メリーさんと一緒にコーヒー豆屋いきたい　ある日の朝コーヒーを飲もうとしたら豆の在庫が尽きかけていたので行きつけのお店に電話して焙煎をお願いするんだけど受け取りにメリーさんも連れていきたい　メリーさんSTOでバイトしてたからやっぱりコーヒーのこととか結構詳しいのかなって思って聞いてみたら当然知ってるわよって得意げにしてたからじゃあアラビカ種とロブスタ種の違いってわかる？って質問してみたらえ？おっきいエビみたいな奴でしょコーヒーとなんの関係があるのよってきょとんとするメリーさんかわいい　違うよコーヒー豆の種類の話だよって言ったらメリーさん顔を赤くしてしっ知ってたわよ紛らわしいから間違えただけだってばって取り繕おうとするんだけど知ったかぶりがバレて照れてるメリーさんかわいいからよしよしって頭撫でたい　そして馬鹿にしてるでしょ！ってぷりぷり怒るメリーさんをかわいがりたい　モカとかキリマンジャロくらいは知ってるってメリーさんが言うから多分メリーさんが知ってるのは全部アラビカ種の豆だねって教えてあげたらじゃあもう一方のはなんなのよってわけがわからなさそうにしてるメリーさんに説明できる範囲で解説してあげるんだけど結局ちんぷんかんぷんであーもう！全部コーヒーなんだから一緒くたでいいじゃない！って爆発しちゃったからメリーさんをなだめつつ残ってる豆でカフェラテを二人分入れて一緒に飲みたい　それから正午を回った頃メリーさんとお昼を食べに行くついでにさっき電話した店に豆を受け取りにいくんだけど店の近くまで来た時点で周囲に漂いまくるコーヒーの匂いをスンスンと嗅いでるメリーさんかわいい　扉を開けた瞬間視界に広がるたくさんの種類のコーヒー豆や器具を見てはーってちょっと圧倒されてるメリーさんの手を引っ張って中に入りたい　店の人に名前を告げて焙煎してもらった豆を受け取り会計を済ませてる間興味深そうに店内をちょろちょろ動きまわってるメリーさんかわいい　コーヒー豆ってたくさん種類があるけどそんなに違いがあるのかしらってメリーさんがつぶやいてたのを聞いた店の人がよかったら試飲して比べてみますかって言ってくれたので一緒に飲ませてもらいたい　果たしてメリーさんにその違いがわかるかどうかは俺もすごく気になるところだったけど一杯目と二杯目で苦味と酸味の有無に違いがあるってちゃんとわかったメリーさんを讃えてあげたい　試飲を終えたメリーさんがケースの中に入った白い豆を見てこれは何？って聞いてきたからこれは生豆って言って焙煎する前の豆だよって教えてあげたあとうちにも焙煎用の手網があったのを思い出したしせっかくだから生豆もちょびっと買っていきたい　焙煎って家でもできるんだ？ってメリーさんが言うからSTOでは自家焙煎してなかったの？って聞いたらなんかよく覚えてないというかわからないみたいだったからじゃあ一緒に焙煎してみようって誘う俺にうんって素直に応じてくれるメリーさんかわいい　ひとまずこれで豆屋での用事は済んだのでお昼ごはん食べておやつのドーナツを買いメリーさんとぽてぽて歩きながら帰るんだけどその間に記憶を掘り返して焙煎の手順を思い出したりしてたらメリーさんと一緒に焙煎する様子を想像しちゃったのをきっかけに二人で喫茶店経営して生活できたら幸せだろうなとかそんなところまで妄想をエスカレートさせつつおうちに帰りたい　焙煎してもらったばかりの豆も買ってきてはいるけどせっかくだしメリーさんが興味無くす前に焙煎するところを見せてあげるために帰宅したらすぐ押入れをあさって手網を探し出したい　金属製のフタ付きの網に木の取っ手がついただけのシンプルな構造を見てほんとにこんなので焙煎できるの？って訝しげにするメリーさんだけど以前借りてコピーした解説書を見せたら納得してくれたのでその勢いでじゃあメリーさんやってみる？って振ってみたらで、できるわけないじゃん！