真・恋姫†無双〜仮面ライダーを受け継ぎし者〜董卓編 第五話
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 この作品はsion様の真・恋姫†無双魏√EDアナザー 外史の統一者を参考とし構成されています。

 

 ところどころ同じ文章や似た文章が出ると思いますが、許可は取ってありますのでご安心ください。

 

 ですが私ことアキエルは今まで小説を書いたことが無く勢いだけで書いてしまった作品です。

 

 まだまだ未熟で作品は駄文だらけなので、暇つぶし程度に呼んでくださったら幸いです。 

 

 でわ、未熟な作品で恐縮ですが、お楽しみください

 

 

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 EPISODE05:新たなる力。その命天に還しなさい!

 

 星が俺達の仲間になってから一週間がたった頃

 軍議室では重たい空気が流れていた

 

 「もう!討っても討っても盗賊の数が減らないじゃない!しかも次は3万ですって!?」

 

 詠は机をバンッと叩いて怒りをあらわにする

 

 「まぁそうやねぇ……一刀が使えるようになったちゅうても結局ウチと華雄のどちらかについていく形やから結局二人で交代に出ずっぱりやしね。まぁそのぶん一刀の隊はもっと大変やと思うけど、なんせ毎回うち等についてきてるからなぁ」

 「それは良い経験になっているからね、俺の部隊は基本的に経験不足だからそれを補うために今場数を踏むのは悪いことじゃないと思うし、それと今の賊のことについてなんだけど一個思い当たることがあるんだけどいいかな?」

 「なに?くだらないことならひっぱたくわよ?」

 「賊は皆黄色い布を身に付けている。こいつらは黄巾党と名乗っている、そしてこれの首謀者は張角というのを筆頭に張宝、張梁の3人…そして、この事態はそろそろ朝廷を動かすと思う。だから実質この賊騒動はあと少し続くわけだけど…俺が話せるのはこんなものかな?」

 

 この一刀の話を聞いて沈黙が場を支配した、それを破ったのは。

 

 「つまりこの騒動はあと少しで終わるから私達はそのあと少しを上手く捌けばいいということ?それともその3人のうち誰かを殺すか捕らえればいいということ?」

 「ああ」

 

 詠が軍師としての顔になって

 何かを決めるように

 

 「そう…霞、華雄!貴方達の部隊は今どれくらい動ける!」

 

 希代の名軍師の一人、賈?として

 

 「ウチの部隊は騎兵2000歩兵3000の5000やな」

 「私のほうは歩兵で5000、騎兵は500で5500だ」

 

 采配を振るいその結果を頭で思い浮かべる

 

 「一刀!あんたの部隊は?」

 「ん、ここ最近襲われた邑からも人が来てくれたり黄巾の残党が降伏してきたりで人数は増えたけど……まともに戦場に出ることが出来るのは歩兵3000だね。あと1000人くらいはまだ訓練段階かな。」

 「そう、合計の此方の戦力は13500ね……今回のあいつ等の数は約3万、此方は約1万3千。数は倍以上の差があるけれど兵の練度などは比べるまでもなく私達が上。何とかならないわけじゃないわ。今回あいつらがいる場所は長安へと続く道を押さえる要所でもあるし、平原での戦いは避けられないと思うのだけれど……今回はちょっと陣形とかを工夫しないといけなくなりそうね……悪いけれど貴方の部隊に少し無茶をしてもらうわ」

 「ん?なにをすればいいんだ?」 

 

 一刀の部隊はまだ攻撃力という点では霞達の部隊に遠く及ばない、しかし

 

 「言うのは簡単なのだけれどね…貴方の隊に3万の敵軍を正面から受けきって欲しいの、実際3万全てが来るわけではないでしょうから半分と考えて15000よ、出来る?」

 

 訓練の相手はほぼ毎回霞や華雄の精兵なのである、必然的に

 

 「…まぁ守りの戦いなら俺の隊だろうな、流石に1万5千を受けれるかはやってみなくちゃ分らないが、それで?華雄と霞の部隊はどう動くんだ?」

 「華雄隊は北郷隊の後方から左翼へと抜けて横合いから突撃を、霞隊は…ここに小さいけれど丘があるわ、そこで伏兵のように黄巾が突撃してきたら右翼から突撃をして欲しいの、挟撃はもっとも相手の戦力と士気を削げる形の一つだからこれならなんとかいけると思う、それから星には北郷隊の副官となってもらうわ、一刀を助けてあげて」

