ジオン技術試験隊
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宇宙世紀0079我がジオン軍が独立戦争を持ちかけはや三ヶ月がたったある日私は設計士から技術試験隊へと転属された

私が配属された第610技術試験隊サイド6に入港時に私は乗艦した

「カドマツ艦長本日よりお世話になりますエクセルです宜しくお願いします」

「うむ、ご苦労・・・今日はのんびり艦で過ごすといい」

「了解です」

カドマツ艦長私と同じ設計開発班出身だ

この第610技術試験隊を連邦の艦サラミスからの攻撃を避けながらいきながらせて来たのだ

「ココが私の部屋か・・・」

部屋にあるのは設計用の机と日誌ぐらいだ

後あるのはベッドと通信用のモニターぐらいだ・・・えっと一様・・テレビも見れるらしいが・・

一体どうやって受信しているのかは不明だ(え?何?突っ込んだら負け?すみません

ピッピッピ

「ん?通信?」

「はいこちらエクセルです」

「カドマツだが・・・艦橋まできてくれ」

「了解です」

今更だが私が乗艦したこの船名前がカドマツって言うらしい・・・艦長の名前から取ったらしい・・なんじゃそりゃ!

えっと話を戻すとしよう施設は格納庫が二つあり宿舎はなぜか無駄に八個あった・・通りで狭い訳だ・・

艦橋まで一直線に左右に部屋がある・・・そして艦橋までほぼ一直線だ

「おっと艦の地図を見てる場合じゃない」

「さっさと向かわないと」

馬鹿みたいに長い廊下を進んでいるとだんだん終わりが見えてきた・・・と言うより私の部屋が格納庫の入り口近くなので仕方ないか

「艦長すみません艦の地図を見ていました」

「それはご苦労だが我が艦は基本的に一直線の廊下なのだがな」

艦長が困ったように笑いながら言った

周りが地味に苦笑していた・・・我ながら恥ずかしい・・

「えっと・・・艦長どのようなご用件で?」

「あ〜えっと特に用って訳じゃないんだが人の紹介をと思ってな」

そう言うと艦長は説明し始めた

「まずは操縦士のカリヤと副操縦士のイリヤだ」

「あの艦長・・・」

「どうした?」

「頭の最初の文字しか変わってないのですが・・・」

「それを目当てにさそったのだ♪」

「そう・・ですか・・・」

なんちゅう人だ

「まぁとりあえず宜しくねエクセル君」

「あ、はい宜しくお願いします」

挨拶をしてきたのはカリヤさんだった

「よしよし次いくぞ〜」

何かものすごく軽やかだ

「通信、副通信士のノエルとクリスだ」

「あの・・たびたび申し訳ないのですが」

「ん?」

「連邦にも似たような名前の人がいると聞いたのですが・・・」

「まさかそれも狙って?」

「いやそれはたまたまだ」

絶対に狙ったと思ったのは秘密にしよう

「後は副艦長の・・・誰だっけ?」

一同から「さぁ〜?」っと声がした

「おぃおぃそれでいいのですか艦長」

「まぁいいのいいの」

「よくないです!」

入り口から赤髪の女性が入ってきた

「まったく艦長たら」

「嘘嘘」

「副官のセレナだ」

皆が再び苦笑し始めた

「もう・・・好きにして」

正直私は呆れていた

「さて真面目の話だ」

「只今より第610技術試験隊は出港する」

「総員依存は無いな?」

「了解」

「あいよ」

「はいはい」

「依存ないですよ〜」

「まったく艦長ったら相変わらず急何ですから・・・もちろん依存はありませんよ」

「私もです」

総員依存は無かった

「それでは本艦は出港する」

「行くぞ〜野郎ども〜」

「ようそろ〜」

なんだこの艦長は・・・

「さて・・・エクセル君」

「はい?」

「君には設計を頼みたい」

「了解です」

「それでは私は部屋に戻って設計に取り組みます」

「おうさ期待してるよ」

「はい」

それから私は部屋に戻った

「さて・・・どうしようかな〜」

「やっぱモビルスーツがいいね〜」

「それからベースは陸戦型ザクかな」

それから私はザクの設計から重量計算をし始めた

 

