恋姫†無双 流れ星 第五話 |
記憶がないということをはなしたら、趙雲が
「どういうことですか?」
「あっちに帰ったら記憶が・・・・ね」
このもやもや・・・・・さとられぬように笑顔でかえす
「そうですか。ではなぜこの世界へ?」
「本当は排除されるはずだったのだけど、俺のことを『想ってくれる人達』が俺を繋いでくれた」
「それは・・・・もしや」
俺は首を横にふった
「わからない。俺のは記憶がないからどんな人達がどう想っているのかしらない。だから」
俺は苦しい胸を押さえながら
「簡単に『そうだね』なんかいえないよ」
「すまぬ。土足で心にはいるような事をして」
趙雲が頭を下げようとしたのを、手で制す
「あやまらないで。俺の心のままいっただけだ。趙雲にはいってもいいとおもったっから」
「うむ。あいわかった」
趙雲はすこし、すっきりしたようだ。笑顔が軽い
「では、記憶がないということは」
「うん。ごめんだけど俺を保護?になるのかな?知らない人間をとは思うがお願いできないだろうか?」
「承知した。桃香様も一刀殿とは面識がある。記憶を取り戻す。とは思わぬがなにか良い刺激になるやもしれぬ」
そういうと趙雲は馬の上をポンポンと叩く
「ん?」
「歩いては夕方になる。馬でかけたほうが早い桃香様もお忙しい身、時間を取れるよう準備をしなくては」
ですからといわんばかりに馬の上を再度叩く
「ですから馬を」
「いや、おれが言いたいのはその・・・・・・二人で?」
「おや、一刀殿は女性にあるけと」
趙雲はふふふと笑いながら
「いや、だって・・・・・ねぇ」
「これは意外や意外。照れているのですか」
「・・・・・・・わるいですか」
顔が赤いのがわかる。だって綺麗な人ですから
「まぁ。照れるのは分かりますが」
「わかった。わかった。折れますよ趙雲少し下がって」
そういうと俺はあいたスペースにまたがる。そう趙雲の前にだ
「一刀殿。これは」
「これでも男なんでね。見栄を張らしてもらう」
俺は馬の頭をなで
「すまないが少し付き合ってもらうぞ」
馬に語りかけ、手綱をつかむ
「いくぞ。趙雲」
「承知」
「でおくれちゃった」
「まぁまぁまぁ」
凹む璃々に対して、楽しそうに笑う紫苑がそこにはいた
馬をはしられてる時
「記憶がなくとも馬は操れるのですね」
趙雲が俺が器用に操ってるのを不思議と思ったのか
「うん?いや、この子にお願いしてるだけだよ。だってどっちの方角にいけばいいかしらないもん」
「あ」
そうかと趙雲はおもったのか。すこし唖然としている
「なにもいわないということはあってるんだね。頭の良い子だ」
「うむ。」
(不思議な方だ。馬を操ってるのではなく、お願いしたか)
「ん?どうかした」
「いや、なんで・・・」
そこで趙雲が反応したが、話かけた対象は趙雲ではなく、馬
カポカポと走るのをやめ、右側の竹の林をみる
「あっち・・・・・なにかあるの」
ヒヒンと肯定するようになく
「わかった。好きにしていいよ」
「いや一刀殿。」
言い切る前に馬は林の獣道にはいっていった
「・・・・・そうか。そういうことか」
「まだ残党がいたか」
そこには10人前後の武装した大人達がいた
「残党?」
「はい。今日軍をひいてた理由が賊の討伐。しかし討ちもらしがいたか」
「で、どうする?」
おれは馬をとめ、趙雲に聞く。
「しれたこと。討つ」
「わかった。なら趙雲はあの茂みから敵を攻撃して」
指定した場所は敵の右後方。
「?なぜです」
「あそこの敵は疲れてるのか体から力を感じない。将らしき人間から一番遠い。あそこには弓兵もいる。士気をさげる、遠距離攻撃武器を無力化する。簡単かつ安全な策だ」
「あそこにいく間、敵に気づかれるこもしれません」
「大丈夫、趙雲ならこういうの得意でしょ?あと俺が敵の意識を俺にむける。しかける時期はまかせる」
「・・・・・信用してるのですね」
「なぜかな?心が・・・ね。大丈夫っていうんだ」
「そこまで言われてはやるしかあるまい。」
「ちょっといいかな?」
「・・・・・・・・・誰だ?お前」
この団体をまとめてるとおもわれる人間に話しかける
「いやな。俺は蜀軍の関係者。そちらの所属、目的、武装理由を聞きたい」
「あぁん。何いってやがる?わかってるんだろが!!!今日倒し損ねた賊だとさ」
リーダーらしき人間が槍を構え、俺にむける
「敵は一人だ!!さっさとやってずらかるぞ!!!」
四人、俺に突撃してきた
「やれや・・・・れ!!」
一人の剣を交わし、そのときに腹に一撃をくわえる
