二人の御使い 1章3
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この物語は、キャラクターの性格が多少違ったり

本来のお話から大分違っていたり

オリジナルキャラクターが出てきたり

チートキャラだったりしますが

それでも大丈夫と言って頂けるなら見てやって下さい

 

誤字脱字その他もろもろ如何せん素人なので不十分な所が目立つかもしれませんが

暖かい目で見守って頂けると嬉しいです

 

 

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この物語は二人の御使いの物語である

 

 

 

 

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稟「怪我はありませんか?」

 

星「私や蒼真殿が賊如きに遅れなどとるわけないでしょう」

 

風「それにしても早かったですね〜」

 

星「蒼真殿が予想以上に強くて賊の殲滅が早かったのと、連れ去られていた者たちが近くの山の洞窟に監禁されていて連れ帰ってくるのが早かったゆえ」

 

風「そのお兄さんは何所に居るんですか?」

 

星「蒼真殿なら……お楽しみの最中ではないかな?」

 

笑いながら向ける目線の先には

 

村娘1「輝流様は強いんですか?」

 

蒼真「いえいえ、それ程強くありませんよ」

 

村娘2「でも賊を退治して私達を助けて下さったんですよね」

 

蒼真「それは星さんが居てくれた御かげですよ」

 

村娘3「輝流様は謙虚なんですね」

 

蒼真「そんな事は無いと思いますが、ですがそう言って貰えると嬉しいですね、有難う御座います(ニコッ)」

 

村娘「「「「「「「「キャーーーーーーー」」」」」」」」

 

村人に囲まれて質問攻めになっている蒼真(主に周りに集まっているのは女性ばかりだが)

 

風、稟「…………………」

 

星「二人ともどうかしたのか?」

 

笑いながら二人に尋ねる星

 

風「いえいえお兄さんは人気者ですね〜」

 

稟「いえ…ところで蒼真殿はどれ程強かったんですか?」

 

星「わかりませぬ」

 

稟「どういうことですか?」

 

星「私が見たときには殆ど終わっていましてな」

 

風「星ちゃんが苦戦するほど敵が強かったんですか?」

 

星「いや所詮は賊だったので簡単に片付けたのだが、見たときには蒼真殿の方は終っていたのだ」

 

事実、星が賊を倒した時には蒼真は賊の頭を捕まえ終わっていたのだ。地面に大きな穴が出来てはいたが、囚われていた人を助けに行ったりしていて聞くに聞けていないのだった

 

星「まあそのうち分かるでしょう」

 

稟「星どの楽しそうですね」

 

星「それはそうでしょう、蒼真殿が強き御仁ならば楽しみが増えると言うのもでしょう」

 

武人として強者と出会えた事が嬉しいのか笑顔で喋る星だった

 

その後村人に解放された頃には質問攻めでグッタリした蒼真が星達のもとに戻って来る頃には日も落ち暗くなっていた為、宿を取ったのであったが。村人は脅威となるものが1つ減ったのが嬉しかったのか、蒼真達を囲んでお祭り状態で朝まで騒ぎあっていた

 

 

 

 

 

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翌日、蒼真達が朝起きて旅の支度をしていると………

 

村人「たいへんだ!!!!!軍がやって来たぞ!!!!!」

 

蒼真「…………デジャブ?」

 

風「お兄さん如何したんですか?」

 

蒼真「いえ、同じような出来事がつい最近あった様な気がしたものですから……しかし何故、軍が来ただけで騒ぐ事なんですか?」

 

若干苦笑いをしながら風に返事をしつつ周りを見てみると露店などは商品を隠したりしていた

 

稟「下手に高価なものを出していて持って行かれないようにしたりしているんだと思いますよ」

 

蒼真「……そんな軍ばかりなのですか?」

 

稟「いえ、そう言った者共が多いのが現状ですが、少ないですが民の事を考える軍や太守が居るのも事実ですよ」

 

蒼真「そうですか……」

 

蒼真達が遠目に見ていると、村長が兵と会話をしていた

 

蒼真「兵が何かを持っていく様子もありませんし、こう言っては失礼ですが良い方の軍と言う事ですかね?」

 

星「その様ですね、おや一人此方に向って歩いてきますが」

 

蒼真達が事の成り行きを見ていると一人の兵が寄ってきた

 

兵「そこのお前が賊を倒したという『天の御使い』とか言う奴か!」

 

蒼真「賊は倒しましたが『天の御使い』等とは言っていm「そうなのですよ〜」……はい?」

 

風「大丈夫ですよ、お兄さんは間違いなく『天の御使い』だと思うのですよ」

 

蒼真「私はそんな大層な肩書きは要らないのですが……」

 

兵「そんな事はどうでもいい!余計な真似をしやがって」

 

蒼真「……余計な真似?如何いうことですか?」

 

兵「お前達のような奴らが出しゃばらなくても俺達が倒してやったものを」

 

蒼真「あなた方が来るまで待っていろと、そう言うことですか?

