恋姫無双〜天の断罪者〜13 |
常にぐだぐだな状況で進んでおります。
注意していても誤字脱字も多々あるかと思いますが、気晴らしに読んでくだされば幸いです。
人物紹介
邁(マイ):程普の真名。祭と同じく古くから呉に仕えている。祭とは違い政務や調練にもまじめに取り組んでいるが、しょっちゅう迷子になっている。周囲から邁ではなく迷子の迷ではいかとからかわれている。年齢をかなり気にしており、若い??一刀を狙っているが、周囲に邪魔されがちである。真面目に仕事をしているが、雪蓮と際とは飲み仲間である。
翌日、雪蓮の言う通り城に出向くと、さっそく謁見の間に通された。が、そこにいたのはどこかやつれた雪蓮と軍師らしき人物であった。
「…雪蓮さんから話は聞いている。お前達がそうか……ええと」
「ああ、雪蓮から聞いているかと思うが「…真名まで預けていたのか!!」…知らなかったのか?それは置いといて、俺は、北郷一刀で、こいつらが一応俺の婚約者の」
「一応は酷いです。れっきとした婚・約・者の紅鳳です。通り名の扇姫と呼んでください」
「確かに酷いです。あんなことをした仲なのに…私は珠凰と言います。同じく一刀さんの婚・約・者ですが、通り名の弓姫と呼んでください」
「昨日のことをまだ根に持っているのか…同じく一刀の婚・約・者の瑪瑙。一応紅鳳達の護衛もかねている「やはり、護衛はついでなのですね」…そういうわけではないが。彼女達と同じく通り名の月下と呼びなさい」
「昨日のことは自業自得なのに…………一刀の意地悪「意地悪なのか?」………同じく一刀の婚・約・者……通り名の毒炎と呼ぶように」
一刀の一応の台詞に各々が『婚約者』の部分を強調し、自己紹介をする。そのやり取りを見ていた周囲は何かあったとかと思ったが、特に聞こうと思わず自分達の紹介を始めた。
「雪蓮の言う通り個性的な人物のようだな…私はここで軍師をしている周瑜だ宜しく」
「昨日も言ったけど私は雪蓮よ。宜しくお願いね」
「なら儂も、祭じゃ宜しくのう」
「それは聞いたからいいとして、雪蓮なんかやつれてないか…」
「…そうなのよ聞いてくれる。昨日あなた達のことを冥琳に相談したら、3刻も怒られたのよ。理不尽だと思わない」
「…理不尽だと…仕事を全て終えてから飲みに行くならまだしも、仕事を終えないで際殿と街に酒を飲みに出かける。相談もなしに面白そうだからと人を雇う「…うぅ」そのことを怒ることが理不尽だと言うのか…確か北郷と言ったか「…ああ」これが理不尽だと思うか」
「いや、直ぐに返事した俺達が言うのもなんだが、理不尽ではなく怒られて当たり前だな」
「そうですね。理不尽だと言うなら先ほどの一刀さんの紹介の仕方ほうが理不尽です。そう思いませんか皆さん」
「はい、紅鳳姉様。婚約者以上で夫婦一歩手前なのは認めているのに、昨日の折檻の腹いせで一応なんて紹介のほうが理不尽です」
「確かに……だからと言って黒耀「…なに」薬はやめときなさい」
「………分かった。それに…一刀の天性の女たらしに…腹を立ててたらこれから先…思いやられる」
「「「…それも、そうね(ですね)」」」
「…あぁ、そろそろ話を戻してよいか「…申し訳ない」…雪蓮、分かっただろう。理不尽ではなく当然の報いと言う奴だ」
「…だからって、今日の分の政務もやらせるかしら」
「それは、理不尽と言うんじゃ」
「…雪蓮の場合は一気にやらせないと後々こっちに被害が及ぶのでな」「そうか」
「あの結局、私達はここに客将としていてもいいのでしょうか?」
「ああ、そのことだが、私は雪蓮の話を聞いただけだし、お前達の実力がどんなものか分からないからな。まずはお前達の実力を確かめたい「…そんな必要ないのに」雪蓮は少し黙ってなさい」
「別にかまいませんが、一体どうすると言うのです」
「そうだな。雪蓮と祭殿、そして私のペアとお前達5人で戦ってみて、そのときの状況によって判断するとしよう」
「えっと、ホントにそれだけで良いんですか?」
「…??それはどういうことだ。私達だと何か不満でも?少なくとも、今この場にいる者の中では私達が適任なのだが…それとも怖気づいたのか」
「いえ、そのような訳ではないのですが…客将として迎えるための試験はもっとこう、10万の兵を5人で相手しろとか、そんなものを想像していたもので…」「…なっ!!」
「お前達…いくらなんでもそれはないだろう「そうでしょうか?」…その十倍はいないと」
「………度胸が良いのかなんなのか分からんが、私達も甘く見られたものだな」
