愛紗の毒から学ぶ料理本
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愛紗の毒から学ぶ料理本

 

 

 

 

 

 

 

 

第38品目

 

『牡蠣と蛙の葡萄酒煮込み』

 

 

 

 

 

 

 

 

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今日は非番なので、久しぶりに料理をしようと思った。

 

材料を探して街に出る。

 

3国が協力し合って建てた都だけあって、様々な商品が集まる。

私は2,3店を周り、魚屋、八百屋、酒屋で様々な買い物をした。

 

 

 

買ったモノは以下の通りだ。

 

呉から仕入れた牡蠣。

玉ねぎ

葡萄から作った酒。

香草、塩、胡椒だ。

 

 

 

どうやって作ろう?

とりあえず、牡蠣は貝類。火を通さないとご主人様が食中毒に中るかもしれない。だから、しっかり、火を通さないと。

玉ねぎは生では辛い。だから、これも火を通した方がいいな。

 

 

 

とすると料理の手順はこうしよう。

 

 

1、 鉄鍋に油をひき、玉ねぎを炒める。

 

2、 そこに葡萄酒を入れる。

 

3、 玉ねぎが葡萄酒を吸って柔らかくなったら、牡蠣を入れる。

 

4、 そして、蓋をして四半刻程(30分程)煮込む。

 

5、 そして、その後蓋をあけ、少しの間煮て、水分を飛ばす事によって出汁を濃厚なモノにする。

 

6、 香草や塩、胡椒で味付けをして、完成だ

 

 

 

だが、はたしてこれでご主人様は喜ぶのだろうか?

私は更なる材料を求め、山へと行った。

山には様々な食材がありそうな気がしたからだ。

 

 

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そして、1刻山を歩き見つけた。

 

 

 

それは黒と赤色と青色の蛙。

ご主人様の服のように蛙は輝いている。

この蛙もご主人様の服のように綺麗だった。

だから、私はこの蛙を食材に選び、城へと戻った。

 

蛙はどのようにして使おう?

蛙も牡蠣のように柔らかい。だったら、内臓を出して、牡蠣と一緒に煮込もう。

それが良い!

私は早速料理にかかった。

出来あがった料理は凄い鮮やかな色をしていた。

私はご主人様の所に料理を持って行く。

 

「ご主人様!私の料理食べてくれますか?」

 

「おお。いいよ…。」

 

ご主人様は私が料理を警戒しておられる。

仕方が無い。これまで、散々毒料理を作って来たのだ。

仕方が無いが私は悲しかった。

日頃の行いは重要だと痛感した瞬間だった。

 

ご主人様は意を決して食べられた。

今回は大丈夫なはずだ。そこまで警戒して欲しくなかった。

 

「美味い! 美味しいよ!愛紗!」

 

そういうとご主人様は一気に食べてしまわれた。

 

私は嬉しくて涙が出てきた。

これまでの努力が報われた瞬間だった。

非番の日は城の料理人に料理を教わっていた。

 

私は食べ終わった皿を厨房に持って行き、洗う。

 

 

私は調理器具と皿の片づけをした後、私は舞うように自室に歩いている。

 

 

 

 

 

 

 

 

廊下を歩いていると、人だかりが出来ていた。

私は気になり、行ってみる。

 

「星、どうかしたのか?」

 

「ああ、なんでも、主がいきなり廊下で倒れて泡を吹いて、痙攣されたようだ。

華陀の話によると、毒を盛られたらしい。」

 

「なんだと!」

 

私は憤怒した。

折角の平和を乱そうとする輩が未だこの世界に存在するのかと

 

 

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その後、華陀が調査した結果、私の料理が原因だと分かった。

平和を乱そうとしたのは私だったのか…。

私は生きることが申し訳なるぐらい落ち込んだが、

次の日には復活なさっていたご主人様が私を慰めてくれた。

 

今度こそは毒無しのまともな料理を作ろうと心に決めました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

牡蠣は駄目だ!

