ソウルオブレクイエム 序章+α |
作者「久しぶり〜です」
カオス「何でそんな喋り方なの? 秋山お兄ちゃん」
作者「何となくだ。それと俺は秋山ではないぞ」
カオス「え〜、でもどうみても秋山お兄ちゃんだよ?」
作者「まあ秋山は俺の分身だからな。本名を教えるわけにもいかんし、秋山でいいか」
一刀「なんじゃそりゃ」
作者「一刀、いたのか」
一刀「いつもここのアシスタントは俺だろ! このカオスがいるほうが変だろ!」
作者「今回はとある事を言いたいために呼んだのだ」
カオス「とあることって?」
作者「まあぶっちゃけ俺が最近している事についてだが、それはこれの最後の方で言うとして、俺が最近していること(パソコン使って)ってなんだと思う?」
一刀「ディケイドの俺が出てくる戦国乙女とのクロスじゃないのか?」
作者「それもあるな。一応第3話まで書いてみたが、お前の出番が少ないんだよな」
カオス「何で?」
作者「基本俺はそのまましか書かないからだ」
一刀「そりゃ、前に原作のまんまの方が書きやすいとかぼやいてた時があったような気がするけどな……」
作者「流石にお前の出番が少ないし、活躍の場を与えようと思って少し手を加えたりしている。
単純にニ○ニ○で見ながら書いてるからな。第3話から俺のパソコンで撮り始めたけど」
カオス「あれ?」
作者「どうした?」
カオス「そのアニメって配信されてたの?」
作者「イカ娘のようにテレ○の配信みたいだからな。宣伝とかが出来ない上にタグ編集も出来ない。
おまけに配信情報がほとんど出ないから目立ってない。でも知ってる人は知っているという感じだ。
俺が最初に知ったのはニ○ニ○だけどな」
一刀「それは知らなかったな〜」
作者「というわけで第4話が書けたくらいに一気に投稿しようかな。そして1週間に1話くらいにでも」
一刀「完全にアニメ方式だな」
作者「それはそうと最近になってようやく話題の『まどか☆マギカ』が終わったんだが…」
一刀「それがどうした?」
作者「俺が前にまどかとテイルズをあわせたような作品を作ってると言ったな」
一刀「ああ」
作者「色々めんどくさくなったからプロローグと第1章と最終章だけを投稿しようと思う」
一刀「過程はどうした!」
作者「だから言っただろ、めんどくさいってな。だが俺がその気で出た+時間が出来たら途中の話を書こうと思う。
そして今回はそのプロローグだ! ついでにメインキャラの設定や世界観も投稿しよう!」
一刀「そっちを先に投稿しろ!」
作者「それじゃあ世界観から投稿して、プロローグだ! いくぜ!」
カオス「わぁ〜い♪」
安らぎを追求するRPG 「ソウル オブ レクイエム」
世界観 ファダロア
人間、エルフ、動物、魔物などが住んでいる世界であるが、高度な機械文明も栄えた世界。本編ではRE歴(ロニエオ歴)2100年。
本編から数えて4年前、つまりはRE歴2096年に大規模な戦争が起こった。
その戦いは人類(人間、エルフの連合軍)と対機械という構造であり、戦争の結果人類側が勝利を収めた。
しかしそのために機械に対する不信感などが生まれ、人類(人間、エルフ共に)は機械に頼りすぎないような生活をするよう努力を始めていた。
そんな中、ファダロアの世界にある異変の前兆が起ころうとしていた。
この物語はファダロアにある一つの村「エメネ」で暮らす一人の青年「バレル・ドネカ」が突然村に現れた一人の女性「マリア・ヘアク」と会ったことから物語りは始まるのであった。
バレル・ドネカ
男性。年齢22歳。身長175cm。体重52kg。肩くらいまでの黒髪と黒色の瞳。
この物語の主人公。これと言った仕事をしていない(現実で言うニート)。
何をやらせても卒無くこなす。しかし物事は長く続かない。それが原因で仕事をしていない。
とは言っても適当に村の手伝いをしているため、親切な村人達からお手伝い料として給料をわずかにもらっていたりする。
格好は変わった信念を持っており、どんな時でも半袖、長袖上着、長ズボンというスタイルを貫き通している。
戦闘スタイルは剣と銃を主に使うが、どんな武器もうまく使いこなせる。籠手を常時つけている。
場合によっては籠手による白兵戦やヌンチャクで戦うこともある。
設定上ではメイン武器であると同時に初期装備の剣の名前は「シュワード」。
