妹と共に 外伝 9
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一刀「では、朝議を始める。まずは軍部だが・・・・」

一姫「・・・で、報告終わります」

一刀「ご苦労様・・・残った兵は約3万か」

一姫「苦しい?」

一刀「賊相手なら大丈夫だが・・・・猪々子、調練具合はどうだ?」

猪々子「う〜ん・・・」

一刀「どうした?」

猪々子「あ、ごめん・・聞いてなかった」

一刀「もう一度言うぞ、兵の調練具合はどうだ?」

猪々子「そこそこって感じだよ、アニキ・・・元々麗羽様が調練を後回しにしてたからコレと言って成果は出てない・・・」

一刀「そうか・・・なんとかしないとな・・・次」

一刃「文官に関しては今振るいにかけてる途中だよ、兄ぃ」

一刀「使えそうか?」

一刃「なんともいえない・・・でも、一週間後までには目処つけるよ」

一刀「頼む・・・次は・・・姫雫」

姫雫「は〜い、えっと・・・昨日の今日でまだ混乱はあるけど、目立った犯罪とかはおきてないね・・・あと元袁紹軍の古参・・・主に文官かな・・・は相次いで逃亡を図ってるけど・・・全部捕縛でいいんだよね?」

一刀「ああ・・・捕縛して、金目のものはすべて没収だ・・・できるな?」

姫雫「もちろん、あー・・・あと街の見取り図作ったけど・・・こことここ、あとここに詰め所作ってほしいのだけれど・・・兄様、できますか?」

一刀「警邏の要だな「はい」よし、なら人員を集めておく・・・指揮は頼んだぞ「はい」

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一刀「等分の方針は軍部の充実、文官育成、民への配慮だ・・・異論は?」

『ありません』

一刀「よろしい、遅くなったが自己紹介をしようと思うのだが・・・・」

一刀「まず、俺から・・・俺の姓は北郷、名は一刀。字と真名は持ち合わせていない、今日より麗羽に変わり南皮一帯を管理する・・・よろしくたのむ」

一刃「私は姓を北郷、名を一刃 兄ぃと同じく字と真名はない、文官として兄ぃに仕えてます、あと実妹です」

一姫「一刃ちゃんと同じく、姓を北郷、名を一姫。武官としてお兄ちゃんに仕えてます」

姫雫「一刃ちゃん、一姫ちゃんと同じ兄様の妹です。知、武は二人に及びませんがよろしくお願いします」

徐庶「私は姓は徐、名は庶。あいにく字はありません、軍師として一刀様にお仕えしております」

麗羽「では、私の番ですわね、私は姓は袁、名は紹、字は本初ですわ・・・この場をもって再度真名をお預けいたします、我が君、そして妹君、徐庶さん・・・私の真名は麗羽ですわ」

猪々子「あたいは文醜、真名は猪々子です」

斗詩「私は顔良で、真名は斗詩です」

比奈「うぐぅ・・・私は高覧です・・・真名は比奈です」

一刃「比奈ちゃん・・それ重くない?」

比奈「重いですよ〜・・・うぐぅ、一刀様と同じこと言われました」

一刃「え?兄ぃと同じこと・・・・兄ぃ、一体いつ会ったの!?」

一刀「昨日の夜だよ・・・皆聞いてくれ」

一刀「コレより我が軍でのこの鎧を廃止する!」

麗羽「なんですってぇ・・・我が君それはどうしてですの!?」

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一刀「どうしてって・・・見て判るだろ?金をかけすぎだ」

麗羽「そんなことありませんわ・・・いひゃいです」

(現在麗羽は一刀にほっぺを引っ張られてます)