 「御意!」

 

 こうして星は一刀の部隊へと配属されることになり、作戦事態もこれで問題はないということで一致、一刀達は天水をその日のうちに出発し、3日の内に黄巾党3万の兵がいるという天水〜長安間の道へとたどり着いた。

 

 「…確かに人数は多いけれど、なんか変じゃないか?あいつら」

 

 この一刀の意見には回りも概ね同意を示し

 

 「あの人数だからね、糧食とかもままならないんじゃないのかしら?」

 

 詠はこう結論付けてたのだった。

 

 「霞!配置について、一刀、華雄、陣形を組んで!特に一刀!今回の戦いの肝は貴方なんだってことを忘れないようにね!…さぁ!あの野良犬たちを叩き潰してあげなさい!」

 「「「「応!!!」」」」

 

 こうして俺たち4人は其々の位置にいこうとした時

 

 「一刀!」

 

  詠に声を掛けられとめられた

 

 「…いい?絶対に生きて帰ってきなさい!無茶なんかして月を泣かしたら怒るんだからね!」

 

 そう一刀の耳元で囁いた

 ……何この可愛い生き物

 

 

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 そんな一幕もありつつ、一刀は星とともに陣形を整え

 

 「俺の世界で有名な趙子龍の武。期待しているよ星」

 「えぇ、ご期待にこたえてごらんに見せましょう。主」

 

 二人は笑みを称えて会話をする、これを見ていた兵の肩の力が抜けていく

 

 「さて…北郷隊の皆!これから俺達はあの大群を全て受け止めることになる!正直アレだけの人数だ!みなも恐怖していることだろう!だが…あの中には我等が張遼や華雄・そして新たに陣営に加わった趙雲などの勇将などいない!君達のように訓練を耐え抜いた優秀な兵すらいない!そして謀略をめぐらす賈?のような軍師も…ましてや天の加護を与えている俺だっていないんだ!」

 

 ここで一つ区切る、今の発言に兵の中でいい笑いが起こる

 

 「…ならば大群といえど恐れるに足らず!さぁ皆、今日は華雄と張遼の部隊に花を持たせよう!今回の戦いで下がるなとはいわない!下がらなければ死ぬ場合ならば下がれ!しかし逃げることは許さない!…下がった味方は隣の味方が助けるけれど…逃げたものは助けられないからだ!皆、日頃世話になっている両武将のために…そして自分のために声を上げよ!敵から守れ!今回の俺達は盾なのだから!…全軍構え!我らの誇りにかけて敵にここは通れぬことを教えてやろう!」

 

 一瞬の静寂の後に

 

 『オオオオオオオオォォォォォ』

 

 怒号が降りた。士気は十分、練度も前の比ではないならば捌ける…そう一刀は確信したが

 黄巾の3万は詠の予想と反して…その全軍をもって突撃をしかけてきたのだった。

 

 「な!?」

 

 それを見たとき一刀をはじめとして星、詠は驚愕の声をあげていた。

 予想では出てきても半数だと思った敵が全軍で出てきたのである。

 

 「伝令!詠に報告!敵は全軍での突撃を選んだ!北郷隊はこの全軍での突撃を捌き、もとからの作戦通りに動く!…3万という数に踊らされるな!数は膨れても敵と此方が接するのは多くて二千まで!折角全軍が出てきたんだ、左翼と右翼の両武将を合わせ囲い込もう!と…いけ!」

 

 その言葉を記憶した伝令が詠のいる本陣へと走る。

 あわただしい喧騒を切り裂くように一刀は叫ぶ

 

 「北郷隊の皆よ!敵ははじめに予想したものより多くが出てきた!まるで猪の様にだ!だが恐れるな!俺は一歩たりとも敵から逃げず戦うだからすまない!ここを抜かせるわけにはいかないから…みんなの命俺に預けてくれ!…一兵でも多く生き残り、敵の足を完全に止めてやろう!張済隊!」