赤と黒の二丁拳銃、赤色が「リヴァプール」、黒色が「オラトリオ」という名前である。
キャラクターモデルは『デビルメイクライ』シリーズのダンテ。
マリア・ヘアク
女性。年齢18歳。身長165cm。体重38kg。腰くらいまでの黒髪と金色の瞳と銀色の瞳のオッドアイ。
この物語のヒロイン。突如とバレルの住む村「エメネ」を訪れて来る。
村人達は彼女を初めて見るのに対し、マリアは村人の事を知っているかのような態度を取る。
特にバレルのことはよく知っているらしいが、バレルはマリアのことを全く知らない。
バレルの行動を監視するかのように行動を共にしている。
彼女には何か秘密があるらしいが……。
ちなみに格好は比較的大人の女性らしいものを着ており、容姿端麗な事もあり、会う人間の大半は惚れてしまうとのこと。
戦闘スタイルは銃や爆弾などの機械的な武器を主体としている。
接近戦は全く出来ないわけではないが、他のキャラと比べると弱い。
トギラ・ヌロコ
男性。年齢16歳。身長167cm。体重40kg。赤オレンジ色のとがった髪型。エメラルドグリーンの瞳。
バレル達が訪れた街に住んでいる青年。
機械のことについて色々調べてはいるのだが、何故かその過程で魔物の事も調べている。
そのためか街の人間からは変わり者と思われている。
肉体能力はバレルよりは劣るが、視力ではパーティー中一番。
戦闘スタイルは弓を用いるが、近接戦闘になったときのために弓には刀を仕込んでおり、弓自身を刀のように扱う事が可能である。
カヤ・ミシサ
女性。年齢16歳。身長163cm。体重40kg。短い蒼紫色の髪。紫色の瞳。
トギラの幼馴染で同じ街に住んでいる。
変わり者とされているトギラを昔のように変わりなく接してくれる数少ない人間。
トギラが何故研究熱心になったのかはカヤ自身も分かっていない。
トギラに好意があり、トギラも気付いているがあえて気付かない振りをしている。
しかしカヤはその事に気付いている。
戦闘スタイルはレイピアを用いるもので、騎士のような戦い方をする。
チモ・オメモ
女性。20歳。身長170cm。体重42s。短いツインテールの金色の髪。茶色の瞳。
バレル達がとある森で出会う女性。
実はハーフエルフであり、前の大戦で両親をなくしており、親戚もいない。
そのため大戦後、独り身となり、ハーフエルフのために人間、エルフの和に入ることが出来ず、一人で森で暮らしていた。
魔術に対しては色々知識があり、機械工学も少々嗜んでいる。
戦闘スタイルは魔術をメインにした、銃攻撃。
銃から発射される弾はほとんど魔力を込めた弾。またチモ本人は回復術にも長けている。
しかし接近戦には弱く、マリア以上にダメなので、敵に接近されない事が第一である。
テシラ・ガシレネ
男性。年齢25歳。身長173cm。体重55kg。少し長い癖毛のある灰色の髪。緑色の瞳。
旅の道中で出会う旅をしている男性。
前の大戦では最前線で戦っており、機械の怖さ、戦いの怖さをよく知っている。
旅をしている理由は戦いの恐怖から逃れるため。
しかしバレルによって恐怖から逃げず立ち向かう大切さを知る。
戦闘スタイルは肉弾戦であるが、武器など装備なしでも鉄を簡単に砕ける力を持つ。
ラルフ・リデ
男性。年齢13歳(?)。身長135cm。体重23kg。短い水色の髪。水色の瞳。
バレル達が訪れた村に住む少年。
その村の長をやっている。魔術にはとても長けているエルフ。
エルフなのでとても長寿であり、見た目は13歳の少年であるが、実年齢は42歳である。
しかしラルフはマリアの隠された秘密を知っているかのような……。
戦闘スタイルはもっぱらな魔術攻撃であり、回復術には一番長けている。
コキョー・ラカス
女性。年齢17歳。身長166cm。体重42kg。腰くらいまである長い赤い髪、赤色の瞳。
バレル達をたびたび襲ってくる少女。
傭兵として前の大戦に参加したことある。戦いを楽しむ戦闘狂。
バレル達とは長い対立をするもラルフの村の件で仲間になる。
戦闘スタイルは槍の三節昆。近距離、遠距離ともにバランス的に良い。
マリア「私は、あなたのために戦っているのよ!」
悲痛の叫びと涙をバレルに向けるマリア。
メインテーマが流れる。
