真・恋夢想〜紅の御使い〜 第三章〜家族〜 |
第三章〜家族〜
帰る場所があるというのは
それだけで幸せなことだ。
翔「ところで、助けるって何をすればいいですか?」
その場の勢いで彼女たちを助ける約束をした翔だが、彼女たちが
何から逃げていたのか全くもって知らないのである。
彼女たちが来た道を戻りながら翔は聞いた。
堅「ええ、私たちは今まで戦をしていたの。
それで恥ずかしい話だけど、黄祖という男の策に
嵌っちゃって、軍から離されてしまったの。」
翔「戦?戦って戦争のことですか?」
黄「それ以外に何がある?」
堅「それで、私たちの拠点に戻るのを手伝ってほしいの。」
翔「(戦争って、そんな映画みたいな話あるのかよ。だけど)
話は分かりました、その拠点までどれくらいですか?」
黄「そんなに離れてはおらんよ、ただ…」
黄蓋が言い終わる前に孫堅が倒れた
翔「だいじょうぶですか!?」
言って翔は気付いた、孫堅の腹部から出血しているのに
黄「手傷を負っておるのじゃよ、堅殿は。
じゃから戻りたくとも戻れなかったのじゃ。
敵も優しくはないからの、わしだけでは到底無理な状況
ではあった。」
翔「なんで、なんで直ぐ言ってくれなかったんですか!!
死んだらどうするんですか!!」
堅「だい…じょう…ぶ…y「大丈夫じゃない!!」っ!!」
翔は許せなかった、こんな怪我を気がつかなかった自分に対して。
今すぐ気付いていれば軽い治療もできたものだ。
だから、自分にしかりつけるように叫んだ。
翔「俺はあんたたちのことを何にも知らない、だけど待っている家族がいるだろう!?
あんたが死んだら残った家族はどうする、ここまで頑張ってくれた黄蓋さんは!?
あんたたちを助けるといった俺は!?
俺はあんたたちを助ける、絶対死なせない!!」
黄「朝霧…」
堅「誰が死ぬもんですか、まだ私にもやることがたくさんあるし。
それに、あなたが助けてくれるんでしょ?
なら平気よ。」
顔を赤らめた孫堅が言った。
翔「(なんで顔が赤くなったんだろう?)」
頭に?マークを浮かべながら翔は首をかしげた。
翔「いいですね、絶対無茶しないでください。
敵が来ても俺が何とかしますので。」
堅「ねぇ、聞いていい?
何でここまでしてくれるの?」
孫堅が聞いた、なるほど確かに会って間もない。
翔がここまでする義理はどこにもないのだ。
翔「言ったはずです、自分のできる限り協力するって。
自分で言ったからには責任を持たなきゃ、
それにあなたみたいな綺麗な人が死ぬのは見たくないですから。」
堅「綺麗って、ふふっこんな時に女を口説く?」
翔「口説いているつもりはありませんよ?
ただ本当の事を言っただけです。」
堅「/// そういうことが口説いてるっていうの。」
孫堅が顔を赤らめている時、
黄蓋が真剣な顔つきに変わり
黄「堅殿、朝霧、どうやら感づかれたようじゃ。」
黄蓋が武器を取り出し構えた
それに合わせて翔も血桜を構えた
翔「黄蓋さん、いいですか?」
黄「なんじゃ、手短にたのめるか?」
翔「俺が道を作ります。黄蓋さんは孫堅さんを連れてって下さい。」
黄「無茶を言うな、敵も優しくないといったじゃろう。
おそらく数はかなりいると思ってもよい。
弓を持っている輩もおるし、死に行くようなもんじゃ。」
翔「大丈夫です、俺を信じてください。」
翔は腰を低く構えて
翔「二の太刀、“荒波”」
ズザァッ、ズバババババ
敵兵「うわっ、ぐあっ、ぎゃぁっ、」
翔の放った衝撃波が木々もろとも敵兵を吹き飛ばしっていた。
翔「さぁ、早く!!」
黄「うっうむ!!」
敵兵「なんだありゃ、化けもんだ!! にっ逃げろーー!!
