真・恋姫†無双 武と知の2人の御遣い伝 拠点4 後半
[全5ページ]
-1ページ-

この物語は真・恋姫†無双という外史に、

CRISIS CORE FINAL FANTASYZのジェネシス・ラプソードスが来たいう設定です。

作者である私、黒山羊が原作を何度もやりなおし、登場人物を原作通りにしたつもりです。

ですが、解釈が幾らでも可能であるように、登場人物が皆様のご期待にそえるかどうかはわかりません。

まあ、CCFF7が分からなくても楽しめるように書いたつもりです。

また、作者は関西人なので、気をつけているつもりですが、セリフが関西弁臭くなってしまうかもしれません。

あらかじめご了承ください。

読者の皆様が楽しめたら幸いです。

 

 

-2ページ-

 

 

一刀×愛紗

 

視点:愛紗

 

今日の業務を確認。今日はご主人様と警邏隊の視察だ。

ご主人様の案が通っているのか、またそれが上手く行っているのか、問題があればそれはどんなところかを見に行くのが具体的な内容だ。

私が付いて行くのは、ご主人様の護衛と警邏隊の隊長が私だからだ。

ご主人様曰く、知の御遣いや警邏隊隊長として行くとみんなその日だけ頑張ろうとするので、変装していくことになった。

つまり、今回の視察は普通の視察ではなく、抜き打ち隠密視察である。

 

そのため、私は今普段と違い民の格好をし、髪も2か所で括り団子にしている。

青龍偃月刀を持てないため、ご主人様考案の伸縮性警棒を隠し持っている。これならご主人様の護衛も出来る。

ご主人様もいつもの『セイフク』では無く、民の普段着を着ている。

 

「こうして歩いていると、単なるカップルにしか見えないよね。」

 

「『かっぷる』とはなんですか?」

 

「まあ、簡単に言えば、夫婦、婚約中、恋人、恋愛関係にある一組の男女のことって言えば分かる?」

 

「な!何を言っているのですか。ご主人様!私とご主人様がこ……恋人//////

それより、今は視察です!仕事に専念して下さい//////」

 

ご主人様と私が夫婦もしくは婚約中もしくは恋人/////

 

ご主人様と私が恋人…。

 

婚約……

 

夫婦………。

 

 

 

