真・恋姫無双アナザーストーリー 蜀√ 桜咲く時季に 第05話
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真・恋姫無双 ifストーリー

蜀√ 桜咲く時季に 第05話

 

 

 

 

【救出】

 

《愛紗視点》

 

「ここがそうらしいな」

 

茂みから様子を伺うように覗き込むと数人の見張りが立っていた。

 

「ええ、見張りが居るので間違いないかと」

 

「あんな目立つところに居たらばればれなのだ」

 

鈴々が言うように素人もいいところだ。それとも見つからないと高を括っているのだろうか?

 

「よし!それじゃよろしく頼むよ。愛紗、鈴々」

 

「はい、ご主人様もお気をつけて。行くぞ鈴々」

 

「それじゃお兄ちゃんあとでなのだ!」

 

私とご主人様はお互いの健闘を祈り二手に分かれた。

 

「おい!そこの賊ども!」

 

「ああ?なんだ?」

 

「貴様らのような下賎なやつらがこのような場所で何をしている、早々に立ち去れ!」

 

「そうなのだ!」

 

「へ、うるせえ女だな。おい、何人か呼んできてこの女喰っちまおうぜ」

 

「そりゃいい、ちびっ子いのはどうでもいいがこっちは上玉だ」

 

「誰がチビなのだ!」

 

「……」

 

このようなやつらにこんな低俗な事を言われるとは許せん……だが、私は囮役ここで踏ん張らなければ。

 

「お?こっちの女、急に震えだしたぜ。今更になって怖くなったのかよ。がはははは!」

 

「あ、姉者?」

 

「……」

どうやら鈴々は私の様子がおかしい事に気が付いたのか私に話しかけてきたが今はそれど頃ではなかった。

 

誰が怖がっているものか。むしろ怒りで震えているのだ。くっ!ご主人様はまだか。

 

――愛紗耐えてくれ!

 

ご主人様は視線で私にそう言ってきているように思えた。

 

くっ!ご主人様……私は耐えて見せます。

 

ご主人様は私達が賊をひきつけている間になんとか賊の拠点の入り口まで来ていた。もう少しだ……!

 

「へっへっへ。おい、お前らこっちに来てみろよ!結構美人だぜ」

 

「まじかよ、どれどれ」

 

ぞろぞろと入り口から賊共が興味本位で出てくる。これで全員か?

 

そう思った私は入り口付近で隠れていたご主人様に目配せをした。

 

ご主人様は頷いた後、ニッコリと微笑んで賊共の拠点である洞窟の中へと入っていかれた。まったく、どこまでも困ったお人ですねご主人様は……

 

暫く様子を伺っていたが騒ぎが起きないところを見ると、どうやらご主人様は無事に潜入できたようだな。

 

「ふふっ……」

 

とたんに私は口端が釣り上がり笑った。

 

「あ?なんだ、急に笑い出して」

 

「ああ……これが笑わずにはいられるか。これで思う存分暴れられると思うとな!」

 

「なにいってんだこの女、この状況が見えねえのか?」

 

「ああ、見えているさ。私たちをたかが雑魚ども数人が取り囲んでいる事くらいはな」

 

「なんだと!おい!もういい!やっちまうっ……ぐは!」

 

言い終わる前に私は持っていた青龍堰月刀で賊の一人を切り裂いた。

 

「ふん、だから言っただろ雑魚だと」

 

「愛紗が怒ってるのだ……鈴々の出る幕はなさそうなのだ」

 

鈴々はいつの間にか私の後方で相手を哀れんで見ていた。まあ無理もないが、今回ばかりは手加減するつもりはない。

 

「今度は一斉に行くぞ!」

 

「ふん、何人こようと同じ事だっ!龍の逆鱗受けてみるがいい!はぁぁぁああああっ!!」

 

男たちが一斉に襲い掛かってきたが私は避けるのも面倒と青龍堰月刀を力の限り横に振り払う。

 

「ぎゃーーーーっ!!」

 

「ぐがぅぁぁあああっ!」

 

その一振りで賊共は断末魔を上げて物言わぬ屍になっていった。

 

「ひっ!な、なんだよこの女!化け物だ!」

 

(ぴくっ)

 

「ほほう。私が化け物か……フフフ、いいだろう、その化け物に恐怖して殺されるがいい!」

 

「ひぃぃぃぃいいい!誰か、誰か助けてくれーーー!」

 

賊の一人が恐怖の余り洞窟の中へと逃げていくとそれにつられて他の賊共も洞窟の中へと逃げて行ってしまった。

 

「しまった!鈴々、桃香さまに近くまで来るように伝えるのだ。私はこのまま洞窟の中に入る!」

 

「わかったのだ!」

 

私としたことが感情に流され過ぎてしまった。まだまだ鍛錬が足りないようだ……

 

だが……ふ、ふふふ……逃がすものか!私を化物と呼んだ報い受けてもらぞ!

 

私は急ぎ洞窟内へと入って行った。

 

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《一刀視点》

 

随分と騒がしいな。なにかあったのかな?

