第一章 幼女好きが集う聖地(サンクチュアリ)
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 第一章 幼女好きが集う聖地(サンクチュアリ)

 

 

 1

 

「とゆうわけで冒頭に戻る、と」

「戻ってないよーー・・・」

「きゃーーー、喋ったーーー。こいつ、動くぞ!」

「いやいやー。人間だもの」

「なんか悟り開いた(笑)それよりさー、名前なんってゆうの?」

 俺はたわいもない会話をした後聞いてみたり。ちなみになんで日本語話せんのーー?とか気にし

たら負けですよ。

「ふぇっ。え、えと、わたしの名前は・・・」

「アリスちゃんDA−−−!!」

 俺はアリスちゃん(笑)が名前を言う前に激しい奇声を上げた。戸惑うアリスちゃん。可愛いよ

ー。げふんげふん。

「えっと、その、あの。わたしの名前は・・・」

「アリスちゃん以外受付ねーーー!!」

「そんなぁ。で、でもね、わたしおにいちゃんがそう呼んでほしいなら・・・ア、アリスでも・・・

いいんだよ」

 上目使いでこっちを見て言ったあと急に恥ずかしくなったのか下を向いてしまうアリスちゃん。

可愛いなーおい。ロリコンじゃないがり勉野郎も籠絡してしまいそうなアリスちゃんを見ていると・・・

 

俺はいつの間にか勇者になっていたwww

 

「あのー、アリスちゃん・・・」

 

 アリスちゃんはドキドキしているのか、下を向いたままこっちを向いてこない。

 

 ネジまで飛んじゃう渡邊さん、さてさてどうなる?

 

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 2

「アリスちゃん。俺、俺、俺、俺のことお兄たんって呼んでくれないか?」

 (言ったーーーーー。言えたよパパン、ママン、ネネン(笑)僕、大人の階段飛んじゃったYO)

 

「いいよ。」

「え?」

「おにぃ、たん?」

 

 ぎゃあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっっっっ!!!!!!!!!!

 

「お、おにぃたんっ?!鼻血でてるよーーーーー」

「なんだってぇ!」

「ティッシュで拭かないとーーー」

「そんなやり方では駄目だ!!いいかアリスしゃんっ。は、鼻血が出た時にはね、アリスちゃんのつ

るぺたの胸に俺の顔をうずくまらせるんだ!!!」

 

 やべぇ興奮しすぎて噛んじゃってよww

 真っ赤になるアリスちゃん。

しかし、アリスちゃんは俺を助けるために俺の顔を自分の胸に勢い良く引き寄せたーーーー

ー!!!

 (聖地“サンクチュアリィィィィィィィィ”)

 

 ぶしゃーーーーーーー

「ふぁぁぁぁぁっ」

 激しく叫ぶアリスちゃん。無理もないだろう。

 血だらけだものwwww

 

 その後アリスちゃんは、血だらけになった可愛いワンピースの代わりに俺の部屋に置いてあった

黒を基調としたロングスカートのゴスロリドレスに着替えた。

「ゴメンネおにぃたん。わたしのせいで」

 どうやら自分のせいで俺を血だらけにしてしまったと思ったらしく酷く落ち込んでいるようだ。

「アリスちゃんが悪いわけじゃないよ・・・」

「うん」

 アリスちゃんはしばらく部屋の隅で膝を抱えていた。

 (なんか元気づける方法ないかな?)

 そんなことを考えていると、地獄の来客者の来訪を告げるチャイムが狭い六畳間に鳴り響いた。

 

 ゾクゾクっ!!!

 「ん?どうしたのおにぃたん?」

 

 ドッキリホラー大賞で、惜しくも銀賞になってしまった時のようなひきつった表情の俺に対し、

心配そうに声をかけてくるアリスちゃん。

 

 「悪魔殺し(デイモン・キラー)の委員長だ(/_;)」

 

 

 

 

 

 

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二つ名ってかっこいいよね!
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