恋姫†無双 護る剣 3話 |
「うぉーーーーー。腕いてーーーーー」
自室で治水工事の効果と改善案をかいていた
「北郷!!」
「うぉ黄蓋さん。どうしたの?」
「北郷、だまってわしについてこい!!」
「え!え。ちょっとまって」
襟をつかまれズルズルひかれてくる一刀
「黄蓋さん。どうしたの?」
抵抗もできす中庭までひっぱてこられた一刀
「うむ。実は思春がの」
「甘寧がどうしたの?」
「お主の鍛錬を見ておっての」
一刀は合間に自分の『力』の制御をしかたを探していたのだ
「うぁ。恥ずかしいな」
「別に恥じることはなかろう。んでじゃそれをわしが聞いて」
「聞いて?」
「少しもんでやろうと」
「ダッシュ!!」
チリン
「全力をもって、もまれます」
くそ、どこから見張ってるんだ、ふんどし。すばらしい性能だ
「よし、男ならそうではなくては」
黄蓋さんは剣を肩に担ぎ、はよこいといわんばかりにニヤニヤしている
「ふー。」
ドクン。ドクン。ドクン。ドクン。
黄蓋を見るのではなく、視界のすべてに気をくばる
黄蓋さんの呼吸、重心、筋肉の力の入れ具合
しずかに鞘に手をかけ・・・・・動く!!
「しっ!」
「ふん」
片手ではじかれる
「そら!」
大降りの横薙ぎ、しかし速く力がある
「うお!」
状態をずらし回避。
「まだまだ!!」
ガキン。ガン。
何合か剣を交えるがすべてはじかれる。
「うむ。北郷よ」
「なに?」
「本気をだすぞ。」
「え?」
気付いたら俺の体は宙をまった
「ガッハ!!。」
かろうじてガードはできやがその力まけしてしまった
「たてるか?というかきちんと防御できたのはほめてやる」
俺は剣を杖にしてたちふーと息をはく
「北郷は目に頼りすぎだ。あと性格なのかしらんが太刀筋が素直すぎるぞ」
「うっ」
「相手の状況把握よし。それに頼りすぎるなすべてを見て感じて聞いて動かんな」
「・・・・・はい」
「あと剣もきちんと型なり形をつくれ」
「ごもっとも」
ボロクソにいわれながらも納得。仕方ないといったらおわりだが仕方ない。でも少し悔しいな
「しかし」
黄蓋さんはニヤリと笑い
「筋はいい。反応もよい。相手の力量のきちんと計り策をねる。わしらのように勘や力や経験で戦うのではなく、技や策で勝つようだな。あとは体力じゃな」
「ありがとう黄蓋さん!!!」
「なんじゃ子供のように喜びよって。まったくかっこいいのか可愛いのかわからんやつじゃ」
「鍛錬を怠るなよ」
「うん。今日はありがとう」
「わしはこれで」
「どうでした祭様?」
祭の後ろにいつのまにか思春がいた
「やつは化けるぞ」
祭は、うれしそうに語る
「そうでしょうか?祭様の一撃にかろうじて反応するだけでは」
「それがのぉ・・・」
祭はわき腹を指差し
「あの一撃のときに、剣で防御したのと同時に鞘でわしのわき腹を捕らえてたんじゃよ。」
「!!!」
「はいってはいないが少しびっくりしたぞ。しかも時々攻撃できるのにせんかった。とんだあまちゃんじゃ」
しかしと黄蓋はつけたし
「それが北郷なのだろう。あ、そうじゃ」
「どうしました祭様?」
「思春よ。お主は中庭の木の上で見ていたか?」
「さすが祭様。ばれてましたか」
思春は私もまだまだだなとつぶやき
「では私は蓮華様を待たせてしまっているので」
「こら、待たんか」
祭の言葉が聞こえなかったのか思春はもういなかった
「その木を北郷が何度か気にしておったのだからわかったのだと、いおうとしたのだが」
・・・・・・・・・
「まぁよかろう。・・・・あ」
「北郷に真名教えるの忘れとったわ」
黄蓋は残念がるそぶりをみせず
「この平和なとき良い男がおる。」
「華琳殿もおちるわけだ」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
(この感じ、いややな)
今、華琳と風は絶賛、機嫌が悪い
(まぁ一刀が帰ってきたのはうれしい、けどなぁ)
霞はため息をつき
(別の女とこにいるとは・・・・・・・・・一刀らしいっちゃ、らしいけど)
霞だって、少しは怒ったがだんだん『一刀が帰ってきた』ことのほうが自身の中で大きくなってきた。嬉しいのだ。どんな形であれ一刀が帰ってきたことに霞は満たされたのだ
(・・・・それに)
(華琳やて、一刀の事を考えてやん)
なんだかんだいって、自分から赴き一刀を迎えにきてるのだから
