一刀無双 証 3
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目を覚ます。

視界にはには見慣れない天井があった。

一刀「・・・・・」

だんだんと意識が覚醒していく。

そして

一刀「・・・っ!」

思い出す。

ここが何処なのか、どうしてここに居るのか・・・

思い出してしまう。

一刀「お父さん、お母さん・・・」

俺は泣きそうになってしまうが、なんとか耐えた。

そして俺は窓から見える空に向かって

手をのばした。

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俺は身支度をすませると道場へ向かった。

道場にはすでに爺ちゃんの姿があった。

爺ちゃん「む、来たか一刀よ」

一刀「おはよう爺ちゃん」

爺ちゃん「うむ、おはよう」

かるく朝の挨拶をすませると

俺は爺ちゃんと向かい合って正座した。

爺ちゃん「さて、修行を始める前に『北郷流』について説明しようかの」

一刀「?普通の剣道とかと違うの?」

爺ちゃん「そういうことじゃ。北郷流は『氣』を使うのじゃよ」

一刀「『氣』って何なの?」

爺ちゃん「うむ、『氣』というのはじゃな生き物になら誰でも持っているものでな

     それをコントロールできれば運動神経や反射神経などが何倍も普段より 

     高まり、『氣』を一点に集中させることで様々な技を使えるようになるのじゃよ」

一刀「じゃあ生き物は『氣』をコントロールできれば皆強くなれるのかな?」

爺ちゃん「いや、それは違うぞ一刀よ。『氣』は才能がないといくら努力をしても

     扱いきれないのじゃよ。無理に使おうとすればその分身体の負担もでかくなるのじゃ」

一刀「そうなんだ・・・少し不安だな。」

俺がうつむきながら、そお言うと

爺ちゃんは優しく頭を撫でてくれた

爺ちゃん「安心せい一刀。北郷家は代々『氣』の才能に関してはずば抜けておる」

一刀「どおゆうこと?」

爺ちゃん「『氣』の質、量どちらにおいても適う者は居まい」

一刀「じゃ、じゃあ僕が頑張れば強くなれるの!?」

爺ちゃん「ああ、そういうことじゃ。後はお前の努力しだいでいくらでもつよくなれる」

俺はその言葉を聞いたとき、やる気がこみ上げてきた。

爺ちゃん(一刀め、微かではあるが氣が体からにじみ出ておる・・・これは化けるかもしれんな♪)

一刀「爺ちゃん!僕、頑張って強くなってみせます!・・・大切な人を自分の手で守れる強さを目指して!」

爺ちゃんはそお言う俺を嬉しそうな目でみていた。

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それからというもの

俺は必死で修行をした。

生活の方もそこそこうまくやっていた・・・ただ一点を除いて

その一点とは

爺ちゃん「今日は修行は休みじゃ。一刀たまには友達と遊んだり好きなことをしなさい」

と爺ちゃんが気遣ってくれるのはありがたいが

一刀(僕、ここに来てから友達いないんだよな・・・なんかショック)

そう、私北郷一刀には友達がいなっかったのである。

俺は特にやる事もなったから家の裏の山へ散歩にいった。

途中

一刀「何だこれ?」

そこには扉があった。

周りには建物は一切ないのに扉だけがそこにはあった。

開けてみようと試みたが扉は硬く閉ざされていて開かなかった。

一刀「山に変な物とかってあるもんな・・・」

???「離れろ!!」

突然近くの茂みの方から声が聞こえた。

俺は何が起こっているのか確かめるために茂みの方へむかった。

そこに居たのは

自分を盾にしながら子猫を守ろうとする長い黒髪と眼鏡が特徴てきな少女と

蛇と睨み合いをせていて片手には木の枝を持った水色の髪が特徴的な少女がいた。

一刀(可愛い子だなぁ・・・じゃなくて助けないと!)

俺は近くに落ちている木の枝を拾うと二人の前に立った。

???「っ!?君は?」

一刀「話は後!今は後ろに下がってて!」

???「あ、ああ・・・冥琳行くぞ!」

冥琳?「わ、わかった・・・秋蘭!」

俺は二人が隠れたことを確認すると足と木の枝に『氣』を集中させる。

そして

一刀「・・・フッ!」

一瞬で間合いをつめ氣で鋭くした木の枝を蛇の口に刺し込み串刺しにしてそれを放り投げて捨てた。

一刀「ふぅ・・・怪我はない?」

秋蘭?「あ、ああ。大丈夫だありがとう。」

冥琳?「君は強いのだな。」

一刀「い、いや僕なんてたいしたことないよ・・・」

俺は同年代の女の子と話したことが殆どなく、しかも目の前にいる二人はとても可愛い子だったから余計に緊張して顔をそらした。

冥琳?「どうかしたか?」

一刀「っ大丈夫だよ!?あははは・・・」

冥琳?「ふふっ、おかしなやつだな」

秋蘭?「そういえばまだ自己紹介がまだだったな。私は秋蘭だ「おい秋蘭!」どうかしたか?」

冥琳?「どうかしたかじゃい!初対面の相手にいきなり『真名』を許すなど・・・」

秋蘭「なにを言う。彼は私たちを助けてくれたのだぞ。その恩人に真名を許さずどうする!?」

冥琳?「そうだな・・・おほん、私は冥琳だ。秋蘭とは私塾で共に学ぶ友だ。それで君の名は?」

一刀「俺は北郷一刀、よろしくね秋蘭、冥琳。ところでさ聞きたいことがあるんだけど」

冥琳「なんだ?」

一刀「あの『真名』って何?」

冥琳「なに?真名をしらないのか?真名というものは本人の許しがなければ呼んではいけない名のことだ」

一刀「そうなんだ。じゃあ普段は何て名乗ってるの?」

冥琳「私はしゅ「冥琳!」おっとすまん、忘れていた」

秋蘭「私たちは真名以外の名を口にしたらここには来れなくなるのだぞ!?」

俺は二人の会話の内容が気になるがあえてきかなかった。

一刀(二人にもいろいろあるのかな)「ところでさ、こんな所で何をしていたの?」

秋蘭「猫の世話だ」

一刀「冥琳が抱っこしている子猫のこと?」

冥琳「ああ、そうだ。可愛いだろ?」

一刀「うん、そうだね」

こうして俺は彼女たちに出会ったんだ。

それがこの先の運命を大きく変えることに、この時のおれは

気づけるはずがなかった。

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あとがき

さて、久しぶりの更新になりましたが・・・なんかグダグダになってしまいました。

すみません。

それでも読んでくれた方々ありがとうございました。

次も読んでくれると嬉しいです。

 

それではノシ

説明
今回の話では一刀が修行を始めます。
そして・・・とうとうヒロインが登場します。
ぜひ読んでください。
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コメント
「どおゆうこと?」、「どういうこと?」ですよ(紗詞)
タグ
恋姫夢想 北郷一刀 秋蘭 冥琳 

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