落とし者
説明
昔々あるところに、人の魂を狩ることを仕事にしている死神がいました。彼はとても優秀でその業界では1位、2位、を争うほどだった。しかし、ある日彼は田舎の人をターゲットにしていたのだが、突如猛烈にお腹が痛くなりトイレを探すが近くにトイレは見当たらない...。何十分も探しやっとの事で山奥の古いトイレを発見することができた。途中、野糞しようか迷ったが名のある死神が野糞をするのはプライドが許さないと思い必死に我慢した。やっと、見つけたラベンダー臭するトイレでスッキリしたのはいいが長いこと使われてないのか紙が無かった。またもやピンチになった死神は、愛用の鎌を置いて紙を探しに行ってしまった。しかし、いつになってももどってこず長い年月が過ぎていくのであった。そして、いつしか忘れ去られた彼女(鎌)は意思を持ち自立して動ける体になっていたのだ。彼女は今までやってきた自分の仕事をしながら持ち主である死神を探すことにした。彼女に狩られた者が最後に感じるのは、痛みや恐怖ではなく長年染み付いた芳香剤のラベンダーの香りだったとか...。
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