真・恋姫†無双 孫呉外伝 〜いつまでも一緒に〜 第5話
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一刀に服を貰った日からと言うもの、明命、蓮華、思春、の相手ばかりで構ってくれない小蓮。

久しぶりの二人での休日。蓮華も思春も居ない(明命は居ます)今がチャンス!はたして小蓮は一刀を独り占めできるのでしょうか?

さぁ、話に戻るとしましょう―――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

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明け方・一刀の部屋―――――――――――――――

 

「抜き足、差し足、忍び足〜っっと・・・・潜入成功っ♪」

(明命に勝った〜♪)

「すぅ・・・・・すぅ・・・・・・・」

(一刀ったら・・・・・・可愛い寝顔しちゃって♪)

「・・・・・シャ・・・・オ・・・・・・・・」

(まぁ一刀ったら♪どんな夢見てるのかな?)

「も・・・う・・・・勘・・・弁・・・・して・・・・・・」

(夢の中でシャオに一体なにをされてるのっ!?)

「・・も・・・う・・・お・・・金・・・・ない・・からぁ・・」

(なに?集られてるの!?夢の中でシャオに集られてるの!?)

「あ・・・あ・・・・・可愛・・・い・・・・よ・・・・・・」

(内容が良くわからないんだけど!?・・・・でも・・・嬉しい・・・・かな・・・・・/////)

「そ、そうだ!早く一刀の懐に〜♪ここで明命が来たら元も子もないし〜」

「おやすみ・・・・・一・・・・刀・・・・・・・」

 

小蓮は一刀の腕に抱きつき、再びの睡魔に負け眠りに落ちた―――――――――――

 

その頃明命は―――――――――――

「はっ!?なにか悪寒が・・・・・・・もしや・・・・・小蓮さま!?」

普通に寝ていたらしい明命は一刀の部屋に急ぐ・・・・・・・・・・

「よっと。潜入成功ですっ♪」

「か〜ず〜と〜さ〜ま〜♪」

と、一刀の寝台に近づいたところ。

「はぅぁ!?小蓮さまに先を越されました・・・・・・・」

すでに小蓮は一刀の腕の中。負けじと明命は小蓮と反対側の腕に抱きつく。

「一刀さま、あった・・・かい・・・・で・・・すぅ・・・・・・」

明命も同様に、睡魔に負け眠りに落ちた―――――――――――――

 

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朝――――――――――――

「んぅ・・・・・?」

(ぐっ!?身体が動かない・・・・?もしかして俗に言う金縛りという奴か!?)

何かに押さえつけられるように身体が動かないし、声も出ない。

(前は小蓮だったけど、今回は声も出ないって事は本当に金縛りなのかっ!?)

※ところがどっこいこれは金縛りではありません。身体が動かないのは小蓮と明命が抱きついてるからです。

声が出ないのは、単に一刀君の身体の問題です。金縛りとは一切関係なのです!

(金縛りってどうやったら解けるんだっけ?そういやテレビで小指を動かすと解けるとかなんとか言ってたっけ?)

※小蓮と明命が抱きついているので、当然指なんて動きません。

(なっ!?やっぱり動かないか・・・・南無阿弥陀仏って効くのかな・・・・・・)

(南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、)

(おぉっ!手が動くようになったぞ!南無阿弥陀仏って効くんだなぁ。)

※明命の抱きつく力が弱くなって、動くようになっただけです。

(動くようになった手で、何か人を呼べるものを・・・・・・)

ゴソゴソ・・・・・フニュッ

「にゃぁっ♪」

(え?え?今の何!?今なんか柔らかいもの触ったよ!?にゃぁって!?・・とりあえずもう一回・・・)

フニュッ・・・・・フニュッ・・・・・・・

「にゃっ・・・・にゃぁ♪」

(ね、猫か?猫なのか?でもこの声・・・・・)

「にゅぅ・・・・・にゃぁ・・・・・・・・」

(明命・・・・?この声って明命だよね!?ってことはこっちは・・・・・・)

※一刀君はトリックに気づいたようですね。このままだと大事になりかねませんしねぇ。一刀君がそろそろ起きそうなので、解説はここで失礼させて頂きます。

「かずとぉ・・・・・・ん〜・・・・・・」

(やっぱり小蓮か・・・・・ん?まてよ?・・・ってことは・・・?)

