真・恋姫無双　〜焔耶のアブノーマル日記〜

この日記は先日愛紗の部屋から発見された日記である。そして、私はその続きを書こうと思う。

なぜなら、お館には愛する人が多くて、私を愛してくれる時が少ない。

私は日頃の鬱憤や言いたいことを此処で吐こうと思う。

だから、この日記には人には言えない様な事が書いてある。

◇月×日

☆☆

今日はお館とデートをした。

お館が服屋で天の国の服を着せてくる。

巫女服、ナース服は嫌じゃなかったが、お館は私に黒まんとを着せてある台詞を言わせようとする。

「たいした奴だな…簡単に５人も死なせるなんて

こっちは…ひとり助けるだけでせいいっぱいなんだ…」

なんの台詞だろう？

どう考えても、私にあった台詞とは思えない。幾ら脳筋の私でも分かる。

お館は何を考えているのだろう。

たぶん、いろんな女に手を出されたから、お館の頭が毒されてきたのだろう。

早く手を打たなければ、

◇月▲日

??

お館のパンツを入手。

これでお館の服装の一式が揃った。

さっそく全部着てみる。

匂い。良い匂いがする。

ハアハア、まるでお館に包まれているみたいだ。

今日はこれを着て寝よう。良い夢が見れそうな気がする。

◇月◎日

☆☆☆☆☆

昨日お館のパンツとズボンを穿いて、シャツを着て寝たのに、良い夢が見られなかった。

夢には桂花と思春が出てきた。

そうか。

この服はアイツらに毒された服なんだ。だから、お館の匂いだけじゃなくて、不純な毒された匂いがするんだ。

お館を綺麗にしないとお館が汚染されて駄目になってしまう。

◇月▼日

????

とりあえず、お館の体を洗浄することになった。

方法はお館には私の汗入り茶を飲んでもらい、お館の体の内から洗浄することに。

私はこの猛暑の中、成都を一周して、出た汗を水筒に溜めた。そして、それで茶を入れてみた。

お館はそのお茶を

「美味しいよ。焔耶。」

と笑顔で言ってくれた。

私が美味しいってお館は言ってくれた。

ああ、お館が私の手で洗浄されていく。

これで、お館を飼育できたら、文句ないのだが、愛紗と恋と雛里と言う前例がある以上下手には動けない。

今は我慢。

◇月■日

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

月め！！！

ちょっと、お館の侍女だからとか言って、お館の中をお茶で毒するとは何たる卑劣漢！

反則だ！

私もいつかお館の侍女になってやる！

◇月◇日

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やった！今日はお館の侍女をすることになった。

月と詠が休みらしい。

私が先日月の飯に便○こおろぎの足を入れたのが効果的だったようだ。

お館を毒する奴なんて、似た者同士仲良くすればいい！

今日はお館のそばに居られる。

とりあえず、お館の私物に私の汗をかけて私の匂いを付けた。

それから、お館の私物を少しの間借りた。

そうすれば、私の部屋の物はお館臭で最高の香りがするだろう。

そして、お館は刷り込み学習で私の香り＝安心できる香りという方程式が完成される。

そうなれば、お館は私しか愛せなくなるだろう。

完璧だ！これで私はもう脳筋なんかじゃない！

◇月▽日

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

折角、お館の部屋を私の匂いで香りづけしたのに、大掃除された。

月が変わった匂いがすると言ったからだそうだ。

またしても、月か。

何とかして、お館の侍女の座を私の物に出来ないだろうか？

そうだ。

まず、桃香様の侍女になろう。

そうなれば、月を始末した時に自動的にお館の侍女の座が貰える。そして、お館と桃香様と一緒に居られる。

そして、お館と桃香様の全てを私の手で綺麗にするんだ！

私の匂いのするお館と私の匂いのする桃香様！

最高だ。

そして、私はなんて天才なんだ！

今日は最悪な一日だったが、最高の策を考えることが出来た。

とりあえず、月を始末するために毒について勉強するか。

◇月∴日

計画がばれた…。

どうやら、思春が私を監視していたらしい。

忌々しい奴だ。

今度は上手い事やってやる。

今度こそはフフフフフフフフフ……。