 「はっ!!」

 「いつも通り相手の突撃の威力を削ぐぞ!今日は多いからな斉射も精度より数だ!前衛、護衛に分かれて前衛3射の後衛5射!距離をあわせることを考えろ!」

 「了解!」

 「張済隊構え!」

 

 その声に呼応するかのように張済隊は弓を構え矢を番える。

 一瞬の静寂のあと、息をはく音だけが兵たちの耳朶を打つ、隊長の声を逃さぬように

 

 「第一射…射て!!!!」

 

 その声を合図に一斉に放たれ

 

 「当たったかどうか何て構うな!第二射構え!敵がくるぞ!」

 

 その声に兵たちは次の矢を番える

 

 「第二射…射て!!!!」

 

 第二射が放たれる、同じように三射とここまで前衛と後衛が放ち

 

 「牛輔隊、李?隊は大盾の用意!抜かせるな、そこを退いていい理由が今どこにもない!」

 「「応!!」」

 

 地面に置かれていた重厚な盾を構えた。下に突起がついており地面にスパイクのように突き刺さるものである、当然盾の正面部分にも鋭い突起がついている。2000枚の盾の壁が完成されていく、その様を黄巾党は…振り来る矢と自らが出す砂塵でよく確認することが出来ない。そして確認できる最前衛も…後衛が走り来るゆえ止まることができない。

 

 「後衛、第四射構え!前衛の負担を減らしてやれ!…射て!!!」

 

 第4射を射ったところで敵の先陣が近づく…

 

 「後衛、第五射は無しだ!長槍を構えろ!郭隊は大盾隊の上から来る攻撃を防げ!」

 『ハッ!』

 

 こうして放たれた総数約1万の矢は敵の勢いと数を確実に削っていた。

 

 「いいか皆!俺達の眼前の大地は敵にとってはこれ以上無い死地だ!今的の数も減らせた!ならば俺たちの役目はこの死地を死地たらしめることだ!ここより先!我等の後方には敵に譲る道は一切無いものと思え!」

 

 オオオオオォォォという怒号はどちらのものか…黄巾の先陣とを北郷隊の盾は正面から衝突をし…黄巾党の足は一瞬だが完全に止まり、先陣は後続に押しつぶされるように圧殺されていく。その突撃を受ける北郷隊もまた後ろに少しずつ押し込まれていく。

 

 正面の勢いが止まり溢れるように兵が左右へと分かれていくが

 

 「華雄隊!北郷隊に借りを作るな!私達の武によって敵を絶望の淵へとたたき返せ!…全軍!私の背を追え!突撃!」

 

 右に溢れた黄巾軍は左翼から飛び出した華雄隊と正面からぶつかり、先頭を行く華雄を筆頭とした騎馬によって狩り殺されて行く、その討ち漏らしたものを後続の歩兵が完全に抑えていった。

 

 

 一方董卓側右翼に溢れてきた敵に対しては 

 

 「星!歩兵500を預ける!右翼に溢れてきた敵を食い止めてくれ!」

 

 「御意!」

 

 そんな会話をした星と北郷隊後衛1000の内半分の500によって拮抗常態に持っていかれ。その様を見て突撃を掛けた詠が指揮を取る歩兵2000の本陣の増援を受け、右翼側も着実に押し込まれていった。

 さらにそこから黄巾党の後方左翼側から霞率いる騎馬2000と歩兵2000の部隊が突撃を掛けることによって、黄巾の者達は完全に混乱状態に陥っていった。真っ先に先端を開いた北郷隊は消耗激しく、士気だけで持ちこたえている、後方で迎撃をしていた兵が半分に減ることで前衛の盾を持っている者たちの負担が増えてきているのである。その負担で士気も着実に削られていく。

 

 「(このままじゃ崩されるな…)」

 

 そう思った一刀の行動は唯一つだけ。

 

 「牛輔、李?、郭、張済、此処は任せる!変身!」

 「隊長どちらへ!?」  

 

 その問いに答えることもなく一刀はドラゴンフォームに変身し前線に飛び込んでいってしまった

 

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 賊が溢れる中に飛び込んだ俺はドラゴンロッドで次々と黄巾党の意識を次々と刈り取って行き盗賊たちの目をひいていく

 

「ふぅ……これで牛輔達の負担を減らせるかな?」

 

 そんな事を呟いた時だった

 ゾクッ!