 

兵「そうだ!素直にまっていればいいものを」

 

蒼真「それだと被害が出てしまいますよね?」

 

兵「一度ぐらいは耐えられるだろう」

 

蒼真「そうですか……それだけですか?用が無いのならもう行っても宜しいですか?」

 

兵「それ以外にも有るに決まっているだろ、着いて来い」

 

蒼真「お断りします」

 

風、稟、星「「「!?」」」

 

兵と蒼真のやり取りを黙って聞いていた三人だったが蒼真の雰囲気が変わった事に驚きつつも相手は紛いなりにも『兵』流石にその対応は問題があるような気がする、周りを見てみると村人が遠巻きに驚きながらも蒼真のやり取りを見ていた

 

兵「なんだと!?」

 

蒼真「なぜ貴方に着いて行かなくてはいけないのですか?そしてあなた方が到着するまでなぜ村の人たちは我慢し続けなければいけないのですか?」

 

兵「何かと思えば、賊が来ただけで大げさな。黙って我慢してれば俺達が助けてやるって言ってるんだろ!お前達は黙って来たらいいんだよ!」

 

兵がそう怒鳴り散らした瞬間、その場が凍りついた。

その場の空気が重くなったのもあるが、遠目に見守っている村人たちにも僅かながら感じ取れるほどの殺気に包まれた

 

蒼真「それが貴方の答えですか?」

 

ゆっくりと何時もの口調で喋っているが空気が重たくなっていた

 

兵「そっそうだ!」

 

兵もろくに喋れなくなってきているのか、足がガクガクと震えている

 

蒼真「ならば尚更行きたくないのですが」

 

兵は最早蒼真の言葉を聞いているのかも分からない程、むしろ立っているのが不思議なぐらい震え出した

 

蒼真「……聞いていますか?」

 

村人や風達にも見えないようにしているが、蒼真の顔にも笑顔は無い

 

 

 

 

 

 

 

 

?「すまんけどそれ位で勘弁してやってくれんか?」

 

 

 

 

 

 

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蒼真「貴女は?」

 

?「ウチの名前は張遼や、あんたは?」

 

蒼真「輝流蒼真です…」

 

張遼、蒼真「「………」」

 

二人の間に一触即発の空気が漂い始めるが…

 

張遼「ウチの新人が失礼な事言うてわるかったな」

 

蒼真「……彼の言ったことは事実ですか?」

 

張遼「そんな事あるか!あんた等のおかげで村に被害が出なかったんは感謝しとる、それとあんた等に来てほしいんはウチの大将が会ってみたいって言うたきんや」

 

蒼真「それが貴女の答えですか?」

 

張遼「それとウチも会ってみたかったんもある」

 

蒼真「そうですか」

 

二人とも静かに見つめ合っていた、張遼の主は何を考え会ってみたいのか、蒼真は何を思うのか。短く、しかし長くも感じられる時間が経った

 

蒼真「分かりました、貴女の主に会って見るとしましょう」

 

張遼「ほんまか!?ならこっちや、着いて来てや」

 

蒼真「すみませんが少しまって貰えますか?」

 

張遼「ええよ来て貰うんやから待つよ」

 

そう言うと蒼真は星達に向き合った

 

 

 

 

蒼真「スミマセン勝手に話を進めてしまって…」

 

風「本当ですよ〜……如何するんですか?」

 

蒼真「とりあえず会うだけでも会って見ようかと……皆さんが自分の目的が有って旅をされていたんですから一緒に来てくれとは言いません」

 

星「そうですな、私は公孫賛殿の所に行くのが目的と言えば目的でしたが……」

 

稟「私は曹操様に仕えると言う目標が…」

 

風「風はお兄さんに着いて行こうと思うのですよ〜」

 

蒼真「良いんですか?」

 

風「曹操様の下で働くのも魅力ですが、お兄さんに着いて行くのも面白そうなのですよ」

 

