真・恋姫無双〜拳を極めし者〜 |
真・恋姫無双〜拳を極め者〜
(この娘・・この覚悟、本物か見極めさせてもらうぞ。)
春蘭「・・・ここは?・・・私は・・豪鬼に負けて・・」
豪鬼「目が覚めたか」
華琳「ちょうどいいわね、これから共に戦うんだから真名を預けるわ。春蘭!秋蘭!あなたたちも預けなさい。」
姉妹「はっ!」
春蘭「なぁ豪鬼?」
豪鬼「何だ」
春蘭「私は今まで最強だと思っていた。・・・この体とこの剣があれば最強だと思っていた。・・・だが!今日私は気がついたんだ。!・・・私は・・・まだまだ・・・弱い!このままではいずれ華琳さまを守れなくなってしまうかも知れん。だから私に稽古をつけてくれ!」
豪鬼「・・・あぁ。いいだろう・・・」
春蘭「・・ありがとう!」
そういって右手を差しだす春蘭
それを握り返す豪鬼こうして夜は更けていった。
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華琳「賊が出たですって?」
秋蘭「はい。ここより西へ10里の村の近くに出たようです。」
華琳「わかったわ!・・これから賊退治に向かう!ついてきたいものはいるか!」
春蘭「地獄の果てまで」
秋蘭「お供します」
豪鬼「よかろう」
華琳「早急に準備せよ!」
華琳「わかっているわね?桂花?」
桂花「はい。曹操様・・・糧食が足りなくなったときの処罰はいくらでも受ける所存であります。」
こやつの名前は荀ケ・・・糧食の準備をしていたものが自分を配下にしてくれと華琳を試し、今回の討伐で結果を見せろといわれている。
季衣「でやぁぁぁ!」
前方で黄色い布を身につけた集団が何者かを囲んで・・・吹き飛んでいる
季衣視点
季衣「やぁぁぁぁ!・・・はぁはぁきりがないよぅ・・僕が村のみんなを守らなきゃいけないのに」
盗賊「死ねやぁぁぁぁ」
季衣「はぁぁぁ!」
季衣「はぁ・・はぁ・・もうだめかも・・」
盗賊「へへ・・てこずらせやがって・・死ねやおらぁぁぁ!」
豪鬼「滅殺・・・豪波動!」
もうだめかとあきらめかけたとき・・鬼が助けてくれた。
視点豪鬼
豪鬼「大丈夫か」
季衣「うん。ありがと!おじちゃん!」
豪鬼「よくここまで耐え抜いたな。あと我がやろう」
ざっと15人か・・・雑魚が
盗賊「てめぇよくも仲間を・・死ねぇぇぇ!」
剣を大きく振りかぶって全員で切りかかってきた
豪鬼「阿修羅閃空・・・灼熱波動拳!」
盗賊「ぐぁぁぁ」
盗賊「手から火を出しやがった・・」
盗賊「こいつ・・妖術使いか?!」
盗賊「やべぇ・・・逃げろ!」
豪鬼「逃がさん!竜巻斬空脚!」
盗賊「うわぁぁぁ」
盗賊「ぐあぁぁ」
豪鬼「他愛もない」
華琳「ホントすごいわね」
豪鬼「華琳か・・」
季衣「あの・・」
華琳「怪我はない?」
季衣「はい!ありがとうございます!助かりました!」
華琳「それより何で一人で戦っていたの?」
季衣「お姉さん・・国の軍隊?」
娘の目つきが急に悪くなり殺気があふれ出した。
華琳「えぇ。そうよ」
季衣「やぁぁぁ!」
娘は鉄球を投げつけてきた。
豪鬼「豪波動」
春蘭「何をするか!」
季衣「国の軍隊なんか信用できるもんか!・・何もしてくれないくせに税金ばっかもっていって!でやぁぁぁあ!」
春蘭「ぐぅ!」
豪鬼「故に一人だったのか・・」
季衣「そうだよ!僕が村で一番強いから!僕がみんなを守るんだ!賊からも!役人からも!」
華琳「二人とも!そこまでよ!」
季衣「え・・・っ?」
春蘭「華琳さま?」
華琳「剣を引きなさい!」
華琳「あなた・・名前は?」
季衣「きっ許緒といいます」
威圧感に飲まれたか
華琳「そう・・・」
そう言って華琳が取った行動は・・・・
華琳「ごめんなさい、許緒」
季衣「えっ・・?」
華琳が頭を下げたのだ。
桂花「曹操様?」
華琳「名乗るのが遅れたわね。私は曹操、ここより東の陳留の町で勅使をしているものよ。」
季衣「陳留の・・・ご、ごめんなさい!陳留のうわさは聞いてます!悪いことはしないし、税金も安いし盗賊も出ないって・・・そんな人に・・僕、僕!」
華琳「かまわないわ。今の国が腐りきっているのはよく知っているわ。官と聞いて怒るのも無理ないわ。」
季衣「で・・・でも!」
華琳「だから許緒?あなたの勇気と力、この私に貨してくれないかしら?」
季衣「え?」
華琳「私はいずれこの大陸の王となる。だけど私は今力がない。だから・・・あなたの力を貸してくれないかしら?」
季衣「曹操様に・・・私の?」
華琳「ええ」
季衣「王様になったら・・僕たちの村も守ってくれますか?盗賊も退治してくれますか?」
華琳「約束するわ。大陸全ての民がそうして暮らせるように。そのために王になるのよ。」
季衣「この大陸のみんなが・・・」
桂花「曹操様!偵察が戻りました。賊の本拠地はすぐそこです!」
華琳「わかったわ・・・・ねぇ許緒?」
季衣「はっはい!」
華琳「私に力を貸してくれる?」
季衣「はいっ!」
華琳「ふふっ、ありがと・・・・春蘭、秋蘭、許緒はひとまずあなたたちの下につけるわ。わからないことは教えてあげて頂戴」
姉妹「了解です」
