苗木君の好み(中編) |
男子側
・・・?
今、廊下で話し声が聞こえたような・・・・・気の所為か、今授業中だしね。
「じゃあ質問いくぞ?まずはだな〜・・・・・・髪が長い娘と短い娘だったらどっちだ?」
「え、髪の長さ?にどっちでも・・・・」
「どっちでもは無しだべ!」
「え、え〜・・・;」
いきなり駄目出しされた・・・;
そんな事言われても髪型なんてその娘に似合ってればそれでいいと思うんだけどな・・・ってあれ?
そういえば僕だけこんなに詳細に聞かれるのってなんかずるくない?・・・・・・・・もういいけどさ、
自分だけ不幸なの慣れたし・・(泣)。
本当に僕って「超高校級の幸運」で選ばれたのかなって最近特に思うよ・・・・。
「苗木、こういうのは何となくでいいんだよ、何となくで!」
「え〜と、じゃあ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・長い娘・・・・・・・・かな?」
女子側
「(ガーーーーーーーーン)!」
答えを聞いて、戦刃さんがショックを受けていた・・・・・・・そういえばこの面子で彼女だけ髪が短かった
わね。セレスさんのあれはウイッグだけど・・・。
まあそれよりも、苗木君は長い方が好き・・・か・・・。
特に理由はないけど、今週末の美容室ではなるべく長さは変えない様お願いしよう、そうしよう。
「うぷぷぷ!お姉ちゃん、拒否られてやんのw初っ端からいきなり拒否られてやんのwwww!!」
「・・・・・・・うるさい(今日から伸ばそう・・・絶対伸ばそう・・・・・!)」
「そうかー、苗木ってば長い方がいいのかー・・・・ま、まあ別に私には関係ないけどさ!///」
「ふ・・・良かったな、朝日奈」
「まあまあ、苗木君ったら・・・・やはり私の読みに狂いはなかったですわね・・・うふふふ♪」
「苗木くんは長い方が好きっと・・・要チェックです!(今日からいつもの2倍は髪の毛の手入れをするようにしないと!)」
「ぐぎぎぎぎぎぎぎっ!?」
一方髪の長い組は傍目からみて解る位、嬉しそうである・・・・と思ったが何故か腐川さんだけ何か
様子がおかしい。
「ど、どうしたの腐川ちゃん?変な顔して・・・?」
「あ、あいつ・・・っ!長い髪が好きって・・・・・わ、私をそんないやらしい目で見てたのねっっっ!!??」
「「「「「「それはない」」」」」」
「ぜ、全員でハモるんじゃないわよっっ!?ば、馬鹿にしてーーーー!?」
ダダダダダダダッ!
そう叫びながら腐川さんはどこかに走り去ってしまった。
「あ、腐川ちゃーんーーー!?」
「・・・どこか言っちゃいましたね・・;」
「まあ・・・・・お腹が空けば帰ってきますでしょう」
「いや、犬じゃないんだから・・・・・・って、あいつ十神の前じゃ犬だったっけwじゃあ帰ってくるか」
「何気に酷い事言うね、江ノ島ちゃん・・・;」
「・・・・今は腐川などどうでもいい。それよりも苗木タン(マイスイート)の方が重要だ」
・・・そうね。腐川さんには悪いけど、今は苗木君の方が確かに重要だわ。次の質問が
始まるようだし、聞き漏らさない様にしないと・・・・・・・・・・・・・だけど一つ気になる事が・・・・
「お姉ちゃん、今「苗木タン」とか言わなかった?」
「・・・・・言ってない」
「しかもなんか妙な( )とか入ってた気がします・・・・」
「・・・・そんな事はない・・・・・ちょっと願望が漏れただけだ」キリッ
・・・やっぱりこの人は油断ならないわ。
男子側
「じゃあ次はだな・・・・ズバリ!おっぱいの大きな娘と小さい娘どっちが好きだべ!?」
「あ、やっぱりそれを聞くんだ・・・;」
何が彼をそこまで掻き立てるのだろう・・・別に知りたくもないけど。
「当たり前だべ!おっぱいは母なる象徴だべ!つまりっ!おっぱいこそが女の娘の
最も重要な部分だべ!!Aカップに女の魅力は無いべ!!」
「(最低だよ葉隠君・・・・;)」
女子側
「(葉隠・・・・・おまえを殺す)」
「(葉隠ぇ・・・・ブ・チ・コ・ロ・シ・確定ですわ・・・!)」
「(葉隠君・・・・どうやら社会的に抹殺されたいようね・・・)」
「さ、さくらちゃん、霧切ちゃん達が怖い・・・;」
「朝日奈よ・・・・今おまえが行くと余計にその・・・気を使う事になるので、あまり近づかない方が良い・・・」
男子側
「さあ、苗木っち!どっちなんだべ!!」
「えーと・・・・それこそ別にどっちでもいいんだけど・・・・・;」
「嘘だべ!苗木っちだってエロ本買う時にそこに重心を置く筈だべ!!」
「それは違うよ!僕はどっちかというとお尻・・・・・・・・・・・じゃなくて!?」
「(尻か・・・・)」
「(ケツか・・・・)」
「(お、お尻なんだ・・)」
うう、僕の印象が悪く(?)なった気がするっ!
「ああもう、この質問はもういいでしょ!?ほ、他の質問にしてよ!」
女子側
「あ、朝日奈さん!?私のおしりってどうですか!?変じゃないですよね!?」
そう言いながら朝日奈さんに向かってお尻を突き出す舞園さん。
舞園さん・・・気持ちは解らないでもないけどそれじゃあただの変な人よ・・・
「わ、私に聞かないでよ〜(うう、私ってお尻は(も?)結構大きいんだよね・・・・あれ?でもこの場合は
大きいのがいいの?小さいのがいいの?・・・って馬鹿馬鹿!何考えてるの私!!////)」
「(だけどお尻って・・・・な、苗木君も中々特殊な趣味をしているのね・・・///言われてみると苗木君との
捜査中にそこに視線を感じた事があったような・・・・・そ、そんな訳ないわよね!苗木君がそんな
葉隠君みたいな(←酷い)・・・・・だけどその場合私のお尻を苗木君は魅力に感じて・・・・・・・・・
って、違うでしょ!?そこは重要じゃないわよ私!!)」
「盾子・・・私のお尻はどうだろう?」
「いや多分カッチカチでしょ?お姉ちゃんの場合。絶望的に鍛えてるから」
「むっ・・・そんなことは無い。いいから触って確かめてみろ」
「イヤだっつーの」
「ふむ・・・・・・苗木君はお尻派ですか・・・・・まああのエセ占い師の様に脂肪の塊が好きだと
言わないだけ、マシな趣味ですわね」
「・・・・そういう問題なのか?」
後編へつづく・・・
説明 | ||
中編うp。苗木の愛されっぷりに嫉妬(←理不尽) | ||
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