気で放てば一発くらい当たったかもしれないのに・・・・・。」

一刀は三発とも全て避けてみせた。

 

一刀「どうやら、幕を引くのは俺のようだな!!」

 

総司「?!!」

完全に無防備になっていた沖田の懐に入り込みいつの間にか鞘に戻されていた刀に手を添えた。         

一刀「北郷流抜刀術〈バンッ!!〉!!」

突然の銃声にその場が静まり返った。

 

一刀「時間か!」

 

総司「ぐふっ?!!」

一刀は沖田の腹に蹴りを入れ建物の屋根の上まで跳躍した。

 

歳三「総司!?

   全員、建物を囲め!!奴を絶対に逃がすな!!!」

土方の命令で長槍を持った隊士を中心に建物を囲い始めた。

 

一刀「やらせんよ。

   『我が意に従い、我が手に集うべし』。」

そう唱えると一刀の手首の腕輪を中心に紅く輝きだす。

 

歳三「まずい!!

   全員!散れ!!一箇所に固まるな!!!」

土方は隊士達に怒鳴る様に命令する。

 

一刀(被害を最小限に抑えるには。)

一刀は土方達の足元に手をかざした。

 

一刀「ファイヤーヴォルト!!」

すると、一刀の手を中心にいくつもの火球が現れ土方達の足元に飛来した。

 

 

 

 

 

ドゴォォォォォォォォォォォォォォォン!!!

 

 

 

 

 

隊士1「うぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

隊士2「ぬおっ?!!」

 

歳三「ちっ!クソが!!!」

 

火球は足元で爆発し火の粉と土煙で視界と動きを低下させる。

爆発に巻き込まれればその衝撃で吹き飛ばされた。

 

一刀「さて、行くか。」

 

歳三「待ちやがれ!!北郷!!!」

 

一刀は咆える土方の方を見て呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一刀「さようなら。

   土方さん、総司。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、爆発と衝撃音でその呟きが二人に届くことはなかった。

 

 

 

 

 

 

一刀は港を目指し走り出した。

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港に着いた一刀は屋根から跳び降りた。

一刀「二人共、お待たせしました。」

 

慎太郎「おお、一刀!!」

 

龍馬「殿、おだれさん。」

先に港に着いていた二人は船の準備を完了していた。

 

慎太郎「さっき、爆発音が聞こえたが・・・・使ったかえ?」

 

一刀「はい。

   まぁ、被害を出さないよう足止め程度ですが。」

 

龍馬「【ぷりずむ】じゃったけ?ほりゃあ?」

 

一刀「ええ、【プリズム・リング】。

   これの補助のお陰で魔法を使えます。」

一刀は左腕の腕輪を見せた。

腕輪にはいくつもの色違いの宝石の様な物が填め込まれていた。

 

慎太郎「魔法・・・確か妖術の類じゃったな。」

 

龍馬「最初見た時はたまげたぜよ。」

 

一刀「やっぱり、怖いですか?」

 

慎太郎「使い方を間違えたり敵にまわればな。」

 

龍馬「確かに恐ろしい力じゃ。

   けんど、そのおんしのその力にわしらや桂さん西郷さんはさいさい助けられた!

   その力を恐ろしいと思ってもおんし自身を恐れることは絶対にない!!

   むしろ、心強く思っちゅう!」

 

一刀は龍馬達のその言葉に涙腺が緩んだ。

一刀「はは、そんなこと言ってくれた人は昔いた部隊の奴ら以来だ・・・・・。」

 

龍馬「おいおい、男がほがな簡単に泣くな。」

 

一刀「・・・・・はい!」

一刀は、涙を拭い前を向いた。

 

慎太郎「龍馬、そろそろ・・・・」

 

龍馬「おう、脱出じゃ!」

龍馬と中岡は船に乗り込んだ。

それに続いて一刀乗り込もうとした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     〈タンッ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一刀「ゴフッ?!」

 

龍馬「一刀ぉぉぉぉぉぉ?!!」

 

慎太郎「?!!」

 

突然の凶弾に一刀の腹は血に染まった。

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一刀は突然の激痛に意識を手放しかける。

 

一刀(まだだ!!)

しかし、一刀は歯を食い縛り船の留めてある縄を切断した。

 

龍馬「?!一刀!おんし!!」

 

一刀「行って・・・・・下さい。

   中岡・・・さん。

   後は・・・・お願い・・・・します。」

 

慎太郎「?!

