恋姫†無双 護る剣
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「・・・・・・・・・」

 

「・・・・あきたな」

 

 周りは暗闇。

 

「ここにきてどのくらい月日が流れた?」

 

 自分に問いかけ、自分の存在をたしかめる。

 

 違和感のある浮遊感

 

 この無重力の海に放り出されて、どのくらいたったのか?

 

「いきていると、いっていいのか」

 

体の感覚はないに等しい。いやそもそも体はあるのか?

 

「いっそのこと死ねたら楽・・・・・・・」

もうどうしようもない。どうあがこうが

 

「泣いてたんだよ。あいつは・・・・・この・・・俺のために」

 

もがきたいが感覚がない。

 

つかみたいが手がない

 

走りたいが足がない

 

???「人の子よ」

 

 どこからか声が聞こえる。

 

「・・・・・・ここでやっと進展か」

 

「汝の、役目は終わった」

 

「そうだね、おれの役目は終わったね」

 

「では、なぜあがく?」

 

「これが運命(さだめ)といわれても納得ができなくてね」

 

 なぞの声がする方に静かに答える。

 

「こんな俺のためにまってる人がいるんだ」

 

「・・・ただ、それだけか」

 

「うんそれだけ。俺って単純だからね」

 

「先に待ち構えるのが、絶望でもか。」

 

「がんばってみるさ」

 

「汝では、無理だ。」

 

「みんながいる。俺なんてちっぽけな一人・・・・・だけど」

 

「・・・・・・・・・・」

 

「だからって。何もしないの・・・・・・しない理由にはならない」

 

「・・・・その言葉」

 

「???」

 

「二言はないな」

 

「うん。」

 

声の主に答える。

 

「良かろう。ならば行け。」

 

 自分を感じる。

 

「・・・・これは・・」

 

暗闇に二つの光が走る。

 

「あんたは。いったい??」

 

自分と違う光に問いかける。

 

「そんなこと、どうでもよい。」

 

光の形が変化しはじめた。

 

「餞別だ。持っていけ。」

 

光が形どる。一刀を中心に合計4つの光輝くものがある

 

???「汝の剣だ。名をラジエルという。」

 

「俺、弱いんだが」

 

刀をくれるのはありがたいが、

 

「案ずるな。汝は強い。人の子でこの世界の理をくだいたのだ。心も体も」

 

「この暗闇のことか」

 

一刀は、周りをみたわす。なにもないが

 

「しかし所詮人の子。不死ではない、怪我をすれば血を流す。病のもかかる」

 

「あの子の傍で、邪魔にならなければそれで充分」

 

言いながら、ラジエル改め4つの光に手をのばす。一対の刀を左右一本ずつ腰にさす。次に六尺ほどの槍だ。左右に刃物がついている。三等分に折りたたんで腰の後ろになおす。次は、刀でも槍でもない篭手だ。両腕にはめると、動きを制限する感じはない。これで殴れば、ただではすまんだろう。

 

そして最後それは、自分の背丈ほどの剣だ。見た感じ対艦刀みたいだ。それを背中に真っ直ぐさす。

 

「欲のない、人の子だ」

 

「そうかな?」

 

「ではいきなさい。汝の物語は新たな章を迎える。」

 

言葉が終わると暗闇に亀裂がはしる。

 

「うん。ありがとう」

 

気合ともに亀裂に右ストレートを叩き込む。音もなく大きな穴があく

 

「世がどの程度進んでるかは我にはわからん。しかし汝のいた時代ではある」

 

「ううん。『あの世界』にいけるならそれでいい」

 

「汝の世界は汝がまもれ。」

 

 

 

あらたにはじまる物語

 

 

 

 

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とある崖のうえ

 

 

「華琳様。ここにおられたのですか」

 

 

息を切らしながら、華琳に心配そうに話しかねる。

 

「大丈夫よ。桂花」

 

「・・・・・・」

 

「あの、バカはまだ帰ってこない。あれから4年経つというのに」

 

崖の先には1つの墓石がある。「北郷一刀、ここに新たな世界へ旅たつ。」と荒く削られてる。

「華琳様。そんなお顔をなさらないでください。」

 

 自然と悲しい顔になっていたのね。魏の王たるものがなさけない。

 

「そうね、ではまたね一刀。いきましょう桂花」

 

「はい!!!華琳様。」

 

私は、楽しくやっているわ。一刀も怒らない・・・・・・かもしれないから早く帰ってきなさい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でかい山の頂上

 

 

「・・・・・・ここは」

 

森の開けた場所。おれは寝そべっていた

 

空にはたくさんの星

 

最後にみた『満月』

 

「帰ってきたのか」

 

「・・・・・・しかし」

 

「ここ・・・・・どこですか?」

 

一刀、絶賛迷子中である

 

 

 

 

 

 

 

玉座の間

 

 

 

「これで、会議を終了します。」

 