「…あなた達の力は少し見たけど…今の発言には流石の私も少し呆れるわ…」
「…ハァ、まぁいい。先ほどの発言の真意はともかく、我らも舐められたものだ「舐めてはいないのですが」…ともかく、我らを失望させるなよ」
「か〜ずと、楽しませてね」「儂も楽しませてもらおうかのう」
「…それで、いつ始めるんだ。俺達はいつでも大丈夫だが」
「…それなら、場所を移したら直ぐにでも始めようか」
一刀達の発言に驚きもしたが、その発言に嘘偽りがないか、知るためにも場所を移して実力を確認しようとする周瑜。雪蓮たちは、一刀と戦えると思うとドキドキし、実力が分かる以上に、戦えることに対して楽しんでいるようであった。
一方とうの一刀達は、終始落ち着いてはいるが内心一刀は、彼女達がやり過ぎないかどうか心配し、紅鳳達はこの戦いが終ったら、出来るだけ一刀に彼女達を近付けないようにしたいと思っていた。
「では、始めようか。お前達から仕掛けてくれ」
一刀達は各々得物を取り出し、準備万全と言った風に得物を構え何かを相談し始めた
「…分かった。それじゃ、俺は、3人をかく乱したら、周瑜を相手するから珠凰と黒耀は祭さんを紅鳳と瑪瑙は雪蓮を相手してくれ。それじゃ、直ぐに終らせるとしようか」
「…分かりました。直ぐに終らせてみせます。瑪瑙宜しくお願いね」「そうですね。一応、死なない程度に加減するとして、直ぐに終らせましょう。紅鳳様」
「一刀の言う通り、直ぐに終りますね。黒耀、お願いしますね」「…はい……分かりました…残念だけど…死なない程度に加減しましょう…珠凰様…」
「それじゃ、行くとするか……」ガキィィィン!!
「…くっ、早いけどその程度で祭、冥琳」「「ええ(うむ)、はぁぁぁぁぁぁぁ!!」」キィン!! キィン!! キィン!!
「…四神流剣術・天舞十字」ゴォォォォォォォ!!
雪蓮たちが一刀の上空からの突きを受け止め、一斉に攻撃を仕掛けるが、一刀の激しい攻撃の前に防戦一方であった。しかも、紅鳳達は最初の位置から動いておらず、どうすべきか考えていると先ほどと比べ物にならない攻撃が雪蓮たちを襲った。
その攻撃により雪蓮、祭、周瑜は氣の壁で分断さると、先ほどまで傍観していた紅鳳たちが、それぞれ雪蓮と祭に向かって攻撃を仕掛けてきた。
雪蓮対紅鳳・瑪瑙
紅鳳は鉄扇を瑪瑙は体術で、雪蓮は南海覇王を構えそれぞれ戦闘体勢にはいる
「扇姫・紅鳳。孫策さん行きます」「月下・瑪瑙。直ぐに終らせてあげる」「その言葉、そっくりそのまま返してあげるわ」ハァァァァ!!
ガキィィィィィィィィィィィン!!
「……クッ!!何のこれしきの攻撃で…次は私から…」
「次はありません」ガシ!!
「って、ちょっと待って」
「問答無用です」ハッ!!
「これくらいで」「甘いですよ…ハッ!!」ゴォォッ!! ドカッ!!
「…クッ…えっ、嘘でしょ」ドゴォォォォォォォォン!!
その気合と共に雪蓮は瑪瑙に投げられ、空中で態勢を立て直そうとした所に紅鳳が鉄扇を雪蓮にあて、そのまま地面に落下。起き上がろうとしたところ瑪瑙の踵落しと紅鳳の鉄扇が迫り、微動だにできなかった。
「こんなものでしょう。紅鳳様」「はい、そうですね」
「あははははは、一刀は尻にひかれそうね…」
「私達なんて、一刀さんの足元にも及びませんよ」「嘘でしょう」
「本当です。一刀は、あんな風ですから周囲から強いと思われませんので、誤解されがちですが、強いですよ」
「ちなみに聞くけど、どれ位の強さなの…」「…私達4人掛かりで10合持つかどうかですか」
「そう。信じられないけど…他の人たちは大丈夫かしらね」
「他のところ、もう終ってますよ」「ええ、もうそろそろ私達の勝ちが分かりますよ」
その言葉と共に爆発音が鳴り響いた。暫くして、先ほどまで分断していた氣の壁が姿を消そうとしていた。しかし一刀の姿を見た2人は現状に怒り、紅鳳は武器を構えなおし、瑪瑙は槍を取り出し構えた。
祭対珠凰・黒耀
珠凰は弓を黒耀は銃を祭は弓を構えそれぞれ戦闘態勢に入る
「おぬし、変わった武器を持っておるのう」
「この武器は…一刀が私達専用に作ってくれたもの…」「ええ、それぞれの戦い方にあわせて一刀が作ってくれたものです」
「ほほう。しかし、形状を見る限り後方支援と見るが、さてどちらが上かのう」
「勘違いしているようですが、私達は後方支援に徹したことなんて1度もありません「どういう意味じゃ」…話は此処までです。弓姫・珠凰」キリ!!