 

物陰に隠れていた俺は辺りの様子を伺っていた。

 

「おい!どうしたんだ、なにがあった!」

 

「なんでも外で化け物に襲われたって言って逃げ帰ってきた奴がいるらしい」

 

「はぁ?化け物だ?そんなの居るわけないだろ、とにかく何人か連れて行って来い!」

 

「へい!」

 

愛紗たちのことか?確かに、こいつらより格段に強いが化け物ってのはひどいなぁ……それより。

 

俺は身をかがめて辺りの気配を探り始めた。

 

どこだ……どこにいる。

 

俺は氣を探る事が出来るので人や動物などが何処に居るのかを知ることができる。

 

基本、子供の氣は大人より大きくなく判別は容易だ。逆に大人の判別は難しくあとは氣の強さで判別するしかない。

 

……他のよりも小さな気配がある。これか?……いや、もう一つあるな。まさか他にも掴まった子供がいるのか?

 

お互いじっと動かずにじっとしている様に感じられた。

 

どうするか……取り合えず近い方から行ってみるか。

 

俺は辺りを確認しながら目的の場所へと移動し始めた。

 

………………

 

…………

 

……

 

「ここだ……」

 

道中。氣を探りながら来たおかげで盗賊たちには合わずにすんだな。

 

どうやら見張りも居ないみたいだし好都合だ。駆け寄ると格子窓のついた鉄の扉があった。中の様子を伺うべく耳を澄ませてみると中からすすり泣く声が聞こえてきた。

 

「ひっく……ひっく……雛里ちゃんは無事に逃げられたかな……」

 

どうやらこの娘が友達みたいだな。

 

――コンコン

 

「っ!?だ、だれですか!」

 

中からは警戒するような声が聞こえてきた。

 

「ごめんね。少し声を小さくしてくれるかな、君を助けに来た」

 

「……え?」

 

「外で君のお友達が賊に襲われてるのを発見して保護したんた。そうしたら、囮になった友達が居るから助けてくれと言われた」

 

「ひ、雛里ちゃんは、雛里ちゃんは無事なんですね……よかった……ぐすん」

 

「今、この開けるからね」

 

「で、でも扉には鍵が……」

 

「大丈夫だよ。これくらいの鍵なら直ぐに壊せる。ちょっと下がっててね……ふ!」

 

俺は青龍飛天で前に愛紗たちに見せた岩斬りをした。様は応用、岩と同じように鉄の氣を感じればだけだ。

 

――ガキン!

 

すると鍵は音を立てて壊れた。

 

「もう大丈夫だよ」

 

「ありがとうございます」

 

うん。容姿もあの子が言ったのと一致してるし、この子で間違いないだろう。

 

「それで、一つ聞きたいんだけど。ここって牢屋みたいな場所はまだあるの?」

 

「よくはわかりませんが、ここの人たちが話していた内容からすると似たような場所が反対側もあるみたいです」

 

「そうか……そうなると誰かもう一人捕まっている人が居る可能性があるな」

 

「そうなんですか?」

 

「ああ、怖いところ悪いんだけど付いて来てもらっても大丈夫かな」

 

「はい、大丈夫です」

 

「よし、それじゃ離れないようにね」

 

「はわわ」

 

俺は逸れないように女の子の手を握った。

 

「とてもお優しい方です……天の御遣い様って人もこのようにお優しいのかな」

 

「ん?何か言ったかい?」

 

「はわっ!な、何も言ってましぇん!」

 

「そ、そう?なら、行こうか」

 

なんか呟いていたっぽかったんだけど気のせいかな。

 

「はい」

 

気を取り直して、俺たち二人は先ほどにもまして騒がしくなってきた拠点内を見つからないように移動を始めた。

 

………………

 

…………

 

……

 

「大分近づいてきたかな……」

 

近づくに連れて探知していた氣は徐々にだがはっきりとわかってきた。

 

「あ、あの、こちらからだと思うんですけど泣いてる声が聞こえてきませんか?」

 

そう言われて耳を済ませてみる。すると……

 

(お母さんこわいよー。ぐす……)

 

「っ!本当だ、よし行こう」

 

俺たちが歩き出したときだった。横道から一人の盗賊が現れた。

 

「ん?誰だ貴様ら!」

 

「しまった!」

 

「はわわ!」

 

俺は救出する子を発見して浮かれていたせいで注意を怠ったてしまった。

 

くっ!初歩的なミスをっ!

 

「誰か!侵入し、ぐえ!」

 

「なんだ!どうした!」

 

騒ぎ出しそうになり急ぎ盗賊の鳩尾に鞘で一撃を加えるも時既に遅し、騒ぎを聞きつけて数人の賊がこちらに向かってきていた。

 

「仕方ない、牢屋まで走るぞ!」

 

「は、はひ!」

 

「追え!逃がすなっ!」

 

俺たちは追いかけてくる賊から逃げ、牢屋を目指し走り続けた。

 

「はわわ!追いかけてきましゅよ!」

 

「くそ……っ!見えた!牢屋だ!」

 

「へへへ、逃げた先が牢屋とはお気の毒様だったな」

 

「はわわ……え?」

 

俺は震える女の子を庇うように立ち、首だけ女の子に向けて微笑んだ。

 

「大丈夫。きっと助けてあげるからね」

 

「は、はい……」

 

「なに自分らの世界作ってんだよ!この状況を理解しやがれ!」

 

賊は苛立ち声を荒げてきた。

 

「うるさいな。この状況って言うけど、まったく持って悪条件じゃないんだよね」

 

「なに強がり言ってやがるんだこいつ?」

 

「恐怖で頭が狂っちまったか?はははははっ!」

 

「はぁ……だからさ、俺はここに来たかったの。この中に囚われてる人を助けにね」

 

俺は右横にある扉の鍵を刀の一振りで壊した。

 

「な!貴様!」

 

