『机上探偵ファンタジア』その3
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   *

 

 貴槍朝(きやり・あさ)は唸っていた。

 普通に唸りを上げるという慣用表現とは異なり、実際に意味のない低い単音の声を静かに発し、苛立たしい空気を辺りに蔓延させていた。つまり、本当に唸っていた。

 

 それは言ってしまえば、ある意味の優しさだ。

 人間、誰しも聖人君子にはなれず、どうしても気の立っているときはある。

 それをわざわざポーカーフェイスで取り繕って、何も知らずにいきなり隠された怒気に触れるより、どこからどう見ても不機嫌であると周りに知らしめている方が、よっぽどありがたいというものだ。

 

 そうではあるが、整った顔立ちの美人に分類される貴槍朝が、こめかみに青筋を立てて唸っているのは本来あるべき姿ではないと、一人の男が貴槍に近付いていった。

 

「しゅ、主任……」

 

 その男は紺の作業服を着ていた。その制服は周りで作業をしている者達と同じ。それは刑事ドラマでおなじみの鑑識官の制服である。

 それはつまり、この手狭いワンルームのアパートが事件現場であるという証だ。

 

 鑑識の一人に声をかけられて、貴槍はそのつり上がった目元を更につり上げて視線を向けた。

 目も心も笑っていないその様に、覚悟していたとはいえ、男はたじろいでしまう。

 

「気持ちはわかりますが、現場でそういうことは……」

 

 そう諭されて、貴槍はやっと唸り声を出すのをやめて重い腰を上げた。

 

 彼女が座っていたのは、パソコンラックの前に用意された安物のデスクチェア。

 その背もたれを抱え込むように逆向きに座って、ずっと唸り声を上げていたのだ。

 その足下にはホワイトテープでかたどられた人型と、証拠品の位置を示す数個のプレート。

 そして部屋全体に敷かれたカーペットは、大きな染みにより不快の色に染め上げられていた。

 

 そこは誰がどう見ても生々しい殺人現場で、貴槍が今まで座っていたのも被害者宅の椅子。

 現場保全を考えれば座るなどとんでもないが、事情を知っている鑑識達は、調べ終わった椅子に座る彼女を責めはしなかった。

 

 貴槍朝は刑事課の警部補だった。いわゆる「叩き上げ」と呼ばれる現場の人間で、しかも二十台の女性となると、そのスピード出世は異様と言えるほどだ。

 それだけ彼女がこれまでに上げた功績は多々数え切れないものがある。

 だからこそ、彼女は警察幹部に敵が多い。目立ち過ぎる存在というのは、いつだって上から杭打たれる運命にあるのだ。

 

「課長とまたやり合ってきたんですよね? 今度は何を言われたんですか?」

 

「……違う」

 

「はい?」

 

 貴槍の呟きに、声をかけた鑑識官が疑問の声をあげる。そんな彼の表情を見て『殺人現場に咲く一輪の白菊』とまで呼ばれ賞賛される貴槍の口元は歪む。

 

「違う! 言われたんじゃない。私が言ってやったんだ!

 北名田の放火殺人から突然担当を外されて、こっち回されたんだっていつものこと。

 それにこっちはこっちでマスコミの注目浴びてるからって、上が勝手に躍起になって、それで証拠が見付からないからって『名刑事の貴槍君ならこんな事件も軽く解決だろ?』とか言って、一度現場検証の終わった現場から証拠見付けろなんて勝手言われるのもいつものことさ!

 職務だからって私が黙って素直に従ってやってたら、あのタヌキオヤジ達! 放火殺人の逮捕、衿戸のガキにやらしたんだ!

 これが文句言わないでいられるか!

 あの放火の証拠を掴んだのは鑑識や捜査員が皆で尽力したからなのに、まるで一人で解決したみたいにっ!

 くそっ、あの陰険ガキがっ!」

 

 そのモデルの様な容姿に似合わぬ貴槍の荒い言葉遣い。

 普段からきつい口調の彼女は、その実、凛々しい女性として警察内部で有名人であった。

 

 貴槍がまくし立てる声は、周りで証拠探しをしている鑑識はおろか、外で午後のニュースのネタはないかとカメラを回し続けるマスコミ各社の人間にも聞こえてしまいそうだった。

 

 彼女の苛立ちの原因が現場を軽視し、上の事情で手柄の横取り紛いのことをされたからだとわかり、何事かと捜査の手が止まっていた鑑識官達は黙って作業に戻った。

 それは貴槍の主張を無視するものではない。貴槍は自分の手柄なんて笑って人に差し出す人間だ。出世なんて欠片も考えていない。

 だからこそ上との衝突を繰り返す。つまり、彼女が怒っている原因は、彼女以外の捜査に関わった者達の功績までもが無視されたのに腹を立てているのだ。

 

