鬼女岩手
説明
みなさんご存知、「安達が原の鬼婆」です。 旅人をとって食うイメージが先行しますが、そうなる前の話が重要です。 奉公先の姫を難病から救うために、胎児の生き胆を与えるしかないと聞いた乳母の岩手は、姫を助けようと生き胆をもとめて旅にでます。 しかし、そんな残酷なことはとてもできず数年後(数年間だったか?)、安達が原に落ち着きます。 そんなある日、旅の妊婦とその夫が彼女の岩屋に一夜の宿を求めてきます。 そしてその夜、妊婦は産気づき、夫は医者を呼びに町へ戻りました。 これはチャンス、と、ついに岩手は妊婦の腹を切り開き、胎児をひきずりだすのですが、息絶える間際に、妊婦はこんな身重で旅をしていた理由をかたります。 「数年前に奉公先の姫を救うために旅に出た母をさがしている」 とね。 これが発狂して鬼婆になるまでのいきさつでございます! うろ覚えで申し訳ないけどorz どんなに理由が正当でも、そのための「行為」が間違いだったら誰も救われないってことなのかな〜。
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コメント
はっちゃけ太郎さん<そうなんですよね〜!「オニババァ!」て悪口でも使われるくらいメジャーな響きですけど、こんな物語があると知ったらむやみに悪口で使えないかもしれませんw(怪人ふくふく)
怪談や都市伝説やホラー映画の怪物はこういう悲しく無残ないきさつがあるとさらに味わい深くなりますね。恐ろしいけど憎みきれないというか。(はっちゃけ太郎)
thuleさん<イエイ!都市伝説!てかんじですねw終戦後の貧困状態ならあってもおかしくない、だけど事実ははっきりしないって所がミソでしょうねb(怪人ふくふく)
O(≧∇≦)O イエイ!!真偽は定かでないが終戦頃今の秋葉原付近で黒焼き屋(イモリの黒焼き等)があってそこでは闇で堕胎した胎児の黒焼きがあったという伝説があるんだ〜(thule)
YTAさん<返事が遅れてすみません!やっぱり地元が近いと必読図書になってたりするんですね!いいなあw児干ですか。これはメモメモ!昔の人は不治の病を治すために、そこまでしなければいけなかったんだと思うと、今の世に生まれて良かったなと思います。(怪人ふくふく)
この御方、地元が近い事もあって、小学校の夏休みの必読図書なんかにもありました。『安達ヶ原ふるさと村』と言うテーマパークにも、遊びに行った思い出が……。胎児の肝を食らうのは、児干と言って、本当に実在した禁忌の治療法なのだそうです。おっかないし、哀しいですね……。(YTA)
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