「ちょっとこの中で待っててくれるかな、危ないからね」

 

「で、でも、貴方様が!」

 

「大丈夫。それに中に居る子を安心させといてくれると嬉しいな」

 

「……わかりました。お気をつけて」

 

女の子は扉を開け中に入っていった。

 

「さて、これで本気が出せるな」

 

盗賊に向き直り押えていた殺気を賊に当てつけた。

 

「っ!な、なんだこいつ……さっきまでと雰囲気が違うぞ」

 

「や、やべえよ……こいつやべえよ!」

 

「今更遅いよ。と言っても逃がすつもりは最初から無いけどね」

 

俺は腰に差してある青龍飛天に手をかけた。

 

「ひっ!」

 

「死ぬ覚悟は出来たか?」

 

「う、うわぁぁぁぁああああ!」

 

一人の男が俺の殺気に耐えかねて叫びながら特攻してきた。

 

「そんな出鱈目な振りじゃ人なんて殺せないぞ」

 

――ヒュン

 

「うわぁぁぁあああ!ぐがっ!」

 

出鱈目に振り回す太刀の隙を狙い男の首に青龍飛天を振った。すると、うめき声を上げて男の頭が首から落ちた。

 

「これくらいなら宝玉を使わなくても大丈夫だな」

 

俺は体勢を低くして刀を構え殺気をさらに膨れ上がらせた。

 

「北郷一刀……参る!」

 

「な!消えただと!……がっ!」

 

「別に消えてなんて無いよ、そう見せてるだけさ」

 

俺は元居た場所から盗賊たちの後ろに回り一人切り伏せた。

 

別に、消えてるわけじゃない。ただ、走り方を変えただけだ。

 

『瞬歩』古来より伝わる。走り方の一つだ。だけど、北郷家はそれに氣を併せる事により、より早く移動することが出来る。

 

「これが瞬歩弐式だ」

 

「何わけ判らない事言ってやがる!おりゃーーー!」

 

「遅いよ」

 

「な、に……」

 

一人また一人と男たちは倒れていき残り一人になった。

 

「ひっ!た、助けてくれ!もうこんな事は絶対にしない!足を洗うからよ。見逃してくれ!」

 

賊は土下座をして命乞いを始めた。

 

「ん〜、なら許そうかな」

 

「ありがてえ!もうこんな事はしないぜ!」

 

俺は青龍飛天を鞘に収め背を向けた。

 

「なわきゃねーだろ!死に、や……あ、れ?」

 

「どうせ、そんな事だろうと思ったよ」

 

背を向け襲いかかってくる賊に対して俺は振り向きざまに左手に握り絞めた炎龍飛天で抜刀を行った。

 

「お、俺の手が!手がー!」

 

のた打ち回る賊に俺は見下ろしながら云った。

 

「そのまま意識が無くなるなか死の恐怖を味わうといい」

 

「お、お願いだ。た、助けて!助けてくれ!」

 

別に殺すつもりは無いのかもしれない。だけど、こいつらのやってることは下衆以下だ。

 

あんな子供を追い掛け回したり牢に閉じ込めるなんて。

 

「一度見逃しただろ?二度目は無いよ。それにあんたらはそうやって命乞いしてきた人たちを殺してきたんだろ?その報いだよ」

 

炎龍飛天に付いた血を拭い鞘に収めた。

 

俺は、扉の向こうで助けを待っている二人の元へ向った。

 

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《???視点》

 

盗賊たちの断末魔が聞こえなくなった。

 

「も、もう終わったのかな?」

 

私はこの小さな女の子にこんな声を聞かせてはいけないと思い耳を塞が抱きしめていた。

 

暫くすると、とても優しい声が聞こえ扉を開けて入ってきた。

 

「もう大丈夫だよ。どこも怪我は無かったかい?」

 

「はい、大丈夫です。この子も何処にも怪我はありませんよ」

 

「ぐす……ぐす、お兄ちゃんだれ?」

 

「ん?お兄ちゃんはね、君を助けに来たんだよ」

 

「璃々を?」

 

「うん、そうだよ。お名前、璃々ちゃんって言うんだね」

 

「うん……」

 

「一人で寂しかったよね。もう大丈夫だよ」

 

男の人は璃々ちゃんと名乗った女の子を抱きしめ背中を摩り安心させていました。

 

「う、うぐ……うわぁぁぁあああんっ!」

 

緊張の糸が途切れたのか璃々ちゃんは男の人の胸の中で泣き出しました。よっぽど怖かったんでしょう。

 

「よしよし、もう大丈夫だよ」

 

男の人は璃々ちゃんが落ち着くまでずっと背中を撫で続けていました。

 

ああ、本当にこのお人はお優しい方だ。それにとてもお強い、このような人が国を治めてくれればきっと皆幸せに暮らせると思います。

 

私は璃々ちゃんをあやしてる男の人を見てそう思っていた。それと同時に、

 

この人が天の御使い様なら……とも思いましたが。これは高望みでしょうか?