「…珠凰様…早く終らせる…毒炎・黒耀…行きます」チャキ!!………ドン!!ドン!!ドン!!
「何のこれしき!!」ヒュン!!ヒュン!!ヒュン!!……パァァ!!
「これで終らせてあげます」ヒュン!!…………カッ!!
バァァァァァァァァァァン!!
「な、なんじゃと!!…くっ!!」
その言葉と共に黒耀の武器から氣弾が発射され、祭の矢が当たると共にそれは霧散し祭の周囲を包み込むと、珠凰の矢が放たれ、霧散した氣に触れた瞬間、大爆発しその炎が祭を襲う。
「……黒耀少しやりすぎではないかしら?」「……そうですか……これくらいが…丁度良いと思って…それに、死んでないから…問題ない」「それもそうね」
「………よくないわ「…ほら…生きてた」生きてたではない。危うく死に掛けたわ」
「そのあたりは加減しているので、大丈夫ですよ」「それで…まだ戦う?」
「やめておくわ。しかし、一刀殿は冥琳に勝てるのかのう」「それは、余裕ですね」「ハイ…6割ぐらいしか力が回復してなくても…余裕です」
そういうな否や分断していた氣の壁が姿を消そうとしていた。しかし一刀の姿を見た2人は現状に怒り、再び武器を構えなおすのだった。
周瑜対一刀
一刀が再び構えなおすなか、周瑜も武器を取り出し構える
「竜帝師団団長・北郷一刀」「クッ!!……呉の軍師・周瑜」
「「まいる!!」」
「行くぞ…四神流剣術・天槍」「…!!」
一刀が名乗りを上げた瞬間、雪蓮以上の威圧感を感じてに汗を感じる。周瑜は攻撃を仕掛けようとするが、それよりも早く一刀が仕掛ける。一が横を通り過ぎたと思った瞬間、周瑜自身何が起きたのかわからな内に斬りつけられ、気がついたときには地面に倒れていた
「まぁこんなものかな……っと、周瑜さん大丈夫ですか」
「……ああ、たいした怪我は無いようだが…しかし、これだけの武どうやって身につけたのか気になるな」
「ただ単に、人よりも長く生き武を磨いただけの話だ」
「それだけではなさそうだが、それよりもどうして『竜』を使っているんだ。普通『龍』の方じゃないのか?」
「それは、『竜』で良いんだよ「なぜだ?」俺達の世界だと『竜』は悪い意味で使われているからな、周囲が俺の所業を見て災いの元凶と言う意味で竜帝なんて呼んでいたんだ「それを何故、名乗っている」…それは、単純だ。俺に部下が出来たとき、部隊名をどうするかでもめてな。暫く討論して、俺の通り名からつけようと言うことになって、様々な通り名の内から、この『竜帝』に決まっただけだ」
「不服じゃなかったのか。悪い意味で使われているものを部隊名にすることに」
「いや、全員と言うよりも当時は3人だが彼女達が気に入っていたし、後に部隊に入ってきた者も気に入っているから良いんじゃないか?」
「…ふむ、自分の行いを例えどんなことでも受け入れているのか「そんなものじゃない」…北郷がそういうならそうしておくが、雪蓮が気に入ったわけがなんとなく分かったような気がする」
「そうか?」「ああ、私のことはこれから冥琳と呼んでくれ。一刀」
「ん、それ真名だろう。いいのか「ああ、お前のことは気に入ったからな」…わかった」
「それとな「まだ何か?」あまり、一人で抱え込まないことだ……チュッ!!」
そういって、冥琳は一刀の額に接吻をするが、そのときには氣による壁が消えており、その姿を見た4人の婚約者は一刀に向かって武器を構え、先ほどのやり取りを追求する為に一刀を取り囲む
「私達が真面目に戦っている間、一刀は何をしていたのかしら」
「瑪瑙…戦っていたぞ…」
「それならどうして、額にキスをすることになるのかしら」
「紅鳳…なんか、俺の通り名の話を聞いてその流れで…」
「話の流れでキスまでもっていったのですか?…一刀さん不潔です」
「珠凰…どうしてそうなる。俺はただ…」
「ただ…周瑜を言葉巧みに…誘い込んで…後で抱くつもり…だったとか」