「ん・・・・・しょっっと。」

(やっぱり・・・・でも声が出なかったのはなぜだろうか・・・・・?)

「んぅ・・・・?かず・・と・・・さま・・・?」

「うぅ・・・・か・・・ず・・・と・・・・?」

小蓮と明命が起きてきた様子。まだ半分以上寝惚けてるけど。

「おはよう。小蓮、明命。」

何事も無かったように優しく微笑み、二人の頭を撫でる。特に何も無かったけどね・・・・

「ふにゃっ!?か、か、か、かずとさまっ!?」

「か、か、か、か、か、かずとっ!?ど、ど、ど、どうしたのっ!?」

う〜ん、微笑ましい光景だ。実に微笑ましい。

と、ここまできて小蓮が明命の存在に気がついたようだ。

「って、み、明命っ!?なんであなたがここにっ!?」

今更かっ!って言いたいとこだが、胸の奥にしまって置こう

「小蓮さまが抜け駆けしようとするからですよっ!」

驚く小蓮と対して小蓮よりは冷静な明命。これだと小蓮が不利かな。一応止めとくか・・・・・

「お〜い、二人ともー、その辺でやめとけー。」

我ながら適当かつ適切?に止めに入る。

「「一刀(さま)はだまって(ください)!」」

「は、はいっ!」

なんか怒られました・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なんか悲しいね。

 

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1時間後―――――――

「なんで俺はこんなことに・・・・・・・」

厨房の椅子に縛られました・・・・・・・・・・なんで!?

と、言うのも、先ほどの論争??で小蓮が・・・・・・・・

「口で言い合っててもきりが無いわ!勝負よ!」

「望むところですっ!」

「お、おい二人とも、勝負ってなにをするんだ?」

まさか仕合とか言うんじゃないだろうな・・・・・・

「「ん〜」」

「「料理!!」」

(((ハモッた・・・・・・)))

「で、賞品は?」

「「一刀(さま)!」」

「やっぱり俺なわけね・・・・・・・」

(わかってたんだけどね・・・・・・・・・・で、拒否権もないと。酷いっ!ってまぁいい加減慣れたんだけどね。)

といった感じで、なぜか縛られています。

しかし、明命の料理は祭さんの弟子みたいだから心配いらないんだけど、小蓮って料理できんのか?でも自分から言うぐらいなんだし、自身はあるみたいだな。

「ところで二人は何を作るんだ?」

「「えっ?」」

ノープランですか。それくらいは決めとこうよ二人とも・・・・・・・・・・。

「どうせなら二人とも料理を同じのにしたら?味付けを自分で考えるとか、さぁ。」

違う料理が出てこられても決めにくいんだよね・・・。これなら納得してくれる気がするぞ!

「それは妙案ですね!小蓮さま!それでいいですよね?」

「もちろん!まぁ勝つのはシャオだからね!」

「私だって負けません!」

お二人の間に火花が見えますよ・・・・・・・・

話し合いの結果によって料理は麻婆豆腐に決定した。麻婆の場合、辛味加減が重要なポイントだ。辛すぎても駄目だし、辛く無さ過ぎても駄目だしね。

「「〜♪〜♪」」

鼻歌までハモッってるよ・・・似たもの同士?ってとこなのかな?俺には良くわかんないけど。

などと考えてると、

「「できた(ました)!」」

(またハモッった!)

目の前に出される二つの麻婆豆腐、どちらも辛そうだが、物凄く美味そうだ。

ゴクリ・・・自然と生唾を飲み込む。

「「さあ!」」

(またハモッったよ・・・。)

「・・・・・明命先でいいよ。」

「わかりました・・・・か、かずとさまっ!・・・・・あ・・あ〜ん♪」

(な、なんだって!あ、あの真面目な明命が、あ、あ、あ、あ〜んだって!?まぁ俺の手足が縛られてるんだから自然と言っていいだろう。)

「あ、あ〜ん」

パクッ・・・・・・・・・

「うまいっ!やっぱり祭さんに教わってるだけあって美味しいよ、明命」

「あ、ありがとうございます!!//////////」

喜びを隠しきれてないぐらい嬉しそうな顔をしてくれた。そんな顔をしてもらえると、褒めたこちらとしても、褒めた甲斐があったというものだ。

さて、色々と疑問の多い小蓮の料理だ。どんな味なんだろうか・・・・・

「はい、一刀っ♪あ〜ん?」

(やっぱり自分で食べちゃ駄目なのね・・・・・・)