「ガッハ!!」
落ちる剣を足で蹴り上げ、逆手でもつ
「はっ!!」
一閃。
「クソが!!」
二人目。横薙ぎの攻撃を剣で防御。剣を地面にさし。すぐさま相手の腕をつかまえる
「ふん!!」
そのまま。こちらに引き込み、三人目の斬撃を防御
「ぎゃーー」
「こ、こいつ!!」
二人目の賊を足払いでどこかに飛ばし、三人目は味方を切ったことに対して隙をつくる
襟をつかみ。頭をロック
「くっ!!」
後続の敵が足を止める
「どうした?動きがとまってるぞ」
「ぎゃーーーー」
「な、なんだ!!どっからわいてきやがった!!」
「わいたとは虫のように言うでない!!」
趙雲が後ろの敵を攻撃しはじめた。
てかはやいな。もうリーダーらしき人間と俺がヘッドロックしてる敵だけだ
ゴキッ
首を折り、敵を無力化
「これで終わりだ!!!」
最後の一人が趙雲により討たれた
「さすが趙雲だ。怪我とかない?」
「えぇ。予定通りにことがはこびましたので」
「よし。じゃあ改めて帰ろうか」
「ふふふ、承知した」
馬にのり、走る・・・・・・・・・のはいい!!!
趙雲さん。腰に腕をまわすのはいい。いいのだが
「どうしました一刀殿?」
あたってます・・・・・・この確信犯めが
城につくまで終始ニヤニヤする趙雲。そして煩悩になやむ一刀
城につくまで、ある意味最強な敵に見事勝利した一刀。
「私は桃香様にご報告にいきますので、一刀殿は客間でくつろいでいてくだされ」
俺はわかったといい、兵士についていく。
「ここです。では私は外におりますのでなにか御用があればそこの鈴をならしてください」
「わかった。ありがとうね」
「はっ」
そこで、俺は上のロングコートを脱ぎ、ベットに腰を落とす
「さて、どうしたものか」
始めてでは、ないが一日で数人の命を奪うとは
「怖い、だがなぜか落ちついている。俺はそんな冷血な人間だったのか」
頭をかかえ。考え込む
「ここで人を殺したことがあるかもしれないとはいえ、な」
しかし
「後悔するな北郷一刀。やってきたことには責任をもつそれが男だ」
顔の頬を叩く
「っよし!!。まだ納得はしてないがこれから探せばいい」
ここで、俺は自分がもってきてしまった持ち物について調べる
携帯、腕時計、手帳、財布、
「これも、もってきてたのか」
手錠、警察手帳
「まぁ、仕事帰りだったしな。」
持ち物をテーブルにおき、ベットに横になる
「劉備がくるまでけっこう時間がかかるだろう・・・・・・・一休みさせてもらうか」
目をつぶると、疲れてたのかもしれない。すぐに眠ることができた
「わぁ。綺麗な黒髪。愛紗ちゃんみたいだね」
「桃香様!!!寝込みを襲うとは武人としてどうかと」
「でも、しっかりと一刀さんの顔見てるよね?」
「う、そ・・・・それは」
「うんうん!!それは何?」
「それより北郷殿を起こさなくては」
無理やり話をかえ、北郷一刀をおこしにかかる
「北郷殿」
ユサユサ
「・・・・むぅ」
「北郷殿!!!」
「はい!!!」
大きな声で怒鳴られてはいくら一刀もおきる
「・・・・・・あれ?劉備さん。」
「はい。劉備です」
にこりと笑顔で答えたのが。蜀の王、劉備
「よく寝てましたね。疲れてたんですか?」
「うんそうかもね。久しぶり?にこの世界だから」
「やっぱり・・・・・記憶がないんですね」
劉備はやっぱりとしゅんとした
「え?」
「私一刀さんに真名、教えたんですよ?」
劉備はすこしすねてしまったようだ
「・・・・・すまない」
一刀は頭をさげる
「え!いえ、いいんです!!!記憶がないなら仕方ないし、たぶん一刀さんのほうが辛いと思うし」
劉備はびっくりしながらも言葉をつなぐ
「それでも、だ。真名がすごく大切なのは『覚えてる』。・・・・・でもありがとう。劉備は優しい子だと思う。ううん君は優しい子だよ。」
トントンと一刀は自分の胸を叩く
「『心』がそういうんだ。」
「やっぱり、記憶がなくても一刀さんですね」
劉備は、いまさっきとは比べ物にならないくらい、優しい笑顔をする
「ん?なん・・・」
「だって貴方は『北郷一刀』だから」
「理由になってないよ」
「ごほん!!!」
うしろの子がわざとらしく咳払いをする
「まったく、桃香様といい北郷殿も私をないがしろにするとは」
まったくと、こんどは関羽が拗ねてしまったようだ
「ごめんね、愛紗ちゃん」
「ごめんな。関羽」
二人が一緒にあやまる
「まったく。しかし北郷殿は記憶がないのはわかりました。そうなれば」
「??」
「魏へはどう説明すれば」
ドクン!!