私が部屋に篭ってから何日過ぎただろうか・・私は設計し始めるとまったく時間が分からなくなる

「出来た〜」

「ってこれじゃ高機動ザクだよぉい」

「とは言え一様陸でも戦えるのよね〜」

陸戦ザクの足の重量の少しを上にもって行きランドセルにゲルググの推進エンジンを無理やり取り付けてみた

それからシールドを連邦のジムの盾みたいなのを取り付けさらに銃は・・・ザクマシンガンのままだ・・・もちろんヒートホークも

「・・・何か空中分解しそうな気がする・・・」

「ま、絶対審査落ちするだろ」

まさかそんな期待があっけなくぶちやぶれ通った

しばらくして第610技術試験艦カドマツにその機体が送られてきた

「意外と・・・有りですね・・・」

「何だ?自信無かったのか?」

「ええまぁ・・・」

艦長と見に来た私は唖然と絶句していた

中からパイロットらしき人が出てきた

「あんたが艦長かい?俺はこいつのパイロットを承った者だ」

そう言った後に艦長がそうだと言った

「んでこの・・・」

「エクセルこれは何て名前なんだ?」

「え!」

いや銃が違う・・・ザクマシンガンでは無くなぜかゲルググのビームライフルが付いていた

「えっと・・・」

悩んだ末に出した答えが

「エクストラ610です!」

「・・・」

「・・・」

大声で言ったせいか皆ポカーンとしていた

「ぶっ」

「それはいいわ!」

「気に入ったぜ!自己紹介させてもらうセジだ宜しく」

パイロットのセジが大笑いし始めた

「イージー610と言ったところか!」

「あの・・あまり大声で言わないでほしいのですが・・・」

「気にしない」

気にしない言われましても困るのですよね正直

「さてと機体の性能に関してだが正直驚いたね」

「以外にいいよこれは」

「ただ・・・フルパワーの時が怖いね・・・」

「気お付け無いとね」

「すみません・・・私の設計ミスです」

「気にしないで行こうまだ試験の途中だしね」

その日は皆が寝静まった後にもう一度格納庫まで来た

「・・・ところどころ変わっているな・・・」

設計に無かった物が多くあった

高機動ザクの足、グフカスタムの腕とガトリングシールドとヒートサーベル

そして角がついたザクヘッド・・

正直な気持ちこんな物が戦場にでるとなると胸が苦しくなった

「何かこれザクじゃなくてグフだね・・・」

そう言って私はコックピットに座った

トゥーン、クポン、シュー

システムが次々に立ち上がってきた

私は武装確認をした

ビームライフル、ガトリング、サーベル・・・まるで自殺なみの装備だ

「はぁ・・・何でこんなものつくっちゃったんだろ」

私は諦めシステムをダウンし部屋に戻り寝むりについた

次の日私は機動チェックのタメ観察ポットに乗り込んだ

・・・やはり機動にぶれやゆがみが生じた

「セジさん、機動のチェックはこれで大丈夫です」

「それでは次に武装のチェックを頼みます」

「あいよ〜」

艦からダミーの的が射出された

「セジさんよろしくお願いします」

ビームライフルから出た二発のビームは的の中心から上そして中心から少し右を貫いた

「やはりずれますね・・・」

同乗者のセレナさんが珍しく口を開いた

「技術どうのこうのは分からないけどこれほどはっきりとずれると流石に修正しないとね」

「同意見です」

セジから通信が入った

「次にガトリング行くぞ」

「了解です」

応答すると向きを変え的目掛け弾が発射された

あっと言う間に的が蜂の巣になった

だが一瞬とはいえこちらには当たり判定が映り出ていた

「上にずれてますね」

銃やガトリングの修正は艦にいても出来る

「これで一通りの情報は取れました」

「帰還しましょう」

「あいよ」

帰還して三時間後もう一機のイージー610が届いた

乗ってきたパイロットは即サイド6に帰還して行った

「これよりフルパワーでの実験を行います」

「カドマツの格納庫ハッチから機体を射発しスロットルレバーをマックスに固定しておきます」