 

「ぐす……ぐす……」

 

「もう大丈夫かい?」

 

「……うん」

 

「よし、ならここから出よう、外に仲間が居るから合流しよう、璃々ちゃん歩ける?」

 

「うん、大丈夫だよ」

 

「君も大丈夫?」

 

「は、はひ。大丈夫です」

 

「よしそれじゃ行こう」

 

男の人は立ち上がり扉へと歩き出しました。しかし……

 

「あ、あれ?」

 

「璃々ちゃん?」

 

「はわわっ!」

 

璃々ちゃんはあっちへフラフラ、こっちへフラフラと覚束無い足取りでした。

 

「よし、璃々ちゃん、お兄ちゃんの背中に捕まって」

 

「うん……っしょっと」

 

璃々ちゃんは男の人の背に乗っかり手を首に回しおぶさりました。

 

「よし。どうやら賊は居ないみたいだから急いで出口に向かおう」

 

「はい」

 

「うん」

 

私達三人は出口に向かって走り出しました。

 

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《桃香視点》

 

「あれ?あの人どうしたんだろう」

 

私は戻ってきた鈴々ちゃんに言われて洞窟に向かうところでした。その途中で一人の女性がキョロキョロと辺りを見回しているのを見つけました。

 

「あのー。どうかしましたか?」

 

「え?!」

 

その女性は声をかけられた事にびっくりし振り返ってきました。

 

「いや、なんか探し物をしてるみたいに見回していたので」

 

「ええ、実は……」

 

彼女の話はこうだった。

 

旧友に呼ばれ益州に向かっている最中にこの森で娘さんの璃々ちゃんとはぐれてしまい探していたそうだ。

 

「大変じゃないですか!早く探さないと!」

 

「え?でも、そんなに遠くには行っていないはずなので、そこまで大袈裟に……」

 

「違うんです!ここら辺に盗賊の拠点があるらしんですよ!」

 

「そ、そんな!」

 

女性の顔は私の話を聞いて一気に顔が蒼白になっていきました。

 

「と、とにかく早く探さないと!ああ、でもご主人様に拠点付近まで近づいてって言われてるしどうしよう、鈴々ちゃん!」

 

「にゃー鈴々に言われても判らないのだー」

 

「あ、あの……」

 

「ん?どうしたの?」

 

私の後ろからとんがり帽子の柄を掴みながら控えめに女の子が喋りだした。

 

「そ、その……もしかしたら、その璃々ちゃんって子もつ、捕まってる可能性があると思います。一緒に賊の拠点まで行ってみてはでうでしょうか……」

 

「そっかー、その可能性もあるのか、どうでしょうか」

 

「そうですね。ここで闇雲に探すよりかは何か手がかりが掴めるかも知れませんね。ご一緒させて頂いてもよろしいでしょうか?」

 

「勿論ですよ!それじゃ、鈴々ちゃん急ごう!」

 

「任せるのだ!皆、鈴々に付いてくるのだ!」

 

「「おう!」」

 

兵たちは一斉に声を上げて鈴々ちゃんに続いて走り出しました。って!私を置いていかないでよぉ〜!

 

………………

 

…………

 

……

 

「見えてきたのだ!あそこなのだ!」

 

「なんか随分と騒がしくなってるね」

 

「愛紗が怒ってたのだ」

 

「え゛、それって……」

 

「そうなのだ、鈴々怖くて何も言えなかったのだ」

 

「そうなんだ……と、取り合えず、みなさーん!三人一組になって賊を退治しちゃってください!」

 

「鈴々に続くのだーーー!」

 

「「おぉー!」」

 

鈴々ちゃんたちは賊の拠点に向かって突撃していった。

 

「大丈夫ですよ。きっと無事に見つかりますよ」

 

「ええ。そうですわね……」

 

「……」

 

元気付けてみたけどやっぱり娘さんが捕まってるかも知れないと思うと気が気じゃないよね……私もご主人様が無事かどうか凄く心配だし。

 

ご主人様。どうかご無事で……

 

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《愛紗視点》

 

「はぁぁぁああああっ!」

 

「ぐはっ!」

 

「ふぅ、あらかた片付けたか……」

 

だが、この賊の頭らしき人物は見つからなかった。すでに逃げたのか?

 

「愛紗ーーーーー!」

 

「っ!鈴々、来たか!」

 

洞窟内で一人、賊共を殲滅していると後ろから大きな声を出し鈴々が兵士を連れて駆けつけてきた。

 

「よし!皆のもの!敵は浮き足立っている!油断は出来ないが恐れる敵ではない!」

 

「「おお!」」

 

「お兄ちゃんは見つかったのか?」

 

「いや。まだだ、ご無事でいると良いのだが……」

 

鈴々とそんな話をしている時だった。前から人影が現れ、また賊かと構えると同時にその人影は話し掛けて来た。

 

「愛紗、鈴々ご苦労様」

 

「っ!ご主人様!」

 

「お兄ちゃん!」

 

その人影はご主人様であった。ご主人様は笑顔で我らの元へ何事も無かったかの様に歩いてきた。まったく、こちらの心配も知らずに……だが、ご無事でよかった。

 

「ご無事で何よりですご主人様」

 

「はは、これくらいはたいした事ないよ」

 

「鈴々も頑張ったのだ!」

 

「えらいぞ、鈴々」

 

「にゃはは〜」

 

ご主人様に頭を撫でられ鈴々は機嫌がいいようだ。まだ敵陣の中だというのに少しは気を引き締めて頂きたいものだ。

 

「んんっ!」

 

「ん?どうかしたか、愛紗」

 

「なんでもありません!」

 

「?」

 

首を傾げるご主人様であったが私は無視して話し出す。

 

「とにかく人質も無事救出……その娘は?」

 

ご主人様の後ろに先程の少女が言っていた容姿と同じ娘が居たのでこの少女がその友達なのだろうが、ご主人様の背中からひょこりと顔を出した少女は?

