真・恋姫†無双〜変則四刀の御使い〜9話 |
この作品は作者の思いつきで構成されています。
作者は国語の評価で2を時々とってしまうほど文章が下手です。
なら書くなよって言わないで(泣
一刀君は結構なチートになる予定です。(恋と互角ぐらい)
そして理論も無茶苦茶です。
プロットなんかは存在しないので未来はまさしく未定。
この作品は一部のキャラの性格や『性別』が変更されているのでそれがだめな方はブラウザの『戻る』をクリックすることをお勧めします。
「そんな作品でもよんでやろう!!」とおっしゃる勇者さまだけ次に進んでください。
「大体の準備は終わったか。」
準備と言ってもやることは余り無いのでやったことと言えば精々武器の手入れ位のもので
それが終わった今手持ち無沙汰で部屋で待機している。
後、数時間すれば俺は人を殺さねばならない、おそらく、いやきっと俺はたくさんの人を殺す。
それなのに心の中はいつもより嘘のように静かだ。
俺は壊れているのだろうか・・・もとよりこの歳にしてここまで剣の道にのめりこんでいる俺はすでに壊れている
だから、人を斬るその行為自体も剣の道の延長にあるのだろう。
コンコン
そんなことを考えるとふと扉がノックされる。
この世界でノックするのは俺を除き唯一人。
「入るでぇ〜」
同級生にして親友である及川 祐、のみだ。
「返事くらい待てよ」
「ええヤン別にぃ〜見られて困るようなもんでもあるん?」
これから、戦にいくと言うのにまったく気にしていないような及川が羨ましく感じる。
「ねぇよ、どうしてお前は・・・はぁ・・・」
「どうしたん?」
「別になんでもないよ」
「さよかぁ〜、・・・なぁかずピー」
「なんだよ?」
また軽口を叩くのかと思って振り向くとそこには真剣な顔でこちらを見る及川がいた。
「怖い?」
ドクンッ
短く漏らしたその言葉を聴いて俺の体は固まった。
「・・・・なにを言ってるんだ?斬らなきゃこっちが殺される、
賊は敵なんだ、大切なものを守りたいなら斬らなきゃいけない」
震える声で言い聞かせるように俺は答えた。
「斬れるんか?そんなに震える手で?」
「斬れるか?じゃない、斬らなきゃいけないんだ」
「さよか・・・かずピーがやる言うんやったら止めんけど
つらくなったら、駄目になりそうやったら頼ってや?
自分は弱い、ここに居る誰よりも、自分にできること言うたら
親友の悩み聞くことぐらいなんやから」
いつもと変わらない調子で答え及川は背を向ける
「ありが・・・」
言いかけて及川がさえぎる。
「礼なんていらへんよ、嫌なこと全部かずピーに任せとんやからな」
「そっか」
「おう、自分はさっさと行っとくからかずピーも
そろそろ月ちゃんところ行った方がええで?」
「ああ、わかったよ」
返事をすると及川は後ろ手を振りながら部屋を出て行った。
「信じるものなんて見つからない、でも、一緒に戦ってくれる仲間の為に俺は斬るよ、爺ちゃん」
sied及川
準備といっても所謂お飾りの自分がやることなんてほとんどあるはずも無く
唯呆然と部屋で待機をしていた。
「はぁ、本当に三国時代なんやなぁ〜」
戦、まだ黄巾党では無いにしろ戦乱の兆候が見て取れた。
そんなはずは無い、あったとしても精々小さな賊くらいだと信じたくていろいろな情報を集めるうち
現代で言う所の『三国志』その物語を確固たる物にする情報が集まる。
認めたくなかった、自分の為に、彼の為に
自分の為に被害をこうむるのはいつも彼だった。
宿題を教えてもらうのはザラにあった、
彼は寝不足で授業中に居眠りをして叱られていた。
ひつこく付きまとってくる不良をどうにかしてもらったこともあった、
彼は頬をすりむいただけだといって笑っていたが左肩から包帯が見えていた。
いつも彼は誰かの為に自分を切り売りする、自分にはそれを止めるすべすらない。
「弱いなぁ、弱い・・・なんでこんなに弱いんやろなぁ〜」
こぼれたセリフは嗚咽となって更に吐き出される。
「うぅ・・・ひっく・・・なんで、かずピーが・・・・」
答えはわかっている、彼が強いから自分が弱いから。
だからせめて、彼の心の支えになれるように自分を鍛えようと思った。
いつか、彼が歩きつかれたときにそばで支えられるように。
「ぐす・・・かずピーん所行こ・・・」
薄っすら流れていた涙を拭いて一刀の部屋に足を進める。
今はまだ守られてる自分ができることは彼とできるだけいることなのだから。
side all
「もうすぐで、目的の村につく、気を引き締めていくぞ!!」
華雄が馬上で戦斧を掲げて告げる。
「「「うおぉぉぉ!!!」」」
華雄隊の者たちから声が上がる。
「そうか、もう戦場か・・・」
雄雄しく告げた華雄の隣に居た俺はその言葉を聞いて更に深く考え込む。
手が震える、足がすくむ、今にも馬をとめそうになる。
人を殺すのがたまらなく怖い。
でも、止まれない、止まれば多くの人たちが死ぬから・・・
ドンッ!!
