真・恋姫†無双 魏伝改伝 〜月夜に浮かぶ一輪の華〜 第3話 「陰謀、集結」 |
第3話「陰謀、集結」
<管理人side>
燐渦「おいコラ双渦、まだ北郷を攻めないのか!」
双渦「少しは落ち着け燐渦、それに俺はお前の兄だ、呼び捨てにするんじゃない」
燐渦「いーじゃん、兄貴なんだしそれくらい大目に見ろよなー」
炎愁「とか言いつつちゃっかり兄貴って読んでるけどな」
燐渦「う・・・・・そ、それは・・・・・・・」
蛇紅「結局は、双渦のことが怖いって事だろ?」
燐渦「じゃ、蛇紅様〜酷いですよ〜」
双渦「蛇紅?お前いつ戻ったんだ?長旅だとか言ってなかったか?」
炎愁「そーいやそうだったな。どうだったんだ?言いもんあったか?」
蛇紅「あぁ、この外史にも海王と冥王が居てな。ちょっくらぶっ殺してきた。」
燐渦「え!?そ、そんなことしちゃっていいんですか?」
蛇紅「良いに決まってんだろ?これから俺達がぶっ壊す外史なんだしよ〜」
双渦「それはいいんだが、何か戦利品ぐらいはあるんだろ?」
炎愁「武器だ武器!武器はねーのか?」
蛇紅「皆一つは持てるように持ってはきたが、それより良い物は多分北郷の所だろうな」
炎愁「あぁ、天月と魔月だっけ?究極の剣とか言うやつ」
蛇紅「だが、北郷はあの剣の本当の力を引き出せてはいない。今のあいつなら俺と双渦の二人でかかれば余裕だ」
燐渦「えぇぇ!?兄貴と蛇紅様二人じゃないと勝てないんですか!?」
蛇紅「あぁ、この中の一人が一対一でやり合ったら確実に負けるぞ。」
炎愁「北郷はそんな強いのか・・・・・・結構厄介だな・・・・・・」
双渦「臆するな、二人で行けば勝てるのだ。問題は無いだろう。」
蛇紅「だがな・・・・・あの剣が覚醒するとちっとばかしまずいかな・・・・・・」
燐渦「天月と魔月ですか?」
双渦「その二本じゃない、響火衰剣だ」
炎愁「響火衰剣?なんだそりゃ?」
蛇紅「響火衰剣・・・・またの名を”神の怒り”覚醒したあの剣より優れた剣は存在しないとまで言われている剣だ」
燐渦「で、でも!なんで北郷はそんなにも良い物を持っているのよ!」
双渦「恐らく・・・・あの二人だろうな・・・・・・」
炎愁「あの筋肉達磨達か・・・・・・」
蛇紅「まぁだが、あいつの剣が覚醒する前に殺せばなんとかなるだろう?」
燐渦「じゃあ今から!」
双渦「お前は少し考えてから物を言え、4人で三国を相手にするなどさすがの俺達でも無理だ、あいつらが来るのを待つぞ」
燐渦「で、でもそれまでに覚醒しちゃったら!」
蛇紅「いや・・・それは無いだろう・・・・覚醒は基本戦いの中で起こるもんだ。俺の暗刑もそうだったようにな」
炎愁「ま、そういうこった!大人しく諦めるんだな」
燐渦「うぅ・・・・わ、わかりました・・・・」
蛇紅「はっはっは!結構結構!あいつらが到着次第、乗り込むぞ!」
燐渦「オー!」
双渦・炎愁「おう!」
<一刀(魏)side>
一刀「うぅ・・・・ここは・・・・?」
??「ここはお主の夢の中じゃ」
一刀「だ、だれだ!?」
冥王「そう警戒するんじゃねぇよ、俺は冥王だ」
海王「そしてわしが海王じゃ。」
一刀「なんで、海王と冥王が俺の夢の中に・・・・・?」
冥王「ん?あぁ・・・ちっとしくじっちまってなぁ」
海王「わしもこやつももうこの世には居ないのじゃよ」
一刀「死んだ・・・・のか?」
冥王「正確には殺された、だけどな」
海王「お主なら大体察しが付くじゃろう?」
一刀「管理人か・・・・・」