 

「ああ、この娘も捕まってたから助け出したんだよ」

 

「そうでしたか。取り合えずご主人様は彼女らを連れて外で待っていてください。私と鈴々は残党を始末してしまいます」

 

「わかった、それじゃ愛紗、鈴々気をつけてね」

 

「はい!」

 

「まかせるのだ!」

 

ご主人様は囚われていた二人の少女を連れて出口へと向かった。

 

「よし、鈴々。我々は賊共を片付けるぞ」

 

「がってん承知なのだ!みんなも愛紗と鈴々に続くのだっ!」

 

「「おおっ!」」

 

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《桃香視点》

 

「あ!ご主人様だ!」

 

「桃香、ただいま」

 

「お帰りなさいご主人様!」

 

「朱里ちゃーん!」

 

「雛里ちゃーん!」

 

私の横をすり抜けて女の子はお友達に抱き付きお互いの無事を確認しあっていました。

 

「お母さん!」

 

「璃々!」

 

ご主人様の背中からひょこりと小さな女の子が顔を出し今にも泣き出しそうな顔をして呼んでいました。

 

「そっか、その人が璃々ちゃんのお母さんなんだね」

 

「うん!」

 

ご主人様が屈むと女の子は背中から下りてパタパタとお母さんのところへを駆け出していきました。

 

「あ〜っ!璃々、璃々!無事でよかったわ」

 

「おかあさ〜〜〜んっ!ぐす、ぐす……ふぇぇぇえええんっ!!!」

 

お母さんに抱きついた娘さんはとうとう泣き出してしまった。

 

「ありがとうございます。璃々を助けていただいて。」

 

「いえいえ、大した事はしていませんよ」

 

「いいえ。私にとって璃々は大切な家族です。感謝してもしきれないくらいですわ」

 

「いやーそう改まって言われると照れると言うかなんと言うか」

 

「あーご主人様顔、赤くなってる」

 

「こ、こら桃香!」

 

「あはは!」

 

「うふふ」

 

恥ずかしがるご主人様に私と女性の人は笑い出した。

 

「ご主人様!賊の討伐終了しました」

 

「楽勝だったのだ!」

 

「ご苦労様、愛紗、鈴々」

 

「いえ、これも民たちのためです」

 

愛紗ちゃんの言葉に鈴々ちゃんも頷く。

 

「うんうん!困ってる人は放っておけないよね!」

 

「そうだな。ところで……えっと」

 

「あらいやだわ。わたくしとした事が名を名乗っていませんでしたわね」

 

「はわ!そういえば私も……」

 

「あわわ、私もだよ朱里ちゃん」

 

「そう言えばみんな名乗ってなかったね。それじゃ俺から。俺は北郷一刀」

 

「それで、何を隠そうご主人様は天の御遣い様なんですよ!」

 

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《一刀視点》

 

「それで、何を隠そうご主人様は天の御遣い様なんですよ!」

 

桃香は嬉しそうに俺の事を天の御遣いである事を伝えていた。まあ、天の御遣いだからと言って大それた事が出来るわけじゃないんだけどね。

 

「はわわ!お御遣い様!?」

 

「あわわ!どうしよう朱里ちゃん!」

 

「あらあら、貴方様が……」

 

「お母さん、てんのみつかいってなに?」

 

「そうねぇ。とても偉い人のことよ」

 

「へーお兄ちゃん凄いんだね!」

 

三者三様の答えが返ってくる。とくに帽子を被った二人の女の子の驚きようは凄かった。

 

「そ、そんなに凄くないと思うんだけど……」

 

「そんな事ないよ!ご主人様は凄いよ!」

 

「あ、ありがとう」

 

桃香の勢いに思わずお礼を言ってしまった。

 

「あ、あのそれじゃ、もしかして貴女様は……」

 

「私?私は劉備、字は元徳、よろしくね」

 

「はわー!劉備しゃま!ぁぅ」

 

「え?え?なになに?」

 

髪が短い女の子は桃香の名前を聞いてとても驚いてたけどなんでだ?

 

「な、なんでもないでしゅ」

 

「次は私か?私は関羽、字は雲長だ」

 

「鈴々は張飛、字は翼徳なのだ!」

 

「はわわ、どうしよう雛里ちゃん」

 

「あわわ、私たちの目的の人たちが目の前に居るよ」

 

ん?目的の人?どういう事だ?

 

「と、取り合えず挨拶しないと」

 

「そ、そうだね。朱里ちゃん」

 

「わ、わたひは!諸葛亮、字は孔明といいましゅ!ぁぅ」

 

「ほう、鳳統、字は士元でし」

 

「孔明ちゃんに士元ちゃんか……ん?」

 

「どうしたのご主人様?」

 

いや、ちょっと待て……今、驚きの名前が出てこなかったか?

 

俺はそれを確認するかのようにもう一度名前を聞くことにした。

 

「あ、あの今、諸葛亮って言った?」

 

「はい!」

 

「君が鳳統……」

 

「は、はい……」

 

なんでこんな所に諸葛亮に鳳統が居るんだ?仲間になるのはもっと後のはずだよな、それにまた女の子って……

 

考え込んでいる俺に諸葛亮、鳳統と名乗った女の子たちは首を傾げて見上げていた。うっ……か、可愛いじゃないかその仕草。

 

「いや、なんでもないよ」

 

「「??」」

 

今度は桃香たちも加わりそろって首を傾げていた。

 

「では、わたくしですわね。黄忠、字は漢升ですわ。そして、私の娘の璃々です」

 

「璃々だよー」

 

「こ、黄忠!?」

 

ちょ!なんで黄忠までもがここに!?俺の知っている歴史と全然違うぞ!?

