真・恋姫夢想 ちびちびにゃんこ演義 にゃんの六
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 わたしのなまえは”ちびにゃんけいふぁ”。

 

 気軽にけいふぁと呼んでほしいにゃ。

 

 でもって、わたしは人間の姿をしたにゃんこなの。

 

 え?なんで人形の猫なのかって?

 

 ・・・・・・わかんにゃい♪てへw

 

 でも実際、気がついたらこのカッコで私たちは生まれていて、そんでもって“ほんごうかずと”っていう人間が大好きでいて、彼のことをごしゅじんさまって呼んで、みんながみんななついてた。

 

 とはいっても、私たちの声はごしゅじんさまには『にゃあにゃあ』言ってるふうにしか聞こえていない。わたしたちのかいわが、ことばとしてりかいできているのは、私たちちびにゃん同士と、それぞれの“本体”だけ。

 

 ちなみに、そのりゆうもけいふぁにはわかんないので、つっこみはしないでね♪

 

 でもって、

 

 今日も今日とて大好きなごしゅじんさまのおひざで寝ようと思い、しっぽをピンとたてて、てくてく歩いているわたし。

 でも。

 

 「・・・・・・にゃ。(せんきゃくがいたにゃ)」

 

 「ごーろごーろ(か〜ず〜と〜。いっしょにのむにゃあ〜。ひっく)」

 「にゃにゃにゃ(しあにゃん?にんげんがまたたび酒なんて飲むわけないって。ほんなんよりにゃあにゃあたいちょう〜。うちの新しい発明見たって〜)」

 

 ・・・ごしゅじんさまの頭の上に乗っかって、またたび酒でべろべろ状態なのが、神速のにゃんここと『しあ』。でもって、ごしゅじんさまのおひざのうえで、じぶんでつくったねずみ捕りをみせびらかしているのが、ちびにゃんこ界一の発明猫、『まおう』。

 

 むー。しあのやつー。ごしゅじんさまの頭の上に乗るなんて、なんてうらやま・・・じゃない、失礼なことを!まおうはまおうで、ごしゅじんさまのおひざというわたしの専用特等席をどくせんしてくれてからに!・・・ちょっとふたりにもんくいってやる!

 

 「にゃ!にゃにゃにゃ!!(ちょっとしあにまおう!あんたたち、なにごしゅじんさまを独占してるのよ!)」

 

 「にゃあ〜?・・・にゃにゃ(あ〜ん?・・・なんやけいふぁか。あ、あんさんも飲むか?うまいで〜、この猫本尊印の吟醸またたび酒♪)」

 

 「にゃう(べつにどくせんしてるんとちゃうで?うちの発明をたいちょ〜にみてもろうとるだけや)」

 

 「にゃにゃにゃ!!(お酒なんかいらないわよ!そんなことよりしあ!ごしゅじんさまの上からおりなさいよ!あとまおう!あんたの役にも立たない発明なんかどうでもいいから、ごしゅじんさまのおひざからどきなさいよ!)」

 

 「にゃあ〜ん?(あんやと〜?うちの酒が飲めんちゅうのか?・・・まおう、ちっとうちに協力しい)」

 

 「にゃは。にゃっにゃっにゃっ。(りょうかいや、しあねえさん。ふっふっふ)」

 

 「にゃっ!?(ちょ!あんたらいったいなにを!?)」

 

 ずざざ、と。目の色の変わった二人からにげだそうとするわたし。

 

 「にゃにゃああーー!!(にがすか!神速のにゃんこと呼ばれるうちから逃げられると思うなや!)」

 「にゃにゃ!(おとなしゅう捕まりぃ!おりゃあー!)」

  

 「にゃあーーーーーー!!」

 

 ふんとうむなしく、ふたりの関西弁にゃんこに捕まりました。でもって、

 

 「にゃうぐるにゃあ〜♪(ごしゅじんさま〜。だ〜いすきにゃあ〜♪)」

  

 うにゃあ〜。体がぽかぽかしてきもちいいにゃ〜。・・・またたび酒、おいし。ぐびぐび。

 

 「あ〜あ。しあに続いてけいふぁまでべろべろになっちゃたよ。ったく、こういうところは本体と一緒だな、しあ」

 「・・・・・・誰のどこと一緒やて?」

 「そりゃあ、霞の酒好きと、だれかれかまわず飲ませたがるとこだよ。・・・って、今の声は」 

 「ほうかほうか、一刀はうちのことをほんな風におもっとったんか」

 「し!霞!?い、いったいいつからそこに」

 「ついさっきやで?さて、一刀?ちっと話があんねやけど、こいつでも傾けながら、一晩ゆっくりつきおうてもらおか?」

 「いや、あのね?だからさっきのは」

 「それもぜんぶまとめて聞いたるから、ほれ、とっととこっち来い!」

 「あ〜れ〜!!」

 

 あ。ごしゅじんさまがどっかつれてかれた。・・・まいいや。・・・ぐびぐびぐび。あー、おさけがおいしい。・・・・ぐぅ。

 

 てなかんじで、そのまま夜まで私は眠っちゃいました。え?まおうはどうしったって?それだったら、

 

 「にゃにゃにゃ!(せやからこのばねのぶぶんはやな!)

 「なに言うとん!!こっちの方の強度を上げたほうが効率ええにきまっとるやん!」

 「にゃあにゃあにゃあ!(それやったらこっちのしかけが・・・!!)」

 「だったらここをもっとやな・・・!!」

 

 ・・・からくりについて、まおう同士で言い争ってます(笑。

 

 

 くあ〜〜〜。

 

 

 ・・・ねむ。

 

 じゃ、そういうことで、今日はもう一人で寝ます。おやすみな〜さい。・・・くぅ。

 

 

 「たあすけてえ〜〜〜〜〜〜!!」

 「こら逃げんな一刀!うちの酒が飲めんのかあ〜!!」

 「にゃあにゃにゃあ!!(せやせや!もっとのまんか〜い!)」

 

 「・・・ほんならこれでばっちりやな♪」

 「にゃん♪(うん、ばっちりや。名づけて、『たいちょ〜ほいほい』!)」

 「・・・やっぱ、えさは艶本かな?」

 「にゃ♪(言うまでもないやん)」

 

 

 「かんべんしてくれえ〜〜〜〜!!」

 

 

  

 おわりw

説明
ちびにゃんネタ、その六です〜w

甘露さん復帰祝いということで、霞と真桜のちびにゃんです。

・・・だれか、これを、いつか絵にしてくんないかな〜?
とか最近思っていたりして♪

じゃ、そゆことでw
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コメント
艶本もいいけど女性陣を入れたほうが確立は100%です。そのまま個室となって…(アロンアルファ)
ツンじゃ無いキャラの猫も良いですね……全員集合するとカオスになりそうですねw(ネムラズ)
ウヘヘッ 喰ってもイイですか?もちろん、性的な意味で♪ ウヘヘッ(mighty)
いろいろとカオスだな(VVV計画の被験者)
未だにチューハイしか飲めれません・・・。そして霞!たいちょうほいほいだったら、これが良いでしょう。つ「一刀のベッドの下にあるO氏のロリ本」(ほわちゃーなマリア)
にゃにこいつらかわいいw ありがとうございますw(甘露)
酒はスピリタスかワインに限る。(聖槍雛里騎士団黒円卓・黒山羊)
……今さっき我が故郷、北海道は農業大国十勝の特上牛乳を注文してきた所だ。(峠崎丈二)
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