「稟ちゃん、おつかれ。」

 

たった今、会議が終わったようだ。

 

「あぁ、それにしても平和維持とはまったく忙しいものだ。」

 

「あらら、稟ちゃんとあろうものが弱音ですか。」

 

「弱音もなにも、私たちは原案を元に案を出し合っているだけだ。実際楽すぎるくらいだ。」

 

法律。それは我わが愛したものの大きな置き土産。いろんな意味で

 

「そうですね。でも疲れてるみたいですよ。」

 

「原案はとてもよい案なのだが・・・・・」

 

「私たちだけでは理解するのが遅いですし、何より文字をみますとねぇ。」

 

「あぁ不器用なのですよ。一刀殿は」

 

そう、原案は素晴らしい案だ。しかし考えが高度すぎるし私たちだけでは手に負えない・・・・・わけでは、ないのだが

文字のクセなんかみると一刀が一生懸命書いたものだとわかり、胸が苦しくなる

 

「しかも、作ったお兄さんは・・・・・」

 

華琳をはじめ、家臣たちは死んだとは思ってない。ならなぜ墓石を?

 

踏ん切りをするためだろう。華琳いわく

 

「あのバカは、殺しても死なないわ。帰ってきたら地獄のお仕置きをするわ。」

 

と涙で赤く腫れた目を擦りながら言った。まったく説得力のカケラもない。

 

「そうだな。春蘭も泣いていたが華琳様を支えていたのはびっくりしたな。」

 

泣き崩れた華琳様を、なんと春蘭がささえていたのだ。

 

「北郷・・・・いや一刀が見たら笑われますよ。一刀が帰ってくるまで華琳様。私と秋蘭が支えていきますから。」

 

 みんな取り乱しているなか、春蘭は一人華琳様を支えていた。

 

「ほんとですよ。凪たちも号泣していましたし、あの場所で泣かなかったのは桂花ちゃんと稟ちゃんだけでしたね。」

 

「!!!。その話はやめてくれ。わたしより秋蘭のほうが・・・・」

 

「ほほう、あの時の話を掘り出すか。」

 

「「!!!!」」

 

「むぅ」

 

「秋蘭」

 

 気配を感じなかった。

 

「いや、それは・・なぁ風」

 

「ぐーーーー」

 

「寝るな」

 

ポカ!

 

「うぉ。」

 

奥義「寝たふり」よし。これで話題がそれる。

 

「残念ながら話を続くがな。」

 

無理だった

 

「いいじゃない。あの時の秋蘭は可愛かったわ。」

 

華琳が話にはいってくる。

 

「そうだぞ、あの時は我が妹ながら可愛かった」

 

春蘭が話にはいってくる。

 

「華琳様はともかく、姉者にいわれるとは」

 

「春蘭もたまには、やりかえさないとね。」

 

今日も魏は平和です

 

 

 

 

 

 

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「いやーーーー。助かったよ」

 

一刀は今お礼ということで昼食をごちそうしてもらってる

 

「こっちこそ助かった。あのバカを止めるのは一苦労なのだ」

 

「ぶーーー。でも、そんなところが好きなんでしょう?」

 

「それはどうかな?」

 

「まぁまぁ。これにこりて無茶はしないことだね」

 

いま目の前にいる女性は、森の中で出会った

 

盗賊を討伐していたらしいのだが、足場がくずれ崖に転落。

 

そこで川をつたって動けば町にいけると考えた一刀が発見。救助

 

近くの村にいくともう一人の知り合いがいて無事、合流というわけだ

 

「でも賊なんてほったらかしにしてたら、だめよ皆殺しにしなきゃ」

 

微笑む、女性。それにはなにかひかれるものがあった

 

「それでも、ほかの人にまかれないと『王』が前線にでちゃまずいでしょ?」

 

チリン

 

「お前、何者だ」

 

後ろから剣を首にあてられる

 

「私が王だって良く分かったわね」

 

「だって。雰囲気がね・・・・・てか覚えてないの?2.3回、あってるんだけど」

 

「ん?こんな人見たことないわよ」

 

「私もだ。蜀と魏の武将は一通り、確認している」

 

・・・・・影うすいな。俺って

 

「泣いていい??」

 

「それより、名前。名前教えてよ」

 

「俺は北郷一刀。華琳から話とか聞いてない?」

 

「・・・・・あぁ!!!確か華琳の横にいる武官か文官かわかんない人だ!!!」

 

「ぐっ。それをいわれると痛いな」

 

「いや待て。確か御遣いはこのような容姿ではないはずだ」

 

「え?」

 

「うむ。実はな軍師のみなで時御遣いの原案の会議があってな。そこで・・・・・」

 

「あぁ・・・オチが読めた。どうせ桂花が変なこといってたんだろ。」

 

「いや風が・・・」

 