冥王「まぁそういうことだ。」
一刀「それで?なんで俺のところに来たんだ?」
海王「さて、ここからは重要じゃぞ?」
冥王「簡単に言っちまえば、お前に助言をしに来たってこった」
一刀「助言?なんの助言だ?」
海王「お主の剣じゃよ。天月、魔月、そして響火衰剣」
一刀「それがどうかしたのか?」
冥王「お前のその剣はな、戦以外で使わない方がいいんだよ。いつ覚醒するかわからないからな」
一刀「覚醒?なんだそれ?」
海王「その剣は、覚醒と言って、一定量のエネルギーや、ある感情が爆発すると進化するんじゃよ」
一刀「進化!?だけどそれと戦以外で使わないほうがいいのは関係があるのか?」
冥王「当たり前だ。お前の剣の覚醒は強すぎるんだよ。仕合の途中で覚醒なんてしたら乗客が吹き飛ぶぞ?」
一刀「じゃ、じゃあ、俺は戦以外じゃ剣を振るっちゃいけないってことか?」
海王「その問題を解決するためにここにわしらが居るんじゃよ。」
冥王「小僧、お前に新たな剣を授けよう」
海王「名を、混沌、これは、冥王の使っていた剣じゃな」
一刀「い、いいのか?」
冥王「ま、俺死んでるしな、問題はねぇよ」
冥王「で、もう一つだ、名を狂月。これは海王の剣だな」
一刀「本当にもらっちゃっていいのか?」
海王「わしらはもう死んでおるからのぉ。それに、お主に管理人を倒してこの外史を守ってもらわなくてはいけないのでな」
一刀「そうか・・・・わかった。ありがたく使わせてもらうよ」
冥王「おう!管理人の奴等に俺達の敵討ちよろしくっ!」
海王「そろそろわしらは帰るとするからのぉ」
冥王「またなんかあったら来るからよ!」
一刀「おう!」
海王・冥王「またな―――――――」
一刀「!?・・・・あ、あれ?・・・・夢・・・・・?」
海王と冥王が消えた瞬間、目が覚めた一刀。
一刀「あ、そうだ・・・・・剣!・・・・・・・・・あ、あった・・・・・・・」
もらった剣があるか、周囲を見回して見たところ、青く輝く剣と、黒く禍々しく輝く剣がそこにあった―――――――
華琳「で?海王と冥王とやらにもらった剣がそれ?」
華琳達に、夢での出来事をすべて説明した。
一刀「ま、まぁ・・・・そうなるかな?」
秋蘭「それにしても・・・・・・凄い剣だな・・・・・・・・」
凄い。と言うのは、誰が見てもそう言うだろう。狂月も混沌も光っているのだから。
春蘭「そんな剣で戦えるのか?」
春蘭の言うことももっともだ、見た目だけだと、飾りにしか見えない、といわれても仕方がないような剣だ。
一刀「わからない・・・・でも、これが本当に海王と冥王が使っていた剣なら、十二分戦えると思う。」
桂花「一回春蘭とやってみたら?」
突然桂花がそんなことを言ってきた。
風「それはいい考えなのですよ〜」
稟「桂花さんの意見には私も賛成です」
風や稟までそんなことを言い出した。
春蘭「それはいい考えだ!北郷!この間の借りを返してやる!」
春蘭はやけに乗り気だ、恐らく、この間負けた時の事が、相当悔しかったのだろう。
一刀「ん〜・・・・わかった、春蘭頼むよ」
一刀は少しワクワクしていた。狂月、混沌がどれ程の物か、それが知りたかった。
所変わって闘技場――――――――
霞「なぁ華琳?なにもここでやらんでもよかったんとちゃうん?」
前は庭でやって、特に大惨事になることも無かったので、次も庭でやるものだと思っていたが、華琳が、「闘技場にしましょう」と言うので闘技場でやることになった。
