もし、自分が恋姫無双の世界に落ちたら11 |
張遼の真名を教えてもらって
その後、俺は疲れのせいかしらないが気を失った
もしくは、体中の痛みで気絶した
なんで分かるかって?
俺が今、見てる光景が悪夢だからだ
どんな悪夢かって?
あの日、何もできなかった俺の目の前で家族が殺されていく光景だからだ
あれは、忘れもしない出来事だ
俺がもといた世界で、中学に入学して春休みを迎えたとき
俺は、母と父と妹と一緒に小さな博物館に行った
その博物館では、三国志にまつわる展示品が並んでいた
そしたら、奇妙な格好をした人が鏡の入っているケースを割り持ち出そうとしたのだ
それを、父が見て叫んだ
「その鏡は、お前みたいな存在が持ち出していい物ではない
今すぐに、返さぬならば力ずくで奪い返す」
と、言って俺にも教えてくれた構えた
鏡を盗もうとした人間が
「ふ、時守りの一族の末裔か
滅びたと思っていた一族と相見えることができるとは、これも外史の面白きところか」
と、言って鏡を懐に入れて構えた
その時、母が俺の手を引いて博物館の小さな部屋に押し込めて
「ここから、出てきたらダメ
分かった?」
と、言ったが俺は自分の妹の「空南 紗季」が居ないのに気がついて母に
「紗季がいないんだ
なぁ、探しに行っていいか?」
と、言ったら母が
「私が探してくるから
あんたはここにいなさい」
と、言って扉を静かに閉めた
少しして、周りが静かになったので俺は、扉を開けて外に出て
母と父と妹を探して、博物館の中を歩き回って母と父を見つけたが既に死んでいた
無残で酷い殺され方だった
俺は、妹がいないことに気がついて
「さきー!!
何処にいるんだー?」
と、叫んだ瞬間
外で、光が満ちた
それと、同時に男の声が聞こえた
「これで、新しい外史が作られる
あの男のいない新しき外史が」
と、聞こえたので俺は走った
俺の親を殺した、男の顔を見るために
だが、既に遅かった
男は既にどこかに消え去った
それと同じように、俺の妹も消えた
そして、俺は自分の無力さを嘆いた
そして、誓うのだった
「もし、奴を見つけることが出来たら
ただでは、殺さない
命乞いをしたても殺す!!」
そして、雨が全てを洗い流すように降ってきた
そこで、俺の意識は現実に戻る
誰かが、俺の手を握ってる
とても暖かくて
とても優しい
そして、何処か懐かしささえ感じる
俺は、首を動かして
俺の手を握ってくれている人を探した
そして、見つけた
呂布が俺の手を握っていたのだ
そしたら、呂布が
「・・・アキノ泣いてるけど悲しいの?」
と、聞いてきて
俺は、自分の顔を手で拭いた
少し濡れていた
どうやら、泣いていたようだ
俺は
「すいません」
と誤ったら
呂布が
「・・・?」
と、なんで謝るの?と言いたげな顔でこちらを見ていた
俺は
「将として、こんな弱い姿をみせてしまったからです」
と答えたら呂布が
「アキノは、弱くない
人を思って泣くのいいこと
だから、泣いてもいい
その分、強くなれる」
と、言った
それを、聞いた瞬間俺は泣いた
呂布は俺が泣き止むまで頭を撫でくれた
呂布が、耳元で
「『恋』・・・私の真名、呼んでいい」
と、言った
説明 | ||
今回は、主人公がこの世界に来る前より古い過去の話をしたいと思います |
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コメント | ||
悲惨な過去だ・・・妹は死んでいるとはまだ決まっては居ないんだ、頑張れアキノ!(スターダスト) アキノにそんな過去があったなんて・・・ 妹の行方も襲撃者の事も気になりますね〜(トトクロ) |
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