「そっち!!!いや風ならやりかねんが稟が止めて・・・・・・どうせ鼻血でも飛ばしたか」

 

というかカオスな会議だな。おい

 

「・・・・・どうやら本物らしいな。ここまで話についてこれるとは。」

 

「なんなら原案の内容いようか?」

 

「よい・・・・・思春、剣をおろせ」

 

「はっ!!!」

 

後ろから気配がきえた

 

「ふーん。思春の殺気にひるまないなんてたいした男ね」

 

いや冷や汗ものですよ

 

「いつも春蘭に全力で襲われてたからな」

 

どこか遠い目で空を見上げる

 

「そ、そう大変ね」

 

「まぁ改めて俺は北郷一刀。御遣いやってました」

 

「知ってるとは思うけど私は孫策よ」

 

「私は周瑜だ。雪蓮にかわって礼をいう」

 

「そうね。御遣いどうこうより、まずはありがとう。」

 

「どういたしまして。それから俺は名前でお願い。御遣いではもうないし。名前で頼むよ」

 

「わかったわ。一刀」

 

「これからよろしく頼む。北郷」

 

ズズズとお茶を飲み。一回会話をとめる

 

「帰ってくるのにだいぶ時間かかったけど、いま三国はどんな状況?」

 

そこで一刀はいつもの笑顔から凛々しい顔つきになった

 

「へぇーー。」

 

「北郷が帰った時から数えると4年になる。いま三国は平和そのものだ。」

 

「外部の敵。五胡は?」

 

「めだった動きは見せていない」

 

「原案の達成率は?」

 

「すまんな。まだ四割といったとこか」

 

四割ときいて、一刀は考え込み

 

「ということは紙幣統一化と治安警備の案か」

 

「ほぅ。なぜそう思う」

 

「治安警備は凪達に体で覚えさせたからな。紙幣統一化には一番具体的に政策と実施した際の効果なんかも書いたからね。違った?」

 

「いや、あってる。今は『学校』について論議中だ」

 

「うん。さすがだね。」

 

今の状況が分かったからよしとしよう

 

「ねぇ冥琳」

 

「どうした雪蓮?さっきから静かにしていたと思えば」

 

「一刀、欲しいわね」

 

( ゚Д゚)y 旦~~~~ポロッ

 

おっとお茶をこぼしかけた

「なにをいう」

 

「そうだ。おれは魏の・・・」

 

「御遣いは三国のものだ。堂々ともってかえればいい」

 

(; ゚ ロ゚)ナン!( ; ロ゚)゚ デス!!( ; ロ)゚ ゚トー!!

 

「という訳だ。すこし魏に行く前に呉によってもらう」

 

周瑜に腕を捕まれ、たたされる

 

「いや!!少しまって」

 

「いいじゃない一刀。もしかして断るの?」

 

あいてる腕を孫策に捕まれる

 

「まさかねぇ。」

 

「しかし・・・・・俺は華琳に会いに」

 

「いいの!!!はやく」

 

 

「Noooooooooooooooooooooooooooooooo!!!!!!!!!!」

説明
さて、2年の月日がたちリメイク!!!

まってたみなさん。

これから見る皆さんも。たのしく呼んでいただけれ幸いです


作者は、一刀っ子です。美化しすぎたり強くかいちゃうかもしれませんが、ごめんなさい

文才がなく、気づいたことがあればどんどんどうぞ!!!

作者はみなさまの言葉と華琳さまを栄養源とし、活動いたします。できれば栄養をください
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コメント
笑いました。(readman )
ご愁傷さま一刀君!(VVV計画の被験者)
指摘ありがつございます。訂正しました(アルトアイゼン)
「でも賊なんてほったらしてたら、だめよ皆殺しにしなきゃ」→「でも賊なんてほったらかしにしてたら、だめよ皆殺しにしなきゃ」じゃないでしょうか?(タケダム)
「そうね、ではなたね一刀。いきましょう桂花」→「そうね、ではまたね一刀。いきましょう桂花」じゃないでしょうか?(タケダム)
・・・・・・・・・拉致られた・・・・次は蜀に拉致られそうだなw(2828)
やっぱり雪蓮さんは拉致るのですね。一刀君がんばっ!!(アロンアルファ)
おお・・・かなり様変わりしてる!!・・とにかく頑張れ一刀。まけるなアルトアイゼンさん。楽しくなってきたよ(霊皇)
ははははwwww一刀の(あるいみ)死亡フラグがバリ三だwwww(森羅)
ふははは、ふはははははあ! これはよくありそうな気もしますが面白そうな展開・・・楽しみにしてます、2828w あ、でもあんまふぁんたじっくにされるとあんまりこのみではないのです(よーぜふ)
誤字2ページ目の北郷一刀が本郷一刀となっています(ルルーシュ)
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恋姫†無双 一刀 華琳 雪蓮   愛した者を守る剣 リメイク 

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