華琳「前回は、運が良かったとしか言えないわ。今回は、春蘭も一刀も最初から本気でやると思うしね。」
霞「あー・・・・あの二人が本気でやったら庭が吹き飛ぶっちゅうこっちゃな・・・・・」
秋蘭「ここなら基本的には平気だろう」
霞「そうやといいな」
三人の会話が終わると、
春蘭「北郷!準備は良いか!」
一刀「あぁ!いつでも良いよ!」
春蘭「では、参る!!!」
一刀「来い!」
春蘭と一刀の仕合が始まった
春蘭「はぁぁぁ!!・・・・なっ!?(太刀筋が見えない・・!?)」
一刀「はぁぁぁあ!!(何だこの剣・・・・・!さっきより軽くなった!?)」
華琳「始まったようね・・・・」
秋蘭「姉者が押されているようだな・・・・・」
霞「なんや、春蘭は一刀の太刀筋が見えてへんように見えるなぁ」
華琳「一刀の剣は凄く軽いのかしら・・・・」
華琳や秋蘭や霞はこの仕合の中で話していれるが、他の面々は、空いた口が開かない。って感じになっていた。
一刀「はぁぁぁぁぁぁああ!!」
春蘭「ぐっ!?く、くそっ!はぁぁぁああ!!」
春蘭もなんとか持ちこたえているが、一瞬でも油断すれば、負けてしまうぐらい押されていた
一刀「(この剣・・・・俺の思うように形と重さを変えられるのか・・・・?)」
狂月と混沌は、春蘭との仕合中、三度ほど形を変えた。変化に気づくには少し小さい変化だが、一刀にはわかった。剣の重さが少しずつ変わっているのが。
華琳「凄いわね・・・・あの春蘭を完璧に圧倒しているわ・・・・・」
霞「もう魏・・・・いや、三国最強は決まったんとちゃうか?」
秋蘭「恋が居るであろう?あやつもかなり強いではないか」
霞「いくら恋かて、さすがにあの一刀には勝てへんやろ・・・・・」
秋蘭「む・・・・それもそうかもな・・・・」
恋は強い、けれど、多分今の一刀には勝てないだろう。誰もがそう思った。
一刀「春蘭・・・・そろそろ終わらせるよ!」
春蘭「やれるものならやってみろ!はぁぁぁぁぁぁああ!!」
一刀「行くよっ!はぁぁぁぁぁあああ!!」
一刀の叫び声に共鳴するように狂月と混沌が輝き・・・・・大きく形を変えた。
狂月と混沌は形こそ変わったが、重さは大して増えてはいない、それがこの剣の良点でもあるのだろう。
春蘭「な、なに!?形が変わった!?ぐ、ぐはっ!・・・・・私の負けだ・・・・」
春蘭は剣を弾き飛ばされ、負けを認めた。
一刀「やっぱり・・・・」
仕合が終わると一刀は形が変わったことに大して驚いていないようだった。
華琳「か、一刀?さっきのって・・・・・?」
霞「そうやそうや!なんや最後の!?」
秋蘭「あれは天の技かなにかか?」
三人が詰め寄ってきた。
一刀「え?あぁ、最後のやつね、あれは多分、持ち主の心を読み取って、それに応じて形や重さを変えるみたいなんだ。」
華琳「じゃあ、短剣や大剣にも変えられるってことかしら?」
一刀「まぁ、そうなるね」
そういうと一刀は、剣に短剣になるように念を送った。すると・・・・
霞「ほんまに変わりよった・・・・・」
秋蘭「さすがは海王と冥王の剣ってところか・・・?」
一刀「そうなるね・・・・・・」
華琳「それで、その剣は覚醒とやらはしないのかしら?」
そう来たか・・・・そこまでは聞いていないが、恐らく覚醒済みなのだろう。一刀はそう思った
一刀「多分、この剣は覚醒しているんだと思うよ。だから刀身が変わったんだと思う・・・・」
華琳「そう・・・・・」
華琳はなぜか満足そうだった。知りたいことをすべて知れたからだろうか・・・・?