戦闘画面になり、魔物と戦うバレル、トギラ、カヤ、チモ。
ムービー画面になり、暗い世界を眺めるバレル。
マリアの背中を見て、何かを思うラルフ。
ラルフ「お前、一体何者なんだ?」
場面が変わり、バレルは一人でどこかに歩き出す。
バレル「俺は俺の思ったことをするだけだ!」
マリア「ダメーーーーーーーー!!」
何処かへと歩き出すバレルを倒れながらも叫びとめるマリア。
「ソウル オブ レクイエム」
「ソウル オブ レクイエム」
プロローグ
この世界ファダロアは誰も住んでいなかった。
そこにある種族がやってきたのだが、その種族は絶滅したのか分からないが、既に現代にはいなかった。
その種族がいなくなった後、人間、エルフ、動物、魔物がその世界で暮らし始めていた。
それから一部の人間やエルフは共同で機械工学に手を出した。
しかしそれが原因でとある戦争が起きた。
それは自我を持った機械が人間やエルフに対して反乱を起したのである。
人間とエルフは今まで持っていた確執などを捨て、人類軍として機械軍と戦い、犠牲を出しながらも見事に機械軍に勝利した。
それから4年後のRE歴(ロニエオ歴)2100年。
ファダロアにある村の一つ「エメネ」にある女性が現れるのであった……。
エメネ
とても穏やかな村で村人は人間のみで構成されていたが、人間、エルフ、ハーフエルフに関係なく親切に接してくれる心優しい村であった。
そんな村の中にある一つの家があり、そこには青年が一人で暮らしていた。
「ZZZ……ZZZ……」
青年はベッドで思いっきり寝ていた。もうすぐ昼になるというのにも関わらず寝ていた。
「ZZZ……ZZZ……」
「バレルにいちゃーーーーん!」
家の外から小さい男の子が寝ている青年「バレル」を起すかのような声を出す。
しかし青年は起きない。
「ZZZ……ZZZ……」
「にいちゃーーーーーーん!!」
少年は何度も呼ぶが青年は一向に起きない。
「ZZZ……ZZZ……」
「にいちゃーーーーーーーん!!!」
少年は三度目の正直とばかりに大声を出すが、青年は起きなかった。
「ZZZ」
「にいちゃんの馬鹿!」
少年は起こりながらその家を後にした。
少年が去ってから1時間後、青年はようやく目を覚ました。
「ふぁ〜あ……」
この青年、名前は「バレル・ドネカ」。超がつくほどのマイペースでニートである22歳の青年であった。
「さてと……」
バレルは起きて身支度を済ませ、家から出て行った。
とは言ってもバレルは外に出て行っても特にすることはない。
バレルがふらふら外を歩いていると近所のおばさんに声をかけられた。
そのおばさんは1時間前にバレルを起そうとした少年の母親であった。
「あんたねえ、そんなにのんびりで良いの?」
「良いだろ、俺の勝手なんだから……」
「まあ、他人のあたしらがとやかく言う必要はないんだろうけどさ。
もう少ししゃきんとしな。あんたの両親が死んじまってからもう4年も経つだろ」
「ああ」
バレルの両親は4年前に終結した戦争で亡くなっている。
「とは言ってもあんたのマイペースはあんたの親が死ぬ前からのもんだけどね……」
「ああ」
「それはそうと、手伝ってくんない?」
「いいですよ」
そうしてバレルは結局そのおばさんのお手伝いをした。
そしてお手伝い賃をわずかだがもらい、家に帰った。
「ふぁ〜あ」
バレルは親が死ぬ前から怠けているところはあったが、親が死んでからは怠ける事が多くなった。
しかしバレルはあることだけどは怠けてはいなかった。
それは自分の体を鍛えることであった。バレルはいつ何が起こってもいいように体を鍛える事だけは怠っていなかった。
バレルは体を鍛える前にもう一眠りをしようとし、再びベッドで眠ろうとする。
バレルがベッドで寝てから10分ほどした時のことであった。
エネメに一人の女性がやって来た。
「おお〜」
「なんと綺麗な……」
その女性の容姿端麗やスタイルの良さ、着ている物も中々のものであって村の男達は魅了されていた。
しかし女性は周りの男性達に関心を示さず、ある家へと歩いていた。
その家とはバレルの家であった。
「あそこはバレルの家…」
「あの人、バレルの知り合いかしら?」
その女性が迷いもせずにバレルの家に向かったので、その女性がバレルの知り合い、もしくはバレルの親の関係者かと考える。