「あ、あ〜ん・・・・・・・」

「パクッ・・・・・ん・・・・・・これは・・・・・・!」

「ど、どう!?」

「うまい!!物凄くうまいぞ!?小蓮って料理できたのか・・・・・!?」

「今サラッとシャオのこと馬鹿にしたでしょ!」

「ギクッ・・・ソンナコトアリマセンヨ?」

またしても口に出ていたようだ。この癖なんとかしないとなぁ〜

「「それで、どっちの料理が美味しかった(ですか)!?」」

どっちの料理も凄い美味しかったんだけど、今回は・・・・・・

 

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「ん〜・・・・明命には悪いけど、今回は小蓮の勝ちかな。」

「やった〜♪勝った〜♪」

「ガーン・・・・ま、負けた・・・・・・・」

喜び、はしゃぐ小蓮と、四つん這いになり落ち込む明命・・・どんだけ負けたくなかったんだ・・・・・

「(明命、今度空いた時に昼でも食いに行くか?)」

あまりにも落ち込むものなので、励ましを兼ねてつい言ってしまった。

「(は、はいっ♪是非お願いします!)」

明命のテンションも元に戻ったところで、疑問が一つ。

「ところで小蓮、賞品が俺なのはわかったんだが、俺はどうすればいいんだ?」

そこを聞いていなかったのだ、多分小蓮も明命も願いは同じだった感じに見える。

「え?えーっとね、コホン・・一刀には、今から明日の朝起きるまでシャオと一緒に居てもらいます!」

「あ、もちろん二人きりで♪」

「ええええええええええええっ!!」

思い掛けない一言だった―――――――――――

 

と、言うことで、食後に小蓮を街に出てきています。

「?〜?〜?〜?」

(腕に抱きつかれると歩きにくい・・・・・なんて言ったら怒られそうだな・・・・・・・・)

「そ、そういえば、出てきたのはいいんだけど、なに買いに来たの??」

「ん〜なに買って貰おうかな〜♪」

(あ、やっぱり俺が買うのね・・・・・・)

こんなことになるだろうと思い、財布に多く入れてきて正解だったようだ。

「とりあえず、適当にぶらついてなんかいい店があったら見ていくって感じでいいんだね?」

「うんっ♪」

よっぽど嬉しいのだろう。どんな返事にも語尾に『♪』がつくほど上機嫌のようだ。

と、そんな話をした直後、小蓮がなにかを見つけたようだ。

「一刀っ、あれ見よう!」

「おうっ!」

こうなりゃやけだ、なんでも来いってんだ!

と、小蓮が見つけたのは、腕輪や指輪を多く扱う装飾店だった。

「おぉ、結構品質が良いな。」

「ありがとうございます。これ等はすべて女房の手作りでして。」

「女将の愛が篭った装飾品ってことだねっ!」

「じゃあ、一つ買って行こうか?小蓮」

「うん♪じゃあ一刀が二つ選んで!」

二つ?もしかして俺の分も買うのか?

「ん?二つって小蓮とあとは誰の分だ?」

「ぶー、一刀の分に決まってるでしょ♪」

(や、やっぱりそうなのね・・・・・)

「わかった。じゃあ選ぶけど、後で文句言うなよ?」

「シャオはそんな子供みたいなことしません〜」

「ははっ、わかったよ。」

と、言ったのはいいが、どれも良いものばかりで目移りしちゃうな。指輪を買うってのもちょっとアレだから、今回は腕輪で行こう。

腕輪は・・・・・・う・・・数が多いな・・・。小蓮はピンクの方が似合うよな・・・、お!いいのがあるじゃないか。

選んだのは、桃色の宝石のような石が埋め込まれた腕輪である。さて、次は自分のか、まぁ俺は小蓮のを選んでるうちに、サファイアに良く似た宝石が埋め込まれた腕輪を選んでおいたから探す必要なんだけど。