    ・・・・・わかった。」

中岡は沖に向けて船を進めた。

 

龍馬「一刀!!」

 

一刀「!?〈パシッ!〉」

龍馬は一刀に向かって愛刀【陸奥守吉行】を投げ渡した。

 

龍馬「必ずじゃ!

   必ず、生きてわしに還しに来い!!!」

 

一刀「わかりました。」

一刀は龍馬のその言葉に吉行を強く握り言った。

 

 

 

 

 

そして、龍馬達の姿は夜の闇で見えなくなっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タンッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

再びの銃撃に一刀は吉行を抜き放ち弾丸を斬り裂いた。

そして、上着を腹にきつく巻き縛った。

 

一刀「いつまで、隠れてる気だ?

   さっさと出て来い・・・・。」

 

すると、睨んだ先の建物から長身の男が出て来た。

?「ハッハッハッ、ヤッパリバレテイマシタカ。」

 

一刀「その耳障りな片言な日本語・・・・!

   やはり貴様か!【外史管理者】【テリー・スミス】!!」

 

テリー「ヒサシブリデスネ。

    【斬馬の北郷】。」

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テリー「オット、シツレイ。

    イマハ【妖・北郷】デシタッケ。」

テリーはニヤニヤと笑顔にしながら一刀と対じした。

 

テリー「ソレトモ、コッチデヨビマスカ?

    【管理者殺し】?」

 

一刀「どちらでも好きにしろ。

   俺が貴様ら【否定派】に対して死神なのはかわらねぇよ。」

一刀はテリーを睨みつけながら言った。

 

テリー「シカシ、イガイデスネ。」

 

一刀「何がだ・・・・?」

 

テリー「ゼンカイハ、イッシュンデシタカラネェ〜。

    マサカ、ワタシヲオボエテルトハオモイマセンデシタ。」

 

一刀「忘れるものか・・・・。

   貴様は、あの箱館の戦場に現れ総司を射殺し!

   動揺した俺と土方さんを蜂の巣にした!!

   あの時の恨みと痛み忘れたことは無い!!!」

一刀は常人ならショック死しかねない殺気を叩きつける。

 

しかし、テリーは表情一つ崩さず話を続けた。

テリー「トコロデ、アノアト【あの外史】ガドウナッタカキニナリマセンカ?」

 

一刀「?!」

 

テリー「サイコ〜デシタヨ!

    【戦車】ニ【装甲車】サラニ【戦闘機】デムリョクナニンギョウタチヲジュウリンスルノハ!!

    アノ【叫び】ト【嘆き】ハワスレラレマセ〜ン!!!

    ソレニ、【人形】デモヤハリ【生娘】ノ【性器】ハサイコ〜デシタ!!!!

    アノ、【締まり】ト【絶望】ト【恐怖】ニユガンダカオ!!!!!

    オモイダスダケデコ〜フンシテシマイマ〜ス!!!!!!

    マァ、サイゴハ【核弾頭】ヲタイリョウトウカシテホロボシテアゲマシタヨ。」

 

一刀「貴様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

テリー「サァア、オハナシハオワリデス!

    ソロソロ、コノ【外史】カラモタイジョウシテイタダキマス!!

    【管理者殺し】!!!!」

テリーは、懐からM60機関銃を取り出し一刀目掛けて乱射した。

 

 

 

 

 

〈ドォガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!!〉

 

 

 

 

 

一刀「ちっ!!」

一刀は素早くその場から退き建物を背に隠れた。

 

テリー「ハッハッ、ムダデスヨ!」

 

一刀「くっ?!」

しかし、所詮は木造。

その破壊力の前には紙に等しかった。

徐々に建物は壊されていく。

 

テリー「ン〜メンドウデスネ〜。〈ヌッ〉」

 

一刀「RPG−7だっと!?」

 

 

 

 

 

〈ドォウン!!〉

 

 

 

 

 

発射された瞬間一刀は向かいの建物の屋根に慌てて跳躍した。

 

 

 

 

 

〈ボガァァァァァァン!!!!!!〉

 

 

 

 

 

着弾した瞬間、さっきまで一刀が隠れていた建物は跡形も無く吹き飛んだ。

 

テリー「ホラホラ、アンシンスルノハハヤイデスヨ!!」

 

一刀「くそっ!!」

再びの凶弾の弾幕に一刀は屋根から跳び降り身を隠した。

 

テリー「サッキマデノサッキトイセイハドウシマシタ?