 それを知ってしまった鑑識官達は貴槍に感謝しているのだ。

 自分達があげられない声を代わりにあげてくれる彼女に報いる為に、鑑識官達は黙って鑑識捜査に勤しむことを選択する。

 

 そう、貴槍朝は警察幹部には煙たがられるが、現場の人間からは人望が厚い。

 だからこそスムーズに事件を解決し、幾多の功績をあげているのである。

 

 ひとしきり怒鳴り散らした貴槍は、また現場の証拠品であるパソコンチェアに座り、スーツパンツの長い足を組んだ。

 注意に来た鑑識官も、仕方がないという顔をして仕事に戻しかなかった。

 

 既に一通りの捜査は昨日に終わっている殺人現場。そこを彼らはもう一度、丹念に捜査をしなおしているのだ。

 事件の通報から既に丸二日が経とうとしている。容疑者の目星も定まらず、初動捜査は完全に行き詰まっていた。

 

 既に司法解剖に回された遺体があった場所を、目を細めて眺める貴槍。

 その口から

「首の切断にかかる時間……。指紋をふき取り……。首をどうしたの……」

 と、事件を考察する言葉が漏れ出していた。

 

 どうやら彼女なりに事件の情報を整理しているのだろう。それが数分続いていた。

 すると

「先輩! 貴槍先輩っ!」

 そう声をあげながら、殺人現場となった被害者の部屋に飛び込んでくる私服警官がいた。

 

 ダークスーツに、まるで刑事ドラマよろしく暑苦しいオーバーコートを着ている。

 それは絵に描いたような刑事姿で、その服装は貴槍から「今、何月と思ってるんだ、お前」とよく呆れられている。

 

 器用にパソコンチェアでくるりと周り、貴槍はその駆け込んできた刑事に冷ややかな目を向けた。

 

「おー。バカ麻家。帰ったか。鑑識が這いずり回ってくれている現場にドタドタと駆け込んでくる図太い神経、少しは細くしろバカ」

 

「貴槍主任……。その椅子も証拠品です……」

 

 鑑識官の一人が泣く泣く呟くが、図太い神経をしているらしい貴槍は気にしない。

 

「はい。麻家圭二、だたいま戻りました」

 

 殺人現場の部屋に戻ってきたという妙な言葉遣いをしたのは麻家圭二(まけ・けいじ)。

 数ヶ月前に配属されたばかりの新米の刑事だった。

 

 彼は貴槍の国内随一と言われる捜査能力を目の当たりにしてからは、子犬のように従うようになった後輩だ。

 たった数ヶ月ではあるが貴槍にこき使われることによって、彼自身も既に新米刑事とは思えぬ働きをするようになっているのだが、本人にはその自覚がなく、いつまでも貴槍にこき使われることを楽しんでいるように見える若者だった。

 

「貴槍先輩、言われた通り関係者のアリバイの裏とってきました」

 

「それで?」

 

 さっきまで苛立っていた貴槍とは違う。彼女の目元が獲物を狙うように鋭く変わる。

 それこそが貴槍刑事本来の眼光だと皆知っていた。

 

「それが、亡くなった宮井さんと交際のあった男性の二人とも、日曜の夜に家族以外のアリバイ証言はありませんね。

 ただ普通に家にいたと言っています。月曜には朝から会社に出勤していますし」

 

「あと一人、別に男がいただろ? そいつ身元は?」

 

「例の三人目ですね。

 それがさっぱりです。身元自体、確認がとれません」

 

「やはり、どこの誰かもわからない奴ってのは厄介だな……」

 

 被害者が二十台の女性ということで、捜査の基本、男性関係の洗い出しから捜査は始まった。

 被害者である宮井芽衣という女性は、異性の交友関係が広い、言ってしまえば男遊びを好む女性だったようだ。

 直ぐに付き合いの深い三人の男の名が上がったが、巧妙に三股をかけていたのか、誰が本命だったのかもわからずなのだ。

 

「それから、遺体発見時にこの部屋を訪ねてきた同僚の男性ですか。こちらの方が怪しいですね。

 名前は原田具視(はらだ・ともみ)。被害者と同じ部署に勤務しています。

 彼も被害者と付き合っていた時期があるようですね。

 会社の上司の命で部屋に来たと証言していたようですが嘘でした。

 彼の上司はそんなことは頼んでいないと言っています」

 

「ほう、なるほどな。ありがちな話だ」

 

「しかも本人は否定していますが、日曜の夜は出掛けていたという証言があり、アリバイも怪しいです。

 被害者と会っていたんじゃないですかね?」

 

「そう思うなら裏を取れと、いつも言っているだろ」

 