子供は……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子供は2人が良いな。最初の子は男の子で、2人目は女の子。2人の見た目はどちらかと言えば、ご主人様に似て欲しいな。ご主人様みたいに格好良くて顔が整っている方が良い。私に似てしまうのは嫌だな。長男は武官志望で、長女は文官志望。長男の性格は普段は強気だが、妹が居ないときは甘えんぼで夜中に厠に行くのが怖くて私を起こしたり、私の寝台に潜り込んだり、私に抱きついたりしてくるのが良いな。後、『将来の夢はお母さんと結婚すること』とか言われたいな。長女はいつでも私に甘えて来てくれると良いな。それでご主人様は子供たちの甘えてくる姿を見てヤキモキして、夜2人きりになったら激しく私を求めてくれて、耳元で『愛紗、愛紗』と囁いてくれると嬉しい//////。それで、4人で住む家はやはり宮殿の離れが良いな。部屋は5つで、厨房と寝室が3つと客間。寝室は私達夫婦、長男、長女の3つ。家具や食器のこだわりは無いが、ご主人様の食器と私の食器が1組になっている物が良いな。で、犬か猫を飼っていている。ご主人様はどっちが好きなんだろう?私は猫より犬の方が好きだが…。もちろん、ご主人様が一番好きだ!それで、休日の過ごし方は家族4人で中庭でお昼御飯、私と長女で作った料理を重箱に入れて持って行く。それまでに、料理を練習しておかなければ…。地面に敷きものをひいて、靴を脱いで4人で重箱を囲んで食べる。私はご主人様の嫌いな食べ物を箸で出して、『私がアーンをしたら食べてくれますよね』って私が言ったら、『それだったら食べる』ってご主人様は仰って、アーンをして差し上げる。ってこれ、私がするのか!恥ずかしくないか!だが…する。出来る!私達は夫婦だぞ。おかしくない。おかしくないぞ!そうだ、私達は夫婦だ。それで、私はご主人様にアーンをする。すると、子供たちに『お母さん達アツアツだぁ』って冷やかされてしまう。そして、食べ終わったら、家族全員で昼寝で、お昼寝の場所は……そうだ!あの中庭の大きな木の下が良い。あそこの木陰でご主人様が膝枕してくれて、子供達は私の両端で横になり、私に抱きついてくる。そして、ご主人様は私達に子守歌を歌ってくれて、気が付いたら私達は寝てしまう。そして、起きたらご主人様の『せいふく』が私に掛けられていて、ご主人様は薄着1枚で私に膝枕をしながら寝てて、ご主人様の寝顔を見入ってしまっていて、思わずご主人様の唇に口づけをしそうになった所を息子達の視線に気づいて止める。で、息子達に『お母さん、お父さんにチューするところだったね。』『ねー』ってまた冷やかされて、その声でご主人様は目を覚まして、ご主人様は私を抱き寄せて、接吻をする。とても情熱的な接吻をしてくれる。そして…………………………………ああ!!!でも、ご主人様には桃香様と星が居る。私達には子供が居るのに桃香様や星の所に行かないだろうか?私だけを見てくれないだろうか?たぶん無理だろうな…。ご主人様は皆に好かれる方だ。仕方が無い。だが、私からすれば浮気な訳だが、愛し合う私達が勘違いで喧嘩になってしまうのは読み物の中だけで十分だ。もっとも、私とご主人様は愛し合っているから喧嘩してもすぐ仲直りできるのは当たり前だ。だが、浮気は嫌だ。それに子供達には何て言えば良いのだろう。ご主人様の妻は私だけではないと言うのか?子供はどう思うのだろうか。納得するだろうか?少なくとも私が子供なら納得できない。本当ならご主人様を縄で縛って私の部屋の寝台に括りつけたいが、ご主人様が天の御遣い様だからそんなことをすれば、この国の維持は困難になる。だが、私はご主人様と一緒に居たい。そうなれば、正妻の座を手に入れれば、何とかなるのではないか?だが、正妻の座に一番近いのは桃香様だ。ご主人様と並んでこの平原の君主なのだからそうなるのは当然。では、どうすればいい?正妻の座を獲得する一番可能性が高い方法はご主人様の子を最初に産むことだろうな。だが、そうなると一番可能性が高いのはおそらく星だな。一番最初にご主人様に抱かれたのが彼女だ。では、私は……………。

 

 

 

 

 

「――しゃ!愛紗!」

 

ご主人様は私の肩を揺する。

ご主人様の顔が目の前だ。

 

「大丈夫?何かブツブツ言ってたけど、どうしたの?調子悪いなら、視察誰かに頼もうか?」

 

「いえ!大丈夫です!大丈夫ですが…。」

 

「大丈夫ですが?」

 

 

 

 

 

 

 

「ご主人様との最初の子供は男の子が良いです!」

 

 

 

「……。」

 

 

 

「………………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あああああ!

 

やってしまった!!!

 

私は何をしているのだ!

 

私は自分の失敗に混乱してしまい、頭を抱えて、その場で座り込む。

 

今の一言でご主人様は退いていないだろうか?