一刀「そんなことあるんだよ、それに金色って悪趣味だろう!」

麗羽「そんなことありま・・・・悪趣味ですわね」

一刀「装飾品じゃあるまいし・・・一体何キロあるんだこれ?」

麗羽「キロ?我が君、キロとはなんですの?」

一刀「俺たちが居た天での重さの基準だよ・・・姫雫」

姫雫「はい!」

一刀「街で鎧を作ってくれそうな職人を探しておいてくれ」

姫雫「は〜い」

一刀「以上!解散!」

ゾロゾロと王座を出て行く文官、武官や将たち・・・だが、比奈だけは動かない

一刀「比奈?どうしたんだ?」

比奈「えっと・・・鎧が重くてこれでも歩いてます」

一刀「え?」

比奈「うぐぅ・・・」

一刀「鍛えてあげようか?」

比奈「え?できるのですか?」

一刀「少しくらいはね・・・・」

比奈「よろしくお願いします」

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一刃「そういえば・・・あの賊たちって討伐されたっけ?」

一刀「さぁ・・・情報入ってきてないか?」

徐庶「今のところそのような情報は入ってきてませんけど・・・・気になりますか?」

一刃「そりゃ・・・ね」

一刀「俺たちが白蓮のところを出て、今日でえっと・・・」

徐庶「約3ヶ月です、一刀様」

一刀「あれ?そんなに立ってたっけ?」

一刃「時がすぎるのは早いねぇ」

徐庶「感傷に浸らないでください!手止まってますよ」

一刃「いけないいけない・・・ところでさ、兄ぃ」

一刀「ん?」

一刃「桃香たちどうしてるかな?」

一刀「あー・・・そうだな、元気にしてるんじゃないか?」

一刃「あれ?やけにあっさりしてるね・・・いい思い出無かったっけ?」

一刀「そうじゃないけどな・・・・「我が君」麗羽?どうした」

麗羽「我が君、たった今これが・・・・」

一刀「どれどれ・・・・えっと・・・黄巾党討伐令?」

麗羽「朝廷より命令書ですわ」

一刀「朝廷って・・・禁軍だしたけど返り討ちにあったあの朝廷?」

一刃「兄ぃ・・・変な覚えかたしてるね」

麗羽「おそらく・・・・我が君いかがいたしましょう?」

一刀「う〜ん」

一刃「あれ?討伐するんじゃ?」

一刀「そりゃ、討伐したほうがいいけどさ・・・徐庶、君ならどうする?」

徐庶「えっと・・・私は討伐に賛成ですけど・・・一刀様は違うことをお考えで?」

一刀「まぁ・・・ね」

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一刃「一体何考えてるのさ、兄ぃ」

一刀「この書状には、各諸侯に宛てて書いてあるみたいだからな・・・俺たちが行っても行かなくても換わらないんじゃないかな?」

麗羽「確かに・・・ですが我が君、ここで名を上げれば名声が得れますが・・・・」

一刀「よし、俺たちは参加しない!」

一刃「え〜・・・・なんでぇ〜」

一刀「一刃、鎧も無にどうやって戦うってんだ?」

一刃「あ・・・そうだった」

一刀「今は俺たちにできることをしよう・・・いいね?」

『御意』

一刀「麗羽・・・来てくれ」

麗羽「はい」

・・・・・

・・・

・・

一刀「どう思う?」

麗羽「朝廷は既に情報を得ていると考えてもよろしいと思いますわ」

一刀「そうか・・・」

麗羽「我が君・・・」

一刀「今のところ何も打つ手はない・・・民が危険に晒されないようにするしかないな」

麗羽「はい・・・もちろんですわ」

一刀「麗羽」

麗羽「はい」

一刀「・・・気をつけろよ」

麗羽「はい・・・我が君も」

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一刃「あ〜あ・・・兄ぃったら麗羽と仲良くなっちゃって」

徐庶「仲良くなればダメなんですか?」

一刃「そうじゃないけどさ・・・・なんかね」

徐庶「何か・・・ですか?」

一刃「っそ・・・兄ぃが居ないとつまんない〜」

『コンコン』

一刃「どうぞ〜、開いてるよ〜」

比奈「失礼します」

一刃「比奈?」

比奈「一刃様・・・あの・・・一刀様は居られないのですか?」

一刃「さっき出て行ったっきりだね・・・兄ぃに用事?」

比奈「いっいえ・・・・出直します」

一刃「あ、ちょっと比奈っ!・・・・私なにか変なこと言ったかな?」

徐庶「さぁ?」

徐庶「それよりコレ片付けてください」

一刃「え〜」

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??「フハハハハ!ついに着てやったぞ!さぁ天の御使いとやら、この私が直に見てやろう!」

