真・恋夢想〜紅の御使い〜 第二章〜出会い〜
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第二章〜出会い〜

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これはいつ、誰が言ったのかもわからないが

こんな噂を聞いたことがある。

 

「紅き流星舞い降りし時、この世の災厄と共に希望が訪れるであろう。

 其の希望こそ長きに渡り続いたこの戦乱を治め、人々に生きる道筋となろう。」

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ドゴーン!!

激しい地鳴りとともに森の中に赤い光が突っ込んだ。

周りの木々は倒されて、砂煙が巻き起こった。

そしてその中心に人らしき物の影があった。

 

翔「いって〜、何なんだ一体?」

 

あたりを見回して一言

 

翔「ここ、どこだ?」

 

翔が見た光景はあからさまに日本ではない、別のものだった。

 

翔「まぁよくわからないけど、今の自分を振り返ってみるか。

  俺の名前は「朝霧 翔」、聖フランチェスカ学園に通う学生で月に一度の

  “お勤め”をしていた。そうしたら侵入者が学園の所有物を持ち逃げする

  現行犯をみつけて「排除」しようとして、それから盗んだであろう物から

  いきなり光があふれて…」

 

左「こうなったらお前も連れてってやる、決着は次に持ち越しだ!!」

 

翔「あ〜、そうだった、なんか左慈とかいう奴が訳わからん事を言ったと思ったら

  いつの間にかここにいたんだった。さて、一体どうしたもんかな。

  ってあれ、なんかおかしいぞ?」

 

そういって自分の恰好をよく見てみる。

確かに自分はジャケットにジーンズを履いているのだが、

色が「黒」ではなく「赤い」ジャケットとジーンズになっているのだ。

 

翔「なんで色が変わってるんだ?

  っと、それより、「血桜」は…あった。」

 

自分が落ちたであろう場所に彼の愛刀「血桜」があった。

そして、近くには二丁の拳銃も置いてあった。

 

翔「え…これって、「轟(ごう)」に「清(せい)」じゃないか。

  これって、父さんが大事にしてる物なのにどうして…?」

 

そういって轟と清を手に取った。

 

翔「ん、……誰か来た。」

 

茂みからガサガサッと音を立てながら

こっちに向かってくる気配を感じとった翔は

血桜を構えて気配のする方に向いた。

 

翔「…だれですか?」

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???side

 

まずいわね、黄祖の罠にしてやられたわ、

こうなったら私が時間を稼いで皆を助けなきゃ。

 

?「どうかされましたか?」

 

?「いえ、なんでもないわ。それより、追手は?」

 

?「うまく巻いた…といいたいが、すぐ追いつかれる

  かもしれん。」

 

?「そう、ごめんなさい、あなたを巻き込んでしまって。」

 

?「カッカッカ、何を今さら。こんな苦労、今に始まった事じゃなかろう?」

 

?「ねぇ、「あなただけでも逃げてくれる?」と聞いたら私は殴られるかしら?」

 

?「無論、殴るに決まっておろう。あなた様がいなくなれば沢山の者が悲しむ事になる。

  それに、袁術に領地をとられてしまうじゃろう?」

 

?「ええ、分かっているわ。袁術には絶対渡してなるもんですか。

それにしても「あなた様」って、いつも言わないくせにどうしたの?

なんか調子が狂っちゃうじゃない。」

 

?「たまには、いいじゃろ?」

 

?「ええ、たまにはね。」

 

それにしてもまずいわね、どうしたものかしら…。

 

その時、紅い流星が流れた。

 

?「あら、流星?」

 

?「〜どの、行ってみてはいかがか。」

 

?「ええ、あっちね。」

 

本当はそんな暇はない。だけど、私の感が行くように命じてる、

それにあの「噂」も気になるし、行ってみる価値は十分あるわ。

 

翔「…だれですか?」

 

?「え…?」

 

そこにいたのは全身紅い衣に身を包んだ

髪の長い、紅い眼をした青年がいた。

 

???side了

 

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?「え…?」

 

声をかけて出てきたのは、

動物でもなく、人だった。

しかもかなり美人(ここ重要)。

 

翔「あなた方はどちら様で?」

 

?「堅殿、気をつけよ、物の怪の類かもしれん!!」

 

翔「お〜い、話聞いてます?」

 

というより、物の怪ってww

俺はどこぞの学園長じゃあるまい(かなり失礼)www。

 

?「どきなさい、祭。」

 

祭?「しかし、「いいから。」…はっ。」

 

?「そこのあなた、人の名前を聞くときは、

まず自分から名乗っていただけるかしら?」

 

翔「あっ、すみません。俺の名前は朝霧 翔っていいます。

  聖フランチェスカ学園の二年です。」

 

?「聖ふらんちぇすか、聞いたことある?」

 

祭「さぁ、聞いたことも無いのぅ。」

 

翔「あの、あなた方は?」

 

?「そうね、私は、姓は孫、名は堅、字は文台。

  “江東の虎”何て呼ばれているわ。」

 

?「わしの名は黄蓋、字は公覆(こうふく)じゃ。」

 

孫堅に黄蓋、どっかで聞いたことあるな。

 

堅「ねぇ、あなた何でこんな所にいるの?」

 

翔「それはこっちが聞きたいぐらいです、

というかここはどこなんですか?」

 

黄「ここは夏口じゃ。」

 

夏口、きいたことないな。

 

翔「なるほど、ではもう一つ質問いいですか?」

 

堅「なにかしら?」

 

翔「その持っている武器って、本物ですか?」

 

黄「当たり前じゃ、そういうおぬしも持っておろう?」

 

まぁ、確かにもってますがね

 

堅「ねぇ、私たちを助けてくれるかしら?」

 

いきなり何を言い出すんだ、この人?

 

黄「堅殿、いささか早急ではないか?」

 

堅「ええ、でも私の感が言ってるの。

  この子といればうまくいくって!

  ねぇ、だからお願い。私たちに力を貸して!!」

 

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このとき断る道もあったかもしれない。

けれどここで断ったら一生後悔する羽目になる気がして

 

翔「わかりました、自分のできる限り協力させていただきます。」

 

了承した。

 

これが俺、朝霧 翔とあの人たちの出会いだった

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あとがき

 

第二章〜出会い〜

いかがだったでしょうか?

 

今回オリキャラで孫堅さんを

出さしていただきました。

キャラ詳細は次の話のときにお伝えしようと思います。

 

それで、孫堅さんの真名をどうしようか悩んでます。

なのでこんな真名ありじゃね?と思ったらどんどん教えてください。

 

より良い作品にしていくためにも皆さんの感想・コメントお待ちしています!!

 

では再見。

説明
この作品はオリジナル主人公で、かなりチートです。
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この作品がおかしいと思ったら
どんどん理由付きで突っ込んでください。

誹謗中傷は勘弁願います    m(_ _)m

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コメント
牡丹、紅蓮、青蓮、とか。特に牡丹は中国の国花で「花の王」とされ、楊貴妃の美貌に喩えられたとか。・・・しかし中国読みにするとなんだか間抜けな字面になりますね。ムータン、ホンレン、チンレンです。(華狼)
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