 

 「!!」

 

 また首筋に悪寒を感じ後ろを振り向くと大きな斧がこちらに向かって飛んできていた

 

 「っ……!」

 

 キィィン

 その斧をドラゴンロッドで弾き返すと斧はある男の手に戻る

 

 「お前は?」

 「我名は黄邵!やはり来たな仮面ライダー!今度こそその命貰い受ける!」

 「悪いけどお前にやれるものは何一つ無い。超変身」

 

 一刀はタイタンフォームになり落ちいた剣を拾いタイタンソードにし構えた

 

 「ほざけ小僧!死ねぇい!」

 

 そういうと黄邵の斧とも大剣とも見て取れる武器が横薙ぎに振るわれる

 その一撃をギリギリ後ろに飛びかわし

 

 「俺の一撃を受け止められると思うな!」

 

 そう叫ぶとまた横薙ぎに一閃、それを今度も何とか一刀はかわす。その返し際に

 

 「はぁ!」

 

 相手の顔面めがけソードを振るい

 

 「フン!」

 

 それを斧で受け止められ力で返される。

 

 「くっ…なんて奴だ俺の攻撃をあしらう様に返すなんて」

 「フハハハハ……その程度か仮面ライダー!よくも一騎打ちをする気になったものだな後悔する間もなく逝けぇい!」

 

 大上段からの両手で持った大剣を振り下ろした。威力や破壊力がタイタンフォームの上を行き速度や早さがドラゴンフォームの上を行く斬撃が振ってくる

 

 「避けきれない!」

 

 一刀はその一撃を両手で持ったソードで大斧を受け止めたが

 

 「オラァーーー!!!」

 「っ……!?」

 

 一刀は相手の斬撃を受け止めたが、その衝撃を殺せずに居た黄巾党を30人くらいを巻きながら吹き飛ぶ

 

 「……お前一体何者だ」

 「はっ!テメェわからねぇのかよ?それで本当に仮面ライダーなのか?」

 「なに?」

 「わからねぇなら教えてやるぜ」

 

 ニヤリと笑った黄邵の顎にステンドグラスの模様が浮かび上がりファンガイアに変身し斧は剣に変わった

 

 「ファンガイア!?」

 「死んでもらうぞ!」

 

 黄邵が剣を高く上げ振り落とそうとした時

 

 「一刀殿!!」

 「ちぃ!?」

 

 黄巾党の壁を突破して星が駆けつけ黄邵に不意の一撃を与えると黄邵はバランスを崩して倒れた

 

 「一刀殿、大丈夫ですか!?」

 「あぁ何とかね」

 「で、あの化け物は一体なんですか?」

 「アレはファンガイア、仮面ライダーキバの敵だ」

 「クウガの敵とは違うのですか?」

 「違う、星は逃げろ奴は今の俺以上の強さを持っている」

 「フフ……嫌ですな。やっと使えるべき主見つけたのに、その主を置いて逃げるなどこの趙子龍一生の恥!私は一刀殿に一生付いて行きますぞ?」

 

 星の目は何を言っても引かぬと言う目をしていた

 俺はその目にため息をつき

 

 「そうか、だったら地獄まで付いて来て貰おう!」

 「もとより承知!!」 

 

 「超変身!!」

 

 一刀はドラゴンフォームになり槍をドラゴンロッドにした

 

 「星、君は奴の左から行け!俺は右だ!」

 「了解!!」

 

 一刀達は左右に分かる

 

 「はぁっ!」

 「北郷流槍術・奥義『青龍一閃突き』!」

 

 星は突きを一刀は青龍一閃突きを放つが星の龍牙は掴まれドラゴンロッドは体で受け止められた受け止められた

 

 「なぜ効かない!?」

 「わははは、そんなものか!オラァ!」

 「くっ!」

 「ぐはっ!」

 

 一刀は大剣で斬られプロテクターに火花と共に亀裂が入り星は龍牙の穂先を握り潰され蹴り飛ばされた。一刀はダメージより変身が解け星は鎧を着けていない状態でファンガイアの攻撃をモロに食らったため頭と口から血を流している

 

 「大丈夫か星!?」

 「何の……これしき。ゴホッ!」

 