私は不安になる。

だが、後の祭りだ。今更どうしようもない。

私はチラッとご主人様の方を見る。

 

 

 

 

 

「ええぇーーーっと、それは俺と愛紗の子ってことで……良いのかな?」

 

ご主人様は右手の人差指で右頬を掻き、明後日の方を見ているが、時折こちらをチラチラ見ながら聞いてくる。

顔は真っ赤で、落ち着きが無い。

 

「は……………は…い//////。」

 

「そ、そっか//////。」

 

 

 

 

 

 

 

 

私は沈黙に耐えられなくなったので、

 

 

「…………嫌…ですよね。

私みたいな女らしさのない者にこんなこと言われても困りますよね。

すみません。忘れて下さい!今は視察をしましょう。」

 

私は涙をこらえて此処から離れようとする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……………………………関平だから…」

 

「はい?」

 

私は聞き直す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺達の最初の子の名前は関平だから//////」

 

「では……私のこと///////」

 

「うん。愛紗の事好きだよ。」

 

「ご主人様//////」

 

私は嬉しくなり、ご主人様に抱きつく。

 

 

 

 

 

 

 

「愛紗。今は視察しようか//////」

 

「はい//////」

 

 

-3ページ-

 

 

一刀×華雄

 

視点:華雄

 

何故こうなった?

 

何故だ?

少し過去を振り返ってみるか。

 

確か昨日昼の話だ。

おそらく、あれが事の発端だろう。

 

 

 

― 回 想 ―

 

 

 

「もう大丈夫ですね。」

 

諸葛亮という軍師殿は私の肩に巻かれた包帯を取り、切り傷を見ながら言う。

 

「これでもう戦えるな。ありがとう。軍師殿。」

 

「はわわ!まだ駄目です。

大丈夫なのは生活に支障のない範囲での話です。

今戦うような激しい運動すれば、傷口が開いてしまいます。」

 

「では、いつになったら戦えるのだ!」

 

「後、20日間は普通の生活をして下さい。」

 

「馬鹿な!どう見ても傷口はふさがっているではないか!」

 

「表面はそうかもしれませんが、皮膚の下の筋肉や内臓の傷もふさがっているかどうかは分かりません。

だから、戦うなんてことは絶対禁止です。」

 

そんな会話をしていると賈駆が私の部屋に入ってきた。

賈駆はいつもの軍師の服装では無く、ヒラヒラの服装だった。

 

「賈駆…。何だ、その服装は?」

 

「あの馬鹿チンコが言うには天の国の侍女の服装らしいわよ。」

 

賈駆はため息をつきながら言う。

だが次の瞬間、賈駆の口元がニヤリと一瞬歪んだ。

 

「ねえ、華雄。この前の戦、何で負けたか分かる?」

 

「それはお前達の策が不味かったからだ。」

 

「違うわよ!

アンタが!

ボク達の策を!

無視して!

勝手に!

水関から!

飛びだしたからでしょう!」

 

「うぐっ!」

 

賈駆の鬼の形相に驚いた私は怯んでしまう。

賈駆の言っている事に間違いはなさそうだったので、私は反論できない。

 

「だが、今になってそれがどうかしたのか?」

 

「アンタ。これから桃香や馬鹿チンコの下で武官をするなら、その性格をまず治してからにしないと認めてくれないと思うわよ。」

 

「そうなのか?軍師殿?」

 

「はわわ!」

 

「そうよね!筆頭軍師様?」

 

賈駆は怪しい笑顔で軍師殿に精神的圧力をかけてくる。

 

「はわわ!私一人では判断できないので、ご主人様と相談しないと…。」

 

「だったら、ボクが行ってくるね。」

 

賈駆は口元をニヤリとしたまま部屋から出て行った。

 

 

 

 

 

そして、今日の朝のことだ。

北郷に出会った。

 

「華雄。これ着て詠の所に行ってね」

 

と包みを渡された。

『着て』ということはおそらくこの中身は服だろう。

嫌な予感しかしない。

 

 

 

―回想終了―

 

 

 

「で………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何で私は賈駆と同じ格好をして、ホウキで庭掃除をしているのだぁぁぁぁぁぁ!」

 

 

 

 

「さっきも言ったでしょ。

アンタには忍耐強さが無いから、侍女をすることを通して鍛えようってことよ。

……後、ボクと月だけこんな恥ずかしい格好は納得いかないから道連れ…ボソッ」

 

「何か言ったか、賈駆?」

 

「何も言っていないわよ。」

 

「そうか。」

 

気のせいか、何か私を道連れにしてやる的な言葉が聞こえたのは。

 

「まあ、侍女をすることに納得しようとしたとしよう。

まず1つ目!  何だ、この丈の短さは!

