妄想
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『お姉様ー、お姉様〜♪』

『もう、ほんとあなたは甘えんぼね』

『えへへ〜♪』

 テレビから流れる女の子同士の触れ合い。

 二人の幸せそうな表情。楽しそうな時間。

 それを見て何気なく想像する世界――私とまどかがもし、この世界の人達と同じような関係だったら。

 どんな風な世界が広がったのだろうか……

 

 ぽわわわ〜ん。

 

 

「お姉さま〜ほむらお姉さま〜♪」

「きゃっ!? ま、まどか?」

「えへへ〜♪ ほむらお姉さま〜♪」

 まるで子犬のようにスリスリと身体を寄せてくるまどか。

「まったく、ほんとまどかは甘えんぼね」

「すいません♪」

 天使のような笑顔。そんな笑顔を私に向けてくれるまどか。

 あぁ、癒される。まどかの笑顔を見ているだけで本当に心が癒される。

 もっとまどかの可愛らしい顔が見たいわね。

 だから少し悪戯をしましょう。

「ほむらお姉さ――――きゃっ!?」

「まどか、どうかしたのかしら?」

「あ、いえ、その…………」

 まどかの顔が一瞬にして真っ赤に染まる。

 ふふっ♪ ほんと可愛いわね。

 ただちょっとお尻を撫でただけでこんなに真っ赤になるなんてね。

 これでもし違う所を触ったら、まどかはどんな反応をするのかしら?

「ほ、ほむらお姉さま……えっと……」

「どうしたの? 言いたい事があるのなら、ちゃんと言わないとダメよ」

「あうぅ……」

 何も言えずに俯くまどか……なに、この可愛い生き物。

 まどかの可愛さは世界遺産レベルだわ。

 もうダメだわ。食べていいわよね?

 ううん、もう食べるわ。我慢が出来ないもの。

 では、いただきます――

 

 

「――はっ!? 少しトリップし過ぎたみたいね」

 飛びすぎた意識を戻す。

「テレビのワンシーンに影響されるなんてね……」

 でも……お姉さまと慕ってくるまどかは魅力的だったわ。

 そして恥ずかしさのあまり顔を真っ赤に染めるまどか。

 あぁ、あれは妄想。妄想の話なのよ。

 だから、あんな世界はあり得ないけど、それでも――

 

 可愛らしく甘えてくれる、そんな未来は作れるかもしれない。

 

説明
ほむ、ほむほむほむ(これはただの妄想話です)
ほむむ、ほむっ(もう少し変態成分が欲しかったかな?)
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