『歌種夢見さん、星の海を往く』鉛筆ラフver2.0
説明
これはわりと近未来のお話。
異常気象に少子高齢化、エネルギー不足、
悪劣政治の横行、貧富格差の激大、凶悪犯罪の激増、
体制に反抗しない無気力な国民etc……
次々と押し寄せる全ての不幸の限界線を
みんなはいつの頃からか《デッドライン》と
呼ぶようになったの。

そんなデッドラインを世界がまさに迎えようとするそのドタンバで、
各国政府は財政難にも関わらず、すごい短期間で巨額の資金を結集して、
巨大宇宙船を造り 民間人を大量に地球から脱出させる計画を始めた。
みんなの『夢』と『期待』をのせて インフニティーヘブン《永遠の楽園》と
名付けられた宇宙船の群れが地球から、きらめく流星のように散らばっていく……
そんな宇宙船のひとつに《私》もいた。

ちっちゃいけれど、これだけはどうしてもゆずれない
私の大切な大切な2つの『夢』。
地球にいたら、押しつぶされそうな『夢』を私はどうしても護りたい。

だから、今、私は星の海を往く……


赤いベレー帽がトレードマークで漫画家志望の眼鏡っ娘がヒロインの『歌種夢見さん、星の海を往く』という作品のラフ画と出だしのプロットです。
 この夢見ちゃんがヘブンの7号機〈日本国籍〉の船長に熱烈な恋をするんですが、宇宙では地球にいたときには想像もできなかった様々な障害が待ちかまえていて、果たしてそれを乗り越えられるのか? というお話です。
●船で生活する市民のため夢見達は好きな職につけて好きなように働いて生活できる。そんな夢のような生活には政府の罠や宇宙病や宇宙傷その他長期航行のため様々なアクシデントが待ち構えていた。●責任感があり優秀ではあるが、地球には搾取され、艦内のままならぬ現状にあきらめムードただよう中年の艦長が男性側の主役。●そんな二人が偶然出会い成長していくうちに苦しくても地球の諸問題から逃げてはいけないと、あてのない宇宙の旅からUターンして地球の上層階級勢力と全面対決し、地球に帰還して本当の明るい未来の兆しを見つけるまでを描く。●宇宙船の目的はたてまえ上危機的状況の地球から外宇宙の生命体が住める星へ行き活路を開くことが目的だが、実は各国上級階級が地球上から不要者減らしをしつつ、今の隆盛を維持するため人々の《夢》を利用した計画。●航行中の各ヘブンのコロニーで生産している物資や金銭を毎月一回《税金》として徴収するため国際連合より派遣されやってくる赤いクサビ形の高速武装徴収税艦が敵。
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