ちょっと動いたら、下着が見えるではないか。」

 

「どんな動きをするつもりよ……。」

 

「間諜を倒したり、

斥候を倒したり、

刺客を倒したり、

内通者を倒したり、

侵略者を倒したり。」

 

「この宮殿はどんだけ物騒なのよ!アンタ、侍女の仕事勘違いしていない?」

 

「違うのか?」

 

「違うわよ!」

 

「では、侍女の仕事とは何だ?」

 

「部屋の掃除をしたり、馬鹿チンコの政務の手伝いしたり、お茶入れたりよ。」

 

「では、何時、金剛爆斧を振るえば良いのだ?」

 

「振るわないわよ!

はぁ……。アンタと話すと疲れるわ。」

 

「そう褒めるな//////」

 

「褒めていない!」

 

 

 

 

 

 

 

「違う…間違っているぞ!詠!」

 

私と賈駆は声の方を見る。

そこには踊るかのように歩いてくる知の御遣い、北郷一刀が居た。

そんな姿を見て詠は頭を抱えている。

 

「はぁ……。一応聞くけど、何が間違っているのよ。」

 

「戦う侍女も居ると言うことだ!

だから、華雄の発想は間違っていない!」

 

「アンタの世界の侍女の定義って何?」

 

「掃除洗濯家事全般並びにご主人様の仕事の手伝いが基本業務。

だが、武術を持った強いメイド…侍女さんは常にご主人様のそばで身を護るのが俺の世界の侍女の定義だ!」

 

「おお!私にピッタリではないか!これで常に董卓様のお傍に居られる。」

 

「はいはい。良かったね。華雄…。

でも、今の君主はこの馬鹿チンコと桃香よ。」

 

「だが、私の永遠の君主は董卓様だ!」

 

「華雄は月のことが本当に大事なんだね。」

 

「ああ、私を初めて必要としてくれたお方だからな。」

 

「そうか。」

 

「そして、お前もそうだ。」

 

「え?俺?」

 

「ああ、反董卓連合の時に董卓様の敵でありながら、董卓様を救いたいと言った。

そして、今私を必要としてくれた。だから、お前も私にとって大事な君主だ。」

 

「そっか。

でも、もう俺や月の名誉の為に命を投げ出すなんてことは止めてくれ!

俺も月も絶対に嫌だからな。」

 

北郷は正面に立ち両手で私の肩を掴み、手に力を込める。

そして、私の目を覗き込みながら言う。

近い。顔が近いぞ!北郷。

良く見ると北郷の瞳は澄んだ茶色をしている。

 

「わ、わかった//////。」

 

「絶対。絶対命を捨てるなんて言わないでくれよ。約束だぞ。」

 

「や、約束だ//////!」

 

私はそう答えると北郷は顔を離し、肩から手を離してくれた。

その時に気が付いたのだが、北郷の手は大きく、温かった。

 

は!私は何を考えているんだ!

目の前に居るのは普通の男、北郷だぞ。

私は何ドキドキしているのだ!

それに何故か北郷の顔を見るのが恥ずかしくなり、顔を背けてしまう。

 

「む!

ねえ、華雄。そういえば、コイツ、月の胸を揉んだわよ。」

 

「ちょ、おま!そんなことしてねーって!」

 

「でも、触りはしたでしょ!」

 

「触りはしたが、揉んではいねえって!」

 

「触ったも、揉んだも変わらないわよ!」

 

 

 

 

 

 

 

「ほう……貴様…。董卓様の…胸を……揉んだ……のか?」

 

「揉んでいないって!」

 

「そうか。揉んだのか……。」

 

「人の話聞けよ!」

 

「侍女としてご主人様を正す必要があるな。」

 

私は背中から折り畳み式金剛爆斧を取り、組み立てる。

組み立てると言っても、柄が三節棍のように3つに分かれる形で筒状になっていて、中に鎖が通っているから、鎖の片方をひっぱり、留め金に引っかける。

すると、金剛爆斧の出来上がりだ!