(そうかループの最後は魏だったよな。ということは曹操か)
「少し待ってくれないか?」
関羽が劉備と話をしてるさいに
「なぜです!!!一刻もはやく華琳殿に連絡しなくては」
「『曹操』にはまだ、だまってくれないか」
「「!!!!!」」
二人は言葉を失う。この7年間華琳達から『北郷一刀』について教えてもらった。魏の武将全員が北郷一刀を愛していることはしっている。だからこそ・・・・・・・だからこそ
「曹操達になんて説明したらわからない」
真名をいわない一刀に驚愕。そして言葉をはっする一刀のなんともいえない笑顔。なにかをかくすような笑顔。
「そう・・・ですね」
「・・・・・・でも華琳殿は!!」
関羽が一刀に食い下がろうとしたら
「じゃあは朱里ちゃんたちにお話してくるから、一刀さんは今日はゆっくりと休んで明日朱里ちゃんたちと話をしましょう」
「ん・・・・ごめんねわがままいって」
「ううん・・・・・じゃあね!愛紗ちゃんいくよ」
「桃香様!まだ・・・・」
劉備は関羽の腕をつかみ部屋をです
「やっぱり・・・・・・・・劉備は優しい子だよ」
一刀の部屋から離れ廊下でとまる
「桃香様!!なぜあそ・・・・・」
「愛紗ちゃん」
劉備が関羽の言葉をさえぎり
「一刀さんの顔見た?」
「ええ!ちゃんと目を見て話さなければ」
「一刀さんの表情は?」
「もちろん!」
「一刀さんの心は?」
「いえ!・・・しかし!」
「哀しそうだった。」
「とっても」
「記憶がないからと、後回しにしてたら!!!」
「たぶん、自分が許せないんじゃないかな?」
劉備はゆっくりと、それでもしっかりと言葉には力がある
「許せない?記憶がないのがですか」
「ううん。たぶんこのままあっても華琳さんは一刀さんを許してあげるだろうし、ほかのみんなも。たぶん怒ったり、泣いたりしても許してあげると思う」
「な・・・」
「でも!!」
劉備は泣きそうな声で
「ちゃんとした笑顔で笑えない!。どこかでずれちゃうかもしれない!。それを一刀さんは分かってるんだよ!。」
「自分のせいでまってた人の笑顔がなくなったら悲しいよ。」
「桃香様・・・・」
「私だって一刀さんのこと少しはわかるもん!一刀さんはどこかで会いたいと思ってるよ!でも・・・・それより!華琳さんの事を考えてるんだよ!」
「私だって悲しいもん。好きな人に真名で呼んでもらえないの。少ししかあったことない。少ししかお話したことない。それでも『桃香』ってよんでくれないのは悲しいよ」
涙いっぱいためて
「それがずっと一緒にいた華琳さんだと思うと」
「すみません・・・・そこまで考えてるとは」
「ううん、いいの。それよりこれからどうしよっか」
「朱里や雛里となにか策をかんがえなくては」
説明 | ||
さてさて、皆様のコメントにより力がわく、作者 がんばっていきましょう |
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一刀って茶髪じゃなかったけ?(タケダム) 真名の重みを改めて考えさせられました。これからも期待しております。(shirou) 蝶は虫だから「わいて出た」であってるぞ星W(ギミック・パペット ヒトヤ・ドッグ) ごめんなさい(泣)。頑張ってなおしていきたいと思います。まぁ間違えないのが一番なんですがね(笑)(アルトアイゼン) はじめまして、先ほどまとめて読ませていただきました。いろいろと2828できて楽しいですw が、できればもう少し誤字等何とかしていただけたら・・・ 1p29行目「これは以外以外・・・」→「これは意外意外」 3p5行目「わっかた・・・」→「わかった・・・」(よーぜふ) 指摘ありがとうございます。訂正いたしました(アルトアイゼン) |
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