華琳「はぁ・・・・皆この仕合で集中力を使って精神的に疲れたでしょう?今日の政務は皆しなくて良いわよ。寝るなり遊ぶなり好きにしなさい」
全員「は〜い!」
多分、華琳も相当疲れただろう。あの中で一番熱心に見ていたのだから。
一刀「な、なぁ、華琳?」
華琳「なに?」
一刀「風呂入っちゃダメか?汗と泥でベトベトなんだが・・・・・」
春蘭「それなら私も入りたいです!」
ここぞとばかりに春蘭も入ってきた。
華琳「いいわよ・・・・そんな体で城内を歩き回ってもらってもこまるもの。好きになさい。」
一刀「やった〜!」
春蘭「ありがとうございます!」
華琳「た、ただし!二人一緒に入るのはダメよ!」
春蘭のことだから、無いとは思うが、念のために、だ。
一刀「わかってるよ」
春蘭「は、はい・・・・・」
がっくりと肩を落とす春蘭、一刀と二人きりになれなくて残念なようだ。華琳も一刀もそれに気づかない
一刀「しゅ、春蘭?先に入ってもいいかな?」
春蘭「あぁ、私はどちらでも構わないぞ」
一刀「わかった。ありがたく先に入らせてもらうよ」
そう言って一刀は浴場に向かった。
華琳「(一刀・・・・・・フフ・・・・・・)」
なにやら企んでいる様子の華琳。それに気づく者は誰一人として居なかった。
―――風呂場――――
一刀「はぁ〜やっぱり一番風呂はいいもんだなぁ〜」
春蘭が先に入っても良いと言うので、素直に最初に入らせてもらった。
一刀「それにしても・・・・風呂は気持ちいいのだが、なぜか嫌な感じが離れないのだが・・・・?」
??「あら?それはどうしてかしら?」
一刀「ん〜突然華琳か誰かが風呂場に乱入・・・・・って、か、か、華琳!?なんでここに!?」
一刀の後ろに華琳が居た・・・・・・・スク水で
華琳「なんでって・・・一刀が頑張っていたから少し褒美でもあげようと思ったから・・・・その・・・」
最後まで言いかけて、口ごもる華琳、一体なにをしようというのだ・・・・・
一刀「その、なんだ?」
華琳「その・・・せ、背中を流してあげるわっ!」
なぜだか顔を真っ赤にして、春蘭たちのようなことを言い出す華琳。これは”でじゃぶ”というものじゃないのだろうか・・・・?
一刀「あ、あぁ、わ、わかったよ。華琳に頼むとするよ・・・・・」
ここで拒んだら華琳になにをされるかわかったもんじゃない。最悪泣き出すかもしれない。
華琳「うん♪」
華琳は嬉しそうに返事をした。
一刀「(か、華琳さん!?あたってる!?あたってるよ!?)」
正直に言おう、華琳の胸があたってかなりドキドキしてしょうがない。
華琳「どうかしたの?」
一刀「え?い、いやぁ・・・・あの・・・む、胸があたってるから・・・・・・」
言えば直してもらえると思い華琳に伝えてみた一刀だが・・・・・
華琳「あ、あててるのよ・・・・/////」
そう言って赤面する華琳、やばい・・・・超可愛いんだけど・・・・でもこの状況続けられると厳しいかも・・・・・
一刀「えっ!?か、華琳さん・・・・?このまま続けたらいつか襲っちゃいますよ・・・・?」
ためしに言ってみたところ・・・・・?
