外史とは?

???

閻魔「クフフ…　どうやら正史での記憶が…いえ、正史を辿った外史の記憶が一刀君に流れてきてるみたいですね…　　彼はどれだけ一刀君に縋るんでしょうかねぇ…　ｸﾌﾌ…♪」

??「なぁ、閻魔……何故、自分をこの空間に呼んだんだ?」

閻魔「簡単だよ、白栗…いや、ここでは破壊神シヴァよ…」

白栗/シヴァ「その名はよせ…　あくまで自分はシヴァと同化した人間だ…彼の力を使えても所詮は人だよ…一刀と一緒のな」

閻魔「ｸﾌﾌ　謙遜しないでください♪　貴方が破壊した「あの外史」が新たにこの物語を生んだだけですから♪」

白栗「……」

魏国

華琳「いったい何者!?　貴様はなぜこの国を攻め滅ぼそうとする!?」

シヴァ/白栗「……こうすれば北郷一刀は外史の輪廻から解放される…もう、彼を悲しませる必要もない」

重臣達「「「な!?」」」

霞「どういうこっちゃ!!　説明せい!!」　ﾌﾞｫﾝ　ﾋﾟﾀｯ

霞「!?」

シヴァ「我はシヴァ…外史を破壊し新たなる外史を創造する者なり…　ﾌｩﾝ!!!」　ﾄﾞｶｯ

霞「かっはぁ…」　ﾄﾞｻｯ

全員「「「霞!!（様）」」」

その後は地獄絵図である…人々は蹂躙され女傑達ですら手も足も出なかった。

しかし…

全員「「「一刀が作ったこの平和は壊させない!」」」

シヴァ「……主よ…(なんだシヴァ?)　何故、この者達は我に向かってくる?

(大事な物を守るためなら人間は神にすら刃向かう事さえ出来るのさ…)　そうか…」

しかし、無情にも世界は崩壊してゆく…

白栗「終ったか…　ごめんな、華琳…自分も君を愛していたんだ……　気持ちはわかる……けど、駄目なんだ…一刀は自分みたくなっちゃいけない…」

白栗「あぁ　そうだな　けど、結局…一刀が正史で死ぬ定めを変えられなかった…そして外史の住人に成ろうとしてる…　閻魔何で君は彼を外史に招いた?　別の正史の一刀が君の敵である左慈達否定派をすでに壊滅させたのにもかかわらず…」

閻魔「クフフ　愚問だよ……僕は肯定派じゃない。　あくまで研究者だよ…」

白栗「……って事は自分も研究材料ってことか」

閻魔「そう言う事♪　けど君を操る気はないよ　だって君は僕ですら出来ない神との同化をしたせいでコントロールできないもん♪」

白栗「…はぁ……だったら条件がある。　全ての外史を彼が回ったら彼に最初に言ったあの約束を守って欲しい…　俺が破壊したのは間違ってたからな…」

閻魔「うん、解ってるよ…　約束を破ったらこの左手じゃ済まないもんね…」

そう言って閻魔は左手の義手を撫でる

白栗「そうだな…あの時の一刀は今の自分でも抑えきれるか解らない…　ホント不思議だよ……北郷一刀はね」