真説・恋姫演義 番外編 〜バレンタインですね〜
[全7ページ]
-1ページ-

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 注:基本的に作者の愚痴がメインです。なので、聞きたくない人は回れ右してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-2ページ-

 

 二月十四日。

 

 今年で三十九回目に迎えるこの日。

 

 ・・・相も変わらず、一人寂しく、ぽつね〜ん、と。ネカフェから外史の狭間にやってきた、この俺、牙狼say。

 

 今日が何の日かは、皆さんご存知だと思う。

 

 そう。

 

 ・・・独り者には忌々しきイベントでしかない、年に一度のこの日。

 

 『バレンタインデー』

 

 

 ええ、そうですよ?

 

 今年も義理チョコすらもらえませんでしたが、それが何か?

 

 ・・・おのれ、リア充。全部爆発しちまえばいいのに。

 

 ・・・・・・・・・・・・そだ。

 

 うふ、

 

 うふふ、

 

 うふふふふふふふふふふふふふふふふふ。

 

 いいこと思いついちった。

 

 ちっと、一刀のとこいってくるべ。うけけけけけけけ。

 

 

-3ページ-

 

 一「どうしよかな、これ」

 

 どーん、と。

 

 そんな擬音でも聞こえてきそうな位、そこに山積みとなった”それ”。

 

 いうまでもないと思うが、チョコの山である。

 

 公式の恋姫たち五十人以上、プラス、さまざまな外史で誕生した、それぞれの外史独自の恋姫たち、うん十人。その全員からもらったチョコの山である。

 

 ・・・憎悪で人を(ぴー)れたら・・・!!

 

 ま、いい。それはともかくとして、だ。

 

 say「おーい」

 

 一「ん?・・・なんだ、牙狼じゃんか。・・・どした、急に」

 

 say「そんな大したこと用じゃないんだけどな。・・・けど、いつもながら凄いな」

 

 一「そーなんだよなー。毎年毎年、処理するこっちの身にもなってほしいよ」

 

 say「(ヒクヒク)・・・そ、そうだな・・・#(堪えろ〜俺)・・・あ、あのな、うちの娘たちからは、もうチョコを貰ったりは」

 

 一「・・・輝里たちから?いや、今年はまだだけど」

 

 say「(しめた)あのな、輝里たちから伝言でな?今年は何かと忙しいらしくてさ。チョコ、用意できなかったんだと」

 

 一「へ?」

 

 say「だから、今年はあいつらからのチョコは無いそうだから、それを変わりに伝えに来たんだよ。直接言うのも気が引けるからってんで、俺が代理でな」

 

 一「そ、そう・・・・・・・」

 

 say「じゃ、用件はそれだけだから。じゃな」

 

 (うけけ。一刀のあの失意の顔。・・・ざまみされ。さて、今度はみんなのとこだな)

 

 

-4ページ-

 

 輝「ふんふふ〜ん♪・・・あ、ねえさん、そっちのお砂糖とって」

 

 蒔「あいよ。・・・瑠里?湯煎、これくらいでいいのか?」

 

 瑠「・・・おっけーです」

 

 由「輝里〜。スポンジ焼けたで〜」

 

 輝「は〜い。命〜、コーティング用の分は?」

 

 命「出来とるぞ〜。それじゃ、仕上げに入るとするかの」

 

 おー、やっとるやっとる。あ〜、チョコのいい香りだ〜。それに、割烹着を着たみんなってのも、なかなか新鮮でいいもんだな、うん。

 

 輝「・・・あれ?とうさん?いつの間に?」

 

 say「おう、やっとるな諸君。・・・もう、出来上がるのかね?」

 

 由「もちっとや。ふふ〜ん、今年はなかなかの出来やで?今までで一番のもんかもな」

 

 蒔「だな。よし、それじゃあ、後は今焼いてるのが出来たら、完成か」

 

 瑠「・・・・・・・・・はい」

 

 命「親父殿はそこで待っておれ。今すぐ、茶の用意をするからの」

 

 say「・・・へ?」

 

 輝「へ?って、なに鳩が豆鉄砲食らったみたいな顔してんのよ?」

 

 say「いや、だって、それっ・・・て、一刀に渡すやつじゃないのか?」

 

 由「うんにゃ。・・・これは、おとはんへの、やで」

 

 瑠「です」

 