    ニゲタリカクレテバカリデハワタシヲコロセマセンヨ!!」

テリーは一刀を挑発した。

 

一刀(確かにこのままじゃ埒があかない。)

一刀も一方的な状況に焦っていた。

 

一刀(それに・・・・)

一刀は、自分の腹を見た。

出血が酷くなり上着は血で真っ赤に染まっていた。

 

一刀「やはり・・・アレをやるしかないか・・・・・。」

そう呟いた。

 

 

 

 

そして、一刀は目を静かに閉じた。

 

 

 

 

 

一刀「韋駄天、飯綱駆け!」

 

 

 

 

 

瞬間、一刀の足元に火花が散り建物から跳び出した。

 

テリー「ナ?!ナンダト?!!」

テリーの前には在り得ない光景が広がっていた。

 

テリー「ト、トラエキレナイ!??」

一刀は光速で移動し続け弾丸は絣もしなかった。

それどころか捉え切れずテリーは見当違いの方向に乱射することになった。

 

 

 

 

 

一刀「韋駄天、天狗飛び!」

 

 

 

 

 

テリー「ナッ?!!!」

一刀はテリーに向かって跳躍し一瞬で間合いを詰め懐に潜り込んだ。

 

一刀「北郷流抜刀術奥義!【不知火】!!」

一刀は愛刀【長曽祢虎徹】を抜き放った。

 

 

 

 

 

        ―バシュッ―

 

 

 

 

 

次の瞬間テリーの両腕両足は斬り飛ばされ胴体は宙を舞った。

 

 

 

 

 

そして・・・・

 

 

 

 

 

        ―ドサッー

 

 

 

 

 

テリー「ガハッ!!」

地に墜ちた。

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一刀「ふぅ・・・・。」

一刀は虎徹を鞘に収め脚に集中した氣を拡散させた。

 

テリー「サスガデスネ、ホンゴウ カズト・・・・。

    【管理者殺し】ノイミョウハダテデハアリマセンデシタカ・・・・。」

テリーは一刀の力量を身をもって体験し感服していた。

 

 

 

 

 

テリー「デスガ、ヤッパリワタシノカチデス。」

 

 

 

 

 

一刀「何だと?」

テリーが呟いた次の瞬間・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

         ―カッ!―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テリーの体が赤黒く光り出した。

 

一刀「くっ?!こ、これは!??

   貴様!!何をした!??」

 

テリー「タッタイマ、ワタシノカラダヲ【核弾頭】90パツブンノ【時限爆弾】ニカエマシタ。」

 

一刀「!?」

一刀はその言葉を聞き虎徹を抜こうとした。

 

テリー「ムダデスヨ。

    バクダンハワタシガシンダトキカ5フンゴニセットサレテイマス。

    ドウスルコトモデキマセンヨ。」

テリーは一刀にそう告げた。

 

テリー「ザンネンデシタネ!【管理者殺し】!!

    ケッキョク、アナタハ【この外史】モスクエハシナイ!!!

    サァア、【外史】トトモニカクノホノウニヤカレナサイ!!!!」

 

一刀「・・・・・・・。」

 

テリー「ドウシマシタ!?

    【絶望】ノアマリコエモデマセンカ!!

    サイコ〜デスネ〜!!!

    サァア、ソノカオヲモットヨクミセテクダサイ!!!!

    アナタノ【絶望】ニソマッタカオヲ!!!!!」

黙っている一刀に向かってテリーは歪みきった笑顔で言った。

 

 

   

 

 

一刀「『我が意に従い、我が手に集うべし』。」

 

 

 

 

 

一刀がそう呟くと腕輪は白く輝き巨大な円陣が出現した。

 

テリー「オイ、ナニヲシテイル?」

テリーは突然の出来事に混乱した。

 

テリー「キサマ!!ナニヲシテ「黙れ。」ーーー?!!」

テリーは、まだ諦めていない一刀に激昂したがそれは一瞬で凍りついた。

 

何故なら、一刀は先程の【常人ならショック死しかねない殺気】を受け流していたテリーですら

黙らせる怒気を放っていたからだ。

 

一刀「テリー・・・テメェは3つのミスを犯した。」

そして、一刀は語りだした。

 

 

 

 

 

一刀「1つ、自分の切り札をベラベラと俺に喋った事。」

 

 

 

 

 

一刀「2つ、テメェのその腐りきった性格は死んでも更生が不可能だっと悟らせた事。」

 

 

 

 

 

一刀「そして、3つ・・・・・」

 

 

 

 

 

一刀「俺を完全に怒らせた事だぁ!!!!!!!!!」

 

 

 

 

一刀が覇気を叩きつけた瞬間テリーは【自分が肉塊になる瞬間】を幻視した。

 

