「カラオケ大会？」

「うん、そう。正史に行ってる焔耶と思春がさ、老仙の店でやらないかと誘ってきてね。あそこは二階に宴会場もあるから皆で出来るからってさ・・・思春の様子が少し変だったけどたまにはいいかなって思うんだけど」

一刀の話に皆は賛同し貂蝉に協力してもらって三国の全員で老仙の店にきた。

「いらっしゃい、待ってましたよ。さあ、二回にどうぞ。焔耶達はすでに準備してますから。今日は飲み物・食べ物も好きなだけいいですよ」

老仙の言葉に大食い組と飲兵衛組を歓声をあげた。

皆が二回に向かう中

「へぅ〜、老仙さん。「例の件」を大丈夫でしょうか？」

「ええ、ちゃんと準備していますよ」

月が老仙に何かを確認していたがそれを聞いてた物はいなかった。

一刀達が二階に上がるとすでに何人かの友人が集まっていた。

「久しぶりですね皆さん。料理はジョージと焔耶さんが準備してます。そして思春のほうは・・・」

雷電がそういうと急に音楽が流れてきて舞台の幕が上がると

「しっ思春！？」

そう驚いたのは誰だか分からないが舞台の上には顔を真っ赤にしながら可愛い制服を着て振り付きで歌っている思春がいた」

「中々うまく出来てますね。此方の遊びで思春が「私がまけたら何でも言う事を聞く」といって挑んできたんで相手をしたんですが」

「なるほどの〜それで見事思春が負けたと。・・・それにしても様になってるのう」

「ふふふ、実は思春はコッチでこの歌を歌っているグループにはまったらしくてね。一人で練習してるのを見てしまったので皆にそれを披露するという罰を。それならいっそうと老仙さんがこの企画をしてくださいまして」

「なるほどね、なら早速次から歌って行きましょうか」

そういってカラオケ大会が始まった。

ちなみに思春は歌い終わってからずーと部屋の隅で体育座りをしていた。

早速カラオケ大会が始まったが機械の使い方が分からないのでまずは正史の面々が歌いだした。

「わぁー、戦国さんカッコいい」

「どぅふふ、戦国君「Melt」だなんて中々やるじゃな〜い。では私は・・・」

「次は俺だ」

二番手は関平がマイクを持った。

「深き哀しみの中〜少年は翼を願う・・・」

「おいおい、魂響か。やるな」

「わーい、ジョージの料理なのだ〜！！」

ジョージが料理を運んできたのに大食い組が興奮しだしている中

「あっ愛紗ちゃん！？」

桃香が見たのは涙を流している愛紗だった。

「すっ素晴らしい。なんと素晴らしい歌なんだ」

愛紗は関平が歌っている「魂響」という曲の内容に感動したようだ。

愛紗の他にも斗詩・秋蘭・華雄が涙を出して感動していた。

そんな中関平が歌い終わった。

すると愛紗達は拍手をして関平の歌を絶賛していた。

「よっしゃあ、次は俺が歌うぞ」

次にジョージが『よっしゃあ漢唄』と『前略、道の上より』の二曲を歌いこれも絶賛された。

二人が先に歌った事で皆もやり方が分かり皆も歌いだした。

「まずは誰が歌いましょうか？」

「私が歌ってもいいだろうか？」

立候補したのは焔耶だった。

「そうだね、焔耶は老仙さんの元で働いてるから皆よりこっちの歌に詳しいし」

一刀の賛成もありまずは焔耶が歌いだした。

「タラタラ〜タララ〜　ウ〜ウ　イェ〜♪」

「すっげぇ「輪舞ーrevolution」だ。俺好きなんだよね、この曲」

焔耶が歌う曲を好きだと一刀が言った瞬間、焔耶は小さくガッツポーズをし他の皆は羨ましそうにしていた。

「焔耶君は意外と乙女チックでしてね、私が持っている少女漫画は殆ど愛読してますよ。曲の方も色々歌えますし。実は客の人からデビューのスカウトが来たりしてますよ。本人はその気はないと断ってましたが」