華琳「い、いいわよ・・・・一刀なら・・・・・・」
一刀「(か、華琳さん!?なぜ抱きつくのでしょうか!?)」
背中を洗っていた華琳だが、今度は胸だけでなく、身体ごと押し付けてきた。
一刀「か、華琳・・・・そんなこと言われたら本当に我慢できなくなるぞ・・・・・」
華琳「だ、だから言ってるじゃない・・・・一刀なら良いって・・・・・」
ついに一刀は我慢の限界が来たらしく、華琳を押し倒した
華琳「かずとぉ・・・・・////」
一刀「華琳・・・・・」
一刀は華琳のスク水を脱がせた刹那―――――――
春蘭「風呂だー!」 秋蘭「姉者は少し落ち着いて風呂に入ろうな?」
一刀・華琳「え・・・・・・?」
春蘭・秋蘭「なっ・・・・!」
春蘭「北郷!貴様ぁぁぁぁ!!!!」
一刀「え?ちょ、ちょっとまった!」
春蘭「問答無用!」
手元に武器が無かったためか、春蘭は足で襲い掛かってきた
一刀「け、蹴りはまずい!またこの間みたいにっ・・・「ドカッ!」・・ぐぅ・・・ぐあぁ・・・・・やっぱりぃ――――」
春蘭の蹴りは、見事に一刀の急所に直撃して、一刀は痛みに耐え切れず、気絶した――――――
華琳「か、一刀!?大丈夫!?一刀!一刀!」
秋蘭「あ、姉者!さすがにまずいぞ!なにも本気でやることは無いだろう!」
さすがの秋蘭も怒った。華琳に限っては、泣きながら一刀の名前を呼ぶだけだった
春蘭「す、すまない・・・・・」
秋蘭「謝るのは北郷が目を覚ましてからだ!華琳様!医者を呼んで参ります!」
華琳「え、えぇ・・・・「その必要は無いわよんっ!」・・・・誰!?」
貂蝉「私の名前は貂蝉よん♪」
卑弥呼「わしの名前は卑弥呼じゃ」
華佗「俺の名前は華佗だ!」
秋蘭「その必要が無いとはどういうことだ?」
突然現れたことには驚いたが、一刀のことで頭がいっぱいでそれどころではない。
華佗「俺に任せろ!俺がそいつを治す!」
華琳「そんなことが出来るの?」
華佗「任せろ!五斗米道に直せない病はない!」
華佗「行くぞ!五斗米道ぉぉぉぉぉぉぉお!!!!!!!」
華佗は力強く叫ぶと、一刀の腰に針を刺した。すると・・・・?
一刀「う・・・・うぅ・・・・・・?」
華琳「一刀っ!」 秋蘭「北郷っ!」
目が覚めるなり、突然、華琳と秋蘭に抱きつかれた。
一刀「な、なんだ?どうしたんだ!?」
貂蝉「あら、ご主人様♪元気で何よりだわん♪」
誰よりも早く貂蝉が口を開いた
一刀「ちょ、貂蝉!?なんでお前達がここに?」
卑弥呼「お主に伝えねばならぬ事があってのぅ」
一刀「え?」
貂蝉「そうよん、あんまりこの外史にも長いできないから手短に話すわん♪」
卑弥呼「管理人が動き出したのは知っておるな?」
一刀「あぁ、海王と冥王が俺のところに来たよ」
貂蝉「なら話は早いわねん。管理人達が、動き出したわよん?」
卑弥呼「まだ攻めては来ないだろうが、近い将来攻めてはくる。」
一刀「そうか・・・・・桃香達と雪蓮達も呼ばないといけなくなるね・・・・・」
華琳「その心配は要らないわよ、もう呼んであるわ、明日には来ると思う」
さすが華琳だ、集まるのが早いに越した事はない。
貂蝉「さすが曹操ちゃんだわっ」
華琳「ひっ・・・・・」
華琳は怯えた様子で、一刀の背中に隠れる。
卑弥呼「ん?そろそろ時間じゃないかのぅ?」
貂蝉「あら、残念だけどそうみたいね、じゃあご主人様!あとは任せたわよん♪」
卑弥呼「また来るわい」
華佗「それじゃあな!」
そういうと、三人は光の様に消えていった―――――