やったことないのに！って言うんだけど失敗しても飲む用の豆は別に買ったし大丈夫だよ何でも経験だと思ってさって説得したら…しょうがないわねって少しばかり好奇心を禁じ得ない感じで応諾してくれるメリーさんかわいい　手網焙煎してるとだんだん手元が熱くなってきて低温火傷しそうになるからメリーさんには軍手をつけてもらい右腕のカバーは外させてからコンロの前に立たせて豆を入れた網を火にかけひたすらゆっさゆっさと揺さぶる作業をさせたい　俺が隣で解説書を見ながら指示を出してメリーさんが網を揺するわけだけど最初の数分は見た目にあまり変化がないからメリーさんちょっとつまらなさそう　お店の人もこんな地道な作業してるのかしらってメリーさんがちょっとこの作業に疑問を感じてたからお店の人は専用の機械を使ってるよって言ったら機械があるなら使えばいいじゃないこんな原始的な方法しなくても…ってもっともな不満を漏らすけどまあ大抵の場合生豆で買ったほうが安いし鮮度の高い豆が手に入るからメリットはあるよって教えたい　不満そうな顔をするメリーさんにしばらく辛抱して揺さぶり続けてもらったら豆の匂いが香ばしくなり見た目も茶色く色づき始めるなど変化が出始めたのでほらメリーさんだんだん焙煎されてきたよって言ったらそうみたいねでもこれ火からの距離を保ったまま揺すり続けるの結構疲れるんだけどって言うから代わってあげたくなったけど最初から最後までメリーさんに体験して欲しいし交代することをメリーさん自身も望んでないだろうからもうちょっとの辛抱だよって応援したい　しばらくすると焙煎の進んだ豆がパチパチ鳴りながらはじけ始めてメリーさんちょっとびっくりするんだけど次々はじける豆を見てなんか楽しくなってきたって若干興奮気味に話すメリーさんかわいい　このあたりになると煙がもうもう出始め煙たくなったり豆からとれた皮が上昇気流に載って台所のあちこちを舞い始め後の掃除のことを考えるとちょっと憂鬱になったりするんだけど熱気に汗かきながら一所懸命焙煎を続けるメリーさんの素敵な姿を見てるとそんなの気にならなくなるよメリーさん　焙煎開始から15分弱経過して豆の弾ける音がパチパチからピチピチに変わり始めたのでそろそろ頃合いかと思いメリーさんにそのへんでいいよって終了の合図を伝えたい　意外としんどかったって言うメリーさんにお疲れ様と労をねぎらいつつ焙煎の終わった豆をドライヤーで冷やす作業をしたい　仕上がった豆を見てるとやっぱり豆ごとに焙煎度合いのばらつきがあってお店で買った豆に比べるとちょっとアレだけど最初はこんなもんだよねと以前自分が焙煎したときのことを思い出したい　ホントは焙煎後すぐ飲むよりはある程度時間をおいたほうが美味しいんだけどやっぱりできたては飲んでみたくなるものなので熱が冷めた豆をミルに入れて粉にひいた後早速コーヒーを入れてメリーさんと一緒に飲みたい　自分で焙煎したコーヒーの感想を聞いてみたところまあそれなりじゃない？って謙虚な感想を述べるメリーさんいい子だなあってにやけてたらそれよりアンタはどう思うのよって聞かれたからメリーさんが焙煎したコーヒーが美味しくないわけ無いじゃないって言ったら真面目に味の感想聞いてるのに！って怒られた後ちょっとしまったと反省しつつ黙ってドーナツかじりたい　そしてその日の晩おやすみの時間が来たのでメリーさんとそれぞれ布団に入って寝ようとするんだけどメリーさん今日一日でコーヒー飲み過ぎてしまい寝付けなくなってしまったみたいで寝られるまで落ち着くように頭撫でてあげたいんだけど余計なお世話よって断られたからどうしようと悩んでたらメリーさんいきなり起き上がってちょっと疲れ果てて眠れるようになるまで外走ってくるとか言い出したから一緒にジャージに着替えてメリーさんと夜のジョギングに繰り出したりするのも楽しいと思う