女性はバレルの家の扉をノックする。しかし反応はない。
女性は再びノックするかと思いきや、家の裏へと回ったのであった。
「ZZZ………勝手に入るなんて、危ないお嬢さんだな」
バレルは起きていたのかそれとも女性が家に入ってきたのに気付いて起きたのかは分からないが、バレルはベッドに寝転びながら対応していた。
女性は部屋の窓から侵入してきたのだ。
「あなたならここにいると思っていたわ」
「そうかい。それで何のようだ? 風呂ならこの部屋でて右に行けばいいぜ」
「別にあなたの家の風呂を使いに来たわけじゃないわ」
「じゃあ何のようだ?」
「バレル・ドネカ」
「俺の名前は知っているようだが、俺はお前の名前を知らない。教えてくれないか?」
「そうね…」
女性は長い黒髪を一回上げて、下ろした。
「私の名前はマリア・ヘアク」
「聞いたことない名前だな」
「それはそうよ、この時間のあなたは私に会うのは初めてなのよ」
「……そうか、初めてか」
バレルはあまり関心がないように答える。しかし……。
「この時間の俺ってどういう意味だ?」
「あら? 私そんなこと言ったかしら?」
「言ったから聞いてるんだ。別の時間の俺には会ってるってことか?」
「ええ、そうよ」
「じゃあ、お前は何だ? どこかの時の旅人か? それとも時間に囚われた哀れなお姫様か?」
「それは……」
マリアが何かを言い出そうとした時であった。
突然外から爆発音が聞こえてきた。
「何だ?」
「! あなたはそこにいて!」
マリアはバレルに警告し、部屋から出て行った。
「俺にここにいろか……。どうやらあいつは俺に何か関係する事を知ってるようだな……。
だったらひとまずは警告に従ってやるか」
バレルは言われたとおり大人しくすることにした。
外では突如と村に侵入してきた魔物達が村を襲っていた。
「きしゃあああああ!」
「待ちなさい!」
魔物達が村人に襲いかかろうとしたとき、マリアが声をかけて、魔物達の気を引く。
「きしゃああああああ!!」
魔物達がマリアに襲いかかろうとした瞬間、魔物達の体は突如と破裂し、消滅した。
「え?」
「あの人は……」
「あの人に近づいた瞬間魔物達が消えた……」
「ふん……」
マリアは髪をかきあげて下ろし、再びバレルの家に行こうとする。
すると突如とバレルの家のところに先ほどとは別の魔物達が姿を現した。
「いけない!」
マリアは急ごうとした瞬間!
突如と銃声がバレルの家から聞こえてくる。
そしてその銃声が鳴り止んですぐにバレルの家の玄関が開く。
そこにはいつもの格好とは少し違う黒いトレンディコートを着たバレルがいた。
そのバレルの背中にはバレルの背と同じくらいの長さの剣があり、バレルの両手には籠手が突いており、手には赤と黒の二丁拳銃が握られていた。
「あ……あ……」
マリアは酷く動揺を見せる。
「さてと、俺の家にちょっかいをかけるんだったら……」
バレルは二つの銃をまわしてかっこつける。
「ぶっ飛ばしてやるぜ!」
「きしゃああああああ!」
魔物達はバレルに襲い掛かろうとする。
しかしバレルは二丁拳銃の一つをしまい、もう片方で魔物の一体の頭を撃ち抜き、魔物の一体は消滅した。
残る魔物はバレルの背中を取って襲い掛かろうとしたが、バレルは宙を舞うように跳んで避け、背中にある剣を持って魔物を切り裂き、消滅させた。
バレルは巧みなステップで着地する。
「ふぅ……」
バレルはかっこよく決める。
「で、大丈夫か? マリア?」
バレルは早速マリアを呼び捨てで呼んだ。
「……」
「?」
「あなた……」
「何だ?」
「あなた、契約したのね?」
「契約?」
「とぼけないで! その力、あいつと契約したんでしょ!? あの悪魔……『ベンキューダー』に……」
マリアは涙目でバレルを問い詰める。バレルは思わず頭をかく。
「お前、何か勘違いしてるようだな」
「え?」
「俺はそんな奴と契約してないぞ」
「でも…その力は…」
「これは俺の今は亡き親名義で4年前に家にあったもんだ」
「ほ、本当?」
マリアが涙目のままバレルに問う。
「ああ。ってもお前の言った『ベンキューダー』ってのはさっき家に来たけどな」
「え?」
マリアの顔から血の気が引く。
「まあそんな顔すんなって…殺してやったから」