(まぁ、お仕置きの意味もあるとはおもうが)
「華琳さまぁ」
「どうしたの風?」
「なぜ、私たちだけなんですか?」
「春蘭と秋蘭をつれていきたいのだけど、城の戦力をそぐわけにはいかない」
(春蘭と秋蘭をつれていきたいのだけど、春蘭が暴れそうだから、)
「季衣と流琉には里帰りをさせてたしね」
(季衣と流琉がくると一刀の膝を独り占めできない)
「桂花と稟には任せてた仕事があるし」
(あの二人はいやいや、いいながら一刀を認めてるし)
「凪、沙和、真桜達には警らの仕事があるでしょう?」
(三羽烏は一刀の・・・特に凪は)
「そこで仕事の終わった風と霞というわけよ」
(風と私の攻撃で一刀にお仕置き。風は一刀が好きだから加減ができる。霞なら事後処理も適切に行える)
「むぅー。なにか作為的な何かをかんじるのですぅ」
「そうかしら?風は一刀にあったらどうするの?」
「そうですねぇ。とりあえず・・・・」
「とりあえず?」
「どうしましょ?」
「・・・・・・」
初めてな光景だろう。華琳が馬から落ちそうになったのは
「考えてなかったの?」
「今は落ち着いてますが、お兄さんと直に会うとどうなるか分からないので」
「そう・・・・・ね」
手綱を握り締め、
「私もそうかもしれないわ」
「あってからのお楽しみですね」
「ふっ」
霞が二人のやり取りを見ながら
「あら霞、嬉しそうね」
「そらそうや、華琳や風の楽しそうな顔久しぶりやからな」
「そう・・・・・でもね」
「でも」
「やっぱり改めて考えると」
「考えると」
風や霞が不思議そうに華琳を見る
「やっぱり一刀って『種馬』なのね」
(あぁーーー。死んだな一刀)
「やっほ。一刀」
「どうしたの孫策?やけに機嫌がいいな」
「そう見える?今日っていう素晴しい日に良いお酒が手に入ったの」
「お酒って・・・・今日は特別な日なの?」
「いや、いつも通り雪蓮が政務をせず私と北郷に押し付けている『普通の日』だ」
ちょっと周瑜さん。黒いオーラ見えてます
「あれ冥琳忘れてたの?今日は・・・・」
ガタン。
「うおぉ!!びっくりしたな周瑜どうしたの」
「しまったこの周公瑾。不覚だ。」
「え?どうしたの。なにかまずいの?」
「あぁまずいぞ忙しくて北郷に教えるのを忘れていた」
周瑜は引き出しをあけ、ひとつの手紙をだした
「これを読め北郷。」
渡された手紙をうけとり、読み始める
「・・・・・・・・・」
そこには孫策にむけ、皮肉をまぜた手紙だった。
「孫策によくこんな手紙をかけるね」
周瑜は首を横にふり
「二枚目を見てみろ」
「うん・・・・・・・・は?」
二枚目には簡潔に、そして短く書いてあった
『一刀良い度胸ね、待ってなさい』
「・・・・・・・・・・・・・」
手が震える、
「すまん。雪蓮を止めることができなかった。そして」
「『華琳』。今日つくのよ」
と楽しそうに孫策が死刑勧告をつぶやく
「しかし。よかったのか」
「何をいう??。北郷が帰ってきたのだ!!」
「だが??。これでは命令に背いたことに」
「いいのだ!!四年もどこかにいきおって!!!」
「『華琳さま』と私たちを悲しませたのだ。一回ぐらい殺してもかまわない」
「いや『姉者』。いくら北郷でも」
説明 | ||
地震って怖いね。 阪神経験して次は東北地震。勘弁して(泣) てかガンウォーと遊戯王とカオスとヴァイスのデッキが空を飛ぶってどうよ?マジ勘弁。ガンウォーのカードの中から卑弥呼出てきたときは吹いた しかし恋姫書いてエネルギー充電だ!! |
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コメント | ||
一刀・・・さよなら(チーン)合掌!(劉炎) 次回修羅場ですね(きの) 悪鬼羅刹が来る。(VVV計画の被験者) 嗚呼鬼が来た。(アロンアルファ) 執筆お疲れ様です。そして哀れ一刀・・・ ・・・あれ?これ夏候姉妹に勝ってしまうフラグじゃね?・・・28ッ 次作期待(クォーツ) 生きろ!(ryu) 一刀・・・・・生きろよ。(ルルーシュ) ・・・・・・ナイスなのかバットなのか判断に迷うタイミング・・・(黄昏☆ハリマエ) 一刀・・・まあ頑張れ!(タケダム) |
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