 命「そじゃぞ?」

 

 蒔「何だその顔?・・・私たちが、父親にチョコを作るのが、そんなに不思議か?」

 

 say「いや、別に、そういうわけじゃ」

 

 輝「と、いうわけで、はいはい、ここに座って。・・・じゃ、みんな、せーの」

 

 全員『私たち、娘一同からのバレンタインチョコ、ぜひ、受け取ってください、お父さん!』

 

 say「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ひぐ」

 

 全員『あ』

 

 say「あぎゃおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーんんんっっっっ!!!!(感涙)」

 

 

-5ページ-

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・バレンタインって、いい日ですね(笑)^^。

 

 がおん♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-6ページ-

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 と、思ったんだけど。

 

 すっかり忘れてたんだよね、一刀に、言ったことを。

 

 

-7ページ-

 

 

 「あらあ〜〜〜ん。こんなところに狼ちゃんがいるわよお?」

 

 「ふむ。また見事にずたぼろにされとるの」

 

 「あら?これって手紙かしら?えっと、「漢女のお二方へ。父さんがどうしてもっ、ていうんで、自分をチョコに見立てて、お二人にバレンタインのプレゼント、だそうです。ぜひ、たっぷり味わってくださいね。(牙狼sayの娘、東乃輝里他、一同より)P:S:・・・嘘は”二度と”、吐かないようにと、父さんにおつたえください」・・・ですって」

 

 「ほ〜う。自らをぷれぜんとにするとは、すばらしい愛ではないか、のう?」

 

 「どぅふふふふ。sayちゃんてば、はずかしがりやさんねえ。こんなことして、人づてじゃないと伝えられないなんて」

 

 「では、帰って馳走になるとするかの」

 

 「そうね。・・・・・・隅々までたあ〜っぷりと、んね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 みなさん。

 

 ・・・・・・・・・ウソハ、ツイチャイケナイデスヨ?

 

 ワカリマシタネ?

 

 ボクノニノマイニナラナイヨウニ。

 

 

 

 デハ、サヨウナラ。

 

 

 

 終わり。

 

説明
バレンタインデー、ですね。




・・・はあ。
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
16994 13373 45
コメント
自業自得。でも気持ちはわかる。(龍々)
・・・ま、ウソついたほうも悪いし、因果応報ですね!(kabuto)
まぁ ね 嘘は だめよ・・・(運営の犬)
そのまま死ねば良かったのに(笑)。漢女は怖いですからね〜(VVV計画の被験者)
漢女さんたち、最近の牙狼sayさんのssで大忙しですね。その内、居付いちゃうんじゃないですか?www(YTA)
ほわちゃーなマリアさま、・・・何とか生きてますw(狭乃 狼)
自分は、チョコの代わりに焼き芋を買いましたよ・・・。狭乃様、大丈夫ですか?(ほわちゃーなマリア)
ゆっきーさま、リアルでは同類ですからww(狭乃 狼)
はりまえさま、まったくもっておっしゃるとおりでww(狭乃 狼)
くっ・・・そ・・・俺は自分コンビニで買ったやつなのに。・゚゚ '゜(*/□\*) '゜゚゚・。 (ゆっきー)
因果応報ですかね作者さん?(黄昏☆ハリマエ)
黒山羊さま、うらやましいですか?むふw (狭乃 狼)
うらやましい。俺も外史の娘からチョコ欲しいわぁ。(号泣)(聖槍雛里騎士団黒円卓・黒山羊)
よーぜふさま、ありがとうございます。これで痛みに耐えて安心して寝れますw(狭乃 狼)
・・・つ高級羽毛座布団(よーぜふ)
村主さま、そう、みんないい娘なんですよw・・・僕が馬鹿、でしたね、はい(ひりひり)←(お尻さすりつつw(狭乃 狼)
かつて某ジャ〇ニーズアイドル曰く「軽トラ数台分貰った」と自慢してた話を思い出しましてw 皆いい娘さん達じゃありませんか・・・ (そっとsayさんの傍らにボラ●ノールを置いて) (村主7)
タグ
恋姫 牙狼say 輝里    瑠里 「ばれんたいん?ふ。遠い昔の話さ・・・」by作者 

狭乃 狼さんの作品一覧

PC版
MY メニュー
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。

<<戻る
携帯アクセス解析
(c)2018 - tinamini.com