民「お・・・おい、あの子頭大丈夫なのか?」

民「わからねぇ・・・一応姫雫様に伝えたほうが・・・」

民「んだな・・・ちょっくらいってくらぁ」

??「ふむ、袁紹を破って国を手に入れたと聞いていたが・・・まずますだな。特別に及第点を授けよう・・・しかし、まだまだ私が考える国にはほど遠いな、フハハハハ!」

民「姫雫様、あの子です」

姫雫「あの子ですか・・・ご協力感謝します(ぺこり)」

民「当然のことを下までです・・・では」

姫雫「はい」

??「ふむ、民は満足してるようだな・・・・では次は兵だが・・・・なんだお前たちは」

姫雫「それはこちらが聞きたいですね・・・通報があったのですよ」

??「通報?・・・そうか、わざわざ出迎えに来たのか・・・苦しゅうない、表をあげぃ」

姫雫(精神やられているのでしょうか?・・・まだ若いのにかわいそうに)

??「何だその目は!そんな目で私を見るな!」

姫雫「何が目的かわかりませんが・・・貴方を捕縛します」

??「何!?捕縛だと?何を馬鹿なって話しを聞け!」

姫雫「処構わず高笑いしますのでこのまま兄様のところに連れていきます・・・」

??「だから、話を聞けというのに!」

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一刀「で・・・姫雫から報告受けて会ったけど・・・・君は誰?」

