二人の御使い 天の御使い・偽りの御使い 2話
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この物語は、キャラクターの性格が多少違ったり

本来のお話から大分違っていたり

オリジナルキャラクターが出てきたり

チートキャラだったりしますが

それでも大丈夫と言って頂けるなら見てやって下さい

 

誤字脱字その他もろもろ如何せん素人なので不十分な所が目立つかもしれませんが

暖かい目で見守って頂けると嬉しいです

 

 

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この物語は二人の御使いの物語である

 

 

 

 

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私は本来ならば二日前に死んでいた…………筈だった

しかし今私が居るのは土の中ではなく天幕の中

 

私は袁術の命令で劉表を討てと言われ襄陽に進軍しました。しかし伏兵の罠によって兵の大半を失い私も腕に怪我を負いながらも戦ってはいましたが多数に無勢、地の利も無く霧が出ていては全くと言っていいほど勝ち目などは有りませんでした。

 

しかし私は生きている、兵も20人程だが生き延びる事ができた。なぜなら……

 

 

「怪我は痛むか?」

 

 

入り口に立っている男、『輝流蒼真』に助けられたから

 

 

 

 

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孫堅

 

 

 

 

 

 

孫堅「中に居るのが女性なのに何も言わずに入ってくるのですか?」

 

蒼真「それは失礼、見られては不味い事でもしていたか?」

 

悪びれずに椅子に腰掛ける男、前に羽織っていた外装は着てなかったが足の先から頭の先まで真黒の服を着ていた

 

孫堅「本当に悪いと思っている訳?……何もしていませんが」

 

蒼真「何もしていないならさして問題あるまい」

 

無表情で私を見てくる、感情が無いのかと錯覚してしまう目をしている

取り敢えずこの男の目的を聞き出さなければ行動が取れない、兵の様子も気になりますが

 

孫堅「私の兵は無事ですか?」

 

蒼真「数名ほど危険な状態だったが、取り敢えずは全員無事だ。……私達が敵を殲滅した時に生きていた兵に限るがな」

 

孫堅「っつ!」

 

この男は私を挑発しているのでしょうか?確かに私がもっと早く伏兵に気付いていたらこんな事には成らなかったかもしれませんが…

 

蒼真「……すまなかったな」ボソ

 

孫堅「え?」

 

下を向いていて良く聞こえなかったが今なんて?

『すまなかった』この男がそう言ったのか?

 

蒼真「そんな事はどうでもいい、君の兵が少しでも動けるように成ったら此処から移動するぞ」

 

……やはり気のせいのようです、この男が言うようには思えません

 

孫堅「私は如何したら良いんですか?」

 

私は兵を助けて貰う代わりにこの男に仕えると言ってしまいました

 

蒼真「残念ながらまだこれと言ってやって貰う事は特には無い」

 

孫堅「なら一度帰らせてもらってもいいかしら?袁術ちゃんに謝らないといけないし、娘にも会っておきたいのだけど」

 

簡単には逃げれないと思うが私をどう扱うつもりなんでしょう

 

蒼真「可笑しな事を言うな」

 

孫堅「やはり駄目ですか…」

 

やはり警戒されているのでしょうか、そもそもそんな事が許されるわけ有りませんか

 

蒼真「それはそうだろ」

 

孫堅「……心を読まないで下さい」

 

蒼真「気のせいだ、そう言えば早くも劉表が面白い事を仕出かしたぞ?」

 

劉表、余りいい噂を聞きませんね、たしか決断力に欠けると聞いたことがありますが

 

蒼真「なかなか面白い人物だな、なにせ君の死体を確認していないのに『孫堅は黄祖と相打ちした』とな」

 

孫堅「なっ!?」

 

そんな馬鹿な!?遺体も無い状態で私が死んだですって!?と言いますか黄祖って誰ですか!?

 

蒼真「恐らくは袁術に牽制的なことをしておきたかったのだろう……黄祖は伏兵を指揮していた人物だ」

 

孫堅「そんな!?と言うかまた心を読まないで下さい!」

 

蒼真「因みに黄祖と黄祖の部隊は私達が始末した」

 

孫堅「……あ、貴方の目的は一体」

 

この男は私が考えている以上に曲者なのかもしれません

 

蒼真「さあな、その内分かる時が来るんじゃないか?」

 

孫堅「それが仕える者に対する言葉ですか」

 

蒼真「無理やり仕えている様な奴に教えるつもりなどないな」

 

私は何も言えなくなってしまった

 

孫堅「それでも少しくらいは教えてくれt「蒼真様」…」

 

男に気を取られていて気付かなかったが入り口に一人の少女が立っていた

 

?「蒼真様、食事の準備が出来ました」

 

背丈は余り大きくないですね、小蓮と同じ年頃でしょうか?

