感情は願い? |
私の目には敵しか見えない
私の心の中には何もないだから、感情もない
だから、人を殺めても
私の心は痛まない
仲間が死んでも
私の心は悲しまない
悲しみ、怒り、後悔なんて感情は無い
そして、喜びを分かち合う心もない
ただ私の心の中には
虚無感だけだ
永遠に満たすことが出来ないだろう虚無感だけが私の心を支配する
何人の敵を殺しても
虚無感だけは一向に満たされない
そして、生きようとする意思や死のうとする意思すら消え去り
言葉を発する事も少なくなった
私はただうなずき
どんな仕事も受けた
感情が心が無いから人を殺すのにためらいはなかった
それと同じく物を壊すのにもためらいは無かった
そんな私でも願いはあった
いつから願いなどとゆう曖昧な感情があったのかは分からなかった
それに願いは感情なのだろうか?
たとえ、感情でなくても願いはあった
そう、私の願いは
「私の血にまみれている手をとり
私を許してほしい」
それだけだった
そうそれだけが私の願いだった
だが、この世には私を救ってくれる人はもういない
私の願いはもう叶わないの?
誰も私を救ってくれないの?
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願いは感情になるのか? | ||
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