「それなら人が死なないね」

「はい」

「ただ一つ問題はせいじます」

「その問題とは?」

「もし空中分解した場合即試験終了、セジさんの乗ってきたイージー610のみが残り我が艦の専属のモビルスーツになります」

「もし空中分解しなくても恐らく費用がかかり過ぎにより多くて3機が我が艦の専属モビルスーツになります」

「つまり・・・我が艦に戦闘にでろというわけか」

「はい」

苦渋の決断だ

空中分解を願うかそれとも・・・

「とりあえず試験を行う」

「総員試験準備!」

「了解!」

翌日に最終試験が開始される

私も含めカドマツにいる全員が緊張していた

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次の日私は格納庫からする音で目が覚めた

「ったくうるさいな・・・何やこの朝早くからって宇宙だから朝も何もないか・・・」

「ん?・・・今思えば今日はエンジンのテストの日だった!」

私はとび起きると即艦橋へ走った

「すみません寝坊しました!」

「大丈夫だ今から開始だ」

そう言ってくれたのはセジさんだった

上のモニターには射発シークエンスに入ったイージー610があった

格納庫から「射発カウントに入ります」

そう言い終わるとカウンターが現れた

3,2,1・・・カクン、バゴーン

「ついに始まりましたね」

「うむ」

「これより観測に入ります!」

「50キロおきに観測します」

「観測ポット発射!」

そう言って私はモニターを見た

間もなく最初の観測地点・・・まだ大丈夫

「観測地点・・・過ぎます!」

機体データーが送られてくる・・・装甲やブースター圧、Gの数値が次々に送られてくる

「どれも問題ないですね」

しばらしくて第2観測地点に接近した時だ

「レーダーに艦!サラミスです!」

「こんな時に!」

「第一次戦闘用意!」

敵艦は幸いながらカドマツの後ろから接近してくる

「こうなったら俺のイージー610で出る!」

「まってください!」

その時だ

「イージー610テスト機第2観測地点突破!」

「データーに異常なし!」

「くぅ・・・」

「あくまで追い払うだけですよ・・・」

「それだけで十分!」

そう言ってあらかじめ用意はしていたイージー610が発進していった

その後私は艦長にサラミス付近に向かって観測ポットを一つ飛ばしてもらった

「テスト機間もなく第三の二百キロ地点にはいります」

「後一箇所か・・・」

第三観測地点を通り過ぎた時だ

「データーに以上発生!右肩のショルダーがありません!」

「なぬ!」

「後少しだと言うのに!」

「サラミスの方はどうなった!」

艦長が怒鳴り声を上げた

「大変です!サラミスよりボール多数発進!」

「くぅ・・・」

「セジさん帰還してください!」

「どうしてだ!」

「観測を終了して回収します!」

「ちぃ・・了解だ」

悔しそうだが210キロ地点を越えても空中分解しなかっただけましとしよう

「ゼノさん帰還しました!」

「よし!全速力で回収離脱する!」

上手くサラミスから逃げれた

「正式採用されましたね・・」

「いやこれを見よ」

「書類にはコストのかかりすぎにより二機が上限だそうだ」

「そうですか・・・」

なぜかほっとした

その後私は書類整理したのちに報告書を本部まで送った

「機体名はセジさんの名前からぱちってセジでいいか」

我ながら情けないネーミングセンスだ

「はぁとりあえず次の設計にかかるか・・・」

それから私は再び部屋に篭った

 

 

説明
オリジナルの武装、戦艦、MSなどがあったらいいな〜と思い作って見ました
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オリジナル ジオン 技術試験隊 

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