会計を済ませ、小蓮の所に戻る。

「小蓮〜、買って来たぞ〜」

「ありがと〜!一刀大好き〜♪」

思い切り抱きつく小蓮。

「こらっ!周りの人が見てるから!ちょ、勘弁して!」

小蓮の突然の行動に周りの人の視線が集中する。正直物凄く恥ずかしい。

「ほ、ほら、買って来たやつ。」

「あ!可愛い〜♪本当にありがとう!一刀♪」

どうやら気に入ってくれたようだ。

「そうか、気に入ってくれて嬉しいよ。」

なんか話しながらぶらぶらしていたて、ふと周りを見てみると、もう日が暮れかけている。時間がたつのが物凄く早かったなぁ〜

「小蓮?そろそろ日が暮れるけど、そろそろ帰る?」

「まだ帰らないよ♪最後に行きたいところがあるんだっ♪」

行きたい所?一体どこだ?

 

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と―――――小蓮に連れてこられたのは、小さな川の辺、程よく涼しくていい気分だ。

「小蓮?ここで何かするのか?」

「何もしないよ。一刀と二人きりでここに来てみたかったんだ♪」

「/////そ、そうか。」

顔が熱くなるのがわかる。小蓮の言葉にちょっとドキッっとしたのは事実だ。

「それにしてもいい場所だな・・・・・寒くも無く、熱くも無く、それに凄く落ち着く。」

「シャオに感謝してね!」

「ああ、ありがとう、小蓮。」

小蓮の頭を優しく撫でる。

「//////・・・・・ずるいよ・・・・・」

「ん?」

今微かに小蓮がなにか言った気がする。

「///////な、なんでもないよっ!?」

「そうか。」

気のせいだったのかな?まぁ本人がそう言うのだからそうなんだろう。

「か、かずと・・・・・・・・」

「ん?どうかしたか?小蓮」

「あの・・・その・・・・」

珍しく小蓮がモジモジしている。

「??しょうれっ・・・ん!?・・・・」

キスをされた。服をプレゼントした時を合わせればこれで二回目のキス。小蓮は震えている、そんな小蓮を優しく抱きしめる。

「んっ・・・・ちゅ・・・・・んちゅっ・・・・・んん・・・・・」

俺達はすこし長めに口付けを交わしていた――――――――――

 

気がついたら辺りはもう暗くなっていた。

「小蓮、そろそろ帰ろうか?」

「うん♪」

今度は腕を組むのでなく、手を繋いで帰った。

城に帰って、今日は小蓮の部屋に泊まることになるらしい。

今日は二人とも疲れていたせいか、すぐに寝台に入った―――――――

 

 

やっぱり俺は小蓮が好きなのだ、笑顔の眩しい彼女が。

 

やっぱり私は一刀が好き、いつも優しい彼が。

 

俺には誰が一番なんて決められないかもしれない。でも今は小蓮が好きだ。それに変わりは無い。

 

私は一刀の一番になりたい、でも、一刀は一刀だ、誰が一番なんて決められはしないと思う。でも、私は一刀がこの世の誰よりも大好き。それに変わりは無い。

 

        お互いの『好き』と言う気持ちに偽りなんてないのだから

 

 

 

「おねぇ・・・ちゃん・・た・・・ち・・・に・・は・・まけ・・ないん・・・だか・・・ら・・・ね・・・・・・・」

小蓮は一刀の腕に包まれて眠りに落ちた。その日の夢はとても良い夢だった―――――――

 

後日、予定より早く帰ってきた蓮華と思春に見つかり、なぜか説教をくらったなんてのは、また別の話――――――――――――

 

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・あとがき・

はい!時間が掛かりましたが、なんとか書き上げました!

できればもうちょっと早く書き終えたかったデスねw

今回は久々に小蓮でした!実は小蓮の話が一番好評なんですよねww

これからも小蓮の話と明命の話を多めに書いていけたらと思います!

もし、希望、誤字などがありましたらコメしてください><

最後まで読んで頂いてありがとうございました!

 

 

 

 

説明
やっと書き終えました!
つ・・・疲れた・・・・・・・
さすがに妄想していても学校だと、メモ取れないので忘れちゃうのが辛いww
今回は久しぶりの小蓮です!
楽しく読んでもらえると嬉しいです♪
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恋姫無双 ss あたたかい目で まだ下手? 小蓮 

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