「黒耀…そんなんじゃなくてだな…」
一刀が婚約者に囲まれ問い詰められている中、雪蓮と祭は冥琳からある程度話を聞き、キス以外のことは納得した。キスに関して本人曰く「何か母性本能がくすぐられてつい」との事で、それはさておき、一刀達に客将の件を伝えたくても話しに入り込めず、1刻が過ぎて言った。
「それで、もういいかしら」
「「「「はい」」」」
「客将の件は合格と言うことでだ。一刀達のことを詳しく聞きたいのだが」
「別にかまわないが…何を聞きたいんだ?」
「そうね。差し当たっては、一刀がどうしてこんな綺麗な女性と婚約者になったかについてかしら「…雪蓮」だって気になるじゃない。国のお姫様とそれを守護する人なんて、どうやって知り合って婚約者になったのか気になるじゃない」
「それはそうじゃのう」「祭殿まで…まぁたしかに気にはなりますが」
「俺は別にかまわないが、お前達はどうする」
「「「「ええ、問題ありません」」」」
「…と言うわけだ。少し長くなるがかまわないか」
「それでは茶を飲みながら話を聞くとしましょう」
「あら〜、何か騒がしいと思ったら、皆さんそろってどうしたんですか〜。それに、そちらの方々はどなたでしょう」
「そうですね。皆さん政務をほうっておいて何をしているんですか」
「ああ穏、邁(マイ)彼等は暫くの間此処にいることになった…」
「北郷一刀だ。好きに呼んでくれて構わない。暫くの間宜しくお願いします」
「一刀の婚約者の扇姫・紅鳳です。通り名の扇姫と呼んでください」
「同じく婚約者の弓姫・珠凰と申します。通り名の弓姫と呼んでください」
「一刀の婚約者で一応2人の護衛の月下・瑪瑙だ。月下と呼んでくれ」
「……一刀の婚約者……通り名の毒炎と呼べ…」
「やはり護衛はついでなのですね。黒耀にいたっては、護衛の言葉すら出てこないなんて…私達の護衛はどうでもよいみたいですね…それよりも…」
「「「「一刀のことは出来れば北郷と呼んでください(べ)(ぶ)!!」」」」
「はぁ〜わかりました」「…分かった(こ、怖い)」
「お前達また勝手に…まぁいい、冥琳それよりも、彼女は一体だれ」
「…ああ、すまない。陸遜と程普だ」
「陸遜です〜真名は穏といいます。宜しくお願いします」
「冥琳が真名を許すとはな。儂は程普だ。北郷とかいったな(ジュルリ)…久しぶりにいい男が来た。よろしく頼む。真名は邁だ。」
「ああ、よろしく。けどいきなり真名を許す必要はないんじゃ?…おい、お前達どうした」
「いえ、一刀は気にしないで下さい」
「冥琳様が許しているなら大丈夫ですよ。どうしたんでしょうか」「そうだ、特に問題あるまい。さぁ(チッ)」
紅鳳達は程普に一刀を近付けてはいけないと感じ、邁から距離をとらせる。周囲は4人の嫉妬ぶりにため息をつきたかったが、雪蓮は話を戻すことにした。
「ねぇ、そんなことよりも一刀の馴れ初め話を聞きましょうよ。穏も邁聞くでしょう」
「それは興味あります」「そうだな。こんないい女とどうやって知り合ったのか気になるな」
そういって場所を移動し、お茶を用意しつつ、雪蓮と祭は酒を持ち込もうとして冥琳に怒られていたが、落ち着いたところで、話し始めた。
説明 | ||
もし恋姫無双にこんな設定があったらと書いてみました。 世界の守護者の一人である一刀が外史と呼ばれる三国志の世界で魏・蜀・呉の人々と触れ合い?ながらその世界が破戒するのか、それとも存続するのかを見定めていく物語です。基本中立的な立場からどの勢力にも属しませんが、一時的に属することはあります。 基本的に一刀に関わった女性は惚れますが、本人はいつものことなので相手からきちんとした気持ちを打ち明けられない限り気がつきません。 |
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