華琳「それでは賊退治に向かいましょう」
盗賊団の砦は山陰に隠れていた。相当見つけにくいところに隠れるようにして建っていた。
華琳「許緒?盗賊団はほかにも複数居るの?」
季衣「いいえ、このあたりにはあれしか居ませんから曹操様の探していた盗賊団もあいつらだと思います。」
華琳「敵の数は?」
秋蘭「約3000との報告が」
春蘭「こちらの約3倍か・・・」
桂花「作戦を説明するわね、まず夏候惇、夏候淵両名に崖の上に待機してもらい、次に曹操様、私、許緒、豪鬼の本隊で正面から銅鑼を鳴らし、敵をおびき出します。」
春蘭「なに!貴様は華琳さまをおとりにするのか!」
華琳「そうなるわね。」
桂花「何か問題が?」
春蘭「大有りだ!華琳さまにそんなことさせるわけにはいかん!」
桂花「ほかに何か作戦があるの?」
春蘭「烏合の衆なら正面から叩き潰せばよかろう!」
華琳「・・・・・・・」
豪鬼「呆れて何もいえぬ」
桂花「これが一番効率のいい作戦なのよ!」
春蘭「むぅ・・・」
桂花「ただ倒すだけではいけないの!曹操様の名を高めるには最小の被害で最高の戦過をあげないといけないのよ!」
そうして部隊は二つに分けられた。
豪鬼(この程度の有象無象共なら一時間といったところか)
季衣「どうしたの?おじちゃん?」
豪鬼「許緒か」
季衣「季衣でいいよー。華琳さまたちも真名で呼んでいいって言ってくれたし」
豪鬼「そうか」
桂花「こら!そこの二人!早くこっちに来なさい!作戦が始められないでしょ!」
豪鬼「・・・わかった、行くぞ季衣」
季衣「うんっ!」
じゃぁぁんじゃぁぁん
戦いの場に高々と銅鑼の音が響き渡る
賊共「うおぉぉぉぉぉぉぉぉおぉぉぉぉぉぉ」
響き渡る・・・銅鑼はこっちのものなのだが・・・城門を開けて賊たちが飛び出してきた。
華琳「・・・・・・桂花?これも作戦のうちかしら?」
桂花「いえ・・・さすがに想定外でした。」
華琳「やつらは今の銅鑼を出撃の合図と勘違いしているのかしら?」
桂花「・・・そのようです」
季衣「敵軍!突っ込んできました!」
華琳「ふむ。・・まぁいいわ。多少のずれがあっても予定どうりにするまで。総員、敵の攻撃は適当にいなして後退するわよ!」
兵士「報告!本隊が後退しました!」
春蘭「やけに早いな・・・華琳さまに何か!?」
秋蘭「心配しすぎだ、姉者。大方作戦がうまくいったんだろう」
春蘭「そろそろか?」
秋蘭「落ち着け姉者、横殴りでは効果が薄い」
春蘭「まだか?」
秋蘭「まだだ・・・・・敵の殿が見えた、行っていいぞ」
春蘭「ようし総員!戦闘準備!いつもの訓練を思い出せ!混乱に飲まれるなよ!」
秋蘭「打ち方用意!敵中央に向け一斉射撃!・・・ってーーー」
春蘭「総員!とつげきぃぃぃぃぃぃぃ!」
兵士「分隊から伝令!奇襲成功せり!」
華琳「さすがね、秋蘭。うまくやってくれるわね」
季衣「すごいですね〜」
華琳「季衣?あなたの武勇見せてくれるわね?」
季衣「はい!」
華琳「行ってくれるわね?」
豪鬼「愚問だな」
華琳「頼もしいわね、総員反転!無法な賊どもをたたきつぶせ!・・・豪鬼、一発派手にお願い」
豪鬼「あぁ・・・はぁぁぁぁぁぁ!」
華琳(すごい覇気ね・・・)
豪鬼「滅殺・・・豪波動!・・・・滅・・・」
こうして初陣は完全なる勝利で飾った。
あとがき
お待たせしましたb
三話投稿です!
せっかくのGWなのにバイトで手一杯のはなさんです。
今回季衣と桂花が参入しました。
ほぼ原作重視で書いてるつもりですがいかがでしょう?
改善点や誤字などがありましたらコメントにてお願いします。
それでは次回、三羽烏で会いましょう!
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三話投稿です! | ||
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コメント | ||
クォーツ様>原作を知らなくても楽しめました。その一言でがんばれます!応援ありがとうございます!(はなさん) Sinヒトヤ犬さま。>そのセリフの元を聞いてみたいと思います。(はなさん) M.N.F.様。自分もしゃべらせないほうが良いかと思うのですが、しゃべらせないと話が進まんのですよ(はなさん) 執筆お疲れ様です。今回から読み始めました。豪鬼のチートっぷりに惚れました。ストファーは原作粗しらないのですが、原作を知らなくても楽しめました。完結目指して頑張って下さい 次作期待(クォーツ) 豪鬼「ムスメ ロポンギ ニ イケ」この台詞を聞いてから豪鬼俺の中では御茶目なおっさんW(ギミック・パペット ヒトヤ・ドッグ) やはり豪鬼のイメージ的にあまりしゃべらせない方がいいと思いました。 ともかく、作者頑張ってください。(M.N.F.) がんばって面白く仕上げたいと思います。応援おねがいします!(はなさん) とうとう次回、凪との邂逅ですか。楽しみです!(シグシグ) |
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