 

「さあ、北郷…いや、ご主人様。覚悟は出来ているか……いや、ますか?」

 

「だから!揉んでないってば!」

 

北郷は後ずさりする。

 

「問答無用!」

 

「ぎにゃああああああああああああ!!!」

 

 

-4ページ-

 

 

一刀×星

 

視点:星

 

「うむ。どう使おう?」

 

先日、入手したメンマだ。

私がこれを食べたら、私が主に食べられた。

 

そう、このメンマの名は

 

 

 

 

 

 

 

「超絶倫メンマ…。」

 

主に使うか、

私に使うか、

私と主両方に使うかで悩んでいる。

 

「どういう使い方をすれば、主導権を握れるのだろう?」

 

そうだ。

前回は私の無知と火照った体のせいで主導権を主に握られてしまった。

まあ、私と主が愛し合っているという事実が確認できたから、それなりに収穫はあった。

だが、今度は愛しているからこそ、主導権を握りたいものだ。

 

そのため、朱里と雛里の持っている本を借り読んでみた。

なかなか過激な内容に何度も寝台で悶えたり、読んでいる最中に体が火照ってしまったが、10日かけて何とかあの薄い本を読み切った。

あの10日間は頭の中が茹であがりそうになる10日間だった。

まあ、あの10日間のおかげで何とか知識は得た。

 

後はどうやって主導権を握るかだ。

あの時は私の限界が先に来たから主導権を握られたのだ。だから、主が限界に来るように私が先に攻めれば良い。

よし!メンマは今日主の部屋で酒宴をして主に食べさせればよい。

 

完璧な計画だ!

 

 

さて、後は主の予定を調べよう。

 

 

 

 

運よく今日の政務は終わった所だ。

 

「主。面白いメンマが手に入りましたゆえ、今夜一献いかがですかな?」

 

「星か。いいよ。何処で飲む?皆呼ぼうか?」

 

「主、酷いですぞ。私は皆が居ない時をねらって来ているのです。それぐらい察して頂きたい。」

 

私は自分の体をくねらせながら主に迫り、主の腕に胸を当て、主の耳元で囁く。

 

「そ、そっか。ごめん。じゃ、星の部屋で良いかな?//////」

 

「はい。お待ちしておりますぞ。主♪」

 

よし、これで主は良し。

後は私の部屋にあの椅子を……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「星、来たよ。」

 

主は私の部屋の扉をノックする。

 

「開いています故、入って来てくだされ。」

 

「はいはい。入るよ…って星!」

 

「おや?どうしましたかな、主?」

 

「いや、だって、何か、今の星の服が…。」

 

「ああ、少し透けているでしょう?そそられますか?

ですが、私は面白いメンマが手に入ったから酒宴をしようと言っているのです。今は酒を飲みましょう。

この椅子にかけて下され。」

 

「あ……ああ。」

 

主は舐めまわすように私を見ている。

だから、主はその仕掛けに気がつかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガシャン

 

「へ?何これ?」

 

「先日、町で面白いからくりを見つけましてな。買ってみたのです。

魏の李典という者が作ったものらしいのですが、拘束椅子らしく、ある一定の重さを感知すると肘置きから金具が出て、腕を固定するという代物らしいです。」

 

「へえ…そう……。」

 

「では、主。酒宴を始めましょうか。」

 

私は超絶倫メンマの端を咥えると腕を固定された主の口元に運ぶ。

唇にメンマを当てると主は察したのかメンマの端を食べ始める。

そして、私は主の口の中にメンマを舌で押し込む。主は舌を私の舌に絡めてくるが、私は離れる。

 

「さて、主。次はどっちが宜しいですか?