酒を持ってきた老仙の話に張三姉妹と美羽が対抗意識を持ち出した。

「わーい、焔耶ちゃん良かったよ」

「あっ有難うございます桃香様///そうだお館、他になにか好きな曲はあるか？次の番がきたら歌うぞ」

「本当！？そうだな・・・」

一刀と焔耶のやり取りを見た恋姫達はこぞって曲を予約しだした。

まずは天和が「羞恥心」を入れて三人で歌いだした。若干人和は嫌そうにしていたが。

次に風が歌を入れたのだが

「・・・なぜ風がこれを知っているんだ？」

ユーザー達が驚いた風の曲は

「ふぃぎゅ＠メイトOPですか。中々マニアックな、しかしなぜか風君が歌うと違和感無いですね」

風が電波を歌い終わると急に舞台の幕が下がった。

「次の方々は予め準備が必要ですので少し待っていてください」

老仙に言われ皆が酒などを飲んで待っていると幕があがった。

「曖昧３センチ　そりゃぷにってコトかい？ちょ？」

月、詠、ねね、恋が『持っていけセーラー服』をコスプレ＆振り付きで歌いだした。

しかも普段は大人しい月が一番完璧に踊っていた。

「すげぇ、月ちゃんがすごい。なんだか恋さんもノリノリだし」

皆が驚く中歌が終わった。

詠とねねが倒れる中、月と恋は別の衣装に着替えだす。

しかも老仙と焔耶・璃々ちゃんも舞台に上がり

「ある晴れた日の事〜♪」

「今度は「ハレ晴レユカイ」かよ。しかもまたフリ有り。老仙は何を吹き込んでいるんだ」

ジョージが呆れる中、他のメンバーはかなりの盛り上がりを見せていた。

ちなみに配役は

『持っていけセーラー服』　ねね＝こなた、月＝つかさ、詠＝かがみ、恋＝みゆき

『ハレ晴レユカイ』　　　　恋＝有希、月＝みくる、璃々＝ハルヒ、焔耶＝キョン、老仙＝古泉

であった。

月達の歌でかなり盛り上がってきた。

「次は私ね。一刀、あなたも一緒に歌いなさい」

華琳がそういって一刀と一緒に歌いだしたのは

「「アンインストール」ですか。確かにお二人に合っていますね」

それからも三羽烏が「お嫁にしなさいっ！」なぜか参加している于吉の「ド○えもん」左慈が「サ○エさん」など曲が続いていった。

「次は私ですね。華雄、一緒に歌いましょうか？」

そういって牙狼sayは華雄と『愛が生まれた日を』と渋く決めてきたり、かなり酔っていて朦朧とした桂花が一刀をじーと見ながら、『一〇さん』を歌った。

後日、事実を聞いた桂花が「あんたを殺して私も死んでやる！！」と騒ぎ出したりした。

続いて桃香と月と詠に水樹奈々さんの「innocent starter」を。1番を月と詠が歌って、2番を桃香が歌うなど数人で歌うのが増えたりしだした。

鈴々と季衣でチルノのパーフェクト算数教室をデュエットしたり朱里と雛里が『ドリフの早口言葉』を歌ったが二人が最後まで歌えなかったのは容易に想像できた。

時間が進む中、以外だったのは月が積極的に歌っているのであった。

しかもＣａｒａｍｅｌｌｄａｎｓｅｎなどフリ有りで歌うなどかなりノリノリだった。

他にも天和が「get wild」、凪「アン○ンマン」、麗羽がエメソを歌うなど普段のキャラに合わない曲を歌うものもいた。

その中でも一番だったのは

「only my railgun」を雪蓮と美羽がデュエットで歌ったのだった。

美羽は若干怖がっていたが歌の方はちゃんと歌っていた。

「未来への咆哮」を月と雛里が歌った時はなぜか皆が少し退いていた。

星が「巫女巫女ナース」・桔梗、紫苑、祭の三人で「酒が飲めるぞ」・冥琳が「旅人」など一通り皆が歌っていた。

霞と真桜が関西色全開の曲を歌いまくっていたのは皆に受けていた。

再び雷電が歌おうとすると

「その曲待ったー！！ファイヤーボンバーなら私も歌うぞ！！」

急に復活した思春がマイクを持って割り込んでいた。

「いいぜ思春それなら「「戦争なんてくだらねぇ、お前等「俺の」「私の」「「歌を聴け」」！！」

雷電と思春は突撃ラブハートを完璧に歌いだした。

「そういえば思春君はよくマクロス見てましたね」

「えーと、大分時間も過ぎましたのでそろそろ終わりにしますね。最後は璃々ちゃんです」

老仙の紹介に皆が拍手をすると

「あのね、二曲歌いたいのだけど、老仙お兄ちゃんも一緒に歌おう♪」

「ええ、いいですけど・・・えっ！？」

誘われた老仙は璃々ちゃんが予約した曲に驚いたのに皆が不思議がったがそのまま歌が始まった。

「！？バカな！！璃々ちゃんが「FOR REAL」だと！！」

「しかも次の予約曲「STILL TIME」だぞ！！」

「あの歳で「幻想魔伝最遊記」て凄過ぎだろ。しかも璃々ちゃんのあの感じ歌詞の内容も理解してるだろ」

此処にまた一つ「璃々ちゃん伝説」が生まれた