??「人に尋ねるときはまず自分から名乗るものだ」

一刀「北郷一刀です・・・で?」

??「ならば、教えよう。私は司馬懿だ」

一刀「は?」

司馬懿「そうかそうか、やはり私の名を聞いて呆れ・・・呆れ!?」

一刀「最近の激務の性で耳おかしくなったかな」

司馬懿「待て待て!何をなかったことにしようとしている!一度は聞いたことがあるだろう!?」

一同「ない」

司馬懿「なにぃぃぃ!?そんな馬鹿な」

一刀「ないものはない・・・それで司馬の目的は何だ?」

司馬懿「何だその呼び名は!?」

一刀「司馬懿は長いからな・・・司馬でいいだろ」

司馬懿「なっ!私は司馬懿だ!それに様をつけろ、様を!」

一刀「司馬懿様?」

司馬懿「そうだ、それでいい」

一刀「皆は戻っていいよ」

司馬懿「ちょっとまて!」

一刀「何?」

司馬懿「何平然と仕事をしようとしている、私がここにいるのだぞ」

一刀「いや・・・居たから何?」

司馬懿「なん・・・だと・・・」

一刀「あいにく頭悪い子に構ってられるほどこっちも暇じゃないんでね」

司馬懿「キサマ・・・誰が頭が悪い子だ!」

一刀「司馬」

司馬懿「ダカラ私の名は司馬懿だ!」

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一刀「で?・・・・まだ続くの?ふぁぁぁ〜」

司馬懿「あくびをするな!せっかく私が話しているのだぞ!」

一刀「あーはいはい。そうだったな」

司馬懿「なんだそのやる気のなさは!?」

一刀「だってなぁ・・・・同じ話を何回されてもなぁ」

司馬懿「って寝るな!」

一刀「そもそも司馬は何しにきたんだ?」

司馬懿「ふははは、聞きたいか「いや、別に」(コケッ)」

司馬懿「自分から聞いておいてなんだその態度は」

一刀「いや・・・だってな。言いたそうにしてたから」

司馬懿「まぁいい、ならば教えてやろう「話聞けよ」私がここにきた理由はな」

一刀「理由は?」

司馬懿「天の御使いを倒し、私の国とするためだ!」

一刀「へ〜」

司馬懿「何だその反応は!?」

一刀「いや・・・だってなぁ・・・司馬、お前」

司馬懿「何だ?」

一刀「頭悪いだろ」

司馬懿『ズコーーー!』「なんでそうなる!?」

一刀「いや・・・敵の目の前でお前を倒すなんて普通言わないだろ?馬鹿以外は」

司馬懿「だからといって私が馬鹿に見えるのか!?」

一刀「思いっきり」

司馬懿「(ズゥ〜〜〜ン)酷い」

一刀「おーい、大丈夫か?」

司馬懿「だいじょうぶじゃにゃい」

一刀「悪い悪い・・・っともうこんな時間か」

司馬懿「何だ?」

一刀「子供はお帰り」

司馬懿「誰が子供だ!」

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司馬懿「言っておくが、私はピー歳だ!」

一刀「・・・かわいそうに」

司馬懿「可哀想とかいうな!」

一刀「それじゃぁ、司馬どうするんだ?」

司馬懿「何がだ」

一刀「今日の寝床?」

司馬懿「そうだな・・・・お前のところで寝てもいいぞ」

一刀「・・・」

『ゴンッ』

司馬懿「いったぁぁぁい、なにする!?」

一刀「もう一度いうぞ・・・今日寝るところはあるのか?」

司馬懿「ないです(ぐすっ)」

一刀「まぁ、宿を紹介してもいいのだが・・・お前の薄気味悪い笑い声で迷惑係りそうだからな」

司馬懿「何だそれは!?」

一刀「まぁ一日くらいならいいだろう・・・泊まっていけ」

司馬懿「まぁ・・・お前がソコまでいうのならしかたがない」

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おまけ

一刀「ん・・・・司馬?」

司馬懿「(ブツブツブツブツ・・・・・)」

一刀「司馬!」

司馬懿「何だ?(グルン)」

一刀「・・・」

司馬懿「何か用か?」

一刀「・・・・(チュー)」

司馬懿「!!」

一刀「っぷは・・・・おやすみ・・・・zzz」

司馬懿「な・・・ななな・・・にゃにぉする!?」

一刀「くぅ〜・・・くぅ〜・・・・」

司馬懿「お・・・おい、起きろ!起きろって・・・起きぬ」

司馬懿「一体こいつは私に何を・・・(と言いつつ触れた唇に手をかざす)」

司馬懿「不思議なやつだ・・・・私のアレを見て、接吻をしてくるなど・・・」

司馬懿「北郷一刀・・・実に興味深いな・・・って、おい」

一刀「zzz(なでなで)」

司馬懿「(/// ///)こいつに仕えるのもいいかもしれんな」

 

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コメント
首が180度回ることだっけ?(デーモン赤ペン)
まぁ・・・気晴らしになるかわからんが見ていってくれ(護衛)
鬱で休職中〜・・・・はぁ・・・(七夜)
司馬は女の子ですよ・・・(護衛)
まさか;男?w(RAGUNA)
アレッてなに!?!?気になる!!(リンドウ)
アレって?何のことを指して言ってるのかな?(護衛)
アレってなんだ?男なのか?(ギミック・パペット ヒトヤ・ドッグ)
流れるように落とした・・・(黄昏☆ハリマエ)
いろいろとおバカかさんだけどかわいいよ(VVV計画の被験者)
王蛇のベノサーベルやクウガが悪趣味だと!?(金色的な意味で)(ギミック・パペット ヒトヤ・ドッグ)
一刀にからかわれてる零ちゃんかわいいwwwwwww!? とくに「にゃいとにゃにお」の所がすんごwwwwwwくかわいいwwwwwwwwwwwwwwww!?(劉邦柾棟)
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