無印・恋姫無双〜外史の突端〜 第十三話
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広州海岸に上陸中の現代北郷軍。上陸艇から輸送トラック、ジープなどを海岸に下ろしていた。その中に元魏軍の皆と爺ちゃん、愛紗達も総動員して動いている。

 

蓮華「それが天の国の船なのね。ふ〜ん・・・。」

 

思春「ふむ・・・。それで北郷、これは何で出来ているんだ?」

 

上陸艇の船体を触りながら思春が気になって北郷に聞いた。

 

一刀「ん?銅よりも硬く丈夫な鉄だよ。」

 

二人「「鉄!!?」」

 

一刀「う、うん。」

 

二人は驚きを隠せないでいた。それはそうだろう、鉄は浮かばない・・・呉にいる漁師や水軍、江賊も身を持って分かっている事がここで覆されてしまったのだから・・・。

 

蓮華「あの重い鉄が浮いているのね・・・。驚いた・・・。」

 

思春「・・・私もです。おそらく、祭様も我々と同じ驚き方をするでしょう・・・。」

 

蓮華「ふふふ、そうね。」

 

愛紗「上陸完了です、一刀様。」

 

一刀「お、ご苦労様。何か変わった様子は無かった?」

 

愛紗「いえ、特に有りませんでした。」

 

華琳「強いていえば、愛紗が檄を飛ばしまくっていた事かしら?(ニヤニヤ)」

 

愛紗「なっ!?///いつの間に!?」

 

華琳「”早く終わらせて愛しの一刀様の元に〜”って思っていたんじゃなくて?」

 

愛紗「っ〜〜〜〜。」

 

頭から湯気が出ているのがハッキリ分かるぐらい顔を真っ赤にさせていた。

 

一刀「可愛いなぁ〜!!もぅ〜!!(だきっ!)」

 

愛紗「(ボンッ!!)うきゅ〜・・・。」

 

一刀「あれ?愛紗??」

 

華琳「やれやれ・・・。」

 

華琳が愛紗の隣で呆れている隣では・・・。

 

蓮華「・・・いいなぁ。」

 

蓮華が人差し指を咥えながら言う。

 

華琳・思春「「えっ・・・。」」

 

蓮華「は!べ、べつに私は羨ましいなんて思ってないんだからね!?」

 

華琳「(こ、これが世に言う『ツンデレ』っていう奴なのね。)」

 

思春「(というか、喋ってたのでは・・・?)」

 

一刀「さて、上陸したものの現地の情報が分からないのはキツイな・・・。」

 

蓮華「ねぇ一刀。私達が来た意味、分かる?」

 

笑顔の裏には黒いオーラが滲み出ていた・・・。

 

一刀「・・・頼む、蓮華。」

 

蓮華「こほん。この広州は私の姉様の御膝元の建業からは四日の距離に位置するわ。日本防衛軍はここ。広州を駐屯地にすると公言したみたいね。姉様の文書を見せてくれたわ。」

 

そういうとその文書を愛紗に渡した。

 

愛紗「そういうのは『極秘資料』と言わないのですか?一刀様。」

 

一刀「あぁ。その通りだよ。しかし、日本防衛軍か・・・。あの馬鹿国家が・・・。」

 

華琳「あの国はもうお終いね、国民のほとんどが政権交代しろと嘆いているわ・・・。出発前に見た情報ではね・・・。」

 

蓮華「その文書、姉様が見ても分からないことばかり書いてあって今めい・・・いえ、周瑜も困ってる状況なの。」

 

一刀「やつら、『航空基地』をこの海岸近辺に設置するらしい。・・・・・・ウソだろ?」

 

華琳「どうしたの?」

 

一刀「白装束の奴等が設営の補佐するらしい・・・。」

 

全員「「白装束・・・!!」」

 

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呉軍の政務室にて・・・。

 

孫策「ねぇ、冥琳。」

 

周瑜「なに、雪蓮。」

 

孫策「蓮華と思春って今、何処居るの?」

 

周瑜「自分の妹の行動も分からないわけ?『水軍の訓練と視察』と書いてあるわね、蓮華様は。」

 

孫策「・・・、なんかあやしくない?それ。」

 

周瑜「ん?何がだ?」

 