 星は正直立って居るのが辛そうだった

 

 「(くそ!今のクウガじゃ奴には勝てない。かといって逃げ切れる保証も無い如何すればいいんだ!!)」

 

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 一刀は不甲斐ない自分に腹を立て目を瞑りギュッと握り拳を作っていた。

 

 「もう諦めろ、てめぇらじゃ俺には勝てねぇよ」

 

 黄邵は剣を持ち此方にゆっくりと近づいてくる

 

 「くッ……本当に俺には何も出来ないのか……!」

 

 と嘆いていると握っていた拳に違和感があった

 

 「……何だ?コ、コレは!!」

 

 そこには仮面ライダーイクサに変身する道具イクサナックルが握られていた

 

 「何で急に……?だが、これで勝機は見えた!!」

 「星お前は離れてろ」

 

 「嫌です!私は一刀を置いて逃げ無いと言ったでわありませんか!!」

 「大丈夫だ俺は負けない!…だから星は安心して見ていろ」

 

 一刀がイクサナックルを構えるとベルトにイクサの文章が刻まれ輝きだすとイクサベルトに変化した

 そして一刀はイクサナックルを自分の手のひらに当てると

 

 <レ・ディ・ー>

 「変身!!」

 <フィ・ス・ト・オ・ン>

 

 ナックルを填(は)めると電子音声と共に金色のイクサのアーマーが一刀の目の前に現れ一刀と重なり仮面ライダーイクサに変身した

 

 「はっ!たかが姿が変わっただけで俺に勝てると思うなよ」

 

 黄邵は剣を振り下ろす

 が一刀はそれを小手で防ぎ

 

 「北郷流体術、白刃返し!」

 

 防いだ剣をそのまま押し戻し相手の顔面に当てる 

 

 「がっ……!」

 「仲間を…星を傷つけた罪は重い!その命、天に還せ!!」

 

 そう言った直後、顔のシールドが開くと衝撃波を発する

 

 「ぐあぁぁぁぁ!!」

 

 その衝撃波の強さに黄邵は吹き飛ぶがすぐに立ち上がり、銃を取り出し撃ってくる

 一刀は大したダメージも無くイクサカリバーを取り出しガンモードにし黄邵に発砲した

 「はぁ!」

 「ぐはぁ!」

 

 モロに食らった黄邵は1〜2mほど飛ばされた。その隙にイクサカリバーのマガジン部分を押し込みカリバーモードにした俺は起き上がって来た黄邵に左袈裟懸けと右袈裟懸けにカリバーを振りおろす

 

 「っ!はぁ……はぁ……て、てめぇ急に強くなりやがって!」

 

 黄邵はさっきのダメージを耐え大剣を振り下ろしてくるが一刀は軽く受け流し更に斬撃を放った

 

 「ぐあぁぁぁ!!!!!」

 

 黄邵がダメージにより倒れ動けなくなっているうちにイクサベルトにカリバーフエッスルを入れナックルを押し込むと

 

 <イ・ク・サ・カ・リ・バ・ー・ラ・イ・ズ・アッ・プ >

 

 と電子音と共にイクサカリバーに右腕を通して流れ込みイクサカリバーが光輝く

 

 「はあぁぁぁぁぁ!流星斬!」

 

 俺は輝いたカリバーを構え黄邵に向かって剣を振り下ろす

 その剣は流星のごとく軌跡を描く

 

 「ぎゃあぁぁぁぁ!!」

 

 ドオオォォォォォォォォン

 

 断末魔と共に黄邵の体は結晶化した後、爆発した

 黄邵の爆発で一瞬の静寂が広がった

 どちらの軍も一度その手を止めて、そこに響いたのは遠方の怒声と剣戟そして、北郷一刀の息遣いだけ

 長いようで本当は数瞬のその時間は

 

 「敵将黄邵!董卓軍の天の御使い、北郷一刀が討ち取った!」

 

 その叫びで破られた。かたや歓喜による怒号で、かたや驚愕による怒号で。

 

 「一刀!はよ乗り!」

 

 そこに駆けつけたは霞は驚いた。

 星が頭や口から血を流し服も所々ボロボロの姿を見たせいだ 

 

 「霞!俺はいい!…まず星を戦線から離脱させてくれ」

 