もう一度、超絶倫メンマが宜しいですかな?それとも酒が宜しいですかな?」

 

「ええ!?今食べたの、あのメンマ?」

 

「左様。そして、今回は主を生殺しにして私が主導権を握らせて頂きますぞ。

さっさと答えない主には酒を飲ませて差し上げましょう。」

 

私は口に酒を含むと、両手を主の頬に添え、唇を合わせ、主の口に酒をゆっくりと流し込む。

主は私の口移しがもどかしいのか、私の唇をむさぼろうと唇を押しつけてこようとするが、拘束椅子が主の邪魔をする。

 

「おやおや。主。そんなに私の唇が欲しいですか?」

 

「ああ、星の柔らかくて熱い唇が欲しい。欲しくて欲しくてたまらない。」

 

「そう言われると照れますな//////。」

 

「早く、星。次をくれ。酒でもメンマでもいい。星の唇が欲しい。」

 

主の息は相当荒い。

まるで、全力で長距離は走り抜いた直後のようだ。

 

「では、酒を…。」

 

私は口に酒を含め、口移しで再び主の口の中に酒を注ぐ。

素直な主に御褒美をと口移しの後に少しだけお互いの舌を絡めていたら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガシッ

 

 

 

「え!?」

 

私は腰に手を回され、寝台に押し倒された。

 

「あ、主!?え?拘束椅子は?」

 

「重さに反応して拘束するということは、俺が腰を浮かしたらどうなる?」

 

しまった!この椅子にはそんな欠陥があったのか!

だが、いまさらどうしようもない。

それに主はもう限界寸前。私の方が優勢だ!

主導権は…。

 

あ、主…。

接吻を交わしながら、左手を私の右手に絡ませて、右手で腰や内腿を摩るのは卑怯ですぞ。

耳の裏を舐めないで下され……。

あ…脱がさ…れ……。

 

ああ!そこは!!!!

私の大事な所に酒を掛けて激しくすすらないで下され!!

 

私が壊れてしまいます!!

 

駄目!

 

駄目駄目!!!

 

主!主!!主!!!

 

 

 

あるじぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

……はぁはぁ……。

 

 

 

 

 

 

 

あ、主の熱くて堅いn

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―此処から先は皆さまの妄想にお任せします―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気が付いたら朝になっていた。

 

「結局、主導権は握らさせて頂けませんでしたね、主。」

 

「ごめんね。星。でも、星が下手な生殺しをするから…。」

 

「私だって主の為に色々したいのですから、大人しくしていてくだされ。」

 

「努力します。」

 

それから主の暴走について散々言わせてもらった。だが、嫌では無かったので真剣にいっているつもりはなく、少し冗談を交えながら言う。

 

「主、眠いです。それに腰が抜けて起き上がれません。

もう少し寝ていても構いませんか?」

 

「いいよ。後で起こしてあげる。だから、お休み、星。」

 

「お休みなさいませ、主。」

 

私は目を閉じると主に抱き寄せられた。

温かく、良い香りがする。

そして、私は意識を手放した。

 

 

-5ページ-

 

 

へぅ( ゚∀゚)o彡°黒山羊です。

 

拠点4回目これにて終了です。如何だったでしょうか?

 

まず、1つ目、

今回めだかボックスのある部分を真似てみました。

作者的には今一でしたが、書いたからには見てもらいたいのでそのままです。

 

2つ目、すこしだけエロシーンを書いてみました。

なんで書いたかって?そりゃ、ギリギリを攻めてみたかったからに決まっているでしょう?

