真・恋姫夢想 ある金木犀の秘密日記 七夕編 |
今日は七月七日。
あいついわく、今日は七夕とか言う、天の国の催しの日、らしい。
竹に短冊という紙切れをつるして、そこに願い事を書いておくと、それが叶う・・・かもしれないそうだ。
その七夕の由来も一応聞いてみた。なんでも、ある一組の仲睦まじい夫婦神がいたそうなんだけど、あまりにも仲が良すぎて、ぜんぜん仕事をしなくなったらしい。なもんで、それが天帝の怒りに触れたらしく、二人は天の川を挟んで別れ別れにされ、年に一度しか会うことをゆるされなくなったそうである。
それがなんで願いが叶うという話に繋がるのか分からないけど、華琳様を始め、みなそろって願いを書いた短冊を、和気藹々としながら吊るしている。
まあ、一応。わたしも願いを書いて吊るしておこうかな?
「・・・・・・どうせ、叶いっこないけど」
そう。
私の願いなんて、絶対叶うはずがない。
とはいえ、これをみんなに―とくにあいつには絶対見られるわけにいかない。
だから、ちょっと小細工しておいた。
短冊を、こっそり二枚用意して、それぞれに別の願いを書いた。
それを二枚重ね合わせて、のりでくっつけて、竹の枝に吊るした。
一枚目。みんなに見える表面には、私らしいと思わせる、こんな願いを書いた。
「華琳さまに、毎日可愛がってもらえますように」
と。
そして、その下のもう一枚に書いたのは、あいつへの、この私の真実の想い。
「一刀が、私だけの、“ぺっと”に、なりますように♪」
説明 | ||
所要時間三十分の即興ネタ。 一応、七夕ネタです。 後悔?何それおいしいの?w じゃ、そゆことでw |
||
総閲覧数 | 閲覧ユーザー | 支援 |
12915 | 10485 | 43 |
コメント | ||
「私が、一刀だけの、“ぺっと”になりますように♪」の間違いのような気もしてくる今日この頃。(mokiti1976-2010) 逆に桂花が一刀の“ぺっと”になるんじゃないかと期待してみたり♪(さとッチ) そういや真・恋姫でも奴隷にしたがってたよね(きの) では、一刀は華琳のペットのペットだなww(聖槍雛里騎士団黒円卓・黒山羊) 逆に自分がそうなりそう(二枚目の願い)な・・・ゲフンゲフンw (村主7) |
||
タグ | ||
恋姫 七夕 桂花 | ||
狭乃 狼さんの作品一覧 |
MY メニュー |
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。 |
(c)2018 - tinamini.com |