真・恋姫無双〜武神の兄〜 第5話 |
side刃
「ただいま」「ただいま戻りました」
愛紗との仕合いを終えて家に帰ってきた。
「二人ともお帰りなさい。
今日は早くの切り上げたの?」
「はい。
………じつは、話したいことがあるんです」
「どんなお話?」
「今は言えないからから。
………夜に話すよ」
「わかったわ」
と。母さんと話しているときに………
「お〜い私を無視しないでくれ。
いったい何の話をしていたんだ?」
「………」
「父さん……………居たの?」
「お母さん、最近、刃が冷たいよ」
「「自業自得です」」
「お母さんだけでなく、愛紗にまで!?」
父さんがどんどん小さくなっている。
「父さん…………」
「刃………お前は励ましてくれるのか」
俺も父さんのために言葉を贈ってあげよう。
「…………自業自得だよ」
「誰も味方がいない!?」
父さんは何でこんなにも空気が読めないんだろう?
その夜
俺は……
母さんと……
対峙していた。
はぁ〜何でこうなったんだろう?
〜回想〜
「母さん……、愛紗は寝た?」
「愛紗はぐっすり寝ていますよ、お父さんもぐっすりと…」
あれ?
父さんはさっきまで起きていたはずだ………
母さんが部屋へ手招きするまでは…
「母さん…父さんに何かしたの?」
「何もしていないわ。
……ただ、お願いをしただけよ」
「どんな?」
「それは……」
ゴクっ
「それは」
「とても言えないわ」
内容が怖そうなので聞かないことにした。
「母さん話があるだ」
「舌が回っていませんよ」
しまった。
怖くて舌が回らなかった。
「言ってみなさい」
「ああうん。
俺は……旅に出たい」
「それはどうして?」
「この世界を見て回りたいから。
最近では、賊の人数が多くなっている、今では昔の倍ある。
当然この村以外にも賊の被害が出ている。
俺は………その人たちも助けたい」
「それが旅に出たい理由なの?」
「あとは、武者修行かな」
「武者修行?」
「旅に出て自分の武を磨きもっと強くなるために」
「そう………わかったわ」
「じゃあ行っt「最後に」っ!!…??……最後に?」
「私と勝負をしなさい!」
「どうして?」
「あなたの力がどれくらいあるか確かめるためよ」
母さんはそう言って自分の偃月刀を取り出した。
……………どこから出てきたんだろう?
〜回想終了〜
そこから今の状況までいたった。
お互いに武器を何回もぶつけた。
十合、二十合と打ち合った。
今はお互いに対峙している……最後の一撃を出すために。
「次で最後にするわ!!」
「行くぞ!!」
「「はあああぁぁぁぁぁぁッッ!!」」
ガキィィィィンン!!
最後に立っていたの者は…………
バタンっ!!
二人とも倒れてしまった。
「強くなったわね、刃」
「母さん……なんか前より強くなってない?」
「ふふ……少し前に氣の使い手の人に出会って氣を教えてもらったのよ」
「氣?」
「だれもがもっているものよ、使い方は様々よ」
「へ〜、便利だね」
「そうでもないわ、その分体力が削れるから難しいわ」
「……ねぇ、母さん」
「その人に会いたいんでしょ」
「……はい」
「その人は向こうの山を越えた先の村に居るから行ってきたら。
賊で困っていると言っていましたし」
「母さん……俺………行くよ」
「がんばってきなさい、刃」
「はい!!」
「本当に黙って行くの?」
「愛紗と父さんに話したら、愛紗は付いてくるだろうし。
父さんは、…………考えたくもない」
「そう………………」
母さんがすごく納得した顔になっていた。
「気をつけていって行きなさい」
「はい!!行ってきます」
こうして俺の旅が始まった。
あとがき
疲れました。
まさかこんなに書くなんて……
次からは旅編となっておりますので
また次回
説明 | ||
第5話、6作品目です。 今回から本格的に話を進めてみたいと思います。 |
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コメント | ||
楽しみにしてくだい。(ガルGC) トコトン不憫な父親だなww(笑) 次回、兄が旅に出たと知った愛紗がどんな反応をするのかが楽しみです。(劉邦柾棟) お疲れ様です^^次回も楽しみにしてます!(tukasa) おお、原作とは全く違う方向へと進むのですね。次回が楽しみです。頑張ってください。(聖槍雛里騎士団黒円卓・黒山羊) |
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