一刀「よし、じゃあ始めるか」

秋蘭「ああ」

一刀「その前にまず、秋蘭の氣の属性を調べないとな」

秋蘭「属性？」

一刀「ああ、ゴメンまずそこから説明しないといけないね」

ゴホンと一回咳（せき）をして一刀は説明を始める

一刀「いいか、氣それぞれの色がある、それが属性だ、代表的なものは火・水・風・雷・土の五つだ」

秋蘭「ほう、そんな物が有ったのか」

一刀「珍しい物だと光や闇が有る、そしてさっき言った五つの色の組み合わせは、火が赤・水が青・風が緑・雷が紫・土が茶色と言った所だ」

秋蘭「では、姉者は赤だから火か？」

一刀「正解、さすが秋蘭飲み込みが早い」

一刀の説明を聞いている時に秋蘭がある事に気が付く

秋蘭「では、一刀は水か？」

一刀「それは少し正解、俺が使える属性は土以外の四つだ」

秋蘭「なっ、四つも使えるのか！？」

一刀「ああ、歴代の北郷の当主の中には、今言った属性全てを使える人もいた位だ、少なくても二つか、三つ使えたな」

一刀の説明に秋蘭は、目を丸くする

一刀「そして、秋蘭の手の光の色は確か青だったな」

秋蘭「あっ、ああつまり私は水の属性とゆう結果になるな」

一刀「ただ、それが俺の氣か、秋蘭の氣か分からん、だからそこから調べないと修行の仕様が無い」

秋蘭「成る程で、どうやって調べるんだ？」

一刀「俺が秋蘭の片手に氣を送る、秋蘭は空いている手を光っている手を重ねれば良い」

秋蘭「分かった」

そう言いを終ると、一刀が秋蘭の右手に氣を送る

秋蘭「光りだした！？」

一刀「秋蘭落ち着いて、そのまま左手を重ねるんだ」

秋蘭「ああ、分かった」

そしてゆっくりと秋蘭が自分の右手に左手を重ねる

秋蘭「これは？」

一刀「秋蘭手を、離してみて」

秋蘭「ああ」

重ねていた手を離すと左手に別の色

緑色の光が輝いていた

一刀「風か、これは運が良いかもな秋蘭」

秋蘭「どうゆうことだ？」

一刀「風には、貫通の力があるんだ、弓使いの秋蘭にはピッタリだ」

秋蘭「風が貫通だとすると、他の四つにもそれぞれ力が？」

一刀「諸説（しょせつ）は幾つか有るんだが、詳しい事はまだ全ては分かっていない、それだけ氣が難しいと言う事だ」

秋蘭「分かっている範囲でいい、教えてくれ」

秋蘭の頼みに一刀は頷く

一刀「まず火は攻撃専門の属性・水は治癒と守りの属性・風は貫通と守り属性・雷は放出と感知の属性・土は守り専門の属性だ」

秋蘭「では、私は治癒・貫通・守りの力が使えると言う訳だな」

一刀「まあな、そして氣の使い方にはもう一つある」

秋蘭「まだ有るのか？」

一刀「ああ、これも五つある、強化・放出・具現化・治癒・感知の五つだ」

秋蘭「強化・放出・治癒・感知は分かるが、具現化とは何だ？」

一刀「読んで字の如く形にする事さ、そうだな秋蘭この刀抜いてみろ？」

秋蘭「？」

秋蘭は一刀に言われた通りに刀を抜くと

秋蘭「何だこれは！？刀身が無いじゃないか！？」

そう一刀の持っていた刀には、刀身が無かったのである