 貴槍が苛立たしい声を出す。

 何の裏付けもない想像で容疑をかけるのは、警察官として最もしてはいけないことである。

 それなのに、世の警察にはそれが蔓延っている。だからこそ貴槍はそれを嫌う。最もしてはいけない愚かな行為として、彼女の目に届く範囲では絶対に許しはしないのだ。

 

「はい。既に向島さんにその同僚が証言した出先にあたるように頼んであります。

 しかし、被害者の宮井さんって貴槍先輩ぐらい美人だったらしいですからね。

 三股以上なんて、男も放っておかなかったんでしょう。

 あちこちから声を掛けられていたみたいですよ。他にも男性関係出てきそうです」

 

「麻家。多分、無自覚で言っているのだろうが、誉められたようだから礼は言っておこう。

 ありがとう、そして死ねバカ」

 

「ど、どうして死ねって言われないといけないんですか」

 

 と、本気で麻家は狼狽する。

 半分冗談で言った貴槍は疲れた顔をした。もう半分は本気なのが貴槍らしいところだ。

 

「バカはいいのか?」

 

「先輩ならバカでも歓迎です」

 

 そう言って、麻家は恥ずかしそうに表情をへらへらとさせる。

 その柔らかい笑みは、刑事とは思えない優男のものであった。

 警察官としては頼りないという印象を受けてしまう。

 

「まったく、おかしな後輩を持ったものだ……」

 

 それが最近の貴槍の悩み事だった。警察上層部との衝突など、貴槍にとっては悩みですらない日常だ。

 あとは世の事件がすべからく解決すれば彼女に心病むことは何もないのだが、犯罪は次から次に起こってしまうのが現実だ。

 

「それで先輩。次は何を調べましょうか?」

 

 貴槍の呆れた呟きの意味を「何の問題もない」と脳内変換したらしい麻家が、貴槍を急かした。

 

 一々指示を仰がずに動けるようになれと、貴槍は日々小うるさく言っているのだが、この新米刑事の態度は直りそうにない。

 

「地取りの方から何か聞いてないか?」

 

「さっぱりです。

 不審者の証言は今のところないようで。このアパートの住人は基本的に独り暮らしの勤め人ばかりなので、近所付き合いも薄いみたいですね。

 不審者はおろか、怪しい物音も聞いていないそうですから、これは困りましたね。

 さすが先輩が呼ばれた事件です」

 

「何がさすがだ。こんなやり甲斐のない事件も久しぶりだ」

 

 それは、いつもは犯罪捜査の熱意に燃えるはずの貴槍朝らしからぬ言葉だった。

 その言葉通り、普段は足を使って捜査に駆け回る彼女が、こうして現場に張り付いたまま、未だに動きを見せないでいた。

 

「はぁ。どうしてやり甲斐がないんですか?」

 

「いや……、単に、私の個人的な感情さ」

 

「ああ、被害者の歳も仕事は出来る美人ってところも先輩と似てるのに、先輩は男っ気がないから妬いてるんですね」

 

 貴槍は急に立ち上がると、被害者宅の玄関の方へ歩き出した。

 

「あれ、先輩? どうして黙ってるんですか?

 そこは、くだらないことは言うな、って僕を罵るところじゃ?」

 

 そんな滅裂なことを言う麻家に構わず、貴槍は壁に付いた血痕を調べていた鑑識官に声をかけた。

 

「例の包丁と傷口の照合データはもうあがってるか? 昨日鑑定に出してあるはずだが」

 

「先輩、どうして無視するんですか?」

 

「さぁ、署に帰ってみないとわかんねぇな」

 

 年配の鑑識官の答えに、納得の頷きを一つついて、「さて。私も聞き込みに行くか」と、貴槍は事件現場である被害者宅の玄関から外に出ていこうとする。

 

「せ、先輩、待ってくださいよ」

 

 貴槍の跡を追う麻家の言葉など全く受け付けず、彼女はさっさと警察が張った立入禁止のテープをくぐって行った。

 現場アパートの一角を大きく覆ったブルーシート越しに、取材に陣取るマスコミの気配を感じる。

 

「先輩、どこに聞き込みに行くんですが?

 やはり被害者の会社ですか? 例の原田とかいう同僚が怪しいですもんね」

 

「麻家。適当なことを言うな。

 刑事が印象だけで容疑者を絞るなんて言語道断だ」

 

 そう叱咤されたというのに、麻家は貴槍が返事をしてくれたことが嬉しいのか、顔をにやけさして「はい」と元気のよい返事をした。

 そんなどこかずれた麻家の態度に、貴槍の肩から力が抜ける。

 

 アパートの階段を下りる貴槍の足が不意に止まった。

 カルガモの雛が親鳥に付き従うように後に付いていた麻家は、何事かと貴槍の視線を追いかける。

 

「ああ、例の叔母ですか。またマスコミのインタビューを受けてるんですね」

 