「殺した?」
「ああ」
バレルはことの顛末をマリアに話した。
バレルがマリアに言われて大人しくしていた時であった。
「本当にそれでいいの?」
「?」
バレルの後ろにはマスコット人形のような可愛らしい生き物がいた。
「また来客か。お前は風呂使いたいのか?」
「そんなんじゃないよ。僕と契約して欲しいんだ?」
「契約?」
バレルは振り返らないまま、そのマスコット人形と話す。
「自己紹介がまだだったね。僕の名前は『ベンキューダー』」
「別に興味ない」
「まあそれはそうとさっきも言ったように僕と契約して欲しいんだ?」
「何故?」
「この世界にもうすぐ大きな争いごとが起こる。
それも人類対機械なんか目じゃないくらいの大きい争いがね……」
「今度は人類対魔物でも言いたいのか?」
「当たらずも遠からずだね」
「それで俺に魔物を狩る仕事をして欲しいと?」
「簡単に言えばそうだね。それに僕と契約してくれればどんな願いもかなえて上げられるよ」
「どんな願いも?」
「うん♪」
ベンキューダーは笑顔で答えた。しかしその笑顔をバレルは見ていない。
「ほぅ……そうか……」
「やってくれるの?」
ベンキューダーが答えを聞こうとした瞬間、バレルは振り向くと同時にどこからか銃を取り出し、その銃をベンキューダーの顔に向けていた。
「え?」
「消えてろ」
バレルは引き金を引き、ベンキューダーは顔を撃ち抜かれて消滅した。
「ふん」
バレルはベッドから起き上がると同時に黒いトレンディコートを取り出した。
「さてと……」
バレルは急いでクローゼットの中から剣を取り出した。
この剣がバレルが背中に背負っている剣。
バレルは次にコートの中から一丁の拳銃を取り出す。
これがバレルが手に持っている銃の片割れで、先ほどベンキューダーを撃ったの銃も同じである。
バレルはトレンディコートを着る。
「ちょっと暴れてやるか」
そしてバレルは外に出て行ったのだ。
「というわけだ」
「そう……それならいいけど……」
マリアは安堵した。
「けど、油断しないで。あいつは殺しても同じ奴が来るわ」
「なに、あいつの種族は俺を何かに勧誘したい種族なのか?」
「そう言う事ね」
「お前、俺があいつらに狙われる理由知ってるのか?」
「知っているといえば知っているけど、知らないといえば知らないわ」
「全部知ってるわけではない。そして喋りたくもない。それでいいんだな?」
「ええ。あなたは話が分かるようね」
「それほどでも……」
バレルが出て行こうとする。
「どこに行くの?」
「俺がいたらまたここ襲ってくるんじゃないのか?」
「可能性はあるわね」
「だったら俺は出て行く」
「待ちなさい」
バレルは後ろを振り向いてマリアを見る。
「私も一緒に行くわ」
「好きにしな」
バレルはさっさと歩いていき、マリアがその後を追っていく。
「それで聞きたいことがあるんだけどさ」
「何かしら? 答えられる範囲でなら答えてあげるわ」
既に村を離れていた二人は歩きながら話した。
「お前、何で俺を知っているんだ?」
「答えられないわ」
「さっきも答えてなかったから答えられると思ったがそうじゃないようだな。
それじゃあ、次の質問だ。俺に契約を持ちかけた奴は何だ?」
「あれの名前は『ベンキューダー』。特定の人物に契約を持ちかけ、その人物の願いを叶える存在。
どんな願いでも叶える代わりにその願いを言った人物を特殊な存在にする。
そして最後にはその人間は魔族になってしまう」
「魔族? 魔物じゃなくてか?」
「ええ。あのベンキューダーも魔物じゃなくて魔族よ」
「魔族か。まだまだこの世界には俺が知らないことがあるみたいだな」
「それこそ星の数ほどあるわ」
「そうか……。そして俺が狙われた理由……。特に思いつかねえな。
もしかしたら俺は魔族の血筋なのかもな…」
「……」
マリアは黙り込んでしまう。
「図星か?」
「正直なところ、そこは私も分からないわ」
「あ、そ。もしかしたらこいつかもしれないな」
バレルはコートをなびかせながらつぶやいた。
「こいつは親が死ぬ前に俺に送ってくれたものだ。この銃と剣もな……。
それにこのコートは何でも入っちまうからな」
バレルが先ほど見せた銃を取り出す。
「っても郵便で来たから名義なんて適当に出来る。