 

 

 

 

テリー「ウワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ?!!!」

テリーは恐怖の余りそれから逃げ出す為に自殺しようとした。

 

 

 

 

 

しかし、一刀の行動は速かった。

 

 

 

 

 

一刀「『素は全ての生命への畏怖。魂の祝福を超え、浄化されし光明』!!」

 

 

 

 

 

 

一刀は天に手を翳した。

 

 

 

 

 

一刀「ルナ・ライト!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

           ―カッ!!!―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テリー「ピャ?!!!」

 

 

 

 

 

一刀が唱えた瞬間、7色の光の雨が降り注ぎテリーを貫いた。

テリーは自爆する間も無く一瞬で蒸発した。

 

一刀「あの世で今まで殺してきた人達に詫びてこい。」

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一刀「ケプッ!!」

 

 

 

―ビチャァァァァァァァァァ!!―

 

 

 

一刀は大量の血を吐き片膝を着いた。

 

一刀「やっぱり、この出血に対して【韋駄天】と【光属性魔法】は無茶が過ぎたか・・・・・。」

一刀は苦笑いしながら呟いた。

 

一刀(ヤバ・・・目が・・・・霞んで・・・・・。)

 

 

 

―ドサッ!―

 

 

 

一刀はその場で倒れ込んだ。

一刀(ダメだ・・・もう・・・・指一本も・・・動かせねぇ・・・・・・。)

 

徐々に意識が薄れていった。

一刀(すい・・・ません、坂・・本さん・・・・。

   約束・・・・守・・・・れそうに・・・・ありま・・・せん・・・・・・。)

 

 

 

 

 

そして、一刀は完全に意識を手放した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北郷 一刀 享年28歳

その短く激しい生涯に幕を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                     ―【この外史】では―

-10ページ-

一刀の死体は淡い光を放ちながら徐々に透けていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【北郷 一刀】はこの世界から完全に消え失せた。

-11ページ-

?「どぅふふふふふふふふふふふふ!

  38回目振りの再会ね?

  ご主人様〜♪」

-12ページ-

〈あとがき〉

・・・・・・・。

 

はい、すみませんorz

 

もう完璧に読者を考えずに暴走しました。

 

しかも、最初の恋姫キャラが【アレ】ときました。

 

本当に、すみま・・・痛っ?!ごめんなさい!空き缶投げないで!!

 

さて、一刀君の【剣術】【プリズム】【韋駄天】。

 

何故、彼がそんな力を得たのか?

 

そもそも、何故彼は元の世界に帰ってないのか?

 

次回、いよいよ明らかに!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

読んでくれる人いるかな・・・・・・・?(汗)

てか、【プリズム】と【韋駄天】の元ネタ知ってる人っているのか?

説明
2話目投稿完了です!

しかし・・・・これは・・・・・






完全に読者を置き去りにしていきそうだな・・・・・・orz
※2011:10:3一般解禁しました(・ω・)ヾ
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コメント
西湘カモメ さん>一刀君の秘密は次回明らかに!!(朱槍)
アンプレゼントさん>了解しました。 書かせて頂きます(`・ω・)ゝ(朱槍)
よーぜふさん>いや〜、何か色々と設定を考えてたらこんな事に・・・・(‐ ‐;)(朱槍)
はりまえさん>ありがとうございます。 元ネタの詳細は次回で!(朱槍)
ルルーシュさん>自分でもそう思います・・・・・orz(朱槍)
アカツキさん>元ネタは次回に紹介します。(朱槍)
韋駄天ってもしかして天ツ風?(ジン)
・・・続きに期待です。(アレストリア)
う?ん、ナインテイルとプリズム・アークか? 次回に期待?(赤字)
何か色々とあるけど全く分からん。面白いから良いけど。しかし、38回か。後漢や幕末以外の外史も回ってそうだ。(西湘カモメ)
プリズムはパジャマのプリズムシリーズでしょうけど、韋駄天が分からないですね・・・。(FALANDIA)
ネタの解説ページを入れてくれると助かります。(アンプレゼント)
なんかちょいとふぁんたじぃチートすぎるのはなんともはや・・・(よーぜふ)
いろいろミックスしすぎでは?・・・・おもしろそうだからいいですけどねwww、後ネタが少しくらいしかわからない(黄昏☆ハリマエ)
やりすぎじゃないすか、迷走してません?(ルルーシュ)
元ネタは分かりませんが、次の話を楽しみにしています。(アカツキ)
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真・恋姫†無双 北郷一刀 クロスオーバー? 

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