「!・・・遅かったじゃないの!この私との約束に30分も遅れるなんて、いい度胸してるじゃない!(・・・明らかに悪気はないようね。何かあったのかしら?なら仕方ないわね)まぁ、いいわ。遅れた分いつもより長く居て貰うからね?勿論ず〜〜っと貴方がエスコートするのよ。そうね、まずは御本を読んで頂戴。これとこれとね・・・あ、そうそう最近歌の練習もしているのよ。咲夜に音楽の流れる箱を貰ったの。それで毎日練習してるのよ。(・・・貴方に聴かせる為にね)前に貴方、私の歌を気に入ったって言ってたでしょう?どうしても聴きたいなら練習の成果を聴かせてあげてもいいわよ。それからそれから、この前教えてくれたトランプ遊びは面白かったけれど、ひとつだけでは飽きてしまうわ。だからもっといっぱい遊び方を教えて!貴方が知ってる遊び方をぜ〜〜んぶ!え・・・そんなに覚えられるのかって?こう見えて私は賢いのよ。そんなの簡単に覚えてやるわよ。あとはそうね・・・もっと外の出来事を教えて頂戴。お姉様ったらほとんど外出させてくれないもんだから、外で面白い事が起こっても私は全然わからないの。誰も何があったのか教えてくれないしね。(それに貴方の話し方は面白おかしくしようとしてくれてるから余計面白いのよ)・・・ねぇ、なんでそんなに離れてるの?・・・1メートルも離れてるじゃない!ダメよ、ほらほらもっとピタっとムギュっとくっつきなさい。恥ずかしいの?何よ今更、そんな事気にする関係でもないでしょ(・・・言っちゃった・・・!ど、どーしよ、心臓ばくばく)寝間着なのが嫌なの?だって一緒にいる時にお風呂とかで中断したらヤじゃない。だから全部済ませておいたのよ。悪い?いいから御本読んで読んで(といいつつ腕にムギュっ・・・は〜・・・幸せ)お風呂上りなせいか、なんだか暑いわね。・・・でもこのままでいいわ。貴方も別にいいでしょ?あ、頭撫でるのは禁止!(だって心地よくなっちゃって眠くなっちゃうもん)私はレディなのよ?子供扱いなんかしないでよ。もう、失礼しちゃうわ!・・・でも、たまにならいいからね?貴方がどうしてもっていうなら、撫でてもいいからね?(あぁ・・・時間なんか止まればいいのに〜。もっともっと一緒に居たいよぉ・・・)・・・べ、別ににやけてなんかいないわ!そんなだらしない顔してないわよ。ふんだ!(でも腕は決して放さない。だって離れたくないもの)」 |