安全ルートな人生に面白みは無い。

だから、私は挑戦する。だが、この挑戦は無謀無計画な挑戦では無いつもりです。

まあ、こんなエロシーンを書き続けて欲しいなら、コメントや支援して下さい。

無かったり反対意見があるなら、自重して書きません。

エロシーンで不快な思いをした読者の方すみませんでした。

ただ、読者の皆様が喜んでくれるかと思いかきました。

 

特に犬や鳥さんにwww

 

では、いつものでしめましょう。

それでは御唱和下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

へぅ( ゚∀゚)o彡°

 

 

説明
へぅ( ゚∀゚)o彡°黒山羊です。
拠点が書きあがりましたので桃香します。

初めて読まれる方はこちらの第1話から読んだ方が話が分かると思います。

第1話
http://www.tinami.com/view/201495
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
2503 2116 18
コメント
「readman」さん、星が乙女してる。かわいいぃ!(聖槍雛里騎士団黒円卓・黒山羊)
星可愛えぇ。(readman )
「ノワール」さん、お疲れ様です。これからも読み続けてくれると幸いです。(聖槍雛里騎士団黒円卓・黒山羊)
初めまして、1話から読んでようやく追い付けました。一刀とジェネシス、2人の御遣いが対称的で面白いです。今回、華雄と詠の漫才みたいな会話に笑いました。(ノワール)
「関平」さん、出演したいですか?(聖槍雛里騎士団黒円卓・黒山羊)
「不性鳥ティマイ」さん、星の星教育か性の星教育どちらが好み?(聖槍雛里騎士団黒円卓・黒山羊)
犬と鳥? 誰だろ、想像がつかないや♪ 星の性教育ですね?解ります(?>?)(mighty)
「Sinヒトヤ犬」さん、犬と鳥ってそりゃあwwwめだかボックスネタですが、江迎怒江でググって下さい。1発で分かるはずです。「子供は…」ってセリフです。(聖槍雛里騎士団黒円卓・黒山羊)
「劉邦柾棟」さん、週末で頑張って書いてみます。(聖槍雛里騎士団黒円卓・黒山羊)
犬や鳥とはいったい・・・めだかボックスネタがどれだか分からない教えてくれい!(ギミック・パペット ヒトヤ・ドッグ)
黒山羊様へ、すいません是非とも月&詠と華雄にジェネシス×雛里もお願い致します。 あまりの内容に月たちのことを忘れてました。(劉邦柾棟)
俺が思うヤンデレ四天王は桂言葉、芙蓉楓、間桐桜、江迎怒江やと思いますwwヤンデレは良いっすよねwww(聖槍雛里騎士団黒円卓・黒山羊)
やっぱ怒江だったかww速攻分かってしまった俺はダメな子wwwいいじゃんかわいいじゃん怒江!!あのヤンデレ具合とかさー!!(森羅)
「ZERO」さん、本当だ!今から修正します。人間の妄想は飛ぶものですww(聖槍雛里騎士団黒円卓・黒山羊)
「劉邦柾棟」さん、検討します。でも、月&詠、華雄やジェネシス×雛里はいらないんですか?(聖槍雛里騎士団黒円卓・黒山羊)
「2828」さん、すみません。こういう仕様なんです。めだかボックスの江迎怒江の超長いセリフと同じようにしてみた結果です。御了承下さい。戦うメイド華雄…そこまで行けば完全キャラ崩壊してるような・・・・・・。(聖槍雛里騎士団黒円卓・黒山羊)
最後のページの「朝鮮」は「挑戦」では?  妄想すげえ!飛びすぎ笑ろたわ。(ZERO&ファルサ)
黒山羊様。 外伝でもいいですから是非とも今回の話の中であった愛紗ちゃんの一刀とイチャイチャでラブラブな妄想を現実のものにしてあげて下さい。 本音を言えば読んで見たいですよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww!? あと同じネタで桃香・鈴々・星・朱里たちのバージョンも読んでみたいです。(劉邦柾棟)
へぅ( ゚∀゚)o彡° 愛紗妄想激しい&地味に読みにくいぞゴルァ 戦うメイド・・・メイド害やら時間止めてナイフ投げやらスカートから爆弾・・・が思い浮かんだw最後は・・・痺れ薬でも使ったらDO−YOww(2828)
タグ
真・恋姫†無双 FF 一刀 

黒山羊さんの作品一覧

PC版
MY メニュー
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。

<<戻る
携帯アクセス解析
(c)2018 - tinamini.com