一刀無双 証 4 |
冥琳「・・・お邪魔、だったようだな・・・すまん・・・ごゆっくりぃーーー!!!」
一刀「め、冥琳!?」
俺が冥琳を追いかけようとすると服の袖を秋蘭が掴んでいた。
秋蘭「・・・私を捨てて冥琳を追う気なのか?」
くっかわいいじゃないか・・・ってそうじゃなくて
秋蘭「北郷、私と冥琳どちらを選ぶ気だ!」
冥琳「そうだ北郷よ!どちらが好きなのか今ここではっきりさせようではないか」
えっ冥琳戻って来たんだ・・・じゃなくて
なんなんだこの状況!?
一刀「どうすればいいんだあぁぁぁぁぁぁーーー!!!!」
どうしてこような状況になったかというと少し前に話は戻る。
俺はあの日から修行の合間や休みの日には裏山へ出かけた。
ちなみにそこそこ月日はたっている。
二人とはだいぶ仲良くなり俺は二人に友達以上の感情を抱いていた。
二人が俺をどう思っているかはわからないが少なくとも嫌われてはいないと思う。
気になるけど・・・やっぱり聞きづらい
そんなことを考えながら今日もいつもの場所へむかった。
いつもの場所についたがまだ誰もいないようだ。
一刀「しょうがない二人が来るまでまつk「くそっ・・・ぐす」ん?」
奥の木の裏の方から声が聞こえた。どうやら泣いているらしい。
俺はそっとその木に近づき耳をすますと声の主が秋蘭だと気づいた。
秋蘭「何故ですか!?何故母上は私たちを・・・」
なんだ?喧嘩でもしたのかな?
秋蘭「私たちを残して逝ってしまったのですか!?」
一刀「っ!!」
俺は考えるよりもはやく足がうごいていた。
秋蘭「ぐす・・・っ!ほんg!?」
ぎゅうぅ
俺は秋蘭を抱きしめた。
わかってしまうんだ
大切な人を亡くしてしまう辛さが・・・
わかってしまうんだ
こんなときどおしてほしいのか・・・
わかってしまうんだ
この絶望から救ってほしいのに誰をたよればいいかわからないことを・・・
一刀「俺がずっとそばにいるから!どんなことがあっても秋蘭の隣にいて守るから!」
俺は抱きしめている腕の力を少し強めた。
すると秋蘭は俺の肩に顔をうずめて今まで溜まっていたものを吐き出すように泣いた。
暫くして
どうやら泣き止んだようだ。
一刀「落ち着いた?」
秋蘭「ああ、もう大丈夫だ」
一刀「そっか・・・」
秋蘭「ありがとう、北郷・・・その、さっきの言葉嬉しかったぞ////」
一刀「気にしないで。それにさっき言ったこと俺の正直な気持ちをいっただけだから(にこっ)」
秋蘭「北郷・・・////」
なんか良い感じな雰囲気になったなとかおもっていたら・・・
冥琳「すまん、子猫の餌の調達に手間取ってし・・・ま・・・・った・・・」
一刀「あっ」
秋蘭「ふむ」
そして冒頭に戻る。
一刀「どうすればいいんだあぁぁぁぁぁぁーーーー!!!」
秋蘭&冥琳「「くっあははははははははははは!!」」
一刀「へ?なに?どうしたの?」
自分でもわかるくらいの間抜けな声でいってしまった・・・ちょっと恥ずかしい。
秋蘭「ふぅ、冥琳なかなかの演技だったぞ」
冥琳「なにを言うかお前こそ最高の演技だったじゃないか♪」
一刀「え、演技だったんですか?いったいどこから」
冥琳「ちょうど私が来たときからだな」
一刀「ということは・・・秋蘭は冥琳の意図がわかってすぐにのったってことか!?」
秋蘭「まあそうなるな」
一刀「なんちゅう策士だよまったく・・・はぁ」
俺は全身から力が抜けていくのを感じた。
あとがき
さて第4話でしたけど・・・やっちゃった感はんぱないです。
すみません
えっと前回は秋蘭と冥琳は一刀のことを「一刀」とよんでいましたが今回は「北郷」となっているのは単に二人が照れているだけですので
それではノシ
説明 | ||
4話です。 皆さん読んでください。 |
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タグ | ||
恋姫無双 北郷一刀 秋蘭 冥琳 | ||
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