不意に後ろから背を叩かれた。
「かずピー、大丈夫か?」
何が?とは聞かない、二人ともわかっているから
「ああ、大丈夫だ、やってやる」
震える心を押さえつけ、強がって答えた。
「さよか、じゃぁ自分は、そろそろ後ろに下がっとくわ
気ぃつけてな」
そういって直に及川は後ろのほうに下がって行った。
いつもと変わりなく接してくれる我が親友に心のうちで感謝を述べつつも俺は声を上げる。
「先ほど華雄将軍が言った様にあと少しで戦場だ、俺のことを良く知らない奴ばかりだとは思うがよろしく頼む、
お互いのことを良く知らないから唯一言だけ言わせてもらう、生きてくれ、皆が助けたいものがいるように皆に助かって欲しいと思うものたちもいるだろう
栄誉ある死よりも泥臭い未来を生きてくれ、終わりの無い夜が無いように何時か戦わなくても笑える明日が来ると思うから・・・長くなってしまったがそれでは行くぞ!!」
少し不安になりつつ空高く刀を掲げる。
「「「「・・・・うおぉぉぉ!!」」」」
少しの間、兵達は呆気にとられていたがすぐに華雄隊の時と変わらないくらいの歓声に思わず嬉しくなる。
そして、行軍の速度を上げた俺達が村に着くのはその少し後の話だった。
村について最初に目に入ったのは村の守備隊であろう兵達が村の周りに展開している光景だった。
そして、その中から一人が馬に乗って出てくる。
「軍事の引継ぎをしたい、大将はどなたか?」
頭からフードのようなものをすっぽりと被ったその人物は近くで見ると意外と小さく女性だと言うことがわかった。
「ああ、この軍の大将はこちらの華雄将軍だ」
軍の先頭に立っていた俺と華雄が前へと出る。
「そうでしたか・・・オレはこの村の守備隊の隊長をしている徐栄と言うものです
賊との戦いに我等も微力ながら協力いたします」
透き通るような鋭い声で目の前の少女は告げた。
(と言うか徐栄って曹操と孫堅を追い返したあの徐栄か?やっぱりこの世界は俺の知る歴史とはかなり違うのか?)
「ああ、私は華雄と言う、よろしく頼む・・・と言っても私は戦略などまったくわからんからそのあたりのことは後ろの北郷と及川に聞いてくれ」
「俺が北郷一刀だ、姓が北郷、名が一刀、字は無い」
「北郷・・・アナタが噂の天剣ですか?」
恥ずかしい呼び名がこんな所まで広がっているのかと少し恥ずかしい気分になりながら
「その呼び名はあんまり好きじゃないんだがな」
そう、答えた。
「すると、及川と言う人が天の御使い?」
「ああ、今は後ろの方にいるが直に顔は見れると思うよ」
「そうですか・・・こんなことをしている場合ではありません
後数刻ほどで賊軍がここに到着するとの知らせがありました
一刻も早く引継ぎを完了させて防衛の準備をしましょう」
「「ああ」」
賊軍が到着するのはそれからすぐのことだった。
あとがき(?)
はい、そんなこんなで第9話。
オリジナルな武将は徐栄さんと思いきやまだまだ彼女には隠された秘密がある予定。
次の話あたりでどうにか出せるかも、そして俺っ娘大好きです。
趣味丸出しですいません。
で、呼んでて皆さん気づいた方もいらっしゃるかも知れませんが
一刀君が変ww
某騎士王がヒロインのゲームを最近始めたんでそれの影響ですね。
まぁ、もともと強一刀自体原作と違うんでこのくらいは許容してくださるとウレシイデス。
一応設定とか固まってきたんでどうにか終わりまでの道筋が見えだしたです。
やっぱり一刀君はこのまま月の所に居座りそう。
確定は反董卓まで居ます。
それ以降はそのときになって考える!!
それじゃぁ今回はこの辺りで
次回は一刀君活躍の予定(かなり未定)
説明 | ||
第9話です。やっぱり遅い、温かい目でどうぞよろしくお願いします。 書き忘れがあったので修正 |
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総閲覧数 | 閲覧ユーザー | 支援 |
2008 | 1795 | 16 |
コメント | ||
華狼さん 感想ありがとうございます、そういっていただけると幸いです。文章の投稿に関してはメモ帳機能で書いた後に少し読み返して投稿してます。(煉獄跋扈) 多少違いがあっても、そこに「確たる理由があれば」かまわないかと。 あと文章の投稿はどうやってます?私は直接打ってて、平均五時間超程かかってます。文章ソフトとかで書いた文を投稿とかって出来るのでしょうか。(華狼) |
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