三人「消えた・・・・?」
一刀「それにしても・・・・決戦は刻一刻と迫っているってことか・・・・・」
華琳「なに負けるようなこと言ってんのよ、勝つに決まってるでしょう?」
秋蘭「天の御遣いを取り戻した三国に勝てる者など居ないのだからな!」
一刀「二人とも・・・・・あぁ!そうだな!「やっほ〜♪」ん?」
華琳「雪蓮!?到着は明日じゃなかったの?」
明日着くはずの雪蓮がそこに居た。
雪蓮「いやぁ、急いで来たからね〜一刀にも会いたかったし〜」
そう言って、雪蓮は一刀に抱きついた。
一刀「ちょ、雪蓮!?「あ〜雪蓮さんずるい〜」え?」
華琳「桃香あなたまで・・・・」
桃香「えへへ〜ちょっと早くきちゃった♪」
桃香達も一日早く着いたようだ。
桃香「それにしてもぉ〜雪蓮さんずるい〜私も〜」
桃香も一刀に抱きつく。そろそろ一刀の顔が埋まってきた。
一刀「ぐ、ぐるじぃ・・・・・か、りん・・・だずげで・・・・・・」
息が出来なってきた一刀は華琳に助けを求めた。
華琳「二人とも!一刀がこのままじゃ死ぬわよ!」
雪蓮・桃香「は〜い」
華琳のおかげでなんとか丸く収まった・・・・・気がする
桃香「ところで華琳さん?」
華琳「なに?桃香」
桃香「今回はなにがあって集まったんですか?」
雪蓮「あ〜それ私も聞いてない〜」
二人は何も聞かされず、とりあえず将を全員連れて来いとでも言われたのだろうか・・・・
華琳「あぁ、言ってなかったわね、今回呼んだのは―――」
華琳「・・・と言うことよ」
とりあえず二人にはすべてを話した。他の皆には、二人から伝えてくれるだろう。
桃香「じゃ、じゃあ、管理人さん?と戦うために私達を呼んだんですね?」
華琳「ええ、そうよ」
桃香は凄く驚いていた。雪蓮はなにやら難し顔をしていた
一刀「?どうかしたの?雪蓮」
雪蓮「え?あぁ、兵の調練をまた始めなければいけないんだと思ってね・・・・・」
せっかく戦争が終わったのに、また民を戦争に巻き込むことになるのだ。
一刀「今回の戦いが終われば、この世界は平和になる。この世界に干渉しようとする奴は居なくなるからね」
雪蓮「そうね・・・・そうと決まれば早く皆に伝えて、兵の調練を強化しなくちゃ!」
雪蓮はなにやら吹っ切れたようだ。桃香は最初と変わらず、のほほ〜んとしていた。
桃香「あ!私も皆に伝えないと〜!」
と、言い残して、二人はそれぞれの将の所に帰って行った――――
華琳「桃香は相変わらずね・・・・」
一刀「そうだな〜」
華琳は呆れてはいたが、どことなく嬉しそうだった。
秋蘭「華琳様、お話は終わりましたか?」
華琳「ええ、今終わったところよ」
一刀「どうかしたの?秋蘭?」
秋蘭がなにやら楽しそうな表情で入ってきた
秋蘭「いや・・・・姉者がな・・・・・ぷっ・・・」
華琳「春蘭がどうかしたの?」
相当面白いことがあったらしい。
秋蘭「そ、それがですね・・・・・」
春蘭「うぅ・・・・本当に北郷は大丈夫なのだろうか・・・・・・」
秋蘭「大丈夫だろう、あの華佗とか言うやつが針を刺したら、目を覚ましたではないか」
春蘭「で、でも・・・・本気で蹴っちゃったし・・・・・」
秋蘭「それは、華琳様たちの話が終わったら、ちゃんと北郷に謝ろうな?」
春蘭「うん・・・・・・キャー!・・・・・ドスンッ!・・な、なんだ!?」
春蘭が不自然に穴を隠されていた、落とし穴に落ちた。恐らく作ったのは、桂花だろう。
桂花「あはははっ!!本当にあんた莫迦ね!!あははははっ!!」
