もう何も恐くない |
「はい、どうぞ」
「あ、ありがとうございます」
「ふふ……そんなに畏まらなくてもいいのよ」
「す、すみません……」
「ほらまた」
「あうぅ……」
私の指摘に鹿目さんは、恥ずかしそうに俯き用意した紅茶に口をつけた。
鹿目まどかさん。魔法少女として孤独に戦う私に差した光。
一人で怖くて、不安を抱えていた私を優しく包み込んでくれた優しい女の子。
そんな女の子と、こうして一緒の時間を過ごしている。
それは何だかとても素敵なことで――
「あは♪」
「どうしたの鹿目さん。急に笑いだして」
先ほどのような恥ずかしそうな表情もいいけど、今みたいな笑顔が鹿目さんにはよく似合う。
「あ、いえ……マミさんがとても優しそうな表情をしていたから……」
「優しそうな表情?」
「はい♪ とても素敵な表情でした」
「そ、そう……?」
私は別に意識してそんな表情をしていたわけではないわ。
でももし、鹿目さんにとってそう見えたのなら、それはきっとあなたのおかげね。
鹿目さんがくれた優しさ。
鹿目さんがくれた頬笑み。
鹿目さんが――
だから私は強く、そして優しくいられるの。
全部、全部あなたが私を不安と孤独から救ってくれたから。
こうして今の私があるの。
「ふふ……鹿目さんには適わないわね」
「ふぇ? それはどういう……」
「何でもないわ。それよりもお話をしましょ♪」
もっと、たくさんの言葉を。
もっと、たくさんの時間を。
もっと、もっとあなたと――
鹿目まどかさん……いえ、まどか。あなたが私の側に居てくれるのなら何も恐れる物はない。
そう“もう何も恐くない”
だから私はこれからも魔法少女として戦っていける。
あなたと共に、あなたの笑顔と皆の幸せを守るために。
説明 | ||
まどマギでマミさんとまどかです。 色々言いたい事はあるでしょうが気にしてはいけません。 ただマミさんに幸せになって欲しかったんだ! QB「結局はただの言い訳だよね。それを適当な言葉で濁すなんて、わけがわからないよ」 気にしたら負けさ♪ |
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