頭の上にハテナがポワンと出て来た。

 

孫策「『水軍の訓練』って思春はそんな言い方したかしら?それに蓮華の『視察』っていうのも大まか過ぎるのよねぇ・・・あのカタブツにしては・・・。」

 

周瑜「ふむ、言われてみればそうだな・・・。誰かある!」

 

呉・兵士AB「「は!」」

 

周瑜「お前達は水兵の詰め所の様子を見に行ってくれ、どんな様子だったかを報告してくれ。」

 

呉兵士AB「「は!」」

 

孫策「気になるわ・・・何処に行ったのか・・・。」

 

〜数日前〜

 

孫策「今日も賑やかねぇ〜。」

 

町を例のごとく政務をほったらかしてブラブラしている君主様。『あら、誰の事かしら・・・?(雪蓮)』『ごめんなさい!!(三国)』

 

孫策「あら?あれは蓮華と思春じゃない、何しているのかしら・・・。」

 

距離が有るため会話が聞こえない。

 

孫策「う〜、気になるわ!こうなったら、とことん聞こえる位置まで行こうじゃない!」

 

一人熱くなっている人物がいたのを気付かない二人。

 

孫策「・・・とは言ったものの、どう近付こうかしら。」

 

呉の必殺仕事人こと思春でしょ・・・、気配を読む天才じゃない!それから、呉の美尻の蓮華か・・・、手厳しいわね・・・。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

一方二人は・・・。

 

蓮華「久しぶりに一刀に会えるわ、何持って行こうかしら。一刀に貰った服、無くなってしまったのよね・・・。似たような物あるかしら。」

 

キャピキャピしながら一人で店の中に入って行ってしまった。

 

思春「べつにア奴に買ってやるものなど・・・無いのだからな。何も・・・。」

 

一人ブツブツ言いながら考えていた。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

蓮華が見えなくなったわね〜どうしようかしら・・・。思春はその場で動かないし・・・。

 

あ、その手前に茶店があるからそこで待機ね・・・。

 

数刻後―。(注:一刻=2時間とお考えください。)

 

まだなの?いい加減疲れて来たんだけど・・・。っと、蓮華が出て来たわね・・・。って思春、貴女まだ動かないの?

 

に、しても。蓮華の嬉しそうな顔、もう長い間見て無かったわね。ここ最近ドタドタしまくっているからね〜。仕方ないと思う所も有るんだけどやっ

 

ぱり笑顔で居てもらいたいわ〜。

 

孫策「何か嫌な予感・・・。」

 

ゆっくりと振り返る。スローモーションのように・・・。

 

周瑜「・・・やぁと見つけたぞ。」

 

孫策「あ、あははは〜・・・め、冥琳、どうかしたの?」

 

周瑜「どうかしたでは無い!お前の仕事が山ほど有るんだ!」

 

頬を引っ張りながら歩き出す。

 

孫策「いひゃいひゃい!わりゃったかりゃはにゃひて〜・・・!!」

 

孫策の叫び声が城内に入るまで町人は聞こえていたらしい・・・。

 

〜回想終了〜

 

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孫策「誰かと逢い引きだったりして・・・。」

 

冗談混じりに呟いた・・・。

 

周瑜「は?あるわけ・・・無いでしょう。」

 

孫策「・・・ふ〜ん。ならいいわ。帰って来てから聞くわ・・・。」

 

呉兵士「報告します!」

 

呉兵士「水兵は今みな、休暇を楽しんでいるとのことです!」

 

周瑜「誰ひとり居ない状況、か。分かった、御苦労・・・。」

 

兵士二人が部屋から出ていく・・・。

 

孫策「ねぇ冥琳。何か私に隠し事してない?」

 

真剣な声音で冥琳に聞く。

 

周瑜「やっぱり敵わないわね・・・。祭殿と亞紗、明命に秘密に出来るかしら?」

 

孫策「あったりまえじゃないwww!・・・シャオは言っても良いの?」

 

周瑜「小蓮様は・・・一応内密に・・・。」

 

孫策「ふふふ、了解。」

 

周瑜「実は蓮華様を始め小蓮様、思春や穏。毎回夢で親しげに話す男が居てな、名前は分からなくて・・・だが。」

 

孫策「だが?」

 