 

「ご主人様、さっきからどうしたの?」

 

「あ、いや、なんでもないんだ。気にしないでくれ」

 

「そうは見えないけどなー」

 

「と、とにかく!三人はこれからどうするのですか?」

 

無理やり話を逸らす為に三人の今後の予定を聞いてみることにした。

 

「わたくしと璃々は旧友に呼ばれ益州に向かうところですわ」

 

「そうですか、それは大変ですね」

 

上手い具合に話を逸らす事ができたのか桃香は黄忠さんの話に関心を示してくれていた。

 

「ええ、でも璃々と居るので大変だとは思いませんわ」

 

「いいな〜。子供か〜」

 

桃香は璃々ちゃんを愛おしそうに見ていた。

 

「む〜!璃々はもう子供じゃないんだよ?」

 

「え?あ、ご、ごめんね璃々ちゃん」

 

「ははは。璃々ちゃんは黄忠さんに似てきっともっと綺麗になるよ」

 

「ホント!?」

 

「あらあら、お御遣い様?もう目を付けてくださるのですか?」

 

「うへ!?いや!そういう意味ではなくてですね……い゛っ!?!?」

 

お、俺の両足が!両足が〜〜〜〜っ!!

 

「「……ご主人様?」」

 

「と、桃香さん、愛紗さん?そんな睨まないで?それとあ、足、足踏まないでください!」

 

「「ふん!」」

 

(ぎゅっ!)

 

「ぎゃーーーーーっ!」

 

お、俺が何をしたって言うんだ?

 

「あらあら」

 

「あ、あの黄忠さん。わ、笑い事じゃないんで」

 

「あらあら、ごめんなさい。余りにも仲睦まじかったもので」

 

足を踏まれて、どこをどう見たら仲睦まじく見えるんだ?

 

「それと御遣い様、わたくしの事はどうか紫苑とお呼び下さい」

 

「え!?だってそれって真名じゃ……」

 

「はい。璃々を救って頂きました。御礼の変わりになるかわかりませんが、どうか真名をお預けしたく思いまして」

 

「いや、そう言われましても……」

 

「ご主人様、真名を許されるって事は信頼できる人ってことなんだよ?受け取らないって事はその人のことを侮辱する行為と同じ意味になるんだよ」

 

そう説明してくれる桃香だったけど。なんだか不満そうに言っている様に聞こえるのはなぜだ?

 

「そうなの?なら、ありがたく受け取らせてもらうよ。できれば俺の事も一刀って呼んでくれると嬉しいな、紫苑」

 

「判りましたわ一刀さん。皆様もどうか真名でお呼び下さい」

 

「判りました紫苑さん。私の真名は桃香です」

 

「私の真名は愛紗だ」

 

「鈴々の真名は鈴々なのだ!」

 

みんなが紫苑に真名を預け終わるとなぜか俺の方を見て微笑んできた。

 

「えっと……なんで頬を赤くしているのでしょうか?」

 

「ふふふ。いい事を教えて差し上げますわ」

 

「な、なんだか嫌な予感しかしないですけど……なんですか?」

 

「わたくし、殿方に久しぶりに真名を預け呼んで頂きましたわ」

 

「「なっ!」」

 

「え?あ、ええ!?」

 

いやいや!落ち着け俺!落ち着くんだ!

 

「「ご主人様っ!」」

 

「っ!いひゃい、いひゃいよ。あいひゃ、ひょうか!」

 

行き成り愛紗と桃香に両頬を引っ張られて涙目になる俺だった。

 

「お兄ちゃん変な顔なのだ!」

 

「お兄ちゃんおもしろ〜い♪」

 

でも、璃々ちゃんや鈴々が笑ってくれたからいいかな?って!

 

「ほ、ほんひょうひいひゃいから!これ以上はらめぇ〜〜〜っ!!」

 

《To be continued...》

-8ページ-

葉月「第五話如何だったでしょうか。こんにちは葉月です」

 

愛紗「ふむ。まさかこんなに早く紫苑を出すとは思わなかったぞ」

 

葉月「まあ。同じ話の流れだと面白くないと思いまして」

 

愛紗「確かにそうだが。一気に出しすぎでは?」

 

葉月「ここで紫苑が仲間になるわけじゃないからいいんじゃないですかね?」

 

愛紗「確かにそうだが……ここで紫苑を出すのは些か……」

 

葉月「あれ?あれれ?」

 

愛紗「な、なんだ。その目は!」

 

葉月「もしかしてヤキモチを?」

 

愛紗「なっ?!そ、そんなことある訳がなかろう!」

 

葉月「慌てるところが怪しいですよ」

 

愛紗「べ、別に慌ててなどいない!」

 

桃香「そんなことより!いつパイパイちゃんに会えるんですか!」

 

愛紗「きゃああっ!と、桃香さま?!」

 

葉月「突然ですね。それに公孫賛の真名って白蓮ですよね?」

 

桃香「あ、間違えちゃった」

 

葉月「……友達なんですよね?」

 

桃香「そうだよ。私塾からのお友達!」

 

葉月「それなのに真名を間違えるってどうなんですか?」

 

桃香「うぐっ……あっ!つ、次のお話はどうなってるのかな?」

 

葉月「逸らしましたね」

 

愛紗「ええ。逸らしましたね」

 

