東方傀儡異聞3〜神坂越えて辿る面影〜あとがきTINAMI版
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 東方傀儡異聞3〜神坂越えて辿る面影〜の連載は本日にて終了です。

 続きの東方傀儡異聞4については現在構想中でして、後日完成次第、アップロードということになります。長い間お付き合いいただきありがとうございました。

 この話は本来オフセット本として3/13の例大祭で発行する予定でしたが、震災のために例大祭が日程変更になってしまったため、春休みを間にはさむことだしネット上で発表してしまおうということでアップロードしたものです。

 

 以下、5/8の例大祭(日程変更後)に発行するオフセット本に記載した後書きです。

 

あとがき

 

 東方傀儡異聞V〜神坂越えて辿る面影〜をお買い上げいただき、ありがとうございます。

 本作は東方傀儡異聞〜御霊宿りし巫女の器〜、東方傀儡異聞U〜想い映えたる不死の躰〜の続編にあたります。もしお読みになっていない場合には、奥付に記されている「東方イメージ研究所」のHPからウェブ版が読めますのでアクセスしてみて下さい。もちろん、オフセット本を入手していただければなお嬉しいです。

 今回はいままでとは異なり、シリーズ全体のいわばターニングポイントを形成するような内容になっています。ストーリー性を重視した構成を目指しているので、結果として設定的にかなり飛躍というか冒険をしたところもあります。言い換えると、作者の独自解釈が入り込んでいる部分が多くなっているということになります。このあたりは、二次創作的には意見が分かれるところではありましょうが、読者の皆さんの率直なご意見・ご感想をいただければ幸いです。

 今回初登場のキャラは何人かいるのですが、そのなかでも出番が多かったのは言うまでもなくレミリアの妹君のフランドールです。いろいろな解釈をされているキャラクターではありますが、私はどちらかというとこの姉妹の性格というのは本質的なところではさほど差がないのではないかという風に考えて書いてみた感じです。二人とも五百年程度の歳月を生きているわけで、その時間の重みを想像するのはなかなか難しいです。ただ、思考のレベルという点ではいわゆる幻想郷の賢者たち(紫や永琳)にも匹敵するのではと個人的に思っています。

 さて、次巻の東方傀儡異聞Wにてこの物語は完結する予定になっています。いちおう初期の構想に沿った形で書いているのですが、途中でいろいろと作者自身が思ってもいなかった要素が見えてきたりして、それはそれでなかなか面白い現象ではあるのですが、シリアス寄りの路線であるがゆえにかなり重い感じの話になってきているのも確かです。果たしてどんな結末を迎えるのか、私自身もまだ今の段階でははっきりとした答えは出ていませんが、なんとかうまい具合に着地出来ればなと思っています。

 最後に、この偉大なる幻想郷世界を構築された上海アリス幻樂団のZUN氏に最大の敬意を捧げ、この一文を終わらせていただきます。

 

                碓井央

説明
三部終了にあたってのあとがき。
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