周瑜「見た事の無い服装で・・・そいつの名前以外のその他は声が聞こえるんだ。・・・可笑しなモノでな。・・・要するに、蓮華様と思春が会いに行っているのかもしれないわ。」

 

孫策「へぇ〜・・・、って場所とか分かるの?」

 

周瑜「管輅の情報だと広州の海岸に上陸したそうよ?行ってきたら?」

 

孫策「え?いいの?!」

 

顔が満面の笑みとワクワク感で溢れる。

 

周瑜「行ってらっしゃい。気を・・・ってはや?!」

 

孫策が嵐の如く立ち去ってしまった。

 

周瑜「・・・それで、いい加減出てきたらどうです、祭殿。」

 

黄蓋「い、いやぁ〜・・・、冥琳の『その男』が気になっての。」

 

周瑜「やはり、気なりますよね。私は『居た』という記憶しか在りませんが・・・。」

 

黄蓋「実はワシもそのような夢を見ていたんだがの。年甲斐も無くハッチャけておったわ、その夢はの・・・。」

 

周泰「祭様!冥琳様!至急謁見したい者が・・・。」

 

周瑜「名前は分かるか?」

 

周泰「恐らく、蜀の武将さんかと!」

 

黄蓋「(さんって・・・。)」

 

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周瑜「遅れて申し訳ない。今、我ら王は・・・。」

 

趙雲「気にしてはおらんよ。此処の領土に変な連中を見かけたのでな・・・、報告にと寄ったまで。」

 

周瑜「変な連中?」

 

趙雲「全身白の服に身を包んでいる奴でな。呉の国境にうようよしているぞ。」

 

遠くから掛け足の音が聞こえて来た・・・。

 

呂蒙「孫策さまぁ〜!!」

 

周瑜「どうした、亞紗。」

 

呂蒙「正体不明の軍団により『広州』が壊滅的被害があったとの報告が・・・。」

 

周瑜「なんだと!(雪蓮がそちらに向かってはいるが、無事だろうか・・・。)・・・趙雲殿。我々と行動を共にして欲しい・・・。」

 

趙雲「・・・、分かった。」

 

周瑜「済まない、趙u「星だ。」っえ?」

 

趙雲「お互いの命が掛かっているんだ、真名を預けても罰はあたるまい。」

 

周瑜「分かった。私の名前は『冥琳』だ。宜しく頼む。」

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

現北郷軍側にて・・・。

 

愛紗「まだまだ踏み込みが甘かったぞ、怜。」

 

怜「頑張ります、お母さん。」

 

華琳「久し振りに鍛練をしたけど、この娘どれだけ強くなれば気が済むの?」

 

かなり息が上がっている・・・。

 

一刀「怜の『本当の力』はこんなもんじゃないよ。本人には自覚が無いけどな。」

 

華琳「本当の力?」

 

一刀「俺と鍛練していた時だよ。そん時の俺も本気で戦ってたよ、怜と。う〜・・・ん、何て言うのかな。怜の体に一瞬何か状態が変わったんだ。

でも、それは一瞬で消えて、気を失った・・・。その『一瞬』の力が俺や愛紗の氣よりも遥かに高かったんだ。だから、その壁を破って欲しい・・・。次の世代に継いで欲しいかな、ごめんな弱気な事言って・・・。」

 

華琳はその果てしない力に呆れていた。

 

凪「一刀様。前方の村に異常有との報告です。」

 

一刀「分かった、ありがとう凪。」

 

一刀は『スマイルキラー』を使った。

 

凪「は、はい・・・//////」

 

ダメージは甚大だ!!

 

華琳「・・・この種うm(ボソッ)」

 

華琳のカウンター攻撃。

 

一刀「はぐぅ・・・。」

 

ダメージを喰らった。

 

秋蘭「今回の斥候を私と霞で出させてくれ。」

 

春蘭「しゅうらぁ〜ん。」

 

秋蘭「すまんが姉者、華琳様の護衛任せたぞ。」

 

一刀「分かった。くれぐれも無理はしないでくれな。」

 

二人「「御意!!」」

 

華琳「あとこれも持って行きなさい。」

 

華琳は秋蘭に『デジカメ』を手渡した。

 