もしかしたらこいつ一式を送ってきたのは魔族かもしれないな」
「最低でもその技術は今では失われているはずね」
「これのことについて調べたり、俺を勧誘する種族…『ベンキューダー』か。
あいつらをぶちのめす為の旅にもなるし、いいな」
「あなたがあいつらと契約をしない。そして生き残ってくれるのなら私は構わないわ」
「分かった。…ところでお前は昔の俺のなんなんだ?」
「答えたくないわ」
「そうかい」
こうしてバレルとマリアのよく分からない旅が始まったのであった。
作者「どうだったかな?」
一刀「もろに『テイルズオブ』シリーズだったな」
作者「まあ第2次Zの前はヴェスペリアしてたからな。一応最終回の内容は考えてる。
最終回の内容はまどかの最終回前にある程度は考えてたものだけどな。
それとまどかの最終回見たのもあるしニ○ニ○である他作品のキャラが助けに来るMADとかがあるからいっそのこと世界が既に崩壊しかけていることもあって直接俺というか秋山をまどか世界に行かせて『鬱クラッシャー』の一人にしてやろうかなとかも画策中」
カオス「ねえねえ、私のことは?」
作者「おっとそうだったな。じゃあ教えよう。
俺は最近デュエルにはまっている」
一刀「という事は遊戯王をしてるってことだな」
作者「そうだ。っても8年ぶりだったけどな」
一刀「8年もしてなかったのかよ」
作者「1週間前に少しだけやって昨日今日で本格的にしだした。
まあ1週間前、昨日今日も戦った人から色々アドバイスをもらったな。
こうした方が良いってな」
一刀「それでどうしたんだ?」
作者「ある程度はアドバイスどおりにしたけど途中であるこだわりを作った」
カオス「それって?」
作者「カードスリーブはお前のを使ってる」
カオス「どういうこと?」
作者「お前の名前、カオスだろ。だから名前の通りデッキをカオスにしようと思ったのだ〜」
一刀「でもカオスの名前ってギリシア神話のものを使ってるんじゃないのか? イカロス達の名前から考えると……」
カオス「そうだよ」
作者「だが、ニ○ニ○的には『カオス』という単語は混沌とか秩序がないとかで使われてるからな。
あえてそっちの意味にしてデッキもそのテーマにした」
一刀「ちょっとまて確か『カオス』デッキって制限とか禁止カードのせいでうまく作れないんじゃないのか?」
作者「そこは俺オリジナルのものだ。っても遊戯王カードwikiであったのを参考に混ぜたものだ。
デッキタイトルをつけるなら『混暗機』デッキだ」
カオス「それってどういう意味?」
作者「『混』の部分は『カオス』の混沌と言う意味だ。暗と機の部分は本当は教えるべきじゃないが教えよう。
『暗』は暗黒界の暗、『機』は機械族の機だ」
一刀「つまりは2種類の混在デッキってことだな」
作者「戦った人達は皆、1種類のデッキだけどな」
一刀「それが普通だろ。そっちの方が強いだろうし」
作者「そうかもしれない。だが俺は決めた。このデッキで戦い続けようとな。カードは変えたりするかもしれないけどな。
だけど今日最初にアドバイスをもらった後、変則的なタッグバトルをしたんだが、パートナーが山札がなくなって戦闘不能になり、1対2の戦いになったんだ。
それでかなり変則で相手1→俺→相手2→俺→相手1・・・の繰り返しバトルになったんだが、その時になってから俺の引きが強くなったりとかで結局勝ってしまった」
カオス「秋山お兄ちゃん、勝ったんだ」
作者「最後まで粘ったけどまさか勝てるとは思わなかった。
それもあってこのデッキでやっていける自信が出来た。
それにタッグする前に少しシングルバトルをしてて2回は勝ったからな。それなりに良くなったと思う。
とにかくは俺はカードスリーブはカオスのデッキテーマは『カオス』。とにかく俺はそれでいくぜ!
そして次回投稿するのはさっき投稿したものの第1章だと思ってくれ。
それでは!」
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今回は前々から考えていた作品の世界観紹介や人物紹介とプロローグに加え、作者の近況報告となります。 | ||
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