華やかな羽,動く世界… 番外編第2撃目 王と魔法…
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魔法side

 

桜を枯らした私は翌日の出来事に驚いた

 

音姫「弟…君?」

 

『枯れない桜』と『さくらの願い』によって生まれた義之が消滅していなかったのだ

しかも周りも『義之』として認識していたのだ

私はそのことが嬉しくてつい弟君に抱きついたの

そしたらまゆきが怒ったのよね〜

 

まゆき「ぴきぴき……音姫ったらま〜た弟くん甘えたいモードが出てきてるぞ〜」

 

でもそうよね〜

弟くんの彼女なんだから…チョット寂しいけどね

でもそれ以上に弟くんがここにいるから嬉しいかった

だから隣にいたまゆきにも抱きついちゃった

 

音姫「まゆき〜…よかったよ〜」

 

本当にあの時決断してよかった

だからこの結果をあの人に報告したいと思った

 

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王side

 

一久「は〜〜」

 

呉羽と一刀が旅行に行って2日経過した…

本当だったら俺も一緒だったのにな〜

 

???「一久様…奥様達と旅行出来ないからって不真面目にならないでください」

 

そう言ってお茶を出してくれたのは秘書のスミレさんだった

 

一久「だってせっかくの家族旅行だったんですよ…呉羽と遊べると思ったのに」

スミレ「そうですね…この10年大変でしたからね」

 

この10年開門や3世界の集まりなどで仕事は大変だった

だから今回の旅行は楽しみにしていた

しかしあの王たちのせいで…俺は

 

一久「は〜〜〜」

スミレ「一久様…早く王たち依頼を済ませて奥様達にサプライズパーティーを開きましょう」

 

くよくよしても仕方がないよな…

 

一久「よし…芙蓉家の両隣りは話はつけてあったな」

スミレ「はい」

一久「後はバーベナ学園だけだな」

 

今日中に話を付けて明日王たちに嫌みの一つでも言ってやろう

 

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魔法side

 

翌日私は華雄さんにお礼を言いたくて街の宿に行ったの

 

音姫「え……そんな…」

 

そこで私は信じられないことを聞いた

華雄親子は泊っていない…

と言うより…

 

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存在が『消滅』されていたの

 

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もし桜を枯らしたせいで華雄さん達が消えたのなら…

私のせい…

嘘でしょ…せっかく弟君を助けれたのにそのきっかけを作ってくれた人を消すことになるなんて…

魔法使いなのに…

魔法は人を幸せにするものなのに…

それなのに私はなんてことを…

どうすれば…私…駄目…

……わかんない…

 

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王side

 

昨日バーベナ学園との話し合いであの件は何とかなった

これであの親馬鹿達に文句も言えるな

 

スミレ「おはようございます…今日は早いですね」

一久「まあ今日は会合もあるし…それに呉羽達のお帰りパーティーの準備をする予定だからね」

スミレ「呉羽達って…もしかして…一久様のこれ…ですか?」

 

スミレさんはそう言いながら小指を立てた

確かにそうではあるが…

 

一久「珍しいですね…スミレさんがそんな冗談言うなんて」

スミレ「じゃあ誰なんです呉羽って」

 

またまた…そんな冗談言って

それに今の冗談は笑えないし…

 

一久「もういいですよ…冗談は」

スミレ「冗談って…一久様独身でしょ」

 

おいおい冗談って…顔じゃないな

スミレさんが冗談言う時の癖が出ていない…

かといって忘れている雰囲気もない

どういう事だ…

そう言えば今日は周りの様子はおかしかった

しかし懐かしい雰囲気だった

そう…独身時代の雰囲気だ

とりあえず独身と言う事で話を合わすか…

嫌な予感もするし

 

一久「まあ…そんなとこです……ところであの二人は」

スミレ「それでしたら…もう間もなく」

 

そう言いかけた時扉の部屋が豪快に開いた

 

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???「よう北郷殿」

???「例の件どうなったのが聞かせてもらうよ」

 

入ってきたのは今回の家族旅行を壊した張本人だ

ちょうどいい…

少し聞きたい事も出来たしな

 

一久「ああ…ここじゃなんだし…少し席をはずすよ…スミマセンがスミレさん」

スミレ「わかりました」

一久「じゃ…行きましょうか2世界の王よ」

 

これくらい言っても問題ないだろう

 

神王「おいおいそんな他人行儀はやめてくれ…北郷殿」

魔王「そうだよいっちゃん…そんなに怒らないで欲しいよ」

一久「わかったよ…フォーベシー様,ユーストマ様」

 

そう言いながら俺は部屋を出て行った

 

神王「怒るなって北郷殿」

魔王「待っておくれいっちゃん」

 

2人も俺を追って部屋を出た

 

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神王「ここはおごるから機嫌直してくれ…」

魔王「ここのケーキ美味しいしね…家族旅行の件は悪かったからね」

 

今俺たちは喫茶『フローラ』に居る

とりあえず不機嫌ではないけど部屋であんな態度を取ったからそれを継続していた

家族旅行って言ったな…訊いてみるか

 

一久「例の件はどうにかした…それで家族旅行って俺は独身だが」

神王「おいおい…いくら怒ってるからって」

魔王「それは言っちゃいけないでしょう雄さんに聞かれたらどうなることか」

 

呉羽の事を覚えている…

どういう事だ

 

一久「呉…雄のことを覚えているのか?」

魔王「やっぱり…」

神王「………だな…………すまん」

魔王「申し訳ない」

 

いきなりユースとフォーべは頭を下げたからさすがに驚いた

 

一久「おいおい…謝らないでくれ…もう怒ってないし……そうだ!!おかえりパーティー開くから来るか?」

 

パーティーは賑やかな方がよいな

そう思って言ったのになぜかシーやんはそのまま頭を上げなかった

 

魔王「違うんだよいっちゃん…家族旅行の件もだけど」

神王「雄さんとかず坊が……」

 

嘘だろ…

そんなわけあるはずない…

 

一久「ユース…その冗談は笑えないよ」

魔王「冗談じゃないのだよ…残念だけど」

神王「ああ…今全力で探している…が」

 

本当なんだな

呉羽と一刀が『消滅』したと言う事は

 

魔王「どうやら魔力がない人たちは雄さんがいた記憶がないらしいのだよ」

神王「どういうわけかわからんのだがな…スマン」

一久「分かった…今の時代神隠しが起こるとは思えないがもし見つけたら教えてくれ」

神王「おう任せとけ」

魔王「心配しないでいいよいっちゃん…必ず見つけ出すからさ」

 

呉羽達の事がわかった俺はユース達と談笑し別れた

談笑していた時、気になる話を聞いた俺は翌日ある場所に向かった

 

つづく

説明
出張の合間に書くのは大変だ!!
まあばれてもどうにかなるか…
(絶対ばれてると思うがでも休憩中に書いてあるから問題ないか)

読んで頂けたら分りますが呉羽達がいなくなった後の現実世界の話です。

一久の正体も分るかも知れません。

うまく書けたかな…?
不安です…。
誹謗中傷はやめて下さいね…。
水無月さんは弱い生き物なので…。

追伸(信長の野望オンラインについて)
山吹で徳川に所属仕官している方おりませんか?
今新たに一門を作ろうと考えています。
もし参加していただけるのでしたらコメント欄でもいいので教えてください
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一久って稟!?(緑葉)
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