 

蒼真「ああ、わかった…孫堅、持ってくるのがめんどくさいから勝手に自分の兵と食べてくれ」

 

孫堅「その瞬間に逃げるかも知れませんよ?」

 

私がそう言うと入り口の少女が僅かに反応した、と言うか睨まれてしまいました

 

?「……………」

 

蒼真「『薺』そう睨むな」

 

そう言いながら『薺』と言われた少女に近づき頭を撫でてあげている

 

薺「……申し訳ありません」

 

蒼真「一様は仲良くしてあげてくれ」

 

あれ?仲良くしてもらうのは私なのでしょうか、どう考えても私の方が年上なのに?………今何故かとてつもなく切なくなったんですけど………

 

蒼真「まあ困った事が有ったら薺にでも聞いてくれ」

 

そう言うと男は出口に向って歩いていき出口で立ち止まり

 

蒼真「そうそう、次からは入るときは声を掛けるようにしよう」

 

孫堅「っな!?」

 

そう言って男は天幕から出て行った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

薺「………」

 

孫堅「えぇっと………」

 

少女の視線が凄く痛いんですけど、明らかに入って来たときより機嫌が悪そうなんですが……

 

孫堅「えぇっと………」

 

椿「………」

 

空気が重すぎますよ…

 

孫堅「その……「『高順』」っえ?」

 

薺「『高順』…私の名前」

 

孫堅「あぁぁ『高順』ちゃんね、よろしく。私の名前h「知ってる」……そうですか」

 

薺「外で貴女の兵も食事してる」

 

孫堅「ぇぇありがとう」

 

薺「……………」

 

高順ちゃんはそう言うとスタスタと天幕の外に出て行ってしまいました

 

孫堅「…………なんか疲れました」

 

あの男より高順ちゃんとの会話が一番疲れました……

私これからやって行けるのでしょうか…………

 

 

 

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蒼真

 

 

 

 

 

孫堅を助けて15日が過ぎ、孫堅も大分回復し彼女の兵も動かしても大丈夫なほどには回復した

 

蒼真「と言う事で明日には移動する」

 

孫堅「何が如何いうことでしょうか?」

 

蒼真「薺皆に報告しておいてくれ」

 

薺「分かりました、明朝には動けるようにする様言っておきます」

 

孫堅「私は無視ですか……」

 

孫堅がうな垂れているが……まぁいいか

 

蒼真「孫堅、君も自分の兵に報告しておけ」

 

孫堅「分かりました、しかしまだ歩くのが辛いと言う兵もいると思うのですが…」

 

蒼真「馬にでも乗せておけば良いだろ、何頭か馬は用意してきた」

 

これ以上一箇所に留まる事はしたくない、なにより時間が惜しい

 

孫堅「しかし何所に向かうというのですか?」

 

蒼真「着いたら分かる」

 

孫堅「教えてくれてもいいではないですか」

 

孫堅が僅かながら殺気を放ちはじめた、別になんとも思わないが薺が刀に手を掛けているので普通に対応しておこう

 

蒼真「そうだな、君が私の事を名前で呼ぶようになったら説明しよう」

 

孫堅「そうですか、では私も名前で呼んでいただけたら貴方を名前で呼ぶようにしましょう」

 

蒼真「私は普通に呼んでいると思うが……」

 

孫堅「………」

 

また俯いた……変わった奴だ、だが薺も刀から手を外したか

 

蒼真「まあそう言うわけだ、二人とも兵に言っておいてくれ」

 

そう言って私は席を立った

 

薺「どちらに?」

 

蒼真「なに明日から長旅だから水浴びでもしてくる」

 

孫堅「護衛も付けずにですか?」

 

蒼真「何の問題も有るまい、武器なら持ち歩いているさ。それともなにか?護衛でもしてくれるのか?」

 

薺「そっそれなら私が」

 

蒼真「気持ちは嬉しいが、逆に落ち着か無くなりそうだ」

 

私は露出狂ではないからな

 

蒼真「じゃ、後は任せた」

 

そう言って私は森の中に入って行った

 

 

 

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薺「はぁ……」

 

孫堅「ねぇ、前から気になっていたんだけど。高順ちゃんてもしかして……」

 

薺「……………自分の兵ぐらい報告よろしく」

 

そう言ってスタスタ歩いていく薺

 

孫堅「……私、高順ちゃんに嫌われるようなことしたかしら」

 

がっくりとうな垂れる孫堅

 

 

 

薺「はぁ……」

 

ため息が止まらない高順

 

 

 

蒼真「…………」

 

そんな事も知らずに森の中を歩いていく蒼真

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、こうしている間にも運命の歯車はひっそりと、しかし確実に回り始めている

 

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おはようございます、こんにちは、こんばんは。

どうもSinです

 

 

いかがでしたでしょうか?

今回で『孫堅』がどういった感じの設定かご理解いただけましたでしょうか?

え、分からなかったですかね?スミマセン後日改めてちゃんとした設定を書かせて頂きます。別にいらないって?

 

 

そして今回からまた一人オリジナルで登場しました『高順』

いや〜この子の設定も今回で理解して……ないって?

デスヨネスミマセン

 

 

 

この後も何人かオリジナルが登場しますので、ある程度出てきたらきちんと書かせて頂きたいと思っております

 

 

 

 

 

 

仕事終わりに勢いがないと掛けないので、つたない文章に成ってしまっていますが。コメント、感想、指摘は喜んで。誹謗中傷は作者がいじけてしまうので、どうか勘弁してやってください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰も読まない予告を

『次回ついに奴が現れる!!……………多分』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この夏にはプロジェクターを買って大画面で恋姫やってやるwww

 

 

 

 

説明
勢いで書いてしまったのでイマイチかも知れませんが宜しければ読んでやってください
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コメント
黒山羊様、す、すみません私が書ける絵は棒人間だけなんです、絵心無いんですwww知り合いに頼んで描いて貰います((((;゚Д゚))))))) プロジェクターの感想報告致しますwww(`_´)ゞ(sin)
更新お疲れ様です。プロジェクターで恋姫。羨ましいですねww。オリキャラの高順と孫堅の姿が気になるので設定資料に服装を書いていただけると嬉しいです。(聖槍雛里騎士団黒円卓・黒山羊)
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恋姫 真・恋姫無双 オリキャラ 恋姫†無双 孫堅 

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