華琳「二人とも不味くなったら必ず帰って来なさい、これは命令よ?」

 

二人「「御意!」了解や!」

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

趙雲「しかし、なぜ孫策殿がいらっしゃらなかったのだ?」

 

周瑜「妹君の孫権様の様子をどうしても見たいと言って抜け出してしまったのだ。」

 

周泰「冥琳様、前方に砂塵を確認しました。如何されますか?」

 

周瑜「一旦様子をみよう。」

 

―――――――――――――

 

白装束「ここは我々の土地になった!一刻後には強制立ち退いて貰う!」

 

村人A「は?」

 

村人B「意味の分からん事を・・・。孫策様がそんな事を見過ごせるとでも思っているのか?」

 

村人は無視をした。

 

白装束「そうか・・・。ならばこうだ・・・。」

 

―――――――――――――

 

趙雲「不味いぞ・・・、剣を持ってる。」

 

自然と体が動いていた・・・。

 

周瑜「なにっ!」

 

周泰「えっ!?」

 

周瑜「星殿!!くっ、明命!星殿の補佐を!」

 

周泰「ぎ、御意!」

 

―――――――――――――

 

白装束「聞かぬというのなら制圧するまで・・・、死ぬがいい。」

 

村人A「な!」

 

白装束の一人が斬りかかった。この時、村人Aは死を覚悟した。

 

ガキンッ!――

 

白装束「な、なに!!」

 

趙雲「何も武装していない村人を殺すのはどうかと思うぞ・・・。」

 

白装束「悪の集団の一味如きが何を言う!」

 

趙雲「は?何の事だ?」

 

白装束「問答無用!!」

 

綺麗に敵の攻撃をかわしている。

 

周泰「見事ですぅ〜。・・・・・・・・・はうわ!援護に参りました!」

 

趙雲「取り敢えず、村人を、避難させてくれ。周泰殿。」

 

かわしながら会話をする、これは中々出来ない事である。

 

周泰「明命です。預けます!」

 

趙雲「星だ、こちらも預けたぞ!よっ・・・。」

 

趙雲「今度はこちらから仕掛けさせてもらう・・・。」

 

白装束「悪を根絶せよ!!」

 

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「ここまでは計画通りだ・・・。このままこの大陸は私の物だ!わーはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!!!!」

 

とある呉の屋敷に汚い笑い声が響いていた。

 

to be continued...

 

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三国:やっと帰って来ました。更新遅れて申し訳ございません!!

 

愛紗:私はもうとっくにネタ切れかと思っていたが?

 

三国:うぐっ

 

華琳:・・・図星なの?

 

三国:あっはっはっは、気にしない気にしない。

 

愛紗:遅れた罰は何が良い、「書くk」何、拠点?嬉しいなぁ。なぁ、華琳。

 

華琳:そうね。また投票でもしたら「だから」・・・何よ。書かないの?「書きます・・・。」

 

愛紗:と、いうわけで。

 

1、愛紗&怜

 

2、華琳&麟

 

3、蓮華

 

三国:ち、ちょ〜っと待ったぁ!!『蓮華』ッて何よ!

 

蓮華:もちろん書くわよねぇ、三国?

 

愛・華「「・・・・・・・・こわっ。」」

 

三国:か、かか書かせて頂きます!(ガタガタブルブル)

 

愛紗:次回はどの拠点になるかは諸君らに掛かっている。ぜひ、是非に私に清き一票を!!

 

華琳:あ、ずるい!入れないとお仕置きよ!

 

蓮華:私にも入れてくれると頼む・・・。

 

三国:一人一票で・・・お願いします・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

他和:出番未だなの、三国!

 

三国:もう少し我慢してください!!!

 

説明
現北郷軍の進軍開始。

それに合わせて不隠な動きを見せる白装束。

それでは外史を見てみましょう・・・。

投票期間:6/24まで。
来週は何かと忙しいので自宅にいるか分かりません、ご了承ください・・・。
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
2018 1708 8
コメント
P2の文が途切れてますね。あ、投票は1でお願いします。(葉月)
1でお願いします。(sss)
同じく2(崩拳)
母親な華琳が見てみたいので2(アロンアルファ)
タグ
現代北郷軍 呉軍・蜀軍+α 日本政府軍+黒幕 

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