桃香「うぅー。愛紗ちゃんと葉月さんが苛める〜〜〜っ!!うえ〜〜〜〜ん!!」

 

愛紗「ああっ!べ、別に泣かなくてもいいではありませんか桃香さま」

 

葉月「愛紗が桃香を泣かせた〜」

 

愛紗「お前もだろうが!と、とにかく泣くのはお止めください桃香さま」

 

桃香「ぐす……ぐす……もう苛めない?」

 

愛紗「苛めません」

 

桃香「……少し政務をサボってもいい?」

 

愛紗「い、いいでしょう。少しくらいなら」

 

桃香「それじゃ、ご主人様と一緒に寝てもいい?」

 

愛紗「仕方な……いわけないでしょーーーーっ!」

 

桃香「ちぇ〜。もうちょっとだったのに」

 

愛紗「もうちょっとだったのにじゃありません!それに政務もちゃんとやってもらいますよ!」

 

桃香「えーっ!」

 

愛紗「えーっ!ではありません!」

 

葉月「……グダグダだ」

 

愛紗「お前がしっかりしないからだろうが!」

 

葉月「それはいつもの事なので無理です」

 

桃香「あははー。葉月さんって面白い人ですね」

 

葉月「面白いかはさておき。そろそろお開きにしましょうか」

 

愛紗「なっ!?じ、次回の予告は!」

 

葉月「ああ。忘れてました。まあ、なるようになれなのでいいですよね」

 

愛紗「いいわけが無いだろうが!いつ私はご主人様と!」

 

桃香「ご主人様と?」

 

葉月「ご主人様と?」

 

愛紗「う……うわ〜〜〜っ!!う、煩い!お、終わるのだろ?!早く〆の言葉を言え!」

 

桃香「愛紗ちゃん可愛い♪」

 

葉月「戸惑いすぎですよ」

 

愛紗「わ、笑うな〜〜〜っ!!」

 

葉月「のわーーーっ!偃月刀を振り回さないでくださいよ!しかも俺だけに!」

 

桃香「がんばれー。葉月さん」

 

葉月「と、とにかくまた次回お会いしましょーーー」

 

桃香「ばいば〜い♪」

 

愛紗「そこへなおれ!私がその根性を叩きなおしてやる!」

 

