夢のお話 |
気がついたら駅のホームらしきとこにいた。
周りには建物がなく、線路は単線だ。霧もかかっている。ホームには人が数人いた。みんな私と同じ状況らしく、ホームをうろうろしている。5,6人くらいだろうか。
訳が分からないがどうすることもできないのでボーっとしていると、電車がきた。一両だけだが。中からよく漫画で見る車掌の服装の人がでてきて、低い声でこう言った。
「皆様お乗りください。案内します」
一体どこに案内するのか分からないがここに居ても仕方がない。全員顔を見合わせて次々に乗っていく。やはり同じ考えのようだ。
ただ乗っているだけも暇なので、どんな人がいるのか確認することにした。乗客は自分を合わして6人。男性が4人で女性が2人。年齢は若い人が多い気がする。とりあえず私は自己紹介をしようと思ったが空気が重く、チキンな私にはできなかった。その状態で1時間程だろうか、車掌さんが
「もうすぐ到着ですのでしばらくお待ち下さい」
それから10分程で電車が止まった。窓はスモークがはっているのか外が見えない。仕方ないので出て行くと、目の前に大きいお屋敷が飛び込んで来た。やはりみんな驚いている。ふと振り返ってみるとホームから電車が消えていた。いや、ホームさえも消えていた。線路、電線などのものは、まるで最初からその場にはなかったように。あるのは目の前のお屋敷だけだ。仕方がないのでみんなで入っていく。
入ってすぐに部屋割りを書いた紙がはってあり、名前が書いてある。もちろん私の名前もそこにあった。荷物も何も持ってなくあるのは己の身だけだが、とりあえず全員が割り振られた部屋に行くことにした。恐る恐る部屋に入ってみると、そこは自分の部屋だっだ。部屋の間取りも、家具の配置までもが自分の部屋と同じなのだ。違うのは部屋にユニットバスがあるくらいか。パソコンに電源を入れてみるがHDDの中身まで一緒だった。ここは一体どこでなんのために連れてこられたのだろうか……。
ふと時計を見てみると13時を過ぎたところだった。お腹から音がする。何か食べ物を漁りにいこうと部屋からでてみると扉の前に私が大好きなものがおいてあった。チョコ、ケーキ、飴、ジュースのお菓子類からカップ麺まで幅広い。しっかりポットまである。これではまるで、話題の引き篭もりである。お腹からの音は相変わらずするので疑いながらも口に含んでみた。おいしい。
「みなさまホームまでお越しください」
私は放送で目が覚めた。あの車掌さんの声だ。時計を確認しようとしたが、時計はなくなっていた。そしてそこは、私の部屋ではなくなっていた。確かに私は自分の部屋らしきとこで寝た覚えがある。だがここは私の部屋ではなく、普通のホテルの一室みたいだった。寝ている間に歩きでもしたのだろうか。とにかく放送でホームへ来いと言われたので部屋から出ることにした。
お屋敷から出ると周りは暗く、目の前にホームが復活していて電車があった。他の人は既に電車に乗っているらしく人影がちらほらとある。私も急いで電車に乗り込む。
このまま乗っていたらどうなるのかは分からない。だが移動手段がこれしかないので家に帰りたければ乗っておくしかない。考えても仕方がないので私は次の目的地まで一眠りすることにした。
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