仕える目標を変えると言う言葉に驚きながらも蒼真は風と向きあう

 

蒼真「私と来ても面白い事なんて何も無いと思いますよ?」

 

風「それを決めるのは風なのです、それに十分面白いですよ」

 

「はあ…」良く分からないと言った返事を返す蒼真に対してその反応が面白いのか心なしか機嫌が良さそうな風

 

星「ふむ、では決まりですな、蒼真殿行きますか」

 

蒼真「ええ……はい?」

 

星の言葉が理解できなかったのか、蒼真はキョトンとした顔になって星を見ていた

 

星「何を驚かれているのですか?さ行きましょうぞ」

 

蒼真「公孫賛さんの所は如何するんですか?」

 

星「なに…公孫賛殿に仕えようと思ったのは自分の仕えるべき主を探していたからであって……なに、蒼真殿に着いて行くほうが面白そうだと思ったゆえに」

 

蒼真「そうですか…」

 

いまいち納得できないと言った顔の蒼真

 

風「それでは稟ちゃんお元気で〜」

 

星「ではな稟、達者でな」

 

のんびり別れの挨拶をする風と星、それに対して若干慌てた様子の稟

 

稟「ま、待ちなさい!あなた方だけだと心配ですので私も着いていきます」

 

蒼真「……稟さんは曹操さんに仕えるのが目的ではなかたのですか?」

 

稟「確かに私は曹操様の御役に立ちたいのですが、なぜか蒼真殿に着いて行くのが曹操様のためになる気がしまして……」

 

風「稟ちゃんは正直じゃないですね〜」

 

星「まったくだな、着いて来たいなら正直に言えばいいものを」

 

稟「なっなぜそうなるのですか!?私は曹操様の御役に立ちたいからであって」

 

慌てる稟をいじり始める二人

 

張遼「仲が良いんやな」

 

蒼真「そうですね…」

 

そしてそれをのんびりと見ている二人

 

蒼真「さて、それでは星さん、風さん、稟さんこれからもよろしくお願いします」

 

三人に向き合い頭を下げる蒼真、「宜しくなのですよ〜」「うむ」「此方こそよろしくお願いします」三者三様の返事をして笑顔で蒼真と向き合う三人

 

 

事の成り行きを見守っていた村人の方を向く蒼真たち

 

蒼真「皆さんどうもお世話になりました」

 

村人1「お礼を言うのはこっちの方です、この村を救って貰って有難う御座いました」

 

村人2「御使い様達の事は忘れやせん!」

 

村娘1「蒼真様!またいらして下さいね!」

 

村娘2「お待ちしていますからね!」

 

蒼真「ええ、その時はよろしくお願いします」

 

村人達と別れの挨拶をして張遼と向き合う、何故か楽しそうな顔をしている張遼

 

蒼真「?それでは張遼さん宜しくお願いします」

 

張遼「人気者やん、ええんか?」

 

蒼真「ええ、元々此処に留まる積もりはありませんでしたので」

 

張遼「そっか……まあ着いて来てや、大将とこに連れてくから」

 

 

 

蒼真達は張遼の後に着いて行った、この後の出会いが自分達の運命を決めるものだとは考えもせずに……

 

 

 

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こんばんは、こんにちは、おはようございます

 

どうもsinです

 

 

 

やっとの事で『二人の御使い』を更新する事ができました……長かった…

最近は仕事が忙しかったりして全然PCすら起動する元気が有りませんでした

 

 

さて、今回のお話で大体の予想がついた方もいらっしゃると思いますが……え?誰でも分かるって?ですよね、はいすみません……

そんなこんなで次回は蒼真君たちが彼女達と出会います

 

 

実は今回とまとめる予定だったなんて事は有りませんよ?次いつ投稿できるか分からないから書けた分だけ先に投稿したって事無いんですからね!?違いますよ!?ちゃんと考えての事ですからね!?

 

 

 

 

 

 

さて当てに成らない予告を…

『彼女と会った蒼真は何を思うのか、そしていったい一刀は何所に行ったんだ!?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

梅雨なんて嫌いだ!バイクに乗れないじゃないか!

不器用だからギターが未だに弾けない(涙)

 

 

 

 

説明
やっとこさメイン?の投稿です

久しぶりで内容を覚えて無い方もいらっしゃるかと思いますが宜しくお願いします



因みに作者は忘れていましたwww
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