 敵と味方入り混じる戦場の最前線から星を霞の馬の後ろに乗せて

 

 「北郷隊の精兵どもよ!あんた等の隊長は目の前で勇気とその武を見せよった!敵を討つならば今や!しかし北郷隊は攻める部隊やない通さぬ部隊や!ならばその役目を我等が隊長に見せてみぃ!!」

 

 この一騎打ちと激で北郷隊は完全に持ち直した、士気の高さは肉体の疲労を一時忘れさせるのに十分なものであったのだ。

 その頃華雄は左翼から騎馬を持って討ちいり黄巾軍の右翼を完全に蹂躙していく。

 

 「何だこいつ等は!歯ごたえも何も無い弱卒ばかりではないか!…私はこの勢いのままに敵軍中央部まで切り込む!全軍への命令は一つだ!私の後を追い、敵を倒せ!貴様等は曲がりなりにも私の与えた訓練に耐えた精兵共だ!ならばいける!いくぞ…全軍突撃!愚かな黄巾の奴等に武の違いを教えてやれ!」

 

 そう言って突撃しようとしたところに伝令兵が駆け寄る

 

 「華雄様!北郷様、賈?様両名より伝言です!」

 「なんだ!私の部隊は今から突撃を」

 「お聞きください!…敵は全軍での突撃を選んだ、あえて敵の中枢まで入らずとも外から囲い込むようにして封殺していけばいい、くれぐれも敵の中枢へと討ち入らないように、左翼の主導権を完全に掌握しておいて欲しい!とのことです」

 「…二人がいうのなら従おう。全軍に告ぐ!我等はこのまま左翼で敵を蹂躙し続ける!張り合いの無い場になるが油断せず、一兵も通すことのないように!」

 『応!』

 

 同時刻、後方右翼の張遼隊にも殆ど同じ内容を伝令が伝え張遼隊も右翼を蹂躙し主導権を握ったまま待機という形を取った。そして

 

 「詠!そろそろ頃合じゃないか?それと俺の部隊の前衛では正面はもう無理そうだ!其方の本陣との入れ替わりを頼む」

 

 星を霞に送り出した後自力で戻ってきた一刀が詠に言った

 

 「わかったわ、部隊を左右両方に分かけて、一気に敵を包囲するわよ!銅鑼を合図として鳴らしなさい、あの二人ならそれと此方の動きだけでしっかりと対応してくれるわ」

 

 そして銅鑼の音が鳴り響いて左翼前方を趙雲指揮する北郷隊、同じく右翼を北郷隊本体、正面を詠が指揮する本体、左翼後方を華雄隊、右翼後方を張遼隊と完全に包囲する形を整えたのである。そして包囲された黄巾軍は中央部をはじめ内部で争いを起こし勝手に自滅していくものと、包囲された端からじわじわと削り殺されていくもの達だけだった。

 

 「あらかた終わったわね。……平気一刀?星が怪我して治療中って言うじゃない?」

 

 詠は心配そうに俺の顔を覗き込み

 

 「ん、大丈夫だよ詠。星が傷付いた俺のせいだけど…俺が弱気な顔をしてたら星や死んでいった仲間に笑われる」

 

 そう言って笑むのだが

 

 「強がらなくていいわよ…その今回は僕の読みも外れて一刀達には結構無理させちゃったし…一刀の部隊の人たちが僕達の中では一番被害が多いから、一刀はやっぱりそういうこと気にしちゃうんだろうなって思って」

 

 その笑みに苦痛を感じてそう問いただす

 

 「…平気って言ったらうそになっちゃうけれどね、うん、まぁなんというか。これからのことを考えたりして…さ」

 「これから?」

 「そう、詳しくは後で話すけど…これからもっと大変になるよ、きっと」

 

 そう悲しそうにけれど真剣な顔で答えた一刀の顔に少しだけ見惚れた気がしなくもないが

 

 「わかったわ、何か合ったらちゃんといいなさいよ?僕はまだちょっとやることがあるからこれで行くね。」

 

 そう告げて詠は後始末へと向かっていった

 1人残った一刀はこの戦いで散って行った仲間や戦友、果ては賊にも手を合わせ壮絶な戦いは終わって行った

 

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 後書き&設定紹介

 

 どうだったてしょうか?EPISODE05楽しんでいただけましたか?