 

 

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どうも、黒山羊です。

 

この前に作った創作牡蠣料理が美味かったので、それをネタに書いてみました。

書いてて思いましたが、論理的に料理をする愛紗ってなんか違和感が…

 

でも、結局料理が失敗しているので、やっぱり愛紗かと…

 

また、気が向いたらこの料理ネタ書こうと思います。

 

説明
どうも、黒山羊です。
今回も愛紗が料理下手というネタでまた読み切りで書かせていただきました。
長編の「真・恋姫†無双 ー紅白の天ー」の気分転換に書きました作品です。

P.S.
良かったら、「真・恋姫†無双 ー紅白の天ー」も読んでください。

第1話
http://www.tinami.com/view/201495
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コメント
「ZERO」さん、腕が上がってもやはり愛紗は愛紗ということですよ。(聖槍雛里騎士団黒円卓・黒山羊)
いやいや、蛙のせいだと気づけよ。とゆーか蛙を選ぶなよ。(ZERO&ファルサ)
「きたさん」さん、今回は食い合わせの関係じゃないですよ。でも、せめて食用蛙を使うべきでしょうね。イチゴヤドクガエルはヤバイですよねw(聖槍雛里騎士団黒円卓・黒山羊)
牡蠣と蛙は食い合わせなのか?せめて食用蛙にしましょうね!愛紗さん(きたさん)
「ほわちゃーなマリア」さん、駄目だ気をしっかり持つんだ。衛生兵!衛生兵!!(聖槍雛里騎士団黒円卓・黒山羊)
別名、愛紗の毒創料理ですね、解ります。この料理だけで天下統一できそうな感じがします。んっ?なんだこr・・・ごはっ!!(臭いで死亡(ほわちゃーなマリア)
「よーぜふ」さん。色派手なのって、確か警告色って言うんでしたっけ?(聖槍雛里騎士団黒円卓・黒山羊)
「ko-ji@GM」さん、オタマジャクシ握りって何ですか?初耳ですわ。想像したら、ウップ…。四半刻という表現をするのですか、なるほど。勉強になりました。(聖槍雛里騎士団黒円卓・黒山羊)
誰か教えてあげて・・・派手な色のヤツは毒持ちだってことを・・・(よーぜふ)
「西湘カモメ」さん、俺も蛙の肉まん食べたことあります。さっぱりしてて美味しいですよ。(聖槍雛里騎士団黒円卓・黒山羊)
「2828」さん、蛙無しでこの料理を作ったことが有ります。美味しいですよ。ただ、俺牡蠣好きだけど、牡蠣アレルギーでトイレに籠りましたがww(聖槍雛里騎士団黒円卓・黒山羊)
「nanashiの人」さん、よくわかりましたね。イチゴヤドクガエルって種類の蛙ですわ。よかったら、ググってみてください。えげつない色してます。(聖槍雛里騎士団黒円卓・黒山羊)
「うたまる」さん、経験のある人はある程度なら味は予測できるんですが、経験則の無い人は味も分かってないのに、味見しないですからね。怖いものでわw(聖槍雛里騎士団黒円卓・黒山羊)
「ryu」さん、俺もそう思います。(聖槍雛里騎士団黒円卓・黒山羊)
「黒い稲妻」さん、それってあの黄金伝説ですか?(聖槍雛里騎士団黒円卓・黒山羊)
「はりまえ」さん、味見大切ですよねw(聖槍雛里騎士団黒円卓・黒山羊)
何度か食用カエルを食べたことあるが、ササミのような食感と味だったな。愛紗よ、あと羊の脳も旨いぞ。(西湘カモメ)
蛙入れなきゃ普通に食える物ができてたんじゃ・・・(2828)
いや蛙には違いないんだが蛙には毒蛙というのがいるんだよ 描写から多分これだと思う んで、料理のと言えば料理の問題かも試練が正直食えたとしても特殊な調理法になるだろうな 毒蛙がホントに食えるかは正直知らんが 恋姫的に言うと蓮華の雷魚の刺身だよw(nanashiの人)
とりあえず味見はしてねと言いたいですが。 それをするようになったら、こういう話にはならないですものね(w 基本あの人たちって、まともな料理できる人以外は味見しない人種なんでしょうね(汗(うたまる)
絶対カエルだよ。(ryu)
カエル普通に食ってたな濱口さんが・・・(黒い稲妻)
蛙はいいのか・・・・・料理に大切なことは・・・・愛情!!ではなく味見です。〔注意〕本人が一般基準よりも桁外れに味覚崩壊してたら味見の意味がなくなります。(黄昏☆ハリマエ)
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