正史と外史の狭間で〜拠点・三君主の会議?〜その2 |
「いやぁ、あの精力なら、三つぐらいに増殖できるかなーって♪」
「雪蓮、お前にとっての北郷とは一体・・・いや何も言うまい・・・」
「不可能を可能にする男! それが北郷一刀!・・・じゃない?」
「確かに桃香の術を解き、雪蓮たちの身体にかかった呪いも吹き飛ばしたのは事実ね」
「でしょー! 華琳はわかってるわー♪」
「おほん、わかってるわー♪ ・・・ではありません。
確かに、一刀は術を解き、呪いを吹き飛ばして見せましたが、
その大元は、奉先による、ある意味人外とも言える武威と、
それを無理やり解呪に変換してみせた、張角たちの術士としての力があってこそです」
「ご主人様の生命力を、張角さんたちの術を使って、奉先さんの武威とか覇気で一気に増幅して、
私たちに流し込んで、術ごと洗い流すっていう大技、だったっけ?」
「その通りだ、桃香。奉先や張角たちの補佐があったとはいえ、
それをやってのける北郷の力は、とんでもないということさ」
そう、武術としてはからっきしの一刀だが、気の扱いについては、目を見張るものがあった。
といっても、特性が少々異なり、武に特化できるものではなく、
華佗の医療術に似ているところがある。
(他人の気を受け入れつつ、自分の気に転換して、相手に合わせて流し込むことで、
治療対象の相手の気を正常な状態に直す・・・だったかしら。
初見に近い状態で、そんなことが出来たというのも、どこまで他人に甘い、
一刀ならではの特性が影響しているというところね)
「一刀の性格が影響しているということでしょう。らしいと言うべきね」
良人の事をどこか誇らしげに言う覇王様は、多分無自覚で。
一刀に女性の部分を否応無しに引き出されるという意味では、なんと似た者同士かと、
蓮華はどこか可笑しかった。
が、蓮華のそんなふんわりとした考えも。姉の一言が全てを吹き飛ばす。
「・・・! ティンときたわ!」
「・・・春香から聞いた受け売りか?」
「そうそう、勘が私に囁く時の名台詞として、春香や千早から聞いたのよ」
春香、千早。一刀の世界から舞い降りたアイドル、歌姫。三姉妹の先輩格。
張角の庇護下にいた彼女たちが呂布軍に加わってから、
桃香や雪蓮たちの救出にも一役買ったのは、また別の話。
珍しいものに眼が無い、元呉王は、フリーダムを体現する化身の様なもので。
聞きなれない言葉も、天女と呼ばれる彼女たちから仕入れたらしい。
「でねー。ほら、私や冥琳って、この世界じゃ道士に作られた仮初の身体なわけじゃない。
元の世界じゃ、確実に一回死んでるしね〜。
それを一時的かどうかわかんないけど、
一刀の生命力に溢れた気のおかげで、自立を保てているわけ」
至極真っ当な発言なのに、蓮華の危機感は募るばかりで。
「つまりね。私や冥琳の身体に流れる生命の力は、一刀そのもの」
「ほぇ・・・? 私は?」
「桃香は歪んでいた自分の気を修正してもらった、だから、少し違うかなー」
「雪蓮、何が言いたいのかは、大体判ったが・・・まぁ、続きを」
「うん。一刀を連れて行くのは、私と冥琳が相応しいってことよ♪
というか、それ以外あり得ないわねー」
満面の笑顔。
蓮華は頭を抱え、桃香は超展開に絶叫し、華琳の思考は思わず停止した。
説明 | ||
動画作成から逃げるように作成。 状況:三国志9英雄集結の呂布傘下に恋姫勢の一部が集合中。 ヒロイン勢は真・恋姫無双の各ルートエンディング後からやってきた。 一刀は、差はあるものの、それぞれ各世界からいなくなっている。 一刀だけ、各ルートの記憶持ち。 上記前提の話なのをご了承ください。 雪蓮が暴走したので、話が終わらなかった。 もう少し続くようです。雪蓮ぇ・・・。 話の流れとして、一刀に死んでもらうしかないか?(性的な意味で |
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コメント | ||
連れて行きかねないのが怖いところです・・・(通り(ry の七篠権兵衛) 連れてく・・・・・涅槃に?ww(2828) |
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