葉月「いや〜〜〜〜〜〜っ!!」

説明
お待たせしました。
第五話をお送りします。

今回は救出編になります。
一刀は少女の智を救う為に一人洞窟へと足を踏み込む。
しかし、そこには……

では、ご覧ください。

2011/04/17:本文修正
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コメント
瓜月様>考えちゃダメです!きっと……あるかも?(葉月)
readman様>可愛いですよね!あの年であの可愛さは異常です……ひっ!今までに感じたことの無い殺気が!(葉月)
紫苑可愛良いなあ。(readman )
劉邦柾棟様>あ、愛紗さん!それは別世界の話なので持ち込まないでください!それにあれ投票です!みんなの総意ですよ〜〜!!(葉月)
朱里「いえ・・・ようやく出ることが出来たのは嬉しいんですが雪蓮さん達が出てる呉の現代編のアナザーストーリーをはさんでの登場だと、私ってこんな扱いなのかなwwwって感じていたんです。」 愛紗「朱里よ! その気持ちよく解るぞ!? 私も桃香さまも前回の現代編の話ではまったく出番が無かったからな。」(劉邦柾棟)
朱里「・・・はあーーーーーー。」 一刀「あれ・・・おーい、どうしたんだ朱里。」 朱里「あ、ご主人様。」 一刀「ため息をついてみたいだけど何かあったのか?ようやく登場できたのにさ」(劉邦柾棟)
快斗様>大丈夫ですよ。一刀に見られてないと事でなっているので!やっぱりここで紫苑を登場させるのはいがいなんですかね?まあ、まだ仲間になるかどうかは秘密ですけど!白蓮は……がんばれ♪(葉月)
愛紗が可哀そうな呼ばれ方を。そんなに暴れると北郷君に怯えられちゃうぞ^^それに紫苑さんが登場とはここはその溢れんばかりの魅力を北郷君にぶつけるべきですな!・・・・それにしても桃香ちゃん友達だったら真名は覚えとこうよ。そんなんだとあの子が草葉の陰で泣いちゃうぞ?ねぇ、鶴仙流のタオ〇イ〇イちゃん^^・・・・違うか^皿^(快斗)
novelfan様>確かにゲーム内では怪力女と呼ばれていましたね。でも、愛紗が怒ると怪力女より化け物の方がしっくり着たのでそうしてみたのですよ〜。まあ、桃香ですからゲーム内でも自分は不向きだと言っていたので仕方ないですね。(葉月)
novelfan様>気障っぽくしたつもりは無かったのですが。そう感じちゃいましたか。今度はもう少しそこらへんを考えて書いて見ますね。(葉月)
愛紗は化け物でわなく怪力女のでは? 璃々ちゃん超萌ぇえ 種馬スキルちゃんと発動しましたね^^ 今さらだけど桃香は賊ごときと戦えないんですかね?><(novelfan)
更新乙です。 ストーリのバランスも中々いいです。 雑魚相手に一刀が一々キザっぽく叫ばなくても宜しいかと...余り似合わないし(novelfan)
mighty様>愛紗は怒らせると怖いですぞ〜。ちなみに赤いポニーテールの人はもうちょっと先かな?「ちゃんと名前で呼べ〜〜〜っ!」(葉月)
キャーーー愛紗さん恐い、恐いよぉ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル 紫苑&璃々ちゃんフラグがwww そして早くぱ・・ぱ・・・、えと、赤いポニテの女性を出してください、彼女が可哀相です!wwww(mighty)
究極時械神ヒトヤ犬様>はい。今そこを直しているので直し次第、再アップしようと思っていますのでもう少々お待ちください。(葉月)
↓6Pのやりとり(ギミック・パペット ヒトヤ・ドッグ)
一刀の「たいしたことじゃないよ」・・・この言葉に対して紫苑の「たいしたことありませんわ」って変じゃありません?結局一刀の言葉肯定してますよね(ギミック・パペット ヒトヤ・ドッグ)
愛歌様>そうなんですよ!ねぐら?拠点?色々悩んだんですけど……なんて言うんでしょうね?良い言い方があれば書き換えるんですけどね。別に細かくありませんよ!じゃんじゃん指摘してください!(葉月)
320i様>でも璃々ちゃんは純粋な子だから一刀は中々手を出さないでしょうね。(葉月)
アロンアルファ様>そこはまだ秘密ですね。今後をお楽しみください。(葉月)
はーれー様>はい。今後をご期待ください!白蓮は……まあ、しかたないですよね。(葉月)
ほわちゃーなマリア様>きっとその叫びは気のせいですよ。うん、気のせい気のせい。おお!メンテしてくださるとはありがたい!これで愛紗からも逃げやすくなりそうだ!(葉月)
mokiti1976-2010様>そうですね。「ぱいぱい」と間違えるのはアニメ盤だけですね。今後の展開はお楽しみください!(葉月)
この世界でアジトって通じるんでしょうか? 細かくて申し訳ありません><(愛歌)
nameneko様>き、期待にそえるように頑張ります!(葉月)
tukasa様>そういっていただけるとうれしいですね。予想外の展開は結構物語と違うと批判されるところなんですが、やってよかったです。(葉月)
F458様>それが一刀クオリティーです。諦めるしかないですね。でも、言いたくなりますよね。一刀もげろ(葉月)
氷屋様>蜀取りはまだまだ先なので秘密です♪それはで楽しみにお待ちください!(葉月)
いやいや、まさかの登場。これからもこんな出会いがあるのでしょうか、楽しみです。(アロンアルファ)
紫苑登場!まさかの璃々ちゃん救出!蜀入りの時にはどうなるのやら・・・ 続きが楽しみです!頑張ってください♪白蓮不憫な子・・・w(はーれー)
んっ?どこからか「私はパイパイじゃない!白蓮だ!!」と言う叫び声が聞こえたような・・・。気のせいですよね。璃々ちゃん可愛いですよね、純粋な子だよ本当に・・・。それにしても葉月様、そろそろあげた靴のメンテをしないといけませんね。しばらく預かっています(ほわちゃーなマリア)
桃香が白蓮の真名を「ぱいぱい」っていうのはアニメ版から持ってきたお話ですね。しかし早くも紫苑登場!後の展開にいかに響いてくるのか大いに楽しみです。(mokiti1976-2010)
予想外の人が登場したな。続き期待!(VVV計画の被験者)
予想外の登場!新しくていいw続き楽しみに待ってます^^(tukasa)
一刀は相変わらずですね、とりあえずもげてwww(F458)
紫苑と璃々ちゃんがこんな序盤で出てくるだと!!!予想外ですなw、蜀取りの時どうなるやらw(氷屋)
T.K69様>いや〜。書いた時は本当に頭の中に無かったんですよね。それで投稿して皆さんのコメント読んでたら「あっ」っと声がつい出ちゃったくらいでしたから。「いいんだどうせ。私なんか麗羽のお守り役でしかないんだ!」「はいぱいちゃん気を落とさないで!」「私は白蓮だっ!」……白蓮不憫な子「お前が言うなーーっ!」(葉月)
それ、白蓮が知ったら確実にイジケますねwww…あれ?どこからかすすり泣き声と「よしよし」という声が聞こえるような……(T.K69)
T.K69様>白蓮は報われない子ですね。まあ、仕方ないのかな?そういえば、昔の作品で白蓮を出し忘れたことがあったのを今思い出しました。(葉月)
はりまえ様>確かに清純派ですが……ヒロインにしちゃったら一刀にたべ「わたくしの娘に何をさせるのかしら葉月さんは?」な、なにもさせません!(葉月)
よーぜふ様>そ、そんなこと言ったら射されるに決まってるじゃないですか!年の事は禁句ですよ!年の事は!「あらあら、葉月さん?それは私に対してのあてつけも含まれているのでしょうか?」あ、あれ?と、永久様!?なぜここに!い、いや〜〜〜〜〜っ!!(葉月)
gotou様>はっ!に、日本語ってホント難しいですよね……後日書き直します……(葉月)
砂のお城様>あれ?あれれ?いつの間に璃々ちゃんがメインヒロインに昇格されてるんですか?!(葉月)
ここで璃々ちゃんの登場ですか〜、予想GUYです。やっぱり白蓮は不憫な子・・・(;_;)(T.K69)
正統派ヒロイン(璃リ)にはかなわないか・・・・・(黄昏☆ハリマエ)
よかったな一刀・・・ここで老黄忠とかいってtトスッ・・・(よーぜふ)
たいしたことはしていませんよ、 たいしたことではありませんわ たいしたことじゃないんですか?(gotou)
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