 やっと大好きなイクサを登場させることが出来ました^^

 イクサは結構気に入ってまして、出したくて出してくてウズウズしていました(笑)

 

 [設定紹介]

 

 仮面ライダーイクサ

 「素晴らしき青空の会」が開発した、対ファンガイア用パワードスーツを装着した戦士。モチーフは聖職者の法衣

 基本カラーは白。

 適合者がベルト型ツール・イクサベルトにイクサナックルを装着(フィストオン)することで変身が完了する。

 IXAの名は、「Intercept X Attacker(未知なる驚異=ファンガイアに対する迎撃戦士)」の略称。

 

 イクサナックル

 イクサシステム装着者をイクサに変身させる起動キーで、非人型小型ロボットでもある電磁ナックルウェポン。22年間を通じてバージョンアップが行われている。

 装着者が掌(または足)といった体の一部に当て、ナックル本体が装着者を解析し、イクサのスーツに適合すると判断すれば「レ・ディ・ー」という電子コールが流れ、イクサベルトに装着することで「フィ・ス・ト・オ・ン」の電子コールと共に装着者をイクサへと変身させる。

 戦闘時には右手に装着することで、打ち込んだ相手に強い電圧を流入させる武器ともなる。

 また変身の有無を問わず、強力な電磁ショックを発生させて目標のファンガイアにダメージを与えたり、電子機器を使用不能にしたりする事も可能。

 

イクサカリバー

 イクサ専用の武器。

 通常時は銃型のガンモードであり、ガンモードのマガジン部をグリップ部に収納することで、中心部から赤い刀身が伸び剣型のカリバーモードに移行する。

 ガンモード時には、パワートリガーを引くことでシルバーマズルからファンガイアが苦手とする純銀物質を含んだ弾丸・シルバーバレットを秒間30発、最大120発連射することが可能。

 カリバーモード時には、ファンガイアの皮膚に化学反応を起こして溶解させる刃・ブラッディエッジで敵を切り裂く。

 

 流星斬

 本来は刀身に太陽光を反射させ相手の目を眩ませ、その隙に斬撃を与える。光を反射させた刀の軌跡は流星の如く描かれるためそう命名された

 

 ファンガイア

 人間の姿を借り、人間の生命エネルギー「ライフエナジー」を糧として生きるモンスター種族の一種

 空中に2本の巨大な牙のような物体「吸命牙」を召喚し、それを人間の首に突き刺すことによってライフエナジーを一気に吸収する。

 襲われた人間は体がガラスのように無色透明になり、最終的に砕け散る。

 怪人態になる時、もしくは上記のライフエナジー捕食の際には、下顎に派手なステンドグラス状の模様が浮かぶ。

 動物に似た姿をしていることから通常は「(動物名)ファンガイア」と呼称されている。

 ステンドグラスに似た外観の体組織を備え、本来の姿ではその組織に人間体の顔が映り会話することができ、戦闘時には組織から専用の武器を召喚する。

 中には人間体の顔を写さなくても会話できる物もいる。

 また、同族であっても、個体ごとに戦闘能力の差異がかなり激しい。

 「人間を食料として見る」以外、思考・行動様式は人間とほとんど変わりがなく、多くがごく普通に人間社会に溶け込んで生活している。

 ただファンガイアは人間と比較して圧倒的に長命(青年期までの成長スピードは人間と同一だが、老化は極めて遅い)、老化しにくい肉体のカモフラージュの為に時代ごとに様々な職業を転々としながら長い年月を過ごしている。

 一部wiki参照

 

 それでは次回。[月&詠に迫る魔の手!]お楽しみに!

説明
この作品は恋姫†無双と仮面ライダーのクロス作品です。

BLACKさんの作品に感化され、勢いで書いてしまいました。

楽しんでいただければ幸いです^^;
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2013 1834 13
コメント
sionさんって特撮ssは読まないみたいなことを外史の統一者3−32のあとがきで言ってたけど・・・角を立てたくないのかして許可だすんだね(SAS)
一刀の変身するライダーは主人公ライダーだけじゃないんですね。(BLACK)
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恋姫†無双 真・恋姫†無双 平成仮面ライダー 

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