己の信ずる道を行け |
ここは、夏口に駐屯している黄祖の支配下の一つの町である・・・
そこでは一人の男が、都督を務めていた。名を、蘇飛・・・
この蘇飛は、文武両道のお手本とも言え、武は孫策にも匹敵するとも言われ、智は周喩にも劣らず、その上優しさもあるため、この当たり一帯では、かなりの評価を得ていた・・・
前回の戦闘から経ち・・・
黄祖「どうも最近、蘇飛がおかしいと思うのだが・・・何か異常はあったか?」
ケ龍「ございませんが、何か?」
呂公「ふん!何、私がいれば問題ありませんぞ!」
陳就「さすがは、孫堅を倒しただけのことは言いますな」
黄祖「だが、もし、あやつが謀反などを考えているようならば・・・」
ケ龍「密偵を放ちましょうか?」
黄祖「そうだな、いざというときは殺しても構わん・・・いくらでも、補充は聞くからな」
一方、執務室にて・・・
蘇飛「(そろそろ、頃合いか・・・)魯粛!」
タッタッタ・・・ガチャ!・・・
魯粛「はい!お呼びでしょうか?」
蘇飛「今日は早めに政務を切り上げるので頼むぞ・・・」
魯粛「あっ、わかりました・・・」
蘇飛「それではな」
魯粛「お気をつけて・・・」
夜中・・・
明かりも持たずに誰かが歩き回っている・・・
甘寧「準備はできたか?・・・」
兵士「へい・・・」
声を潜ませて、密談をしている・・・
蘇飛「外の警備は何とかなりそうだ・・・」
甘寧「だが、こんな事をして貴様は・・・」
蘇飛「何、心配するな・・・」
甘寧「し、心配などしておらぬ!///・・・」
顔を真っ赤にして否定する・・・
蘇飛「し!静かにしろ・・・」
甘寧「すまん・・・・」
兵士「それでは、いきますか?」
甘寧「あぁ・・・」
蘇飛「気をつけてな・・・」
甘寧「フッ、貴様なんぞに心配されるまでもないさ・・・」
蘇飛「そうか・・・n「誰かそこにいるのですか?」!?」
この声は・・・
魯粛「蘇飛様?なにをして?・・・」
蘇飛「・・・お前はなんでいるんだ?」
魯粛「仕事に手間取りまして・・・蘇飛様は?」
蘇飛「いや気にするな・・・」
魯粛「気にしますよ、そこで「お前たち何をしている!」えっ?」
そこには、自分たちの監視をしていたであろう者が・・・
密偵「もしや貴様等、謀反を起こすきか!」
そういって、脇にある剣にて手をかけようとしていたとき
蘇飛「ちっ!」(ヒュッ!)
密偵「ぐあっ!」(ズボッ!)
魯粛「蘇飛様、何を!?」
守兵士「今の音は?」
守兵士長「お前たち確認に行くぞ!」
蘇飛「早く行け!」
甘寧「あぁ・・・行くぞ!」
兵士「はい!」
魯粛「蘇飛s「すまん!」(ヒュッ!)かはっ・・・な・・・にを?・・・」(ドサッ!)
蘇飛「お前たち、こいつも連れて行け!」
兵士「えっ?・・・わかりました!!」
そういって、地面に倒れている魯粛を数人で抱えると、すぐさま走っていった・・・
守兵士長「蘇飛様何がありましたか!!」
その後に数人が付いてきていた・・・
蘇飛「どうした?」
平然を装い・・・
守兵士長「何かここで物音がしたのですが・・・」
蘇飛「そうか?気のせいではないか?」
守兵士長「はぁ・・・そうにございますか・・・それでは、おい!行くぞ!」
そう言い、帰って行った・・・
蘇飛「とりあえずこいつから情報を聞き出すか・・・」
密偵「・・・・・・・・・・」
『ここまで手がきていたか・・・』
【続く】
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うぱ〜(・−・)n・・・ 風邪が治らん・・・ |
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