 足を止めた貴槍の視線の先には、被害者・宮井芽衣の叔母がいた。

 彼女は数台のテレビカメラに涙で目を腫らした顔を向け、必死に事件の悲惨さを訴えている。

 姪の首が切り落とされたのである。その形相は鬼気迫るものであった。

 

「姪の被害者とは仲がよかったみたいですよ。

 よく互いの家を行き来して生活の世話もしていたそうですし、叔母と姪で姉妹に見られるぐらいで、まぁ歳の近い叔母ですからね」

 

 麻家の言う通り、被害者の叔母は三十代に見える。

 二十七歳である被害者と姉妹と言われても違和感のない。どことなく顔つきも似ていて濃い血のつながりを感じさせる。

 ただ、男性付き合いが激しかったという被害者と比べると、服装から容姿から、少し冴えない雰囲気がある。

 

「それに親戚は他にいないそうですから。姪一人、叔母一人って奴ですか。二人とも結婚もしてないみたいですし」

 

「ふん。わざわざ事件現場まで来て、テレビに出るなんてご苦労なことだ」

 

「あれ先輩? なんか冷たくないですか?

 死んだ姪の無念を訴える。素晴らしい家族、じゃなくて親戚愛じゃないですか。

 ……でもまぁ、あんな場所でマスコミ集められると捜査の邪魔ですね」

 

「いいさ、今は放っておけ」

 

 貴槍は冷めた言葉を吐いて、止めていた足を再び動かし始めた。

 薄い鉄板の階段が彼女の足音を鳴らす。麻家もそれを追った。

 

「はい。バカとマスコミは使いよう。先輩の教え、覚えてますよ」

 

「お前、そのバカってのが誰のことかわかっているのか?」

 

「え? 頭の悪い奴ってことじゃないんですか?」

 

「そうだな。バカは頭が悪いようだ」

 

 本日何回目かもわからぬ呆れの嫌みを吐きながら、貴槍は事件現場の警備をする警察官に労いの敬礼をする。

 通り抜け様の簡素な敬礼だが、所轄の警察官は形式張った敬礼を返した。

 どうやら貴槍のことを知っている警官だったようで、その表情は並々ならぬ緊張感が窺えた。

 

 慌てて麻家も敬礼をするが顔立ちから立ち居振る舞いから、どうにも決まらないものだった。

 貴槍はその後輩を待つことなく現場アパートを去ろうとした。そのときだ

「お前、待てっ!」

 そんな大声が聞こえてきた。

 

 アパートの裏手の方から声。確か鑑識が犯人の足跡などはないかと探している方だと、貴槍は咄嗟に駆け出した。

 

 普段から鍛錬を怠らない貴槍だ。持ち前の運動能力で、素早くアパートの裏手に回り込んだ。その目の前に、人影が飛び出してくる。

 

 それは警察官の本能だ。貴槍は相手が何者かを確認する前に人影の腕をとり、本来は曲がらぬ方向に捻り上げていた。

 

「痛っ、痛い〜」

 

 人影が声を上げる。

 

「主任、すいません。そいつ、塀に登って被害者の部屋を覗いてたんですよ」

 

 おそらく、先程「待て」と声を上げた警官だろう。

 貴槍が掴み止めた不審者に飛びかかり、そのまま抑え込んだ。

 

「先輩。大丈夫ですか?」

 

 麻家刑事も貴槍に追いついて、不審者を取り押さえるのを手伝う為に、両手でがっちりと掴みかかった。

 

「きゃっ。痴漢〜。そんなところ触るな〜っ!」

 

「へ?」

 

 不審者を抱え込こんだ麻家が素っ頓狂な声を出す。彼の腕の中で、もごもごと蠢く不審者の体は柔らかな感触がした。

 

「おい、麻家。あまり乱暴に扱うな」

 

「え、でも」

 

 麻家は改めて自分が抱えている人物の姿を見た。

 紺の上着の下からは胸元にワイシャツが見え隠れし、プリーツスカートがひるがえる。

 腕には鮮やかなオレンジ色のリストバンド。そして肩にかけた学生鞄。

 その姿はまるで女子高生のようだった。

 

 そのよくわからない不審者をより確かめるように、麻家は巻き付けていた手で改めて触ってみた。

 

「うひゃ! お尻〜」

 

 女子高生に見える不審者が声をあげ、暴れ出す。

 

「この、静かにしろ!」

 

 麻家は弱々しい抵抗を続ける不審者を、更にガッチリと押し倒した。

 

「きゃぁ!」

 

「だから、やめい」

 

 その麻家の後頭部に突き刺さったのは、貴槍朝のかかとだった。

 

 

 

 

 

(「机上探偵ファンタジア」その4につづく)

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安楽椅子探偵を目指して書いてみました。


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