こんなやつがいるなんて聞いてないぞ!?」
次々と敵兵を吹き飛ばしながら道を作る翔
そしてとうとう敵兵が
敵兵「たっ退却だ、今すぐ引くぞ!!」
蜘蛛の子散らすように逃げて行った
翔「ふぅー、終わったか。
黄蓋さん、孫堅さん、大丈夫ですか?」
黄「うっうむ。」
堅「えっええ。」
翔「良かった、じゃぁ早くいきましょう。
追手がいつ来るかわかんないですし。(ニコッ」
翔が微笑みながら孫堅たちの手を取った。
堅「/// えっえぇ。」
黄「/// うっうむ。」
それからしばらく歩いていると
テントらしき物があり、近づくと
?「そっ孫堅様!!」
?「ご無事だったのですね!!」
?「俺、今すぐ孫策様たちに伝えてくる!!」
?「孫堅様、ご帰還―!!」
ここの兵であろう人たちが何やら騒ぎだした。
翔「なんなんだ一体?」
黄「まったく、近くに恩人がおるのに気付かぬとは。」
堅「まったくね。」
翔「恩人って、大げさですよ。」
堅「大げさではないわよ?あなたのお陰でこうして戻ることが出来たのだから。」
黄「そうじゃ、誇りこそすれ、縮こまる事なぞないぞ?もっと胸をはれ!!」
翔「孫堅さん、黄蓋さn「母さん!!」…母さん?」
堅「雪蓮!よかった、無事だったのね。」
雪?「無事じゃないわよ、心配したんだから!!」
雪蓮と呼ばれた女性が孫堅さんの事を「母さん」とよんだ
しかも孫堅さんとそっくりだ
つまり、もしかしなくても
翔「孫堅さんって子持ちなの!!??」
黄「ん、なんじゃ知らなかったのか?」
翔「だって子持ちって見た目じゃないでしょ!?」
堅「あらっ、うれしいこと言ってくれるじゃない」
頬を染めて本当に嬉しそうにしてる。
まじかよ、どんだけ見た目詐欺だよ。
パッと見、母娘じゃなくて姉妹だよ…
?「文台様!!」
?「孫堅様〜。」
堅「あら、冥琳に穏、ただいま。」
冥?「ただいまじゃないです!もう二度と無茶しないって約束してください!!」
穏?「そうですよ〜、あの後ほんとーに大変だったんですから〜。」
堅「ええ、ごめんなさい。」
…俺、蚊帳の外だなー。orz
まぁ、でも
翔「孫堅さん、俺の言った通りだったでしょ?」
堅「え?」
キョトンとした顔で聞いてきた。
翔「あなたが死んだら家族が悲しむって。
まぁ、本当に子持ちだったのは驚いたけど。
孫堅さん、家族に会えてよかったね。(ニコッ」
堅「/// 翔…」
本当に良かった、家族に会えないのは悲しいものだし
雪?「ところで、あなたは誰?」
孫堅さんの娘さんが声をかけてきた
う〜む、やっぱりそっくりだ。
雪?「ねぇ、ちょっと聞いてる?」
翔「あぁ、ごめん。俺の名前は朝霧 翔、あなたは?」
雪「姓が朝、名が霧、字が翔ってこと?」
なに、その新しい名前?
翔「いいえ、姓が朝霧で名が翔です。字はありません」
雪?「へぇ〜、珍しいわね。私は孫策、字は伯符。
よろしくね。」
翔「え、孫策!?」
孫策って三国志の呉の王様だっけ?
孫堅さんと黄蓋さんの名前が聞いたこと
あると思ったのはそういうことだったのか。
ってことは、
翔「もしかして、周瑜さんとか居たりします?」
周「!?周瑜は私だが何故私の名を知っている?」
翔「そうですか。ついでにお聞きしますが、今って漢王朝だったりします?」
穏?「そうですよ〜、それがどうしました?」
翔「あはははははは。」
ははは、決まりだよ。ここってもしかしなくても
翔「ここって、三国志の世界ーー!!??」
マジかよ?
あとがき
第三章〜家族〜いかがでしたか?
呉の拠点に着きましたね。
ここで前回言いました孫堅さんの軽い設定について
孫堅 文台
真名
実は考え中ww次の話に出します。
武器
南海覇王
性格+特徴
いつもにこやかな女性
民に好かれている
お酒が好き、よく祭とお酒を飲んでる
仕事をよくサボる
戦に出ると性格がちょっと変わる
身体的特徴
身長 176p
体重 秘密?
オッパイが大きい( ゚∀゚)o彡° !
お尻も国宝級(蓮華は大陸一!!)
髪型
ピンクのポニーテール(自分はポニーテールが大好きです(だからどうした))
この後も続々つぎ足していくと思いますwww
孫堅の真名募集中!
感想・コメントお待ちしてます!!
では再見
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オリジナル主人公で、かなりチートです。 いやな方は戻るボタンを連打してください!! この作品がおかしいと思ったら どんどん理由付きで突っ込んでください。 誹謗中傷は勘弁願います m(_ _)m 興味をもっていただけたなら幸いです |
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コメント | ||
二回目ですが「紫蓮(シレン)」とか。近代は黄色ですが、漢の頃は紫色が高貴な色とされていたらしく。(華狼) 孫堅キタコレ!!話的に孫文台が主役になりそうなので、恋愛する雪蓮の母。略して愛蓮(アイレン)ってのは・・・ダメですね。(ゆきな) 孫堅の真名はやはり『蓮』が入っているべきだと思うので、「鮮蓮」というのはどうでしょう?(聖槍雛里騎士団黒円卓・黒山羊) |
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