秋蘭「桂花・・・・・こ、これは・・・・・やり過ぎじゃないのか・・・・ぷっ・・・」
桂花が掘った穴は相当深かった、しかも、下にはなぜだかは知らないが、うなぎやら、ドジョウやら、うねうねした生物が大量に居た。
春蘭「な!なんだこいつらっ!く、くるな!いや・・・いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
春蘭はぬるぬるだダメらしい。相当もがいている。
秋蘭「だ、大丈夫か・・・・あ、姉者・・・・ぷっ・・ぷははははっ!」
ついに秋蘭も吹いた、特に、なにか物凄く面白い事があったわけではないが、なんだか、笑えてくる光景だった。
春蘭「いや!や、やめて!助けてぇぇぇ!!!」
秋蘭「と、言った感じでして・・・・ぷふっ・・・・」
一刀「ご愁傷様って感じだね・・・・・ぷぷぷ・・・・」
華琳「そ、そうね・・・・・あははははっ!」
話を聞いただけだが、華琳も笑いだした。特に面白いことなどまったくないのに。
一刀「わ、笑ってやるなよ・・・・ぷっ・・・ぷははははっ!」
一刀までもが笑いだした。
一刀「なんでだろう・・・・・凄い笑える・・・・・」
華琳「そうね・・・・なんでかしら・・・・・・」
そして、その日の城内は、春蘭の話題で持ちきりだった―――――――――
<蛇紅side>
蛇紅「やっと来たか、待ちくたびれたぞ?」
??「来てやったんだからいいだろー?」
??「そうやそうやー」
炎愁「お前達は・・・・・相変わらずだな」
??「ええやろ?とりあえずは、来たんだし」
双渦「まぁ・・・・・そうだな」
燐渦「二人も来たところだし!早く北郷一刀をぶっ殺しに!」
??「あのなぁ〜俺達来たばっかりなんだぞ?今戦ったら死ぬって」
燐渦「で、でも〜」
??「そうやで〜うちはええけど、こいつは昨日まで現実にしたんやで?身体がめっちゃなまっとるで?」
双渦「それもそうだな、今のお前なら燐渦でも勝てそうだな」
燐渦「じゃあ、一休みしたら一戦やりましょうよ!」
??「あぁ、一休みして、一刀のことを蛇紅に報告してからな〜」
〜あとがき〜
鋼河「はい!無事に3話を書き上げることができました〜!」
一刀「なんだか、話の内容が大きく変わる予感ですね〜」
鋼河「そうですね〜なんだか、話が壮大になる気がします〜」
一刀「オリキャラもたくさんでましたね!」
鋼河「次回は、オリキャラの説明入れないと〜」
一刀「おや?そろそろ時間が来てしまいましたね」
鋼河「今回は、早いですね〜ですが、時間なので、仕方が無い!」
一刀「そうですね!」
鋼河「それでは皆さん!次回、また会いましょう!」
一刀「次も読んでね〜」
説明 | ||
投票の結果、2という意見が多かったので、とりあえず、3話、4話書こうかと思います。 今回はもうすべてがオリジナルなキャラを投入します!(名前とかは適当だと思われるかもですが・・・) そろそろオリキャラ真面目に考えていかなきゃ・・・・・・ 3話と4話の間にオリキャラの設定とか入れますよー まぁやっておいた方が言いと思うので。 でわ〜今回も、楽しく読んでいただければ幸いです。 |
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コメント | ||
4話は?(十六夜 出雲) ぜひ更新宜しくお願いします!!!!!!!(迷い猫@翔) |
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